魔力量Eでワンピースの力を持ってやっていきます。   作:costフィーバー

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17話

「「祐(君)!!」」

 

「おっと!?」

 

急になのはとフェイトが抱き締められた。

 

「祐君、急に居なくなったりして心配したんだよ………!」

 

「祐、無事で良かった……本当に良かった…!」

 

「………すまん、心配掛けたな。」

 

飛ばされる間の事を何て説明すれば良いのやら。

 

「祐君、二人と知り合いなん?」

 

「あー、後で説明する。」

 

こんな事してる場合じゃ無いと思うんだけどなー。というよりフェイトは僕への印象あまり良くなかったんじゃなかったか?

防衛プログラムは………さっき開けた穴の再生で動けないって感じか?

 

《おーいKYクロ官さーん、何とかしてくれー。》

 

《KYは余計だ。それにしても、あの世界でよく生きてられたな。》

 

あの世界って、何でクロ官が知ってんの?

 

《クロ官、まさか犯人を知ってるのか?》

 

《ああ、僕に魔法を教えてくれた師匠だ。》

 

《後で会わせろ。そしてブン殴る。》

 

《もう拘束してあるから出来無いぞ。》

 

そうですかい、残念だ。

クロ官から説明を軽く聞いたが、やっぱりあのデカブツは闇の書の防衛プログラムで、防衛プログラムの何処かに有るコアを地球の近くに待機しているアースラの前方に転送させて、アースラの兵器で消滅させるという作戦だった。

 

《クロ官、みんなボロボロで魔力もかなり消耗してる様だけど………まだいけるのか?》

 

《正直言って全員限界寸前だ。防衛プログラムにダメージを与える事が出来ても再生力が高過ぎてコアにまで到達しない。こうなったら、此処に向けてアルカンシェルを撃つしか………》

 

《おいクロ官、それだと海鳴市が吹っ飛ぶだろ。後何分時間が有る?》

 

クロ官が驚愕の表情をする。

 

《まさか……あれを一人で相手にするつもりか!?》

 

《うんうん。》

 

僕はなのはとフェイトを押し退ける。

 

「ユーノ、暴走まで何分だ?」

 

「え、後五分ぐらいだけど………。」

 

なら、十分だ。

 

「祐君、まさかと思うけど………」

 

「ああ、クロ官から念話で話を聞いた。防衛プログラムを徹底的に破壊してくる。それが無理ならコアを此処に持って来るよ。」

 

「無茶だよ!此処に居るみんなで力を合わせても敵わないんだよ!祐君と其処の虎さんが居ても………」

 

「ったく、んじゃみんな、僕が防衛プログラムに勝てると思うか?」

 

……………みんな俯いて何も返答しない。全く信用されて無いな。おーい、流石にこのメンバーで僕をもう雑魚とは思ってないだろうけど、僕は弱い方なのね。

そろそろ防衛プログラムも再生し終わるな。

 

「はあ、防衛プログラムを解体してやるよ。シロ、お前は此処でみんなを守ってくれ。」

 

「待って!」

 

フェイトに服の裾を掴まれた。

 

「心配するのは解る。だけどこのまんま放っておけばとんでもない被害が出てしまう。ほら、あれだ。なのはとも約束してたけど、お前とも約束する。僕は死なない。まあ、ついさっきまで心配掛けてたから説得力無いけど。」

 

「…………うん。」

 

納得してくれたか。

 

「シロ、みんなを頼むぞ!」

 

僕は刀を三本共抜いて、防衛プログラムに向かって走る。

僕が走るのを妨害する為に触手達が四方八方から襲い掛かって来るが、それを紙切れの様に斬りながら進む。

 

『マスター、どうやら先程のマスターの攻撃で防衛プログラムが警戒してバリアを五層展開してる模様です。』

 

「強度は?」

 

『スターライトブレイカー三発分の威力で全て破壊出来ます。』

 

三発分ね………どんだけだよ!?………グラグラの能力を使うか。バレない様に。

 

「あいつのコアは何処に有る?」

 

『正確な場所は判りませんが、上部に有ります。』

 

「上部だな。武装色硬化!」

 

