今日でようやく五歳となる。この世界での五歳になると他の人からステータスを見られることができるようになる。それまでは見ようとしても文字化けしており、何が書いてあるか分からないのだ。
ユウヒはこの二年間で更なる修行を積んできた。母のアリスからは魔法についての知識を、父のシンからは剣士についての知識を学んだ。実際に使っているところは見せずに、家を抜け出して密かに練習を積んでいた。
新しく覚えたスキル《鑑定》で母上達のステータスを見比べると、ユウヒの二年間の成果はとんでもないことになっている。
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名前:シン・シルフォード(中級剣士)
レベル:30
魔力量:700
スキル:
・鑑定
・無属性魔法Lv5
・風属性魔法Lv3
・剣Lv6
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名前:アリア・シルフォード(上級魔術師)
レベル:35
魔力量:3000
スキル:
・鑑定
・無属性魔法Lv3
・水属性魔法Lv7
・氷属性魔法Lv3
・風属性魔法Lv6
・雷属性魔法Lv2
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大人の強さでこんなものである。しかもこれが一般人以上の強さだ。
だがユウヒはその先を進んでしまった。
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名前:ユウヒ・シルフォード
レベル:80
魔力量:10,000
スキル:
・神の恩恵
・魔法創造
・物理創造
・言語理解
・鑑定(改)
・転移
・異空間
・瞬間回復
・詐称
・無属性魔法Lv10
・火属性魔法Lv8
・水属性魔法Lv8
・氷属性魔法Lv7
・風属性魔法Lv9
・雷属性魔法Lv8
・土属性魔法Lv7
・光属性魔法Lv8
・聖属性魔法Lv7
・闇属性魔法Lv9
・空間属性魔法Lv8
・剣Lv9
・槍Lv8
・弓Lv8
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こんなものとなってしまった。スキル名じゃ意味わからないだろうから少しだけ説明を加えよう。
《鑑定(改)》、これは相手をステータスを見るものであるが、普通の鑑定では相手の名前を見れない。そのため改良を加えただけだ。
《魔法創造》、新しくオリジナル魔法・スキルを作るものであり、転送・異空間・瞬間回復・詐称がこれで作られたものだ。
《物理創造》、剣や槍などの武器から、ソファーなどと言った日常品を想像したものを作れたりする。
《転移》、あるものを別の場所から別の場所へと瞬間移動することができ、もちろん自分に使う事も可能だ。しかし、一度行ったことのある場所と見える範囲という条件がある。
《異空間》、物を収納するときに使っている。例えば自分で作った剣だが、シンやアリアに見られるのはよくないため異世界にしまっているということだ。容量も面積もほぼ無限にあり、自分の好きな時に取り出したいときに取り出せる。
《瞬間回復》、今まで作った中で一番のチート魔法。与えられたダメージや傷だけでなく、魔力も回復することが可能だ。しかし、自分自身にしか使えないのが難点である。
《詐称》、そして今回重要となるのがこの魔法。これは他人から見える自分のステータスを詐称することができる。むしろこれがなければ本日大変な騒ぎになっていたところだ。
早速ステータスを変えることにする。
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名前:ユウヒ・シルフォード
レベル:5
魔力量:100
スキル:
・鑑定
・無属性魔法Lv2
・風属性魔法Lv4
・剣Lv3
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こんなものでいいだろうかと納得するユウヒ。子供にしては強すぎると思うが、一生懸命練習したと言えば納得してくれるだろう。自分の子供が努力家だと知れば両親も喜んでくもれるはずだ。
書き終えたところでちょうどよく、シン達がユウヒの部屋へとやってきた。
「今日は鑑定の日だぞユウヒ。俺みたいに強くなれるといいな」
「あら、私みたいな魔術師でもいいのよ」
シンは剣士になってほしいらしく、アリアは魔術師になってほしいらしい。どうせなら魔法剣士というどっちの願いも叶う方向に進んでやろうとユウヒは思っている。
シン達がスキル《鑑定》を使用してユウヒのスキルに目を通した。
「アリア、やっぱりユウヒは天才なんじゃないか?」
「そうね……流石私達の息子と言いたいところだけど、この年でこれはすごすぎるわ」
シンとアリアは口を揃えてユウヒを褒める。
しかし、こっそりと練習してたことは子供がやるには危ないため、そこらへんに関してユウヒは謝ることにした。それに対してシン達は特に何の問題もなく、むしろ歓迎してくれた。
理解のある両親のもとに生まれ、ここは本当にいい世界だと感動したユウヒである。