ハイスクールD×D~ある転生者の話~   作:クヤ

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まえがきあんまり好きじゃないけど最初だから書くよ。
初めましての方初めまして、久しぶりの方久しぶりです。
昔のを読んでくれていた方にひとこと言います。
これ別物ですから。ものが違いますから。
エロいのとか書いて改稿とかせっせとしてたらHDDクラッシュしました。
一個20kb以上を目指して頑張ってたのにきれいに18話分ほどさよならしました。
いろいろなものが折れました。
いっぱいしていた載せるための真お絵かきもきれいにクラッシュしました。
外付けHDDにバックアップ中にクラッシュしたら外付けも逝きました。
ちょっとだけ復活したので書いてみたけど前のとか覚えてないよ!
何回書き直したと思ってるのまざっちゃたよ!
テンション的にドンガメです。超遅いです。
二話まで投稿すると音信不通になります。
その場のノリで書くと後が書けないからって書き直してたらこのざまだよ!
笑えよっ笑ってくださいよっorz


01 はじまり

ーーーーーぷっあははははは!お前は馬鹿だな馬鹿すぎる!ーーーーー

 

ーーーーーそ、そんなに笑うことないだろう……ーーーーー

 

ーーーーー気にするな馬鹿にはしているが好ましいと思っているんだーーーーー

 

ーーーーーそうかならいい……のか?ーーーーー

 

ーーーーーやっぱり馬鹿だ。だが気に入ったーーーーー

 

ーーーーーばかにすんなよぅーーーーー

 

ーーーーーぴぴっーーーーー

 

ーーーーーそうだな、将来……が……だったら……ーーーーー

 

ーーーーーぴぴっぴぴっーーーーー

 

機械的な音が聞こえる。だんだんと大きくなり今見ている景色が薄れていく。

意識が浮上しているのだろう。

心地よい眠りから体の感覚が戻ってくる。

 

「ユメか……ずいぶんと懐かしいユメを見たものだ」

 

伸ばした長髪が首筋にまとわりつき、寝間着代わりにしている大きめのワイシャツから覗く生足がなまめかしい。

窓からあふれる日差しに眩しげにした後、額に手をやると火照った頭に心地よい冷たさだった。

 

「あれから随分と経ったな。人の縁とは奇妙なものだ。救い救われ、落とし落とされ。また出会う」

 

呟いた後、いみわからんなと、体を起こしボーッとしていた頭を振る。

 

「今日も朝が来て、明日も朝が来る。変わらぬことは素晴らしい」

 

思い切り伸びをして、眠る体に活を入れると今日も楽しい日になることを祈って宣言する。

 

「さあ、今日も元気にいこうか!」

 

今日も新しい朝がやってきた。

 

 

 

 

 

今日の俺は有頂天でとどまることを知らないぜ!

むは、ふひひ

気色悪い。そんな言葉じゃ、今日の俺はそんな言葉じゃしょぼくれないぜ。

 

「元浜、今日のイッセーなんかおかしくないか?」

 

「ああ?イッセーがおかしいのなんていつものことじゃないか」

 

「それもそうだな。おっぱい馬鹿だもんな」

 

失礼な奴らだな!

おっぱいは大好きだけども!

まあ、今日の寛大な俺はたいていのことは許してやるよ。

生まれてから苦節十数年、ついについにっ彼女ができた俺はな!

ああ、辛くむなしかった日々よさよなら。俺は今日から青春をエンジョイするぜ!

思えば昔懐かしい。オッチャンにおっぱいについて学んでから、女の子にもてるためにそれなりに頑張った。

しかししかしだ。そのかいもなくこの場にいる松田、元浜と変態3人組と呼ばれ蔑まれる始末。

今通っているこの学校、駒王学園にも男女比率があり得ないほど偏っている元女子高という点から入学を決めひたすらに努力し、絶望視されていた入学を果たした。

これでもてるぜよっしゃー!と思った俺は甘かった。

男女比率がいくらか頼ろうとも結局のところ、一部のイケメンが超もてるだけで、学園カースト最底辺な俺たちは苦汁をなめてきた。

ちょっとあれ兵藤じゃね?マジキモイんですけど必死すぎwwwなんて蔑まれてきました。毎日のように。

学園に来て見知らぬ誰かに、あれイッセーじゃね?って後ろ指刺されてました。毎日のように。

どんだけ広まってんの俺の名前!?

そんな風に驚愕していた俺。

そんな俺にも、そんな俺にも、彼女ができました!

神様ありがとう!!

今まで全く信じてなかったし、むしろ恨んでいたけれどこれからはがんばってお祈りするよ!

