魔力量Eでワンピースの力を持ってやっていきます。 作:costフィーバー
今僕は、自宅の地下室で剣術の鍛錬をしている。そして今は、本日の仕上げとして巨大岩の近くに立ち、雪走、三代鬼徹を両手に和道一文字(柄の太さ調節可能)を口に咥える。
「三刀流 百八煩悩砲!!」
三つの斬撃を飛ばし、岩を四つに切り分ける。よし!全く問題なくいけるな。
「ふう、疲れた。」
汗を拭きながら一息つく。
『お疲れ様です。マスター。』
僕のデバイス、ブレードが話しかける。
「ありがと。んでブレード、今日やるべきことってあったっけ?」
『食材が少なくなっていたので買い出しぐらいですね。』
「了解っと。念の為、武器は持って行くとするか。」
僕は、武器一式をブレードにしまって出かけた。ついでに能力が使いやすい所も探しておかないとな。
道中にて
「ん?あれは」
月村すずかと金髪の女の子を黒服の男たちが車に乗せているのが見えた。あれって
「ブレード、あれって誘拐だよな?」
『嫌がっている様子を見ると』
「よし。追うぞ。下方からだけでいいから不可視の結界を頼む。あと、念の為サーチャーも。」
『了解』
糸を空中に張り巡らす。
「空の道(スカイライン)」
張り巡らした糸をつたってすずか達を乗せた車を追いかける。しばらく追い続けると車が廃ビルに入っていった。屋上から侵入するか。
「ブレード、念の為武器をすぐ出せるように準備しておいてくれ」
『了解』
警察に通報しておき、見聞色ですずか達と誘拐犯の位置を調べる。これは……すずか達がいる部屋に2人、その途中に5人、いや6人いるな。
途中にいた誘拐犯はカウンターショックで気絶させ、糸で拘束した。そしていま僕はすずか達がいる部屋の天井に糸を突き刺して張り付いている。すずか達は両手両足を縄で拘束され、口にはガムテープが張られている。
「おい。こいつどうする。」
片方の誘拐犯がもう片方の誘拐犯に話しかける。
「依頼されたのはこのガキだけだ。こっちの生意気な方は殺しても問題ないだろう。」
「んん!!!」
「騒いでも無駄だぞ、ここには誰もこねぇ。」
返答した誘拐犯が金髪の女の子に銃を向ける。くっそ、2人の誘拐犯が部屋から出てくのを待っていたが駄目だったか。2人ならいけるか。
「パラサ糸」
2人の誘拐犯の首(脊椎)に糸を突き刺す。そしてすずか達から離れるよう操作する。
「な、なんだ?!」
「体が勝手に動く?!」
「「??」」
誘拐犯が混乱し、すずか達は何が起こったか分からない表情をしている。
「よ」
「「!!」」
僕がすずか達の前に降り立つ。
「大丈夫だったか2人とも」
2人の拘束を解く。
「祐君なんでここに!」
「すずか達が攫われる所を見てな。助けにきた。」
「祐君。」
「あんた一体誰よ!」
「アリサちゃん、こんな所で。」
「不動祐。すずかの友達だ。」
「紹介しちゃうの!」
ほうほう、そっちはアリサって言うのか。
「てめー一体どこから入って来た!」
誘拐犯が話しかけてくる。
「屋上からだが、なにか?」
「なにかじゃねー! ここに来るまでに仲間だっていたはずだ」
「不意打ちして、グルグル巻きに拘束しておいた。」
「は?」
誘拐犯が驚く。数秒して復活し、
「第一、 そんな奴らを助ける価値があるのかよ」
「!」
「………」
「そこの紫髪のガキはなー、夜の一族っていう化け物なんだよ。」
「やめて!」
「そいつは人間じゃねー、吸血鬼なんだよ」
「!!」
すずかが泣き出す。
「………」
「おい、聞いてんのか」
「グウゥーー。」
どうやら祐は肝心なところで寝ている。
「ンガ。ああ、聞いていたぜ。」
すずかが泣いてる?
「ならとっととその化け物を渡せ!」
体動かないの忘れてないか? こいつ等。
「すずかをなんで化け物って言ったが知らねえが、とりあえずすずかを泣かしたてめぇ等は、ぶん殴る!!」
「はぁ、さっきグベェ!」
誘拐犯の顔面を殴ってそのまま床に叩き付ける。もう片方も同様に。無論、糸で拘束した。
「なあ、すずか。」
すずかがビクッと体を震わせる。
「何で泣いてるかは、知らないが、まあ、元気出せ。」
「はあ?何でってあんたもさっき聞いてたでしょ」
「すまん。寝てて全く聞いてなかった。」
「「………」」
すずかに聞き直したら、すずかの家族が夜の一族という吸血鬼一家だということだった。
「祐君とアリサちゃんは怖くないの?私は人間じゃないのに。」
「私は怖くないわよ。」
「僕も同じく。第一、すずかが吸血鬼だとしても友達にはちがいないだろ?」
「祐君、アリサちゃん。」
ん?下の階にいる誘拐犯を倒して、2人こっちに向かう気配がするな。警察だとしたらサイレンは聞こえるし。まあ誘拐犯を倒して、悪意を感じられないところから2人を救出しに来た人だろう。
「どうしたの?祐君」
「どうやら助けが来たようだな。んじゃ、僕は事情聴取とか嫌だし、行かせてもらうな。」
「え、待って!」
「大丈夫だよ、残ってる誘拐犯を倒して来てるし、悪意も感じられない。」
「そういうことじゃなくて」
「話なら図書館でな。じゃな。」
僕は窓から飛び降り、自分の周囲に不可視の結界を張り、雲に糸をとばしスパイダ○マンみたいに自宅に帰った。
後日、図書館ですずかから、お礼を言われた。
早く上達したいです。