魔力量Eでワンピースの力を持ってやっていきます。 作:costフィーバー
主人公、また自分の能力をばらします。
そして、明けましておめでとうございます。
「ふーんふんふふーん♪」
さてさて僕はジュエルシード漁をしている。え?どうやって漁をしているだって?イトイトの能力を使って船を作って、その上で糸で作った網を海に沈めている。網糸(アミート)と命名しよう。いやー、イトイトの能力って戦闘以外にも応用が幅広いなー。
地上の方は粗方探したっぽいから海の方はどうかなーって思って探してみたけど、まだ一個も見つからない。アースラの人達が、海の方に反応があるって言ってたのになー。
お、網の底が見えてきた。大量に魚が獲れたな。さて、この中にはジュエルシードは有るかな?
一方、次元航行船アースラでは、
「艦長。」
「どうしたの?クロノ。」
「その……不動の悪魔の実の能力は、かなり応用性が高い様ですね。」
「ええ、そうね。」
くっ!いくつも網を張っておいたのに魚が獲れるばかりでジュエルシードが引っ掛からない。海には落ちて無いのか?いや反応は有るって言ってたからな。こっちはなるべく能力がばれたく無いから、空の道を使わず、海に落ちる恐怖心に耐えて、船を漕いで来たのに。
これが最後の一つ!さあ、如何だ!
ピチピチピチピチピチピチキラッ
「!!」
僕は青く光った所に手を突っ込み、魚とは違う硬い何かを掴んで引っ込める。
「あったー!!ジュエルシード、自力(アースラで大体の場所特定)で二つ目見つけたーー!!」
僕はガッツポーズをしながら叫んだ。うーん、自分でやっていて何だけど、恥ずかしい。
「到着っと。」
やっと陸に着いたよー。やっぱり動力無しの、船での移動は時間がかかるわー。
魚が入ったクーラーボックスを持って一旦自宅に帰ろうとしたら、
『マスター。先程居た海域で高魔力反応です。』
うっそーーん
「マジ?」
『マジです。急いで下さい。貴女の所為で世界が無くなってしまうかもしれませんよ。』
ブレードさんや、あんた、そんな性格だったか?まあ、インテリジェントデバイスって人間と変わらんし、性格も持ち主によって変わるのだろう。
僕はクーラーボックスを置いて、海岸の柵に手をかけるとクロ官から念話が掛かってきた。
《待つんだ、不動。》
《何だ?クロ官。》
《いい加減にその呼び方はやめろ。あと、君が見つけていればこんな事にはならなかったんだぞ。》
嫌です。そして悪うござんした。というより、複数の反応があるとは言ってなかったろ。
《先程、不動が捜索していた海域で、フェイト・テスタロッサが海中のジュエルシードを五つ同時に発動させ、封印しようとしている。》
五つって…フェイトも世界も危ないじゃないか。一つでも世界が壊れ、少量の魔力を込めて殴れば次元震を起こす事が出来るグラグラの能力を使っても僕の腕がバキバキに砕けたんだ。すぐに行かないと。
《で、何で止めるんだ?》
《彼女が自滅したら、彼女とジュエルシードの捕獲だ。》
へぇーー。確かにフェイトを楽に捕まえるのは、それで良いかもしれないが、
《成る程成る程。つまりはクロノ、お前はこう言いたい訳か。この世界が壊れても、フェイトが死んでも良いってことか?》
《なっ!?それは違う!》
荒げた声が頭の中に響く。
《急に大声を出すな。頭に響く。》
さて、行くか。僕は海岸の柵に乗ると、
《待て!君は飛行魔法が使えないだろう。悪魔の実の能力者である君が海に落ちたら溺れ死ぬぞ!》
おいおい、何も舟で行くとか言ってないだろ。余程行かせたく無いんだな。第一、フェイトは僕にとって友達だ。友達を助けるの何が悪い。
《確かに飛行魔法は使えないが、空中移動が出来ないとは言ってないぞ。第一、舟で行ったら間に合わないだろ。僕が出す糸は雲に引っ掛ける事が出来る。》
《待つん》ブツ
煩いから念話はきった。さて、船では時間がかかったが走れば直ぐだ。
「空の道!」
僕は空中に糸の道を作って、ジュエルシードが暴走してる所に向かった。
ジュエルシードが暴走してる所に着くと、五つの竜巻が発生していた。なのはとフェイトは魔力を溜めており、ユーノとアルフは人間の姿で五つの竜巻に魔力鎖を巻き付けていた。五つ同時だとキツそうだな。というか今にも切れそう。
「祐!君は離れて!魔力の少ない君が居ても足手纏いだ。」
………ブチ
ユーノ、お前も僕の事をクロ官と同じ様に考えているのか?
