魔力量Eでワンピースの力を持ってやっていきます。   作:costフィーバー

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10話

ジュエルシード同時発動の一件の後、リンディ提督が家族や友達に顔を見せた方が良いとの事で学校に行き、学校が終わった後、僕は現在、自宅の地下の鍛錬場でオペオペの能力と武装色の硬化、あと魔力感知の特訓をしていた。

オペオペはドーム状にサークルを展開するのではなく、自分の身体や武器に纏わせる様に展開する方法やっているわけだが、うーん難しい。今までドーム状に展開してきた所為かな?

まあ、目標の武装色の硬化と魔力感知は出来る様になったし、休んでとっとと出よう。ここは外界から遮断されているからな。クロ官には出来無いと言ってしまったが何時使おうかねー。

グッスリ寝て起きて、鍛錬場から出る。そして地下から出る。

 

「?」キョロキョロ

 

ふと僕の後ろに何か居たような気がしたが気のせいか?アースラに居る間は感じないが、最近なーんか変な気配がするんだよなー。見聞色じゃ何も引っ掛からないし、幽霊?武装色を纏わせた糸を振り回してみるか?いや、やめよう。別段僕に害がある訳じゃ無いし。うらめしやーみたいな事になるのは嫌だ。

買い物でもしてくるか。食材も少なくなっているし。準備を済まして出ると、何故か狼姿のアルフが負傷した状態で家の前に倒れていた。

 

「おいアルフ、大丈夫か?」

 

「…………。」

 

返事が無い。突っついても反応無し。こりゃ気絶してるな。取り敢えず、アルフを担いで家に運び、ベッドに寝かせた。オペオペの能力で傷は治しておいた。うーん……人間と動物両方の免許取れるかな?いやいや、今はそんな事どうでもいい。

やっぱりアースラに連絡した方が良いよなー。けど起きた瞬間またガウーってなったら困るし。どうしたもんか。

 

「う………ここは……。」

 

アルフが目を覚ました。

 

「おーアルフ起きたか。一体何が有ったんだ?というかフェイトはあれから大丈夫か?」

 

急にアルフが僕に飛びついてきた。何も構えて無かった僕は受け身も取れずに押し倒された。

 

「ゴッハァ!いきなり何すんだ!」

 

「頼む!フェイトを助けてやっておくれ!あの子は何も悪く無いんだ!」

 

「その前にどけや!」

 

アルフをベッドに放り投げる。

 

「ギャン!何をすんだい!」

 

「お前がのしかかって来るからだ!取り敢えず、フェイトを助けろとはどういうことだ?」

 

今まで邪魔すんなコノヤローだったのに。

アルフの話を聞くと主に二つの事が分かった。フェイトがジュエルシードを集めるのはフェイトの母親であるプレシアからの指示である事、フェイトがプレシアの所に行く度に暴力を振るわれている事が分かった。フェイトの身体中に有った傷はその跡か。うん、プレシア殺そう。オペオペの能力で内蔵取り出して握り潰したり串刺しにしたりしよう。いや、殺人はマズイ。武装色硬化させた腕で全力で顔面を殴りまくろう。よし、それでいこう。

 

「となるとアルフ、お前の身柄を管理局に渡す事になるがいいか?」

 

プレシアの本拠地が分からんから、僕一人じゃ無理だ。

 

「ああ、いいよ。」

 

「ちゃんと話せよ。少なくともあいつらはいい奴だからな。」

 

管理局の在り方を聞いたら、結構黒な部分が多い組織だなーと思ったからな。人材不足で一人あたりの仕事量は多いだろうし、警察と裁判所のセットみたいだからお偉いさんは汚職し放題だろうし。

 

「ブレード、アースラに通信を繋いでくれ。」

 

『了解。』

 

数回のコール音が鳴ってから、クロ官の補佐のエイミィさんが出た。

 

『はいはーい、こちらアースラ。祐君何か有ったの?』

 

「あーエイミィさん、フェイトの使い魔のアルフを見つけました。」

 

『っ!何処何処!!』

 

さっきのはいはーいの余裕はどこに?

