Justice中章:歌姫と蘇生と復讐と   作:斬刄

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黒鎮守府の闇(艦隊これくしょん)
21話激戦を経て


 

 

ワルプルギスの戦いが終わった。沢山いた魔法少女達はそれぞれ帰って行く。まどか達や正輝達の方はマミの家にいる。

 

目的であるワルプルギスが終わった為に、正輝達と共に行動し戦う理由はない。これからどうするのかと正輝は尋ねたが、

 

 

「一緒に行くわ、忘れたわけじゃないでしょ?ルールのこと?」

「あぁ、そうだった」

 

そう、ルールには鹿目まどかと立花響は船で滞在しなければならないという規約があった。

 

まどかの面倒はほむらが見て、マミは自主的に菓子を作ったり、さやかと杏子の二人は今後も正輝の手伝いをすることになる。

 

事が落ち着いたためにようやく未来日記にて仲間になった四人を紹介する。

 

まず、困っている人を助けてあげたいという平坂黄泉と立花は意気投合し、仲良くしている。

 

二人のカップルはまどか達を無視して二人だけの世界に入っている。

 

 

 

*****

 

ボスラッシュが終わったものの、次に行われるのは仲間達による学業内の期末テストだった。

 

期末テスト

 

それは夏、冬、春休み前に必ず行われるテストである。響達とまどか達はそれに該当しており、小中高大の全ての学生及び生徒が必ず行わなければならないもの。

 

 

響達の方は私立リディアン音楽院はフィーネの事件によって崩壊したが、また新たに別の場所に私立リディアン音楽院を建てるためにテストは続行することとなる。まどか達の方も学校が無事であるために行われる。

 

「ううっ、テストかぁ…」

「私達も手伝うから」

衛宮達も学生だが、正輝はfateに該当しているために自分達の世界に帰ることはできない。できないと言っても、その世界の時間は止まっているので何も問題はない。

 

しかも神からの指示でボスラッシュを終えても帰還が可能だった。

 

「私らとこのバカはテストがあるからな」

「私達もよ」

 

遠坂とアーチャーは響達とテストの手伝いをしている。ほむら達の方は衛宮とセイバーの二人で手伝っている。

堕天使の二人は彼らのテスト勉強を見て色々学んでいた。

平坂黄泉は目が不自由であるために手伝いは不可であるから彼の部屋の掃除をしており、戦場マルコと美神愛の二人に話をしようと思っても仲間との交渉の時に入りづらかったためにどうするのか知るのが無理だった。

 

「全く以って入り込む余地がねぇ…」

 

テストを教える人数は士郎と遠坂達で十分であり、正輝が教えに手伝う必要はなかった。

 

衛宮達の方は元々帰れないようになっている。理由は、自分達に属している(例えば正輝の場合はfate/staynightを主要にしている)ため四人はそのまま船に滞在することとなっている。

 

対して正輝の方は教えようと思っても人数的に十分であるために入り込む余地がない。

 

 

正輝は自分の仕事を終え、姉の方に遊びに行っても。

「ちょっとこっちもフェアリーテイルの人達に色々と勉強させているから無理」

 

嶺の方は社会の問題についてフェアリーテイルに教えていた。信号のついてや、服についてなどをハセヲ達がナツ達に教えている。

 

鳴上達もまた、学生であるためにテスト勉強をしていた。この船内ならば元の世界の時間は静止しているために時間の許す限りゆっくり範囲をこなせる。

 

正輝達にとって特に成績が悪いのはさやかと響が悪い点数を取ってしまう。

 

「じゃあ私が読むから、言葉を書いて」

「うん、分かった」

 

遠坂は成績の悪い響につきっきりで丁寧に教えている。雪音クリスと風鳴翼は成績が良く、分からない所があれが聞いている。

 

たまに遠坂にも分からない部分があるために士郎を呼んで助けを求めることもある。

 

 

「さやか、イズ、ベリーフーリッシュ」

「こらぁ杏子!」

杏子が成績の悪いさやかをいじって楽しんでおり。まどか達の勉強は衛宮とアーチャーが教えていた。こうして仲間達のほとんどはテスト勉強で集中しており、正輝がテストの手伝いをしようとしても人数的に十分である。