「フフ…フフフフフ。」
「ゆ、祐?」
「この際だから見せてやんよ。別に竜巻ぐらい、魔力無しでも消し飛ばせる!ユーノ、アルフ、竜巻に掛けている左二つまでのバインドを解いてくれ!」
僕は刀三本を展開する。
「それだとなのはが。それに祐、君が行っても………。」
「五つ同時にバインドが解けるよりはマシだろ。二つ解いて三つにした方がまだ持つ。解いた二つは僕が消し飛ばす。」
渋るユーノ。魔導師としてなら、僕は雑魚中の雑魚だが、戦闘員としてならクロ官にも負けない自信はあるぞ。それにいざとなったらグラグラの能力を使う。
アルフは解くか解かないで迷ってこちらを見てるし。
「ユーノ!早く解け!僕は突っ込むぞ!」
「祐!ああもう!」
ユーノとアルフが二つのバインドを解く。
僕は二つの竜巻の間に向かいながら、和道一文字を口に咥え、雪走を右手に、三代鬼徹を左手に持つ。そして二つの竜巻の間に立つ。おー揺れる揺れる。だが、糸は丈夫で切れる心配は無いし、ピンピンに張ってあるので殆ど揺れない。
「祐!そんな所に移動したら巻き込まれる!」
「此処で良いんだよ。ユーノ。」
念の為、武装色の覇気を刀に纏わせて威力強化しておくか。
二つの竜巻が近づいて来た。僕は刀が一列に並ぶ様に構える。
「三刀流 龍巻き!!」
僕が繰り出した斬撃の竜巻が二つの竜巻を消し飛ばした。
「す、すごい。魔力も使わずに……」
「どーよユーノ。これでも僕は足手纏いか?」
「……でも、何で口に剣を咥えているんだい?」
…………ツッコム所、そこ?
「僕は三刀流の剣士だ。あとこれは剣じゃなくて刀だ。」
僕は三本の刀を収めながらユーノの間違いを指摘する。なのはとフェイトの方も終わった様だな。何故か僕が消し飛ばした竜巻に有ったと思われる二つのジュエルシードもなのはの方にあるし。
なのはとフェイトが向き合って何か話している。ん?フェイトの様子がおかしい。何かにビビっているのか?
『マスター!上空から魔力攻撃、後二秒で来ます!』
「何!?」
ブレードから警告を聞いた直後に紫色の雷がフェイトに直撃する。フェイトは気絶し落下するが、アルフがフェイトを抱えた。
その後えんやわんやあって、結果だけ言えば、クロ官の妨害もあって、アルフはジュエルシードを三つ取って、多重転移で逃亡した。
にしても、フェイトに電撃を当てたのは誰だ?見つけたらオペオペの能力で解体してカウンターショック浴びせてやる。
クロ官がこちらにやって来た。
「不動。後で聞きたい事がある。」
何だよクロ官。聞きたい事って。
「で、ジュエルシードによって発生した竜巻は君の剣術で消し飛ばしたと?」
「ああ、そうだよ。」
リンディ提督からの説教の後に、僕はクロ官に尋問室的な部屋で竜巻を消し飛ばした事について聞かれている訳だが、
「嘘をつかないでくれ。魔力も使わず、そして君の悪魔の実の能力でも不可能なのは分かっている。」
全く信じてくれません。
いやいや、さっきの竜巻を消し飛ばした事で話して無い事は、覇気を纏っていた事以外無いよ。どうしましょ。
というか完全に舐められてる。絶対そうでしょ。
というよりイトイトの能力でも出来るよ。多分。やった事ないけど。
「いい加減に話してくれ。」
さて、どうしたことか。覇気について話すか?多分、海楼石、悪魔の実、とある訳だから覇気がみんなに潜在していてもおかしくないけど…………魔法主体な奴らが信じてくれるか?一応武術になるだろうし。言うだけ言ってみるか。
「分かった。白状するよ。」
「ようやく話してくれる気になったか。」
「先に言っておくが、魔法を使うお前らには信じられない話だぞ。ただ、生きてる奴なら誰でも使える可能性がある。あと、レアスキルとかじゃないぞ。一応武術になるだろうから。」
「武術なら僕達の世界にも様々な流派がある。君と同じ様に三本の刀剣類を使った流派も見た事がある。早く話してくれ。」
へいへい。僕に割く時間が勿体無いんでしょ。というか三刀流の流派があるってどうゆう事なんだ?
