魔力量Eでワンピースの力を持ってやっていきます。   作:costフィーバー

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A's編
13話


フェイト達が地球を去って数日後、なのはに覇気を教える為に、僕はなのはが魔法の練習をする海鳴臨海公園に向かっているわけだが、

 

「あー面倒くさい。眠い。」

 

『マスター、約束は守りませんと。』

 

「解ってるよブレード。だから今向かってるんだろ。」

 

なのはが指定してきた時間が学校に行く前の早朝。あー大変になりそうだよ。そして規則正しい生活になりそうだよ。まあそれは良いな。ま、生活リズムを崩す原因になってそうな鍛錬場はほぼ毎日使っているが。

 

コンッコンッコンッコンッコンッ

 

ん?空き缶を叩く音が聞こえてきた。音が聞こえる方に行ってみると、なのはが居た。近くにフェレット姿のユーノも居る。ほうほう、一つの魔力弾を空き缶に当てて地面に着かない様にしているという訳か。お、魔力弾が六つになった。

 

ココココココココンッ

 

おーおー早い早い。空き缶がフルボッコだぜ。

 

「あっ。」

 

空き缶が明後日の方向に飛んでいった。あちゃー、六つ同時のコントロールはまだ完全じゃないのか。フェイトとの決闘の時は五つだったもんな。

あ、そうだ。どうせなら二人を驚かすか。

 

「ブレード、三代鬼徹をプリーズ。」

 

『何をするのですか?』

 

「耳がでっかくなっちゃったー!みたいな事をやる。ROOM。」

 

僕は三代鬼徹を抜き、自分の首の部分にサークルを展開する。

 

「切断(アンピュテート)。」

 

首をチョンパし、三代鬼徹をブレードの中にしまい、左手で後頭部を掴んでおく。首の部分はタオルを巻いて隠しておく。よし、いざ出陣!

 

「よーなのは、おはよー。」

 

「あ、祐君おはよう。」

 

「ユーノも朝っぱらから魔法の指導お疲れさん。」

 

「はは、もう僕から教える事は結界魔法ぐらいしか無いんだけどね。」

 

つまりユーノは見てただけか。さて、やるか。

 

「二人共、ちょっとこっちを見て。」

 

「「?」」

 

二人共、此方を向いた。

 

「首が、取れちゃった〜★」

 

「「…………ギャ〜〜〜〜〜!!!」

 

「デュラハンなの〜〜!!」

 

「ゾンビだ〜〜〜!!」

 

はっはっはっ、最高。僕は首を元の位置にくっつける。二人共まだ叫んでるし。

 

「二人共、落ち着け。僕のオペオペの実の能力を忘れたか?」

 

「「〜〜〜〜〜〜あ。」」

 

思い出すのが早いな。

 

「驚かさないでよ祐君!」

 

「そうだよ祐。今のは心臓に悪いよ!」

 

「すまんすまん。ふと思ったんだけど、この能力でマジモンのお化け屋敷とか出来るんじゃね?」

 

「「祐(君)!!」」

 

「解った解った。もうしません言いません。」

 

あー面白かった。

 

「さて、覇気を教える為に来た訳だが、覇気を教える前に見せた方が良いかな。」

 

「見せるって?」

 

僕は持って来た袋から木刀を取り出す。面倒くさかったとは言え、色々準備はしてあるのだよ。

 

「ほれ、なのは。」

 

なのはに木刀(超軽い)を渡す。

 

「祐君、これを何をするの?」

 

「その木刀を使って僕に攻撃して来い。どうせ当たらないから遠慮無く振って良いぞ。」

 

「ム……。」

 

僕は目を閉じながら言う。お、突撃して来た。

 

「突きで腹を。」

 

「えい!……え。」

 

なのはの攻撃を僕は横に移動して避ける。最初から突きとは中々エグいな。先読みしてるぞ〜。

 

「横に振って首に。」

 

次は姿勢を低くして避ける。

 

「振り下ろして背中を。」

 

後ろに下がって避ける。そしてなのはも悔しがって僕に当てよう木刀を振り回すが掠りもしない。

 

「こうなったら、レイジングハート!」

 

「え!?」

 

木刀を捨てて、五つの魔力弾を生成する。おいおいまさかさっき空き缶飛ばしで使っていた………

 

「ディバインシューター!!」

 

ホーミング性能を持つ魔力弾が襲い掛かって来たー!まあ、全部避けるが。

 

「ウソ、何で当たらないの!?」

 

「ま、僕の身体能力も有るけど、これが見聞色の覇気ってね。覇気の説明はクロ官から聞いたまんまだし解らない事はないな?あ、先読みはなのはが木刀を使っていた時だけだからな。」

 

「あ……うん。」

 

よーし、予定が狂ったが武装色の披露だ。僕は目を開けて、追尾して来る魔力弾に掌を向ける。

 

「なのは、お次は武装色の覇気だ。しっかり見ておけよ。」

 