 

正輝は協力するのを諦めて、次の世界に確認する。次の世界は『艦これ』だった。

「ハァー、条件は…えーと。

ん、ちょうどいいな。行くか」

その世界は一人だけしか介入できないために、ちょうどよかった。正輝は一つでも自分のやることを終わらせるために転移してその場所へと向かった。

 

 

*****

 

夜と霧の中

 

少女達は海を滑り、深海棲艦という黒い化け物に襲われている。

 

 

「クソッ!まだいるのかよ!」

「このままじゃあ…」

戦艦榛名、重巡洋艦摩耶、駆逐艦朝潮、駆逐艦浜風、軽巡洋艦五十鈴。

 

 

彼女ら艦娘という存在は本来戦うために存在を許されたもの。提督の為に戦い、そして轟沈されても尽くして戦う。

 

しかし、彼女らはとある事情で鎮守府から抜け出した艦娘だった。

 

「どこか、鎮守府はっ…!」

戦艦である榛名は焦りながらも周囲を見渡すが、鎮守府など何一つ見当たらない。この艦娘達は絶望的な状況に置かれていた。まず、破損が大きいこととずっと海に滞在していたこと。

 

「榛名さん⁉︎大丈夫ですか‼︎」

「あ、ありがとうございます。えっ、あれっ…摩耶さん、五十鈴さん、朝潮さんは⁉︎」

「確かすぐ近くに…そんな、嘘でしょ。なんでこんな時に⁉︎」

榛名を狙っていた深海棲艦の軽巡洋艦が襲うのを浜風が砲撃して防ぐ。が、残りの3人と離れ離れになって分断された。

 

何処か別の鎮守府に助けを求めようとしても五人のいる海域には深海棲艦の量が多く狙われ続けていた。

 

このまま燃料と弾薬切れに追い込まれたらまず勝ち目はない。しかも、五人の姿の内2人は攻撃を受けて大破されており、もう一度攻撃を受けると轟沈になってもおかしくない。

 

「もう燃料も限界で、動けません。

艤装もボロボロ…もう私のことは置いて逃げてください」

 

駆逐艦である朝潮は落ち込んで諦めていた。

 

「最後まで諦めんじゃねぇ!こんなことで沈むなんて絶対に嫌だからな!」

「何言ってんの⁉︎そんな馬鹿なこと言わないで‼︎あたし達全員、なにがなんでも生きるのよ!」

 

五十鈴と摩耶は轟沈覚悟の朝潮を諦めるなと励ます。深海棲艦は彼女らの話など聞く耳を持たずに襲ってくる。

 

狙うのは弱っている朝潮。

戦力を削ぐために一人でも轟沈させるつもりで深海棲艦は彼女だけを集中的に襲ってきた。

 

「てめぇら卑怯だぞ‼︎」

 

摩耶と五十鈴は朝潮を守るために全力で撃ち込んでいるがほとんど外れてばかり。じっくりと追い詰めて一人ずつ倒すように囲む。

 

「…ヤ、レ」

「やめてえぇぇぇっ‼︎‼︎‼︎」

最終的に3人を囲んだ状態で砲撃の用意をする。榛名は3人を見つけたが、もう既に遅い。

(クソッ!もう、こんなところでっ‼︎)

(私はまた…何一つ守れないの⁉︎)

 

艦娘の五人全員、誰もが諦めかけていた。その時だった。

 

 

 

 

《ドッボーーーーン‼︎‼︎》

 

 

 

 

砲撃が鳴る前に鳴ったのは何かが海に落ちてきた音。彼らの混戦中に一人の男が空から落下して、海へとダイブしていった。

 

その男は、この艦これという世界に転移した。

 

陸地のつもりが空に転移して海に落とされていた。正輝は無事投影強化で自分の身体を守ったものの心の中でこう思っていた。

 

 

(どうしてこうなった、またうっかりなのかよおい…)

 

【艦これ編 開始】

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