僕は全ての刀を硬化させ、更にグラグラの能力を纏わせる。この状態で触手を斬り、砲撃を避けて、防衛プログラムに接近する。

十分に接近したら左手に持つ三代鬼徹を裏手に持ち、正面から見たら刀の柄の部分が逆正三角形を形作る様に構える。

 

「三刀流奥義!」

 

両手に持つ刀を風車の様に回転させながら突進する。

 

「三千世界!!」

 

「一撃でバリアを全て破った!?」

 

全てのバリアを斬り砕き、僕はバリアを通り抜け、防衛プログラム上部に向かって跳ぶ。

 

「もういっちょ三刀流奥義 六道の辻!!」

 

防衛プログラムの上半分を六つに斬り分ける。

 

「ふぇ〜〜〜〜〜!?」

 

「うっそ〜〜〜〜〜ん!?」

 

「なっ!?」

 

「た、太刀筋が見えなかった……!」

 

また何か驚愕の声が聞こえたな。

さあ、何処にコアが有る?見聞色の覇気でよーく調べてみると、人の上半身が生えてる所からコアが飛び出て来きた。

 

「見つけた!ROOM!」

 

三本共刀を納刀し、サークルを展開して、コアへ跳んで手を当てる。

 

「メス!」

 

コアを防衛プログラムから完全に分離させる。こうすれば、コアから再生する事は無い。

防衛プログラムがコアを取り返そうと触手を此方に向けて放って来るが、網糸(アミート)で妨害し、僕はコアを脇に抱えて、ギア2(セカンド)状態でなのは達の元に戻る。

 

「へいお待ち!コア一丁!!」

 

「ご主人、お見事!!」

 

「ほ、本当に取ってきたの………!?」

 

「ズバズバ斬って鮮やかに持って来た!?」

 

「たった一人でこんな事………!」

 

「えっと……その身体の煙は?」

 

「まあ、ドーピングみたいな物だから気にしなくていいよ。」

 

「気にするよ!」

 

はは、フェイトがツッコンだ。心配ありがと。

 

「ほれ、クロ官。コレをアルカンシェルでプッパすれば全てが終わるんだろ?」

 

僕はギア2を解除してからクロ官にコアを渡す。

 

「ああ。みんな、転移魔法を!」

 

コアが転送され、数十秒程すると、防衛プログラムが霧散した。

 

 

 

 

 

 

 

 

場所は移動して、アースラのクルー達は事後処理に追われ、僕はウィルスがどーのこーので検査の為に医務室で寝ていた。シロはミニ虎状態で僕の腹の上で寝ている。はっきり言って暇である。

 

「ご主じーん、何かこの部屋嫌な匂いがするニャ!」

 

「我慢しろ。此処はそういう部屋だ。それ、影騎糸(ブラックナイト)。」

 

「ニャ!?私がもう一人!?」

 

シロ人形を作って操作し、シロを弄って時間を潰す。自分で作って動かしてるとはいえ、猫(虎だけど)は可愛いなー。

 

「不動君、検査は終わったからもう出ても大丈夫だよ。」

 

「はい、ありがとうごさいます。」

 

第一オペオペの能力でやれば三秒ぐらいで終わるのに。

シロを頭に乗せ、医務室を出る。

 

「ご主人、これからどうするの?」

 

「みんなにはすっ飛ばされてる間の事は聞いたし、僕がどう過ごしてたのかも話したし、どうしよ?」

 

僕が居ない間になのは達と守護騎士達が激闘を繰り広げていたらしいしな。

それにしても驚いたな。あの猛獣パーティの世界の名前がルスカイナだったんだから。それも危険度がハンパないらしいし。

 

「あ、ご主人、誰かこっちに来てるよ。」

 

ん?誰だろう。

 

「祐君!!」

 

「お、ゴハァ!?」

 

「ご主じーん!?」

 

何者かに跳び付かれて、その勢いで僕は壁に叩き付けられる。

 

「イテテ、おい誰だよ。」

 

「祐ぐん無事でよがっだよ〜〜!!」

 

「おー、アリシアか、久し振りだな。」

 

アリシアが泣きながら僕の胸に顔を押し付ける。

 

