魔力量Eでワンピースの力を持ってやっていきます。 作:costフィーバー
18話
闇の書云々から半年が過ぎた。なのは(ストライカー級とか呼ばれている。次期エース候補とか何とか。)は武装隊に入隊し、フェイトとアリシアは執務官になる為の実力と知識を蓄えつつ嘱託魔導師を続けて、はやてはどっかの陸の部隊に入隊したらしい。
それで僕はというと嘱託魔導師の資格こそ有るが、一度も呼ばれる事が無かったので、よく無限書庫に行ってユーノの手伝いをしていた。ちなみにこの半年の間に医師免許とか諸々を取得した。飛び級万歳!だが僕としては執務官の資格が欲しいんだけどなー。自由度高いし。ま、頭はともかく魔法方面で不合格を食らってしまう。管理局は実力主義じゃなかったの?
で、今僕がしている事は、
「祐、この本をそっちに置いて。」
「了解、司書さん。」
今まさしく無限書庫で本の整理をしていた。影騎糸(ブラックナイト)で作った糸人形でユーノから本を受け取って、指定された場所に置く。
「それにしても祐。」
「ん?何だ?」
「大分様になってるけど、やっぱり君が此処に居るのは間違ってる様な……。」
「仕方ねーだろ。魔導師視点で見れば、僕は超絶級の雑魚だからな。」
「君の実力を知ってる人が此処に居たらどんな顔をするだろうね?」
ユーノよ、顔を引きつらせるな。
「だったらさ、ユーノ、お前が何とか出来んの?だって僕さ、普通に入局したら100パー非戦闘員になって戦う事が出来なくなるし、ニュースを見ると自然(ロギア)系が暴れたの何だのって有るけどさ、あれ、海楼石を使わない限り僕とシロしか通用しないぞ。ま、対能力者用の銃持った部隊が来る前にトンズラする様だけど。」
ちなみにシロもこの半年で武装色の覇気が使える様になった。
「だったらクロノやリンディさんに頼めばいいじゃないか。祐は色々資格を持っているし、それを推薦理由にする事も出来るんじゃ。」
「アースラクルーならいいんだけどさ、それ以外の奴らが見れば魔導師ランクEの野郎が何で優遇されてんだって言う事になりそうで嫌だ。第一僕が持ってる資格で戦闘系のもんは無いんだよ。」
「…………はあ。だったら適当に街中を歩いて遭遇した犯罪者を捕まえたらいいんじゃ。その功績で入局するとか。」
「今もやってるけど中々出くわさないんだよ。」
現場に出くわして入ろうとした事も有ったが、僕の魔導師ランクを聞いてお前は危ないからあっち行けとか言われた。コンチクショウ!
「んじゃユーノ、そろそろ行くな。」
「うん、今日も助かったよ。」
ここ最近は面白そうな本が見つからないなー。あ、面白そうな本というのはミッドチルダの歴史書で、まあ聖王やら覇王やら冥王やらとあったのだが、驚く事に剣王でロロノア・ゾロの名前が有った。後、昔は巨人族や魔人族が存在していたとか何とか。たまーに見かけるが、身長が2メートル〜3メートルぐらいの奴を見かけるからな。その名残なんだろう。
そして名前だけだったが世界最強の男でジュラキュール・ミホークの名前が有った。何故世界最強の剣士とは書かれてなかったんだろ?
ついでに悪魔の実図鑑とか見つからないかな?今隠し持ってる悪魔の実の能力が気になるし。
「さてさて、とっととミッドチルダに戻ろ。」
ミッドチルダ行きの転送ポートへ向かっていると、なのはが向こうから来た。何か、疲れが滲み出てないか?
「あ、祐君。久し振りだね。」
「よーなのは、おひさー。今終わったとこなのか?」
「うん。だけどまたすぐに行かないと。またね。」
「ちょっと待った。」
なのはが僕を通り過ぎる前になのはの腕を掴む。周りに誰も居ないかどうかを確認する。
「何?」
「ちょっと待て。ROOM、スキャン。」
なのはの状態を解析してみると、案の定しっかりと休んでいなく、食事のバランスが崩れている状態だった。
「なのは、お前休め。今すぐに。」
「え、でも………」
「何か有った後じゃ遅いだろ。これは医者としての通告だ。今日はやるにしてもその後は一週間は休め。駄目ならせめて丸一日でも休んでくれ。」
「………うん。じゃあ、行くね。」
なのはが速歩きで別の転送ポートに入って行った。あいつ、ちゃんと休むよな?