 

「僕の隣に居ます。アースラに連れて行きたいんで僕の家の前に転送ゲートをお願いします。」

 

『了解!』

 

僕はアルフをアースラに連れて行った。そしてその間暇だから、食堂でチャーハン(何故かある。)を食べて、テーブルに突っ伏して寝た。

 

 

 

 

「祐、起きて。」

 

「うーん、三十六秒、七十二分、百八時間寝かせて。」

 

「何故その数字と時間が出てきたかは分からないけど取り敢えず起きて、次の作戦を話すから。」

 

「解った解った、起きる起きる。んで話してちょ。」

 

起こしてきたのは人型のユーノだった。あー寝た寝た。

作戦を聞いてみると、こちらが持っている全てのジュエルシードをなのはが持ち、それをエサにフェイトを誘き出して、お互い全てのジュエルシードを賭けてなのはとフェイトが決闘する。その間に逆探知やら追跡やらの準備をする。そしてフェイトが逃げる時、あるいは前みたいにプレシアが電撃ブッパをしてきた時に本拠地の位置を特定する作戦だった。ジュエルシードを全部奪われたどうすんだと聞いたら本拠地特定して捕まえればいいっしょとのこと。あのお堅いクロ官がねー、よくオーケーしたな。負けるよりは買った方が良いが、なのははフェイトに勝てるかな?おそらく、魔力はなのはが上だが扱いがまだアレだ。あと攻防が高い。逆にフェイトは魔力がなのはよりは少ないが扱い慣れている。んでスピードが速い。ちなみにギア2なら追い付けます。うーん、魔法戦となれば、どの位の魔力差までだったら技術で補えるか僕には分からん。僕は魔力全然無いし。

 

「祐、聞きたい事が有るんだけど。」

 

「何だ?」

 

というよりまだ居たのか。

 

「クロノ執務官に話してた覇気について詳しく教えて。」

 

クロ官め、普通に公開しやがったな。お偉いさんにも報告したのか?まあ、誰でも使える可能性が有るとは書いてあるし、大丈夫か。

 

「クロ官から聞いてるなら僕が言っても変わらないと思うけど。」

 

取り敢えず、ユーノに何処まで覇気について知ってるか聞いたが、

 

「うん、ユーノ、僕から話す事は無い。というか、まんまじゃないか。何で急にそんな事聞いたんだ?」

 

「実は古い歴史書でそういう言葉が有ってね。」

 

歴史書であった?っていう事はやっぱり覇気そのものは誰にでも有るって事か。悪魔の実は存在するし。

ちなみに修得方法はまだクロ官にも言ってない。というか聞かれてない。もしかしてクロ官、抜けてる?まあいいや。

なのはが作戦の要だし、なのはの所に行ってみるか。そういやユーノが聞いてるならなのはも覇気の事は聞いたのかな?

 

「ユーノ、なのはの所に行ってくるな。」

 

食堂から出て、なのはが居る部屋に向かう。

 

「なのはー、入るぞー。」

 

入ると、なのははベッドの上に体操座りで座って居た。なのはの頭上にはジュエルシードが浮いている。なのはの近くに行き、

 

「おーいなのはー、聞いてるか?」

 

「…………。」

 

無反応………無視?試しに見聞色で探ってみると、緊張していて精神統一中って感じだな。寝てるかと思った。邪魔をするのも悪いし出てくか。回れ右をして扉に向かう。

 

「待って。」

 

「え、ってオワァ!?」

 

なのはに腕を掴まれ、僕はバランスを崩して倒れた。あ、やべぇ。見えて無いが、感覚からしてなのははまだ僕の腕をベッドの上から掴んでいる。んで僕は床に倒れた。

 

「え…………」

 

「あ。」

 

「………ゆ…祐君の腕が伸びムグッ!?」

 

大声を出す前になのはの口を手で塞ぐ。

 

「あのなのはさん?言いたい事が有るんだろうけどけど、取り敢えず大声は出さないで。」

 

なのはが頷いてから手を離す。

 

「祐君、今のは?」

 

「………………………。」

 

やべぇやっべぇやっべぇよ!どうするどうしようどうしましょう!!