「久し振りだな、じゃないよ!急に居なくなったりしてもう会えないと思ったんだよ!」

 

アリシアさーん、顔が近いでーす。

 

「………すまん、心配掛けた。だけどさ、決して僕が原因な訳じゃ「心配を掛けた時点で祐君が悪いの!」………あい。」

 

んな理不尽な。

 

《ニャハハ、ご主人って強いけどこういうのは駄目なんだねー。》

 

《煩い。》

 

《あいたっ。》

 

シロの頭を小突く。

 

「アリシア、そろそろ離してくれ。」

 

「え〜もう少しこのままで!」

 

…………はやての所に行きたいんだけどな。

 

「アリシアさーん?」

 

「……ム〜〜〜。」

 

「ありがと。」

 

アリシアが解放してくれたので、はやてが居る部屋に向かう。

 

「あ、祐君。」

 

「よーはやて、大丈夫か?」

 

寝ているはやてと、その傍に銀髪ロングヘアーの女性が居た。シグナム程じゃないが胸デカイな。丁度シロ程じゃないか?

 

「えっと………どなた?」

 

「あ、そっか。祐君知らんかったね。紹介するで、私の騎士で祝福の風、リインフォースや。」

 

「初めまして、マスター。」

 

リインフォースが此方に頭を下げる。ん?…………ちょと待てよ。

 

「さっきのマスターって、何?それってはやての事だろ?」

 

「それは「あーリインフォースだと話が長うなるから私から説明する。」解りました。」

 

「はやて、どゆこと?」

 

「簡単に言うとやな、祐君も夜天の書が使えて尚且つ私よりも権限が高くなっとるんや。」

 

いやいやいやいや!?何でそうなっとるん!?

 

「リインフォース曰く祐君が闇の書のバグを取り除いてる最中になってまったとか。」

 

「サラッと思考を読むな!」

 

はやて、お前には完全に思考を読む事が出来る見聞色の覇気か何かでも持っとるんかい。というかそんな風に弄った覚えは無いぞ。

 

「はあ、其処まで解ってるならさ、はやて、お前怒って無いのか?」

 

「え、何処に怒るところが有るん?」

 

「闇の書………と呼ぶのは止めといてと、バグを取り除く前の夜天の書の危険性を解っていながら僕は黙ってたんだぞ。その事について怒って無いのか?」

 

「怒ってへん怒ってへん。寧ろ感謝してるんよ?だって祐君、本を調べたいって言ってたのってバグを取り除く為にやってたんやろ?」

 

「まあ……うん。」

 

「じゃあええやないか。それでこの話はおしまい。」

 

「本当か?後で何かやれとか言わないよな?」

 

「言わへん言わへん。あ、やっぱり後で言うわ。」

 

…………変な事ではない事を祈っておこう。

黙ってた事について怒ってるかと思ってたけど、よかった〜。

 

「マスター。」

 

「ん?どうしたんだ?」

 

「本来ならば主の為に闇の書と共に消えるべきだった我々守護騎士は、貴女のお陰で闇の書の呪いから解放されました。マスターと主、そしてお二人のご友人には感謝しています。」

 

リインフォースが此方に片膝を付く。え〜、そういう堅っ苦しいのははやてにだけでいいんだよ。

 

「あ、いや、うん、ドウイタシマシテ。」

 

確かにみんなが苦戦していた防衛プログラムをボッコボコにしたのは僕だけど、クロ官の話を聞いた限りじゃあ決して僕のお陰とは言え無い様な。

 

「「テンパる祐君(ご主人)初めて見たかも。」」

 

そりゃね、テンパるよ!?こんな美人さんが急に膝を付いたりマスターと呼んだりするから。シロも人型になると美人と言えるがあんな真面目じゃ無いから免疫が無いんだよ!そしてシロよ、何処でテンパるという言葉を覚えた?ブレード、教育大丈夫だよな?

