週末が明け、六日ぶりの月曜日となった。月曜日は晴れていようが雨だろうが憂鬱なものだ。でも、今日はそれどころじゃなかった。
外でピーピーと風が高い音を出している。パラパラと雨音が激しくなって、嫌でも耳に入ってきた。
ニュースで過去最強と謡われるほどの台風が、列島に上陸。テレビ画面で見た黄色い強風域は、国をすっぽりと覆っている。それほど大きいものだった。避難指示が出たところもあるらしい。証拠に、朝方避難指示が携帯端末でうるさく飛んできた。この天気の中、学校に行けというのか。
携帯端末で某アプリを開く。休校、自宅待機。そんな単語が、タイムライン上で踊っていた。でもそれは顔も声も知らない人で、同じ学校の人はいない。学校からは未だに連絡すら来ない。
「なんで連絡ないの・・・」
思っていたことが口に出た。どうやら一部の電車も止まっているようだし、何かしら連絡があってもいいと思った。でも、何も来ない。弟の通う小学校は休みになったらしい。
いい加減に家をでないと遅刻する。仕方がなく、傘を持って家を出た。
外に出た途端、横から飛んできた雨に殴られた。慌てて傘をさすも、肩にかけた鞄は大粒の雨で濡れた。制服のスカートもところどころに水が染みている。少し歩くだけで、履いていた靴とソックスはびしょびしょだ。もう帰りたい。
なんとか駅に着いた。私が乗る電車は特に止まってもおらず、一、二分遅れた程度だった。乗り、空いていた座席に座る。携帯端末を取り出し、またアプリを開く。タイムライン上で学校に向かう人は少ない。ほとんどの学校は休みなのだ。もしこれで学校についてから休校になったらどうしようか。片道一時間の道をずぶ濡れになりながら来て帰れと言われたら誰でも学校に火を放ちたくなるだろう。まぁ大雨だから火事になっても消えるだろうけど。
電車を降り、長い学校までの道を歩き、なんとか学校へとたどり着いた。もうへとへとだ。ずぶ濡れになった靴を脱ぎ、下駄箱から乾いた内履きを取り出す。まぁ、ソックスが濡れているから履き替えたところでそこまで変わらない。六十七段の階段をのんびりとのぼり、やっとことで教室にたどり着いた。聞こえるのはやはり今日休校にならなかったということへの不満だった。他の高校は休みなのになんで、先生が判断を誤った。学校につけば関係ないとかそんな考えだとか考察している人もいる。休みの学校は登校が危険と踏んで休校にしたのに、この学校の生徒に人権はないのか。さまざまな声が聞こえた。私は全ての意見に心の中で同意した。
朝のホームルーム。まだ学校に来ていない人は来たら職員室に行かせるように言われただけだった。教室の空気は悪い。
一時間目開始のチャイムが鳴った。英語の授業の用意をして、先生を待つ。妙に遅い。もしかして、今から休みになるのだろうか。そんな期待をしながら待つ。
ピーンポーンパーンポーン♪
『全校生徒にお知らせします・・・』
校内放送が急に始まった。もしや、と期待が高まる。それは私だけではないようで、教室が静まり返る。心なしか、空気が軽くなる。
『一時間目の授業は、』
まさか、本当に?と、期待が最高潮になる。
『通常通り行います』
クラス全員の堪忍袋の緒が切れる音がしたような気がした。
「「知ってるわ!!!」」
「は、なんなの?」「え、え?」
「通常通りなら放送すんな!」
「一回貯めて何してんの?」「キレそう」
「持ち上げて突き落とすな!」
「今の流れ休校だったよねぇ?」
「校長正しい判断しろよ!」
「わぁ~すご~い!君は、人をキレされるフレンズなんだね!」
殺気に満ち溢れた教室。英語の先生が遅れてやって来る。いつも通り授業が始まった。
帰宅後、休校だったところが多いと知り、一人怒るのは別の話である。
はいお久しぶりです~くろくろさんです!
台風すごかったですね。本当に風が吹き荒れてました。他の高校休みなのになんで。
後書き書くことないから終わります。え?他の小説の登校?はい。まだまだとなります。別サイトでハロウィンすっごい書いてます。すいませんでした。
では!閲覧ありがとうございました!