正輝と秋瀬が未来日記から転移して出て行き、船に帰った後に堕天使の二人が帰りを待っていた。
「二人は?」
「あー…二人の紹介を先にしておくか。こっちはレイナーレ、で金髪の子がミッテルト」
「はじめまして」
レイナーレとミッテルトは秋瀬或に丁寧に挨拶をして、手を差し出す。
「僕は秋瀬或、今日からこの船で暮らすことになるんだね。今後ともよろしく」
秋瀬はレイナーレとミッテルトの手を掴んで、握手した。
「君ってこんな外人さんと仲良くしてるんだ」
ミッテルトの髪は金髪であり、秋瀬は二人を見て外国の人と交流しているのかと思っていた。
「まぁ、詳しい話は後で話すよ。知ったら驚くだろうけどな、その時は心しとけよ」
「正輝、お疲れ様」
凛はジュースを正輝に向かって軽く投げて渡し、正輝は蓋を開けて飲む。
飲んだジュースを机に置いて、正輝は別の部屋に向かおうとする。
「どうも…サンクス。でももう一仕事しなきゃいけないんだよなこれが…」「回収した3人の未来日記所有者のことについて?」
未来日記所有者3人はいつの間にか死んだはずなのに別の場所にいることにかなり混乱している。状況がわからない以上、混乱してもおかしくなかった。
「それじゃあ凛。いまいる仲間達の紹介と秋瀬にこの船の案内をしてくれ、彼の部屋もな」
「ええ、分かったわ」
秋瀬についてはこれからどうするかを先に話し、正輝のことをよく知っているので説得の必要はなかった。
船の案内を遠坂凛に任せ、正輝はすぐに3人の説得に取り掛かった。よくわからない状態で船に送還されているために正輝は早速3人の元に向かい、混乱している彼らを説得しようと試みた。
*****
平坂黄泉の場合
彼は自爆してリタイアした。2ndが持っている武器で首筋を切られ、敗北し、未来日記にて死の宣告を受け、爆発によって身体は木っ端微塵になっていた。
(私は、死んだはず…⁉︎)
けれども、弾き飛ばされるはずの身体は元に戻っている。我妻に斬られた跡もなく…それ以前にここがどこなのか不安でならなかった。
(どうなっているのか…)
「まず一人目、平坂黄泉さん…だっけ。そちらの名前は」
「⁉︎だ、誰ですか‼︎」
黄泉は目の前にいる男に警戒する。
武器は持っておらず、変身している格好のまま不審な人物に立ち向かおうと構える。
「落ち着いてください。貴方は俺のことを知っています。
俺は御目方教にいた見学者です。
覚えてますか?」
その言葉に黄泉は安堵した。何処かで聞き覚えのある声に考えて、思い出した。
「貴方は、あぁ!貴方はあの時の見学者さんなのですか!」
「ええ、そうです。覚えてくれて嬉しいです」
黄泉はやっと御目方教に見学しに行った正輝のことを思い出し、嬉しい表情をしていた。
「まず、貴方がなんで生きているかっていう疑問は俺が貴方を助けたからですよ」
「?どういうことなのでしょうか?」
「その…まず話をする前に。そちらの格好がいかにも息苦しそうなので着替えて頂けると良いのですが…よろしいでしょうか?」
正輝は彼のために着替えの服を用意している。スポーツズボンと長袖の茶色の服を用意してドアの近くに置く。
彼の首は縄で縛っており、息が詰まるんじゃないかと正輝は心配している。
平坂黄泉は元気よくハイと快く答え、正輝は出て行って着替えるまでの間は待っていた。
「お待たせしました。入っていいですよ?」
彼が着替え終えると、彼は服を着ており、座って待っていた。彼の目は輝きを失っており、目を開くことはできても視力を失っている。
「よく、着替えれましたね?目が…」
「ええ。視力がなく全く見えないのですが…聴覚だけはとても良いのですよ私」
黄泉は明るい声を出している。
椅子がどこにあるのかも、
耳を通じて理解することは容易なことではない。
「まぁ詳しい話はゆっくり話そう、貴方の時間はありますし」