複数の悪魔の実の能力を持っている事がばれたら面倒くさい事になるぞ!

help!神様!!何でレアスキルで済むような世界にしなかったんだよ!!

 

「あー、えっとーそのー……」

 

「超人系悪魔の実?」

 

なのはよ、勘が鋭くなってるな。というか当たってる。初見でよく当てたな。いつの間に勉強した。

 

「なのは、さっきの腕については黙っててくれ。」

 

「どうしようかな〜。」

 

こいつめ、さっきの緊張は何処にいった。さてどうする?

 

「覇気はクロ官から聞いてるか?」

 

「うん。」

 

よし、上手くいくか?

 

「口止め料として、フェイトの件が終わったら覇気を教えるからさ、それで勘弁してくれ。覇気と魔法を組み合わせれば、かなり強くなれるぞ。」

 

運動音痴ななのはには、覇気の修得は正直無理だと思うけど。

 

「今すぐは駄目なの?」

 

「修得に専念しても、年単位はかかる。下手したら、一生かかっても修得出来無いかもしれない。」

 

なのはが考える素振りをして、

 

「じゃあ、さっきの事は誰にも話さないから、この作戦が終わった後でちゃんと覇気を教えてね。」

 

「約束するから喋らないでくれよ?」

 

取り敢えず、よかった〜。

 

「んでなのは、フェイトに勝てそうか?」

 

「分からないけど、レイジングハートと一緒に切り札を作ったよ。」

 

秘策ありってとこか。

 

「………あ〜口下手な自分が情けない。まあ、頑張れ。いざという時は、僕が何とかする。」

 

何とかするって自分で言っちゃったけど、どう何とかしようか?

 

「うん。」

 

さて、そろそろ作戦開始の時間だ。お外へレッツラゴー。

 

 

 

 

これからなのはとフェイトが決闘を行う予定の領域で、なのはから離れた位置に僕、ユーノ、アルフがいる。

にしても、結界張って中の空間を色々弄ったらしいが、海上に廃ビルとかあるもんなー。単純に結界なら、僕は不可視が限界だ。本気の結界は鳥カゴを使う。もちろん、通信(魔力系も)も遮断出来る。

僕は空中に張った糸に座って見聞色の覇気を発動している。ユーノとアルフは陸に立っている。

 

《祐。》

 

《何だ?フェレットかフェレットもどきか淫獣。》

 

《祐が何をしているか気になって聞いただけなのにそれは酷くない!?》

 

集中してんだから話しかけるな。

 

《見聞色の覇気と魔力感知でプレシアの攻撃に警戒してるんだよ。前の時みたいに雷ドッカーンされるのを防ぐ為に。》

 

《防ぐ手段はあるのかい?おそらく、プレシアが介入してくるとしたら、二人が消耗した所だと思うけど。》

 

へー。

 

《ユーノ、まだ僕が弱いと思ってるのか?》

 

《あ、いや、そういうわけじゃなくて……いくら何でもあの攻撃を防げるのは、なのはぐらいの魔力を持った魔導師による防御魔法じゃないと。》

 

あー成る程。多分、僕とユーノで考えてる事が違うな。

 

《ユーノ、多分おまえが考えてる事と僕がやろうとしてることは違ってるぞ。》

 

《え?》

 

僕がやろうとしてるのは、『防御』というよりは『受け』だからな。

お、フェイトがやって来た。

 

《んじゃユーノ、フェイトが来たし、話しかけるなよ。》

 

さて、観戦もしますか。




主人公の無双、もうすぐ始まります。
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