Justice中章:歌姫と蘇生と復讐と   作:斬刄

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19話ワルプルギス戦(前編)

 

 

黒の騎士団達はまどか☆マギカの世界から転移し、船に戻って1stに事情をしている。彼らが去ったことで魔法少女達は安堵していた。

 

 

「それじゃあ俺の方は、シンフォギアに戻るので姉さんの方はここにいてほしんだけど」

「構わないよー」

 

正輝の方は黒の騎士団の話し合いを終えたことで、シンフォギアの方に戻って後始末を手伝わなければならなかった。アーチャーに連絡して、そこに行くと連絡する。

 

 

*****

 

正輝は黒の騎士団との話し合い(後半は姉に任せた)を終えて、シンフォギアの世界へと戻ってきた。

 

「よう、黒沢くん」

「ようやく帰ってきたか雑マスター」

 

正輝がたどり着いた頃には既に安全確認と避難していた市民の誘導を済ませていた。

 

たどり着いた時は他の人達が働いていた。正輝は彼女らの場所が知りたいためにアーチャーに電話した。

 

「その様子だと、どうやら対話の方は終わったのだな?」

「そっちはどうなってんだ?」

 

アーチャーの話だと、正輝が要件ですぐに去った後、フィーネとの戦いで疲れた奏者達は帰って休息を取るように司令に命じられている。フィーネ事件の後始末は二課や政府がやってくれている。

「ようみんな、今回集まったのは大事なことなんだ」

 

正輝は立花達を集めて、ワルプルギスの夜のことを話す。正輝の仲間であるまどか達を助けるために、手伝って欲しいと。

「明後日、まどか達のことで手を貸してくれないか?」

「はい!」

 

元気になっていた三人は集合し、彼女らにもワルプルギスの夜と戦うのを手伝うこととなった。

 

 

*****

ワルプルギス出現まであと1日

 

 

仲間が増えた未来日記所有者の四人のことについて立花達に説明するのは後にした。理由は、彼らのことについて説明するのは時間に余裕があってからだ。

 

ワルプルギスの夜が1、2日でもう少しで近づいているために、詳しい話は後で置いておくこととなった。

 

「で、作戦はどうなったんだ?」

正輝が戻ると、

 

そこにはまどか達五人と嶺はもちろん鳴上悠、エルザ、ハセヲの三人がいた。

 

嶺と正輝の二人と仲間達が作戦の内容を知る。

 

 

作戦とはほむらが彼女一人単独で考えた策略を行い、ワルプルギスを倒す。

それでダメならば避難所を襲わせないようにワルプルギスを遠ざけるために魔法少女が能力を使い時間稼ぎを行う。

 

時間稼ぎかつ、今度は魔法少女達と正輝達と嶺達が動く。

 

一番のメインで動くのは

【岩谷正輝】

【岩谷嶺】

【暁美ほむら】

【ハセヲ】

【アーチャー】

【衛宮士郎】

 

 

嶺とハセヲがワルプルギスの夜にデータドレインを撃ち込んだ後、三人が無限の剣製を使用し、固有結界で閉じこんで結界内で決着をつける。

 

データドレインを撃ち込んだからといってワルプルギスは十分に強い。魔女の能力を初期化され、弱くなっている間に魔女を撃破する。

(随分みんな大慌てに用意しているな…)

 

ほむらが用意した兵器の設置の為に少女達は右往左往をしていて、大忙しだった。ちゃんとした場所に置かないといけないとちゃんとした指示者も必要だった。彼女達は手を取り合い、協力し合っている。

 

「いよいよ明日だな…」

「えぇ」

「怖いか?」

「そうね。正直に言えば、怖いわ」

 

ほむらは、身体が震えていた。

 

正輝達や彼の姉、仲間が集まってくれてワルプルギスに立ち向かう戦力は十分整っている。その戦力がもしもワルプルギスに届かなかったら、ほむらだけではなく手を貸してくれた人達全員の命が犠牲となってしまう。