正輝がどうやって助けたのかは目覚めた後に話し、聞いていくうちに彼はだんだんと落ち着いていった。
そもそもどうやって介入したのかから初めて、平坂黄泉をどんな方法で助けたのかや、携帯のシステムについてなど、未来日記のサバイバルゲームを勝ち抜いた者が誰なのかやサバイバルゲームの間正輝は何をしていたのか。
順を追って説明していった。
「そんなことがあったのですね…ご苦労様です」
「まぁ、まだ二人の未来日記所有者を説得しないといけないんだけどね。さて、ここからが本題だ。君は俺たちの元に来る?それとも断る?」
「命を助けてもらった恩はあります。
命の恩人ですから…私は貴方達に加担したい。ですが貴方のいう内容によってです…その内容に私の正義が矛盾しているのならば丁重にお断りさせていただきます」
そして、これから先どうするかを彼に決めてもらった。
無理矢理働かせるわけにもいかず、正輝側の仕事のほとんどを話した。殺人の楽園のことについてや、自分達のこと。
そして最終的にすべての内容を話し終えてこちらに加担するか、別の世界で平和な暮らしを過ごすかどうかの話となった。が、
「…素晴らしい!なんて素晴らしい!己の正義で行動し、そしてそれが周りや仕事にも貢献される…あぁ、なんて素晴らしい仕事なのでしょう…まさにそれは正義の味方の仕事!」
「…えっ?あ、あの、おいちょっと勝手に話を」
内容を聞いた黄泉は正輝を褒め称え、是非入れて欲しいとお願い申し出た。
変な人だと正輝は思ったが、それでも彼はかなり珍しい人物だと思っている。正輝の手をがっしりと掴んで喜んで入りたいと言う、正輝の方は躊躇するんじゃないのかと思っていたはずが逆に躊躇されるとは思わなかった。
「貴方の仲間に加わります!是非‼︎」
「えーと、仲間になるは確定。で…
あんたがやるのは人民救出と化け物退治、敵殲滅…どっちがいいでしょうか?」
立花響のように化け物は退治できて、人を助けることはできても人を殺すことはできない。
「できれば被害を最小限にしたい職に。あ、それと化け物とかは私には無理でして」
「ん、分かった。お前はお前にしかできないことをすればいいからな。
できる範囲でやらないと、あまりにも無謀なことをしたら殺されてしまうし…」
こうして彼は避難と人命救助、敵の撹乱役をすることとなる。
こうして仲間が一人増えた。
(本当に大丈夫か、この人…なんか心配だなぁ。まぁ少なくともここに気に入ってくれたのならいいか)
「あの、質問してもよろしいでしょうか?」
「なんだよ?」
黄泉は正輝に向かって挑むときに変身姿で頑張りたいということを頼まれているが、
「頼むから…目玉のようなあの格好は無しにしてくれないかな。何度も何度もそちらが首絞めたりして変身したり…デバイス用意するから。デバイスについてはそれも詳しい話になるからとりあえず7thの説得に向かって良いでしょうか?」
「いえ!全然構いません!」
「じゃぁ…部屋に案内するからそこでゆっくり身体を休んでおいてくれ」
こうして一人の仲間が正輝側に加入された。なお、12thの元に戻ってあの格好で行動すると彼が懲りずに言っていたために正輝が焦って止めさせようとする。
「お願いします!これだけは、頼みますから!」
「いや、それ以前に目玉おやじみたいな格好で仕事に出るなって‼︎こっちでちゃんと用意するからぁぁぁ‼︎」
この格好が好きであり簡単には変えられないと強調する。正輝はこれ以上言ってもキリがないのでこの話は一旦置いておくこととなった。
「入ってくれるのは嬉しいが…なんつーか疲れるな」
仲間確定:平坂黄泉
彼の仕事
人命救助及び状況の撹乱役
善悪の見分け
*****
2.3人目は美神愛と戦場マルコ。
そして未来日記所有者、7th。