魔力弾が僕の掌に直撃する直前に消し飛んだ。残りの魔力弾も同様に消し飛ばした。

 

「え!?どうなったの!?」

 

「これが武装色の覇気。まあ、見えない鎧を纏っていると考えれば良いかな。」

 

「見えない鎧……。」

 

覇王色は論外だとして、ああ、武装色硬化も見せておくか。

 

「なのは、僕が渡した木刀を前に出して。」

 

「こう?」

 

「よしオーケー。」

 

そう言いながら、僕は一枚の折り紙を取り出す。

 

「それって、折り紙?」

 

「正解。これで今なのはが持っている木刀を切る。んじゃ見てろ。武装色硬化!」

 

僕の右手と折り紙が黒く染まる。

 

「折り紙が黒くなったの!」

 

ふっふっふ、なのはよ、驚くのはまだ早いぞ。

 

「そら!」

 

スパンッ

 

「にゃ!?」

 

「紙で木刀が切れた!?」

 

ユーノよ、やっと話に参加したか。

 

「とまあ、こんな風に見えない鎧を纏うだけじゃなくて、自分の身体や身に付けてる物の硬さを上げることが出来る。しっかりとマスターすれば魔力を使わずに素手で刃物と対抗出来るし、輪ゴムで殺人シュートが撃てる。」

 

「今さらっと物騒な内容が聞こえてきたんだけど!?」

 

スターライトブレイカーという名の破壊砲を撃ったお前に言われたくない。

 

「なのは、見聞色か武装色、どっちから始める?」

 

「えっと……。」

 

なのはが迷ってるが言うべき事を言っておかなければ。

 

「なのは、念の為に言っておくが覇気を使える様になる保証は何処にも無いぞ。もしかしたら一生掛かっても無理かもしれないし、逆に一年足らずでマスターするかもしれない。ちなみに二つ共使えないっていうのが僕の予想。武術に心得が有り、運動神経抜群な奴なら修得に有利っていうのが理由。」

 

「うぅ〜〜〜。」

 

「唸っていても仕方無いぞ。どうする?」

 

唸りながら考えるなのは。

 

「祐。」

 

「ん?どうしたユーノ。」

 

「覇気って、何か消耗したりしないの?」

 

さっきそれっぽい……運動神経抜群じゃあ伝わらないか。

 

「武装色の覇気は体力、見聞色の覇気は集中力だな。今の運動音痴ななのはじゃあ武装色の覇気は無理だけど。ユーノもやる?武装色にしろ見聞色にしろ結構痛い目に遭うけど。」

 

「遠慮しておくよ。」

 

ええ〜、なんかなのはよりユーノの方が使えそうな気がするんだけどなー。

 

「ほいほいなのは、早よ早よ決めて。」

 

「えっと、具体的にどんな事をするの?」

 

えーと、この話はクロ官から聞いてないのか?

 

「武装色の覇気は見えない鎧を纏うイメージを持てとしか言えないし、見聞色の覇気は目隠しをして色々な攻撃を避ける、かな。」

 

「避けるって?」

 

「まあ、最終的には僕が放つ斬撃やら弾糸を目隠しで避けれる様になって貰う。」

 

「やっぱり結構なの!」

 

「ええ!?」

 

最初はハリセンでやるつもりだったのに……結構って………え〜〜。

 

「じゃあ最初はスポンジボー「結構なの!!」………。」

 

朝早く来て、色々準備して来たのになぁー。斬撃とか弾糸は言い過ぎだったか。色々プラン組んでいたんだけどなー。

 

「帰る。二度寝する。また学校で。ブーブー。」

 

僕は自宅に帰って二度寝をした。

 

 

 

 

 

 

 

放課後、なのは、すずか、アリサと一緒に下校中な訳だが、僕はアリサに首根っこを掴まれて引き摺られていた。

 

「なあ、アリサ。」

 

「何よ?」

 

「何で僕はお前に首根っこを掴まれて引き摺られてるんだ?」

 

「私たちが誘ってもあんたが全部断って逃げるからでしょ。」

 

「全部じゃねーだろ。一回は招待されたろ。」

 

「それって私の家じゃなかったっけ?」

 

すずかさんや、それを言わなくていい。

ちなみにその一回は僕が誘拐犯からアリサとすずかを助けた事についてお礼がしたいだのなんだので呼ばれた。まあ、ありがとうって言われたらすぐ帰ったけど。だってその時に居た回りのメイドやらすずかの姉の彼氏さんが殺気立っていたもん。一体何者?