 

 

 

ほむらはまた失敗してしまうのだろうかと、そんな思いがしてならなかった。

 

 

 

なぜなら、魔法で何度も繰り返した自分のせいでその魔女は強くなってしまった。まどかを何度も助けようとしても助けることは叶わなかった。

 

「全てはまどかを助けたかったたまなんだろ?」

「ええ…」

 

 

 

*****

そして次の日の午前7時。

 

雷雲、豪雨という気象現象が激しく起こり、気象庁から避難指示を発令している。一般市民は急いで避難場所に向かい、移動していた。午前中で日が差すはずなのに、外は暗雲で覆われている。

 

魔法少女になっておらず戦えないまどかは家族と共に避難させた。

 

「ほらーそこボサッとしない!早くしないと始まっちゃうよ!」

「はい!」

 

早起きして、眠たそうな顔をしている少女がチラホラといている。人数、能力などの最終チェックとして叩き起こされている。

 

正輝のー仲間である未来日記所有者はまだ待機であることを正輝は四人に指示し、立花達も正輝とアーチャーの指示がない限りは動かないようにした。

 

《カチッ》

【4】

魔法少女達の方は既に準備が完了している。彼女は出番が来るまでは座って待機していた。

 

《カチッ》

【3】

正輝達もまた事前に変身して、迎え撃つ準備をしている。

 

《カチッ》

【2】

刻々と、ワルプルギスの夜の始まりのカウントダウンが迫って行く。そして、

 

《カチッ》

【1】

「さぁ、始まりだ」

「今度こそ、決着をつけてやる!」

《カチッ》

【0】

幕は開いた。

ーーーーアッハハハハ‼︎

ワルプルギスの夜が笑いながら見滝原の街を壊している。ビルは倒壊し、宙を舞って燃えてゆく。

 

 

ほむらが最初に先行した。

 

魔女を迎え撃つ準備は幕が始まる前から用意している。まず、ほむらが時間停止で魔女を止め、大量に用意したロケットランチャーをぶつける。

 

ロケットランチャーや銃器には遠くへ吹き飛ばす+敵を遅くさせるための効力を加えてある。ワルプルギスの周囲にロケットランチャーの弾丸を用意し、時間停止解除と共に無数に襲ってくる。RPG-7、AT4の二つの銃器を設置して、魔女に当てた。

 

ほむらは移動して、用意していたタンクローリーを魔法で操作し、ぶつけて爆発させる。更にトマホークに大量のc4爆弾を用いて確実に殺す。

 

ワルプルギスを誘い込んで、持てる力を使って追い詰める。

 

「ほむらのやつこんなものを大量に爆弾を…にしてもこれだけやってんのに」

 

 

全てはまどかをどうにかするために、ワルプルギスの夜を倒すために基地や兵器をありったけ盗み、魔法で詰め込んで倒す。たった一人になったとしても勝つために。

しかし、

「そんなっ…」

 

ほむらは強く噛み締めていた。ワルプルギスの夜は全ての攻撃を受けても全くの無傷のまま笑っている。魔法少女に似た使い魔がほむらに襲いかかる。

 

「伏せろっ‼︎」

 

それを、さやかと杏子が防いだ。

 

*****

 

ほむらの作戦が失敗したことにより、次の段階へと進んで行く。ワルプルギスが避難所を襲撃する前になんとかして食い止めなければならない。

 

しかし、立ち向かうのは暁美ほむらだけではない。

 

正輝と嶺、二人の転生者とまどか達。

シンフォギア奏者の四人。

堕天使ミッテルト、レイナーレ

アーチャーとセイバー、衛宮士郎と遠坂凛の二人の英霊とマスター。

5人のフェアリーテイル

死の恐怖ハセヲ、アトリ、クーン。

ペルソナ使い

合計22人の彼らが一斉に手を取り合って行動する。

 