この二人はタワーSAKURAMIにて1stと2ndの決戦にて二人一緒に死んでいったカップルだった。
神になって永遠の命を手に入れる。
だが、その願いは死によって叶えられ、サバイバルゲームに負けたはずなのにまだ生きている。
「⁉︎どうなってんだこりゃあ‼︎」
「こんにちは」
「誰だ、テメェ‼︎」
正輝は7thの元に行く。マルコは反抗的な態度で向かってくるものの正輝は冷静だった。愛は持っているナイフで殺そう立ち向かっている。
「殺意むき出しにしないでくれ…こちらに敵意はない。安心してくれ、どうしてこうなったかは座って話そう…」
「その前にこっちの質問に答えろ。俺たちに何をした?ここはどこだ?」
何かされたんじゃないかと思って今にも襲いかかろうと拳を握りしめている。
これで正輝と二人がこのまま戦闘になって無駄であることを分からせることも可能だが、争うつもりも傷つけるつもりもないから一応交渉しようとした。
「嫌だからそれを座って話そうって」
「ケッ、分かったよ。話してくれるんだろうな?」
正輝は平坂黄泉と同様に未来日記の世界にてどうなったかを話した。二人を助けた方法も、サバイバルゲームの結末も説明した。
「なるほどな…で?俺たちを生かした理由は」
「俺が二人を気に入ったから救った。そんな理由じゃダメなのか?」
正輝が安楽的な理由で助けられたことにマルコはため息をついていた。
「俺たちはあのまま諦めても「諦めないように命を繋げてんじゃん。俺が」なっ、テメェ!」
「ち、ちょっとマル!止めて!」
あのまま死んでも二人は本望だった。
が、それを邪魔されたマルコは正輝に怒っている。とはいえ彼らにとって正輝は命を救われた人物であるために愛はマルコを止めた。
二人は死んでおらずこうして巡り会えたことに愛は喜んでいるからだ。
「こうして私達がまたこうして会えたのは、彼が命を助けたおかげでもあるの…」
「愛…」
恋人である愛の言葉にマルコは正輝への反抗心が無くなり、彼女が庇うことによって言葉を失ってしまう。
「分かったよ…愛が、そう言うなら」
マルコは落ち着いて座る。拳を収めて、落ち着かせていた。
「ありがとうございます。それではえーと、まず…この船で暮らすことを受け入れるか否か決めてほしい」
「…は?」
「ここから先はかなりややこしいことになるけど要点だけ言って説明するよ」
要するに正義側に加担してこちらに協力するか、それとも別世界にて平和に暮らすかの二択だった。
二人以外にも未来日記所有者である平坂黄泉は正輝に復活されて既に仲間になっていると正輝は二人に伝え、これからどうするかを聞いた。
「と、いうわけだから…あんた達二人が最後だ。12thはこっちの仲間になっている?俺は貴方達二人の意思を聞きたい」
二人は黄泉よりもかなり反抗的な態度で正輝に向かって言う。
正輝に助けられたのは事実だが、
「…テメェは俺たちに何をさせるつもりだ?」
「俺は貴方達を助けた。その後は君達が決めること。
加担しろ!って強制させたりはしない。俺の元で協力してくれるか、別世界で平和に暮らすか。
もう一度言うけど助けたのは俺の勝手だ。無理矢理俺の仲間になれって脅迫はしない。
そしたら、二人のどちらか片方を人質にするようなことになってるからな。
そんなことしたらこんな話し合い以前の問題だし、当然そっちは怒って殴りにかかって襲う。嫌なら嫌って言えばそれでいい。
他の世界とかに移住させて俺の方の神と交渉する。二人が決めるのに時間が必要ならその間は部屋と食事を用意する。まず、あんた達の意思を聞きたいだけだ。俺の仲間になるのなら」
「下らねぇ…助けられたことには感謝するが。
その後は迷惑としか言えねぇ。
テメェの手を貸せと?命を助けてもらったんだから今度はお前のために命を尽くして戦えとでも言いたいのか?