僕はミッドチルダ行きの転送ポートに入った。
ミッドチルダのとある公園で僕は鍛錬をしていた。ミッドチルダの法律では過度な魔法の使用は禁止されている(僕にはほぼ無縁の法律)。なので、巨大バーベルを使って素振りをしていた。
『「マスター(ご主人)、相変わらずの馬鹿力ですねー(ニャ)。」』
「うっせーぞ。肉弾戦はシロに相手をして貰ってるけど、剣の方はそうもいかないだろ?」
『それはバーベルですよ?』
「いいんだよ。筋トレだから。」
夜も持てる様になった。
しばらく素振りをして、バーベルをブレードの圧縮空間にしまう。
「よしシロ、武装色込みで肉弾戦をするか。」
「え〜、またかニャ。」
シロが嫌々麦わら帽子の上から跳んで人型に変身して、僕と向き合う様に着地する。
「そらいくぞ、武装色硬化!」
「武装!」
武装色硬化状態で軽く殴り合ってから家に帰った。それにしても、シロは僕が仕事をしてる間は格闘技を習っていてかなりの腕前になってると思う。ストライクアーツ、シューティングアーツ、ザフィーラからの古代ベルカ式の格闘術とか色々習ってるらしいが、こりゃその内肉弾戦じゃあ僕が敵わなくなるな。そいつはマズイ。見よう見まねで技術を盗んでるつもりだが、大丈夫かな?まあ、ギア2以上なら普通に敵うけど。
ちなみに僕の家は一軒家で闇の書ボッコの謝礼金と知り合いからの依頼での手術代や治療代で買った。
家に帰ると、またリインフォースが居た。
「お帰りなさいませ、マスター。」
いや何処のメイドだよ!?格好は黒を基調とした普通の服だけどさ。
「リインフォース、お前なー、何ではやての所に居ないんだよ。」
「私がマスターと一緒に居たいからです。それでは、駄目ですか?」
上目遣いで見ないで!お前はヤバイほど美人なんだからさ!そして腕で胸を寄せるな!
「駄目。せめて来るならはやてと来てくれ。もしもはやての身に何か有ってみろ。最終防衛役のお前が居なかったらマズイだろ?後魔法行使のサポートも有るし。」
「今日はシグナム達が主と一緒に居ます。」
えー、はやて、何のつもりだよー?第一最終防衛云々は?一瞬で無効化?話を折らないでー。
「はいはい、此処に居てもつまらないぞ。」
取り敢えず僕は自分の部屋に行って薬の研究をする。
『マスター、メールが届いてます。』
「どうせはやてだろ。リインフォースを襲って良いだの何だのだろ?見るだけ無駄だ。消去しといて。」
『いえ、少し内容が違う様です。』
メールを見てみると………祐君ってそっち系?それともまだ性に目覚めて無いんか?と書かれていた。次会ったら絶対にお話だな。あいつ、どうやって買ったか知らないがエロ本かなり持ってるからな。まさか、リインフォースも読んでる訳じゃ無いよな?あいつ来る度に地味にエロい事をして来るからな。
そろそろルスカイナに行って素材集めでもしたいなー。その気になれば行けるが勝手に行くと犯罪だからなー。申請出してもお前が行っても死ぬだけだと言われたし。クソ、ちゃんとした所でちゃんと評価して欲しい。僕はそこいらの奴等より強いぞ?
何か僕が介入できる事件無いかなー?
薬弄りをしながら考え事をしていると、ふと首に腕を回されて、後頭部には柔らかい感触が。
「マスター、夕食の用意が出来ました。」
「ほんっとお前って此処での在り方が主婦だな。(偶にとはいえ、これじゃあ、僕の従者みたいじゃないか。)そして、引っ付くにしても密着するのは止めてくれ。」
「では命令をして下さい。」
嫌です。
リインフォースからの呼び出しが掛かったので夕飯を食べて、リインフォースは帰って行った。本当に何か有ってからじゃ遅いんだぞ。
明日はストレス発散で山をサンドバック代わりに………自然破壊で逮捕されるな。シロとギア2で勝負………あいつが嫌がる、却下。はあ、刀を振り回したい。
後日、ぶっちゃけ言って暇である。シロはいつも通り出掛けちゃったし。
自分の家を改装して病院を開くってのも有りだけど、免許を持ってるとはいえまだ十歳な僕に自分から検査して欲しいって奴は居ないだろうし。どっかの訓練、参加出来んかな?出来れば基礎トレじゃなくて模擬戦をだけど。
『マスター、メールが来ています。』
「えっと、どれどれ……管理局内の注意報みたいなやつか………え!?」
画像が添付されていたので見てみると、両手と口から光線を出しているパシフィスタが写っていた。とある管理世界で発見され、多数の犠牲者を払って破壊したと書かれている。
おかしい、歴史書で見たが古代兵器であるパシフィスタは聖王のゆりかごで全て破壊されたと書かれていたが、残っていたのか?それとも誰かが作った?まさか増産されてないよな?近くに居ればだが、二機目が出て来た時は僕が破壊しよう。犠牲者は出ない方が良い。
