魔力量Eでワンピースの力を持ってやっていきます。   作:costフィーバー

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12話

「あれ……此処は……知ってる天井?」

 

『何を言ってるのですか?マスター。』

 

周りを見渡すと医務室のベッドに寝かされていた。あーそうだ、体力が無くなってアースラに戻った直後に寝たんだったな。いやーオペオペの能力って戦闘で使っても体力の消耗が激しいのに医療方面で使えば更に消耗が激しいんだよなー。武装色の覇気も少なからず消耗するからな。体力を上げておかないと。

 

「ブレード、どの位寝てた?」

 

『一日程です。』

 

寝過ぎだな、僕。

 

「今何時だ?」

 

「お昼過ぎだよ!」

 

「グエッ!?」

 

ブレードに時間を聞くと、誰かが答えて僕に乗っかって来た。僕に乗っかって来た人物を確認すると、フェイト、にしてはこんな性格じゃ無かった様な。身長も少し小さい。もしかして、

 

「お前、アリシアか?」

 

「うん、そうだよ!」

 

アリシアが元気よく頷く。うーん、にしても何か初対面じゃない様な。

 

「なあアリシア、僕と何処かで会った事有ったっけ?」

 

「うん。」

 

何ですと!?

 

「何処で?」

 

「えっとー、私が幽霊になっている時に。」

 

「あー解った。大体解った。」

 

ていう事は、フェイトに会ってから見聞色の覇気には引っ掛からない気配はアリシアの幽霊だった訳か。成る程。

 

「不動、起きたか?」

 

「おークロ官。」

 

クロ官がやって来た。

 

「起きたばかりで悪いが、聞きたい事が有る。」

 

はあー、やっぱりそうくるか。

 

「え〜、クロノ君、祐君はまだ起きたばっかりだよ?」

 

僕はアリシアの事全く知らないけどアリシアは優しいなー。

 

「大丈夫大丈夫っと。んじゃ行こうか。」

 

僕はベッドから降りて聴取室に行く。

 

「さて、聞きたい事は主に三つ。君の腕が伸びていた事、アリシア・テスタロッサの蘇生、覇気の使用方法についてだ。」

 

覇気の修得方法について聞いてきたな。グラグラの実の事以外全部話すか。

 

「クロ官、約束してくれ。今から話す事はクロ官とリンディ提督だけが知っておいてくれ。記録に残すのも無しだ。まあなのはやフェイト達には言っても大丈夫かな?」

 

「それ程に聞かれたく無い内容なのか?」

 

「ああ。んじゃ話すぞ。僕は複数の悪魔の実の能力を持っている。」

 

「……不動、何を言ってるんだ。悪魔の実の能力は一人に一つだぞ。二つ食べればその瞬間死んでしまう。」

 

「いやいや嘘じゃねぇぞ!」

 

馬鹿な事言っていると思っているな、こいつ。

身体の色々な所を伸ばしたり骨に空気を入れたり、自分の身体を使った解体ショーをやったり(内臓を取り出すのは止めた)でやっと信じてくれた。ゴムゴムとオペオペの能力(不老化手術の事は言って無い。)とアリシアの事も話した。

 

「し…信じられない。一人で三つも能力を持っているなんて……。」

 

クロ官ビックリ!でも四つだよ。

 

「あ、人格移植はオペオペの実の能力な。後、能力を複数持ってる事は言いふらさないでくれよ。能力の登録とかはゴムゴムの実でよろしく。」

 

「ああ、約束する。(不動の扱いには注意しておかないとな。)」

 

よし、これで三つの内二つ説明し終わった。後は、

 

「ブレード、覇気の修得方法のデータを送ってちょ。」

 

『了解。』

 

送ったデータをクロ官が読む。

 

「何というか……普通の武術の修行と変わらない様な気がするな。」

 

まあ、他の言葉に言い換えれば、気配とか気合とか威圧とか諸々だからな。

 

「だとしても、修得に一生時間を掛かけても使える様になるとは限ら無いぞ。まあ、魔法じゃなくて接近戦がバリバリ出来る奴なら数年で使えるかもな。後才能による。」

 

「成る程。近接型の魔導師や騎士には適しているという訳か。」

 

騎士ってベルカ式を使う奴のことだっけ?確かとある調べ物でブレードのデータに守護騎士っていう単語が有ったな。

これで三つの説明おしまい。

あ、そうだ。アリシアは僕に乗っかって来たが他のみんなは何処に居るんだ?見聞色の覇気を発動させる為に僕は目を閉じて集中する。

 

「不動?」

 

「ちょっと黙ってちょ。」

 

「…………。」

 

なのはとユーノはアースラに乗っていない。アリシアは医務室、フェイトとアルフは拘束されてるな。プレシアは知らん。

 

「クロ官、何でフェイトとアルフが拘束されてんだ。」

 