命を救ってもらったことには感謝しているが、結局俺らにとってお前は唯の赤の他人「いや、二人には既に会ってるはずだ。てゆうか、戦場さんを背負い投げたの俺だし。それと、ハンカチ落としてしまったのあれ俺」なにっ⁉︎」
そのことにマルコと愛は驚いた。
正輝と会ったことがあると言われても正輝の顔はお面で隠れており、フードで頭を隠していた。体全体を覆い隠しているために会ったことがあると言われても二人は釈然としない。
電車の時でさえも一瞬だからあまり覚えているわけがない。そこで正輝は魔法であの時きていた格好を再現させて見せた。
「これ見ればわかる?」
「あっ…あぁぁぁぁぁぁっ‼︎お前、あの時の!」
しかし、二人は目を細くして正輝に言う。街を歩いたら補導されかねない格好をしており身軽とはいえないほどの重たそうな格好をしている。
「…思ったんだけどよぉ、よくそんなもん着れたなぁ」
「そうよね〜いかにも暑そうだしねーあの時夏だったっけ?」
きている格好がいかにも暑そうだと言われて、正輝は逆ギレした。
「あのさぁ…お前ら攻略するのにどれだけ苦労したか分かってんのか!あの時こっちは脱水症になりかけたんだぞこっちは‼︎」
「そんなに重装備してるからよ」
「仕方ないだろ!未来日記所有者相手に真面に勝てるわけないじゃないか!それにこっちは能力が制限されてたし、あぁそうだよ!すごい暑かったよ!暑くて悪かったな!」
「何そんなに怒ってんだ?」
正輝は魔法を解いて、元の身軽な私服に変えた。
「は、話を戻すぞ。これで分かっただろ?俺が二人と会ったことがあるって。二人はどうしたい?」
「俺達があんたらの仲間になった場合は?」
「衣食住は保証する。ただしそっちはそちらなりの頑張りをさせてもらう。できる範囲で、な」
人命救助がいいか、補助的な役のなるか、それとも殺すことも厭わない戦いに加わるか。
「自衛のために能力である未来日記は渡すし、二人で別の世界でひっそりと平和に暮らしたいのならこちらで提案する。ただしその場合だと未来日記は渡せない」
「…分かった、やろう。こうしてもう一度愛に会えたのはお前のおかげだ」
「マル!」
正輝は二人に同意をもらい、仲間に入ってくれることとなった。正輝は早速携帯を使って仲間認定をしようとするが、マルコは手を突き出して大声で叫んだ。
「だだし!条件として俺と愛の二人一緒に行動できるような仕事でないと駄目だ。俺達は二人で一人だ」
「…あぁ、分かった」
仲間にはなるとはいえ、二人で一緒に行動しなければ彼らは動く気はない。
それでも正輝にとっては構わなかった。
「あと、ついでに聞くが…お前はどっちの側にいるんだ?」
「俺?両方。人助けも一応するし、殺さなきゃいけない奴は殺す…それだけだ」
(こいつが、なるほどな…)
正輝は淡々と言う。
「これで決まりかな、じゃあ俺が部屋の案内をするからついてきてくれ」
正輝は二人の部屋に案内していながら色々と質問をしている。助けた後に何をしていたのかや、雪輝達は満足な顔をしていたか。
彼ら二人は雪輝達のことについて深く関与している。彼らのラブと雪輝達のラブとの対決?のようなものをサバイバルゲームにてやっていた。
「ついでに私からも聞いてもいいかしら、貴方達の仲間に男女の比率はどれくらい?」
「まぁ女子が多いかな…とくに。20歳以下が」
立花達のような女子高校生と、まどか達女子中学生とかが戦っている。マルコの隣にいる愛の身体がそれを聞いて震えていた。正輝がそう言うと恋人である愛がマルコを睨む。
「マルぅぅぅ…」