 

「ま、権限が有るって言っても魔力がほぼ無い僕には宝の持ち腐れだな。」

 

「え?祐君って魔力無いの?」

 

「うん、ゴミ魔力だ。」

 

「じゃあ祐君が刀で斬ったのって………」

 

「別の方法で威力強化はしてたけど、あれは魔力を使わない純粋な剣術。ちなみにその威力強化が覇気っていう力だ。説明は………まあ使える様になったらすんごい事になる。」

 

「何やその適当な説明!?」

 

だって会得までの内容がキツ過ぎて大抵の奴らは出来無いと思うもん。

 

「後でなのはかクロ官にでも聞いておいてくれ。ちなみに僕の頭に乗っているシロは覇気が使えるぞ。んじゃ、クロ官から取り敢えず一旦家に帰れって言われてるし、そしてしばらく家を空けてたし行くな。」

 

僕が部屋から出ようとすると、

 

「あ、祐君ちょっと待って。」

 

「どうした?」

 

「祐君があの時駆け付けてくれ無かったら、みんなやられてたかもしれなかったんや。ホンマに有難うな。」

 

「タイミングが良かったっていうのも有ると思うけど………ま、あれだ、助けが欲しい時は力を貸すさ。友達だろ?あ、先に言っておくけど魔導師としては雑魚だけど戦闘員としては僕はすんごい強いからな。」

 

「うん、それは自分の目で見てたから解ってる。」

 

「解ってくれてありがと。なのはやユーノやクロ官と諸々の人達は最初の頃、僕を雑魚扱いしてたからな。んじゃ、行くな。」

 

そう言って僕は部屋から出た。

転送ゲートに向かう途中、何故かアリサとすずかが居て、アリサには涙目で殴られて、すずかには泣き付かれました。

家に帰ると埃が溜まってたので自分+影騎糸で掃除をしてから寝た。そしてシロよ、掃除を手伝ってくれても良かったんじゃないか?埃っぽいのは我慢しろ。

 

 

 

 

 

 

「スゥー、ピィー、スゥー、う〜ん……重い……人型になったシロか?」

 

身体が重たく、身動きが出来無いので目を開けて確認してみると、眼前にアリシア、左を向くとフェイト、右を向くと人型になったシロ、全員が僕に腕を回して寝ていた。

 

「…………!?(アイエェェェェェーーー!?どうなってんのこれ〜〜〜〜!?)」

 

おかしい、何で此処に居るんだ?シロはまあ良い。ルスカイナに居る時は(ミニ虎で)一緒に寝てたからな。

フェイトとアリシアはリンディさんの養子になって地球に住居を構えると言っていたが、アリシアは見習いだから良いとしてフェイトはまだ何か仕事が有るんじゃ?闇の書云々で。というか家の鍵は?魔法で破ったの!?

 

「ふニャ〜〜〜、あ、ご主人おはよ〜。」

 

シロが目を覚まし、大あくびをした。

 

「シロよ、これはどういう事だ?何でフェイトとアリシアが居るんだ?」

 

「フェイトとアリシアがご主人と一緒に寝たいって此処に来たニャ。」

 

全く、何の心境で来たんだよ。

僕はシロからの拘束を解いて貰い、二人が起きない様にベッドを抜ける。回してる腕が結構な力を持っていたが、何とか起こさない様に抜けれた。

適当に朝食を作って二人が起きるのを待とう。持ち帰ったドラゴンの肉は………僕とシロだけにしておこう。

さてさて、無難に味噌汁でも作るか。

 

「シロ、昨日の掃除みたいにサボるなよ。じゃないと飯抜きだ。」

 

「はーい。」

 

朝食の用意をした所に二人が起きて、四人で食べた。

その後はなのは、アリサ、すずか、フェイト、アリシア、はやて、僕(アリシアに引き摺られて)クリスマスパーティー兼アリサとすずかに魔法の事を暴露したり、パーティーが終わって帰る道中、なのはとフェイトとアリシアとはやてが将来を話し合ってた。なのはは戦技教導管を、フェイトとアリシアは執務官を、はやては捜査官?を目指すとか言っていた。ユーノは無限書庫の司書をやるらしい。

僕って、入れるポスト有るかな?クロ官曰く、僕の能力がバレるといけないので僕は脇役ポジション(つまりは雑魚)で報告されてるらしい。だけど今回の一件で、なんとか嘱託魔導師にはなれそうです。




ナハトヴァールの高さって巨人族の1.5倍ぐらいの大きさですかね?
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