 

「なんだ妄想か」

 

「頭がちょっとやばいところに行っちまってるだけじゃないか。現実見ろよイッセー」

 

呆れたように松田と元浜が言う。

まーまー認めたくない気持ちはわかるよ?でもさあ、マジ彼女できちまったのよ。わかる?チミタチ。

 

「イッセーが彼女とかないない」

 

「それだったら俺にもいるぜ。画面の向こうにだけどな!」

 

あっはっはー。むかつくんすけど、でも今日の俺は超ご機嫌なので許してやるよ。

 

「じゃあ、証拠見せてみろよ」

 

「そーだ、そーだ。ま、無理だろうけど」

 

ふはははは、そこまで信じたくないのか滑稽だな。

にひひひ、見て驚けこれが俺の彼女だ!

 

「夕麻ちゃんでーす」

 

そして俺は懐から、携帯を取り出すと待ち受けを表示させる。

昨日撮影した写メだよ。どうよかわいいだろ?

 

「そんなばかな!?」

 

はっはっは、驚きが心地よいわ。

 

「世界が終る時が来ただとっ」

 

おいこら、俺に彼女ができるのがそんなにありえないか!?

 

「ほう、なかなかかわいいな」

 

そうだろそうだろ、いつの間にか打ちひしがれる二人の上から奏様。

 

「うおいっ奏お前はいつ来た!?」

 

「今さっきだが?」

 

コテンと首をかしげる奏。

お前実は女だろっいやまあ立派なものがついているのはガキの頃からの付き合いだから知っているけども。

相変わらず気配が読めねえ。いつ来たかも分からなかった。

不思議そうな顔をして俺を覗き込むこいつは、人見奏(ヒトミカナデ)俗にいう俺の幼馴染だ。

容姿は女の子じみている。はっきり言ってその辺の子よりかわいい。

名前も実に女の子している。

が、男だ。

なぜ女に生まれてこなかったのか。こいつを知る男は必ず一度は思うことだ。

ていうかマジで女に生まれてこいよ。

頭とか超良いし、運動もできるし、Sくさいけどなんだかんだ言って優しいし、顔がかなりかわいいし。

なにこの女の子だったら完璧超人。

こいつが女だったらソッコーで告ってたよ。かわいい幼馴染とか俺…勝ち組だったよ?

だがもういいんだ。俺の心はいつになく余裕に満たされている。

今ならどんなことだって許せそうだ。

ああ、神よ。感謝します。

だって彼女ができたから!だって彼女ができたから!だって彼女ができたから!

大事なことだから何度だっていうぜ。ふう。

 

「それで彼女ができたって?」

 

「おう、そうだよ!今日の放課後にでも紹介するな!」

 

今日の俺はもう空すら歩けるんじゃないか。というぐらい絶好調だ。

 

「ふむ。まあ、おめでとう」

 

なんだよ、一緒に喜んでくれないのか?いぶかしそうな顔をして。

こいつならよかったなってたまにしか見せない超優しい笑顔で言ってくれると思ってたのに……。

いや、一応祝福されているんだがなんか不満だ。

 

「そうだ、こいつをやろう。初彼女祝いだ」

 

何か思いついたような顔をした奏はワイシャツのボタンを一つはずして首にかかっていたものを取り出す。

なまめかしい鎖骨とか、白魚のような指とか……いやいや俺はノーマルだから!

そんな風に葛藤していると奏が取り出したものを差し出してくるのが目に入った。

とりあえず受け取ってみると水晶のような透明な石がついた首飾りだった。

六角柱っていうんだっけこの形?

 

「お守りだ。常に身に着けておけ。彼女に嫌われないようにな」

 

「恋愛運とかあげてくれるのか?お守りとか奏がこういうのを持ってるの意外だったな」

 

こいつはなんか知らんが、神様がきらいらしいし。

そのくせ初詣とかは一緒に行くのがよくわからんけど。

 

「そう意外でもないだろう。いつも言ってるだろう神も仏もどうでもいいが、世界に不思議は満ちていると」

 

「いや初耳ですけど」

 

「そうだったか?ともかく霊験あらたかなお守りだからなきっと効果がある。大事にしてやってくれ」

 

まあ、俺が奏にもらったものを粗末にすることはまずないわけで、身に着けていろというのならそうするが。

そうするに値するだけの信頼というか、友情というかを築いて来たつもりだし。

 

「ん、さんきゅ」

 

言いながら身につけてみると確かにこう何と言っていいかわからないパワーを感じるような気がする。

まあ、気のせいだろうけど。

よいせと馬鹿二人からおりる奏。あえて突っ込まなかったけどずっと松田と元浜踏まれてたんだよな。

時々うめき声が上がってたけど、幸せそうだし別にいいか。

っと、もう予鈴か、アー今から放課後が楽しみだな。

早く夕麻ちゃんに会いたい。

 

 

 

 

そして待望の放課後もろもろ引き連れてやってきました。

 

「あ、夕麻ちゃん!おまたせー!」

 

一誠が夕麻ちゃんと呼んだ影がこちらを振り返る。

表情をほころばせその人影は一誠の名を呼ぶ。

 