「お、おい愛。まさか俺が浮かれるとでも言いたいってのか」
突然、愛は泣き始めてマルコのことを責める。
「正輝側に入る理由って本当は私よりも年下の少女達に下心丸出しで襲わないよね!もしそうなら入る理由は私を捨てて別の女の子と…そうなのねマル!」
「ちげーよ!今俺もそのことについて知ったし、前に言っただろ!俺には愛しかいねぇって!」
泣いている愛にマルコはオロオロして違うと何度も言っても泣きながら愛は批判してくる。それを見ている正輝は進展が進まずにイライラして、一旦部屋に戻って交換日記を神様に作ってもらい、そして手渡す。
「ああっもう!はいこれ!交換日記できたからそれで確認できるだろ‼︎」
「お、おう。助かる」
「ありがとう…⁉︎マルゥ!」
早速未来日記を開いて自分達のことについて確認すると、マルコが愛を見捨てないことが記されていた。
愛はそれを見て誤解が解かれ、マルコはホッとしていた。
「マル…やっぱり私のことを」
「愛してるぜ、愛。俺がお前を見放すわけないだろ?」
今度はその場から動こうとしない。
二人で見つめ合って、イチャイチャしている。
「あのさ、解決したからそろそろ案内するけどいいかって聞いてる?…絶対聞いてないよね。
部屋ついてないんだけど。
ここの番号を探したら部屋があるからそこが君達の部屋ね。ここに置いておく。ハァ…何かあったら俺の部屋まで来て言ってね。俺は部屋に帰るから」
二人は正輝のことを30分くらい無視してその部屋でずっと見つめ合っていた。
なお、部屋に案内したのは1時間もの二人の時間を堪能していた後だった。
*****
なんとか全員が部屋に戻り、正輝はしっかりと休んでいた。このあとも立花達やまどか達がここに来て、仲良くするのかと正輝は考えるうちに不安でならなかった。
(もう寝よう…)
疲れ果てた正輝は自分の部屋で寝転び、休息をとった。体を休めた後に放送室に向かい、全員をリビングに呼ぶ。
衛宮達と凛達、レイナーレとミッテルト。そして仲間になった四人が集合した。
「大丈夫?随分疲れ気味だけど」
「あ、あぁぁっ…大丈夫」
(キッツイなぁ…)
秋瀬に心配されて、疲れ気味の正輝は遅く反応した。説得させるだけでも一苦労しているから、今後彼らの扱いにも注意する必要がある。未来日記で一人暮らしをして、未来日記に関与して、ムルムルと戦闘、神様の説得などその他諸々あって仲間になるか否かの説得。
「ちょっと晩飯作ってくる。今日は歓迎会だ。あんたらのことについては」
「説明しておくのね、いいわ?」
レイナーレとミッテルトは衛宮達に自分達のことについて声をかけて話すように伝えた。
いくら休んでいるとはいえ全回復とはいかない。幸い、3人とも仲間になると言われて人材が増えた。
「随分苦労したのだな?」
「あ、黒沢君!」
「誰が黒沢だ。しかもこのやりとり何度目だマスター」
アーチャーの名前は黒沢と正輝に名称付けられ、衛宮士郎は白沢という名称を付けている。久しぶりに顔を見せていることに正輝は元気を取り戻した。
「おいちょっと正輝!」
「ん?なんだ?士郎」
「仲間が増えたのは増えたんだが…あれって」
「なーんか…仲間って言っても愉快な人とバカップルが増えたわね」
士郎と凛が3人をじーっと見ていた。
黄泉はサングラスをつけており、愛とマルコは離れようとはしない。
「初めまして、アーチャーだ。
君達が仲間だと正輝に知らせが来ているのだが…と言っても名前的にも不自然に思われるだろうな…説明しなければならんのか?」
「?アーチャー?貴方、そう言う名前なの?とゆうより肌とか髪とか…」