覇気については書類で準備して無かったしなー。デバイスのデータ送信でいくか。ブレードの中に色々データはある。そして、ユーノから聞いた話で予想をして、説明を要求されそうな物は一応纏めてある。完全記憶能力が有るとはいえ、説明するのは面倒くさい。
「クロ官のデバイスに送るな。説明するのが面倒くさいし。質問は読み終わってからにしてくれ。」
「だからクロノ執務官だ。」
「はいはい。ブレード、三色覇気のデータをクロノ執務官に送ってくれ。」
『了解。』
クロ官がデバイスから映像を投影させて送ったデータを読む。
「不動、これは本当か?武術というよりはレアスキルだと思うが。」
見聞色はともかく覇王色と武装色はそう思われても仕方ないな。
「レアスキルは魔力を使うだろ。覇気で使うのは集中力と体力だ。そして竜巻を消し飛ばしたのは武装色の覇気を纏って威力強化をしていたからだ。これなら魔力は使わないしな。あと、覇王色と見聞色は書いてある通りだけど、武装色で言い忘れた事がある。」
「何だ?」
「武装色の覇気を纏って触れれば触れた部分が実体化するって書いてあったろ?」
「ああ、書いてあったな。その実体化の意味が分からないのだが。」
「その実体化って部分なんだけど幽霊とかも触れる事が出来るし、魔法攻撃、物理攻撃が効かない悪魔の実の能力者にも覇気を纏えば攻撃を当てる事が出来る。但し、触れた所限定。あと、自分の身体じゃなくても持っている物や魔力にも纏わせる事も出来る。」
「それは本当か?」
「ああ本当だ。」
半信半疑ってとこか。
「んじゃ、聴取はこれでいいでしょ。フェイトに攻撃した奴が誰か気になるし。」
僕が部屋から出て行こうとすると、
「待て。最後にその覇気が本物かどうか。確かめたい。」
ま、確かめたいのは当然だわな。僕の作り話かもしれないし。あと僕は犬じゃない。
「はぁー、クロ官、気をしっかり持ってくれよ。」
僕は覇王色の覇気をクロ官に浴びせる。
「!?(身体が、動かない!?)」
クロ官の身体がプルプルと震えている。というかビビってる。覇王色が効いたって事は、クロ官と戦ったら勝てるという事かな?
「これが覇王色の覇気。」
クロ官の硬直が解けてから、僕は部屋の隅に置いてあった空き缶と輪ゴムを取る。というか何故ある!?
「これが武装色の覇気。実体化の話は相手が居ないと無理だから、これで勘弁してくれ。」
武装色の覇気を輪ゴムに纏わせて、空き缶に飛ばす。すると空き缶は綺麗にスパーンと切れた。
「ただの輪ゴムにこれ程の威力が追加されるのか。」
クロ官が驚いてるー。というか分析してるー。立ち直り早いな。
「不動、この硬化というのは出来無いのか?」
「まだ出来無い。ちなみに硬化させた部分は黒く変色する。」
この後、見聞色も披露しようとしたがクロ官が結構と言われて、聴取は終わった。
話が済んだ後に聞いたがフェイトの親はプレシア・テスタロッサという名前でフェイトに電撃を当てた犯人らしい。何故親が子にあんな酷い事をした?フェイトの身体にあった傷はそのプレシアがやったのか?情報が足りないな。
クモの巣がきと網糸の違いは隙間の差と糸の太さ。