 

「第一、男子一人女子三人の空間に居たくない。というか今日は用事が有る。という訳で解放して。」

 

「用事って何なのよ?」

 

「まあ、買い物。」

 

「別にいいでしょ。そんなの明日でも。」

 

そんなのとは酷いなアリサよ。

 

「今日じゃないとだめなんだよ。てな訳で、さいなら!」

 

「あ!待ちなさい!」

 

「ハッハー!燃えるぜバーニング!」

 

「バカ祐!次会った時覚悟しときなさいよ!」

 

ヘイヘイ。

アリサの魔の手から僕は逃れ、自宅に帰り、着替えて買い物をした。ちなみに買った物は食料品とPGのガン○ラである。明日は休日で学校も無いし、はやての所に行こう。しばらくの間行けなかったし。

 

 

 

 

 

 

 

次の日、僕はガンプ○の箱を片手に持ち、黒い眼帯を付け、葉巻(チョコレート)を咥えてはやての家の前に居る。よし、インターホンを押そう。

 

 

ピンポーン

 

「はーい、どちら様ですか〜?」

 

「よ、はやて。ゴム人間な祐だぜ。」

 

「あ、祐君。鍵は開いてるから入ってええでー。」

 

鍵は開いてるって……閉めとけよ。一人なんだから。

 

「お邪魔しまーす。」

 

はやての家に入り、はやてが居る居間に向かう。

 

「はやて、待たせたな。」

 

「うん、待ったで、って何処の伝説の傭兵やねん!」

 

「ナイスツッコミ!」

 

何処からか取り出したハリセンで叩かれた。

 

「ほれ、ガ○プラ。」

 

僕ははやてに○ンプラを渡す。

 

「ほうほう、今回のはEW版のガンダ○かいな?」

 

「まあ、前に来た時にそれが欲しいって言ってたし。」

 

「有難うな。車椅子だとあまり遠くには行けへんからな。」

 

「行きたいなら僕が連れてってやるぞ。」

 

以前僕がはやての行きたい所に連れてってやると言った事が有ったが断られた。恐らく自分の所為で迷惑を掛けたく無いのだろう。だけど行きたいと言えば連れてってやるぞー。

 

「あ、そうや祐君。いつものアレやらせてーな。」

 

「はいはい。」

 

僕ははやての目の前に立ち、はやては僕の頬に手を置き、引っ張った。

 

「あははは!やっぱり面白いなー。伸びる伸びる!」

 

「痛い…………。」

 

ちなみに何故はやてが僕の身体の事を知っているのはある本を調べてる最中を見られて、はやてに質問攻めをされ、なし崩し的に悪魔の実について話した(グラグラは話して無い)からである。魔法の事は話して無いが。

そしてしばらくの間、僕の顔の色々な所を引っ張った。

 

「あー満足満足!サンキューな。」

 

「毎度思うんだけど、はやて、触られてる部分は普通の身体に戻ってる事忘れてないか?顔中ヒリヒリするんだけど……。」

 

「いやーやっぱり面白くてな。はいこれ。また調べるんやろ?」

 

「ああ。」

 

はやてから鎖で開かない様にされている分厚い茶表紙の本を渡された。

僕ははやてに話して無いが、この本がどんな物かは知っている。この本の名前は闇の書。まあ簡単に言えばジュエルシードが可愛く思える程凶悪な代物だ。恐らく、既に世界を幾つも破壊している。元は夜天の書という魔法研究の記録媒体的な物だったらしいが今までの闇の書の主が私利私欲で改悪した所為で碌な物じゃなくなったらしい。はやてが歩けない原因も闇の書の呪いの所為である。

で、今僕がやろうとしているのは、闇の書のプログラムの書き換えである。闇の書に気付いてからははやての所に行く度にプログラムの書き換えをしている。

さて、弄るか。

 

「ROOM。」

 

サークル展開して、闇の書に手を置く。本来、闇の書は外部からシステムの介入が有った時、主を吸収して、別の世界に行ってしまうらしいが、オペオペの能力が有れば、闇の書に気付かれずに弄る事が出来る。

 

「スキャン。」

 

念の為、前回と何かが変わってないか解析する。……よし、変化無し。

もう既に再生プログラムやら闇の書が覚醒したら主を乗っ取るプログラムやらその他諸々は書き換えが出来た。後はバグや呪いの根元である防衛プログラムを正常化させれば良いのだが、これだけが全く手を付けられない。だが今日こそは、

 

「タクト!」

 

防衛プログラムに介入する………………が、駄目だった。今まで通り全く手が出せなかった。何故だ?

 

「祐くーん、ご飯出来たから一緒に食べよー。」

 

やっべ!?手伝うべきだったのにはやて一人にやらせてしまった。

 

「すまん!今更だけど何か手伝う事有るか?」

 

「祐君はお客さんやから手伝わなくてええんよ?」

 

「せめて食器やら飲み物やらは手伝わさせてくれ。」

 

「じゃあ、お願いな。」

 

とまあ、今回の闇の書弄りは諦めて、はやての家でご馳走になった。その後はゲームをやったりオタクな雑談をしたりして一日を過ごした。

そう言えば、最近気付いたがはやての家に行くと謎の視線を感じるなー。かといって見聞色の覇気で調べても妙なところがある訳でもないし。一体何なんだろ?また幽霊?んな訳無いか。




とまあ結局なのはに覇気は教えませんでした。
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