「変わった奴だなぁ…」
二人はアーチャーを見て変な名前、変わった肌色、髪を見て愛とマルコは不思議に思っていた。
「凛、どうやら我々のことも色々と話しておいたほうがよさそうだな」
「あー…仕方ないなぁ。正輝は色々と夕食の方を準備してるし…アーチャー。四人に私達のこと説明するの手伝いなさいよ」
「了解した」
セイバーは視力がない平坂黄泉に気づいて、心配をかけている。歩きづらそうな状態ではなかったが、それでも不自由な身体であるために近づいて話している。
「貴方は目が見えないのですが…大丈夫なのでしょうか?」
「あぁ、安心してください。耳の方を頼りにしているので貴方と他の人がいる場所はよく分かります。貴方は?」
「セイバーです」
「あー、そっか。黄泉さんにも説明しなきゃな」
黄泉はセイバーの援助を必要なしに自分で歩いていた。一人でも耳を頼りにして生きているために彼は何があるか把握している。
「まぁ…次はボスラッシュがあるけど。まずは、祝おうか」
「僕も手伝うよ」
「お、あんがと秋瀬。これつけといてくれ」
仲間のことについては仲間が説明し、正輝の方は串焼きの料理を作っていた。焼きあがった串焼きを20個皿におく。
一方、レイナーレとミッテルトの方は
「ま、マジか…天使がいるなんて」
「正確には堕天使ですけど」
「え!堕天使!本当にいるんですか⁉︎どこですか⁉︎」
二人が一斉に羽を広げて証明する。それを見たマルコや愛は口を開けて呆然としていた。元々、架空の存在である天使が目の前にいるのだから驚いてもおかしくない。目の見えない黄泉には堕天使の羽を触ることでしか分からない。
「フサフサですねぇ…」
「おーい出来上がったぞー!」
正輝と秋瀬が皿を持って行き、それぞれみんなに皿を分けて食べる。
「ん〜この匂い。肉が焼きあがる匂い!」
「できたのか?夕食が」
焼き串の他にも普通の肉や、焼いた野菜を皿に盛って持ってくる。その後ジュースを用意し、人数分注いだ。
「夕食はこれでいいか。それじゃあ4人の仲間加入に乾杯!」
まどか達や立花達はいないが、今いるメンバー全員で祝う。未来日記の世界の人物…死ぬはずの存在。
秋瀬或、平坂黄泉、戦場マルコ、美神愛の四人が正輝側に正式加入した。
*****
仲間加入
平坂黄泉
催眠術を使って邪教である御目方教を撹乱させ、6thを倒そうとするが我妻由乃に敗北
正義日記
周囲予知[the rader]+特定対象予知
[the seacher]
未来日記能力
平坂黄泉が日々行った善行(正義)をボイスレコーダーで記録されており、彼が行うであろう善行と倒すべき相手(悪人)の情報が得られる。
ただし、善悪の基準は彼の主観による。
メリット
○正輝達の敵転生者である殺者の楽園を探すためのヒントになることも。
○催眠術を使って、敵を混乱に陥れることも可
デメリット
○未来日記で善悪が定められると言っても記載されている通り彼の主観であるためにそれが絶対に善か悪かというのは限らない時もある。
戦場マルコ
美神愛
交換日記
特定対象予知
the seacher
能力
7thのお互いの周りで起こった出来事や行動が記される。二人一緒に行動することによって二つの日記を用いて圧倒的に優位に立てる。身近で、互いの未来予知を確認することができるために。
メリット
二人一緒だとかなり強力。互いの未来を見ることができ、優位に立てることができる。
デメリット
離れ離れになって行動を分散されると、自分の持っている未来日記では自分の未来が読めないためにそれが仇となってしまう。