「(見聞色の覇気か。)フェイトとアルフは重要参考人だ。申し訳ないが護送室で隔離になる。」

 

えー会えないの。

 

「勝手に会って来て良い?」

 

「駄目に決まっているだろ。そんな事をしたら次は君を拘束する事になる。」

 

「クロクロクロ官ケチボンクロ官クロ助クロ吉クロ太死ね。」

 

「公務執行妨害で逮捕するぞ。」

 

「そん時は全力で抵抗してやるよ。んで、結局会えないの?」

 

「ああ。」

 

オペオペの能力ならセキュリティ抜けられるんだけどな。見つかったらまずい。はあー、帰って体力強化でもするか。

 

「んじゃ、なのはとユーノは地球に戻ったっぽいし、僕も行くなー。」

 

僕はアリシアにさよならを言って地球に戻った。

 

 

 

 

 

 

アースラを出てってから数日が経った。あった事と言えば、なのはとユーノに僕の悪魔の実の能力を暴露した。ちなみにゴムゴムとオペオペの能力の説明をしたがオペオペの能力は見せてない。

そして鍛錬では体力強化やら使ったカードリッジに少ない魔力を込めるやら夜を振り回したりしていた。但し重過ぎて身体強化魔法を使わないと持てないが。後、刀を雪走から秋水に替えた。重さは雪走より断然重いが威力がもの凄く上がった。黒刀最高!

で、今僕はアースラからの連絡で、フェイト(ついでに犬)がミッドチルダに護送される前に早朝に会えるそうなので海鳴臨海公園に向かっていたわけだが、

 

「フェイトちゃん。」

 

「なのは。」

 

目的地にいくと、なのはとフェイトが涙を流しながら抱き締め合って居た。僕が来た意味有ったのか?取り敢えず、邪魔しちゃ悪いので少し離れた所に有るベンチにクロ官、アルフ、ユーノ、アリシアが座って居るのでそっちに行く。

 

「あ、ゆーうーく〜ん!」

 

「グエッ!?」

 

アリシアが跳びついて来た。痛い。

 

「いてて……おいアリシア、そんな勢いよく跳びつくのは止めてくれ。」

 

「祐君は全身ゴムだから大丈夫でしょ?」

 

「僕の場合は触られている部分は生身に戻るんだよ。」

 

アリシアが首を傾げ、

 

「う〜ん、よく解んない。」

 

「つまりだ、跳びつき禁止。」

 

「ええ〜〜〜」

 

ええ〜〜って言われてもこちらも痛いんだ。勘弁してくれ。

 

「で、クロ官、どの位の面会時間が有るんだ?」

 

「後、五十分程だな。」

 

なげーなおい。僕が入る余地は無いし帰ろうかな?いや駄目だ。ここまで来て帰るのはまずい。早く起きた所為で眠いしここで時間が来るまで寝よう。

 

「クロ官、暇だし寝る。」

 

「おい………。」

 

呆れるクロ官を無視しながら空中にイトイトの能力でハンモックを作ってそこに寝転がる。

 

「あ、私も「もう一つ作るからそっちで寝ろ。」ブ〜〜。」

 

何時ぞやの時みたいに上からプレスされるのは嫌。

 

「えい!」

 

「痛ッ!?おいアリシア、ハンモックをひっくり返すな!」

 

標高五mの所にハンモックを張って今度こそ寝た。

 

 

 

 

 

「もうすぐ時間だぞ、不動。」

 

「う〜ん、後一年間。」

 

「後五分で面会終了なんだが?」

 

「!?起きます!」

 

寝過ぎたチクショー!

慌ててハンモックを解く。

 

「グエッ!」

 

「あ、すまんアルフ。踏んじまった。」

 

落下地点に居るのが悪いんだぞ。

地味に顔を地面にめり込ませたアルフをほっといてなのはとフェイトの所に向かう。

 

「久し振りだな、フェイト。」

 

「久し振り、祐。」

 

僕の名前初めて呼んでくれたな。さて、何と言おうか。

 

「……あーそのーなんだ、姉と仲良くしろよ。んで裁判が済んだら地球に遊びに来いよ。」

 

「うん。」

 

反応イマイチ。うーん、こんな時どんな事言えば良いんだ?ま、なのはと仲良くなってりゃ大丈夫か。

そしてクロ官、フェイト、アルフ、アリシアにさよならをして、四人は転送ゲートでアースラに戻っていった。

 

「行っちゃったね。」

 

「うん、そうだね。」

 

なのは、ユーノ、そんなお決まりの台詞、言わなくてもいいだろ。

 

「あ、そうだ祐君。」

 

「何だ?」

 

「私に覇気を教える約束、忘れないでね。」

 

「へーイ。」

 

はあー面倒くさい。ちゃんと教えられるかな?僕。

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