ほむらの用意したものが効かない以上、次は正輝達の提案したもので動く必要があった。まず町の死守は魔法少女達だけでは足りないので、シンフォギア勢力をそこに置く。飛んでくる瓦礫やビルを破壊し、市民を守る。

 

 

 

最初の段階としてまず、ハセヲと嶺のデータドレインでワルプルギスの夜を初期化させる。回復役としてアトリもそばにいる。

 

その為にはハセヲと嶺の二人をなるべくワルプルギスの夜に近づけなければならない。データドレインは近距離でないと当たらないからだ。

 

 

地上からやってくる敵は立花響と風鳴翼の二人とペルソナの巽、フェアリーテイルのガジルとグレイ。空から降ってくるのは雪音クリスと巴マミ、ルーシーの召喚魔法がなんとかする。マミの大量のマスケット銃が一気に放たれて散弾し、雪音クリスのガトリングで使い魔を撃ち落とす。

 

「しつけぇんだよ!」

ガトリングで撃たれ続けても起き上がって襲ってくるのでミサイルも飛ばして、使い魔を撃破した。彼らが周囲の被害を少なくするために頑張っている間に、このまま正輝と嶺を含む五人がワルプルギスの真下に移動する必要がある。そのために五人の護衛として

 

「ペルソナっ‼︎」

鳴上悠とナツが常にハセヲと嶺のそばにいて守っている。その前衛には巽完二のペルソナとフェアリーテイルのナツとエルザが無双をしている。

 

「火竜の咆哮!」

「換装!」

エルザは天輪の鎧に変身し、剣を飛ばして飛んでゆく建物を破壊する。

 

正輝と嶺達の五人が逆に近づきすぎてもアウト。自分達が本体に当たってしまえばただでは済まない。更にデータドレインは一定時間の間に貯めて撃たなければ効力が出ない。その時間稼ぎとしてワルプルギスが気づいて本気を出される前に持久戦に持ち込む。

 

*****

ワルプルギス戦開始から30分後

飛んで行くビルを仲間が破壊し、魔女から出てきた魔法少女を倒してゆく。いくら争ってもキリがない。

 

「いつまで続くんだよっ…‼︎」

 

シンフォギア勢力も疲れ始め、変身を解除してしまう。

彼女らをグレイの氷魔法で守り、他の魔法少女も障壁を使って四人を一時撤退させた。

まだ数分しか経っていないのに何人か戦線離脱している。

対して、ワルプルギスは疲れを知らずに襲ってくる。

それでも、勝つ手段がある。ワルプルギスはナツ達と魔法少女達から狙いを変えて正輝達へと向けられる。しかし、もう遅い。

 

「「データドレイン!」」

 

ハセヲと嶺のデータドレインの準備はできていた。魔女が悠長に笑って余裕を見せている間を利用した。そのままデータドレイン受ければワルプルギスの夜はただじゃすまない。

 

「当たった⁉︎」

 

嶺とハセヲのデータドレインは当たり、ワルプルギスの力は初期化されて弱まった。が、ワルプルギス本体の姿は変わっておらず今まで宙ぶらりんになっていたワルプルギスは人型部分がひっくりかえる。

 

 

ひっくり返ったと同時にワルプルギスは笑わず、黙っていたままになっていた。データドレインに当たると一体どうなるのか、その身で受けてワルプルギスは彼らを危険だと感じ、とうとう本気を出した。

 

「おい、あの魔女の勢い…増してないか?」

 

正輝の不審な疑問は正しかった。

ワルプルギスは初期化されていようと元々の力は街一つを巻き込むほどの力を持ち得ている。魔女は周囲の建造物を次々と破壊し、全力を以って目の前にいる正輝達を潰そうとしている。

 

ワルプルギスが本気になっているのは、自分の溜め込んでいた力がデータドレインを受けたことによりなかったことにされた。元の状態に戻されてしまい、彼らを危険だと認識したからだ。

 

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