何々、AMF(アンチマギリングフィールド)が使われていたと書かれているが、僕には意味の無い機能だな。飛行機能は有るが、基本は歩行か。
ま、言いたい事は見つけたら増援を求めろって事ね。まあ、空陸海の人達は仲が悪いから求めるかどうか分からないけど。
廃棄都市区画に出掛けよ。其処なら犯罪者がわんさか居るし、手当たり次第狩って管理局の前にポイ捨てしよう。
「ヨホホホ〜〜ヨーホホ〜〜、ヨホホホ〜〜ヨーホホ〜〜………………………見つからん。」
鼻歌を歌いながら廃棄都市区画にやって来ました。歌いながら見聞色の覇気を使って探しているが、見つからない。解りやすい項目で逮捕出来る奴はやっぱり質量兵器を持ってる奴等だからなー。情報屋とかでも良いのだが、扱ってる情報次第では誤認逮捕になってしまうし、何よりつまらん。
「ブレード〜、ここら辺でおあつらえ向きの情報無いの?」
ちなみにブレードは其処いらの情報屋より優秀だ。必要な情報の為に勝手にハッキング(バレない)とかしてくれるし。
『最近のニュースで放送されたテログループがこの辺りに潜伏している可能性が高いです。』
テログループ、ねえ。今時は逃走出来ずに捕まるってパターンが相場だけど、もしかしてそいつらは強いのかな?取り敢えず近辺を捜索していると、廃ビルの中に居た。数は十人で、その内八人が銃を、二人がアームドデバイスだな。槍と斧か。
一階から律儀に入るのではなく、テログループが居る階層の窓をブチ破って侵入しよう。いや、理由が有れば廃ビルは壊し放題だし………よし、場合によってはビル斬りをやろう。
僕はテログループが居る階層に糸を張り、ジャンプして其処に着地する。問答無用でブチのめしても良いのだが、一応勧告はしないとな。
「はーい、最近話題のテロリストさーん、嘱託魔導師の者です。大人しく投降すれば、痛い目を見ずに済みますよー。」
「!?何でこの場所がばれた!」
いえ、適当にほっつき歩いていたら見つけました。
「全員撃て!」
テロリスト達が銃口を此方に向けて撃ってくるので秋水と三代鬼徹を抜いて銃弾を此方に当たる弾だけを弾く。
「「はあ!/おら!」」
左右からアームドデバイス組が襲い掛かってくるので、斧は刃の部分が失ってただの棒になる様に斬り、槍は先端から柄頭の中心を通る様に両断する。
そして廃ビルの中へ二人を蹴っ飛ばす。
「大人しく投降しな。」
「くっ……おい、あれを起動しろ!」
「ああ!」
テロリストが謎の装置を起動させる。あれは………AMF発生装置か。成る程、あれのお陰で逃走出来たって訳だ。
「な、何で落ちねぇんだ!?」
「残念だけど、僕は魔力を使って無いんだよ。大人しく投降しないと、こうなるぜ!」
僕は秋水を横に一閃して、テログループが居る階層から上の廃ビルが斬り飛んだ。テロリストは皆青空を見て大口を開けて硬直している。
「さて、こうなりたい人は?」
『投降します!』
全員床に伏せて両手を後ろに組んだ。早いなおい。
全員糸で身動きが取れない様に拘束して気絶させ(煩くなりそうだから)、AMF発生装置を壊すと誰かがやって来た。
「何や、さっきの倒壊音は祐君がやったんか?」
「おーはやて、久し振りだな。良い感じに活躍してるって聞いてるぞ。」
「ありがと。それで、この状況の説明を頼むわ。」
「暇潰し兼ストレス解消で犯罪者狩りをやってた。以上!」
「以上!とは何や!?そんな風なら祐君武装隊にでもなればええんやないか!?」
「僕の魔導師ランク。後僕の能力と攻撃方法。」
「あっ……そうやったね。」
言うまでも無いが、管理局では魔導師として評価されてしまうのでランクが低く、碌な部隊に入れないのである。
「どうせ僕が捕まえたって報告しても誰も信じ無いからな。寧ろ偽造云々で僕が罪に問われかねない。だからはやて、お前の手柄にしとけ。」
「え、でも……。」
「早く昇格したいんだろ?何、偉くなったら僕を優遇してくれれば良いからさ。例えば、僕が執務官試験で一部の試験をパスにするとかさ。」
「………じゃあ。祐君が九人やって私が一人やったって事で。」
「結局全員はやてが捕まえたとしか思わないよ。んじゃ、僕はストレス解消し切って無いんで、行くな!あ、リインフォースにこれ以上変な事吹き込むなよ。」
「え!?ちょっ、待って!」
「じゃあーな〜!」
僕は廃ビルから飛び降りて手頃な奴を探していたが、その日はこれ以上見つからなかった。
うーん、誰の目で見ても僕がやったと言える功績残せないもんかね?そうすれば一部の実技試験をパスして貰って、知識は既に持ってるから筆記も楽勝で執務官になれるし。
誰の目から見ても解る功績って何でしょうか?