「イッセー君、あっちの人たちは?」

 

結局実物を見るまで認めないというスタンスをとった松田と元浜。

それににこやかな奏が夕麻の視線の先にいた。

 

「ああ、こいつら俺の友達、松田と元浜、それに奏」

 

「初めましてイッセー君の彼女の天野夕麻って言います」

 

「ああ、初めましてだ。イッセーはエロいけど仲良くしてやってくれ」

 

貴様が一誠に告ったというビッチか……。

なんだ?え、どこで惚れたんだいってミロ……。

そんな思考をおくびにも出さずににこやかにあいさつをする(オレ)素晴らしい演技力である。

ちょ、よけいなことを言うなと言わんばかりの顔芸を見せる一誠。

なんだそれ面白い顔だな。

お前は(オレ)に黙っていじられているがいい。

お互いに微笑みを交わす。どちらも自然な笑顔だというのに、どことなく互いへの不信感がにじみ出る。

そんな摩訶不思議な顔。

 

「そんなことないですよ。とても紳士的です」

 

一誠が紳士的とかとこれには耐えられず吹き出しながらもにこやかに返す。

なんて冗談が神がかっているのだろうか、戦慄が隠せない。

笑いという形で。

 

「そっそうか、仲良くやってくれそうでよかった。一生彼女できないと思ってたからな」

 

これは事実、だから幼少期にバカな約束をしてみたりしたものだ。

対面してわかる。一誠に残っていた人外の残り香。

今世においてかかわることはそうはないと勝手に思っていた、非日常の香り……。

それの元がこいつだ。

なぜ一誠にという疑問は覚えるが、さっぱり狙いが分からない。

 

「それにしてもイッセー君のお友達にこんなにかわいらしい女の子がいたなんて思いませんでした」

 

「いやこいつ男だよ」

 

瞬間空気が固まる。えっ冗談ですよね?そんな表情に一誠は痛ましそうに首を振る。

そういう表情を見るのは好きだからむしろニコニコとしてしまう(オレ)

まったく修行が足らんな(オレ)。だが一誠お前はだめだなんかむかつく!

彼女には見えない角度でリバーブロー、崩れ落ちる一誠。

 

「えっイッセー君!?」

 

「か、奏お前……」

 

ギロリ

(よけいなことは言うな。)

ビクン

(い、いえすさー……。)

 

「急に腹が…昼飯が中ったかな、アハハ」

 

どうした一誠そんなに冷や汗をかいて?

 

「コホン、一誠も少しすれば治るだろうし長居しても二人のお邪魔だろう。そろそろ失礼する」

 

「お気を使わせて申し訳ありません」

 

「それではなー」

 

「おう、お前らも早く彼女作れよ!」

 

驚異の回復力を見せ、去っていく二人を睨み付ける眼が二対。

 

「裏切り者め……っ」

 

「……」

 

ようやく口を開いた松田が憎しみを込めて涙する。ああ視線で人が殺せたら。松田はただ無言で涙する。

 

 

 

 

 

何事も起きないといいが一誠だからな……。

あれも一誠のことが好きだというなら何も問題はなく、祝福してやれるのだが。

いろいろと怪しすぎて何も言えん。

あれは人ではないものだ。

お互いが好きだというのなら障害でもなんでもないのかもしれないが、そうは思えなかった。

大体一目ぼれとか現実にあり得るのは、よほど好みに合った顔をしているか、命の危機でも救わないとありえないだろう。

気づけよ馬鹿め!と心の中で罵倒するが、しかし、万が一、億が一に、兆が一に一誠のことを好いているということがあるのかもしれない気がしないでもないのかもしれなければ(認めるきがない)これほど喜ばしいことがないことも事実で、(オレ)の過保護な下種の勘繰りということもある。

この世に生まれて人でないものはそれなりに見たがあれは新顔であったし、怪しむなというほうがおかしいのだが、しかし……。

一誠は幸せそうな顔をしていたな……。

(オレ)はどうすればいいのだろうか?

どスケベでクラスの女子からはエロ男3人組の一角として蔑まれている。

エロと変態を除けばいたって普通の好青年で通じるかわいそうな男だ。

性格はエロい事を除けば、普通にやさしいし、友人として過ごす分には何の問題もない。

まあ、頭は少々残念だが、きっとエロを餌にすれば天才に届くバカだと信じている。

そんな友人。

ふむ、あらゆる美点がエロという一点で台無しになっている。

こんなに手の込んだことをするということは、少なくともすぐにどうこうなるというわけでもないだろう。

しばらくは様子見に徹することとしよう。

一応の保険も掛けてあることであるし、そのうちわかるだろう。

(オレ)にこんなに心配をかけるとは、まったく、一誠は、まったく。

何事もなければいいが、本当に。

はあ、ため息が出るのは仕方のないことだ。

今日も今日とて、世にはままならんことが多きに過ぎる。

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