Justice中章:歌姫と蘇生と復讐と   作:斬刄

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正輝の方は雪輝達と同じように信者ではありませんので、正輝の行動が千里眼日記に記されることはありません。


2話正義の味方というより大人化した目玉オ○ジが五人に分身して、全身黒タイツ着てる集団なのは気のせいだろうか、いや気にしたら負けだby正輝

5/5 18:30

 

 

洗脳しているお目方教の人達は持っている斧や鉈を振り上げて、無差別に人を殺している。襲われるのは雪輝達だけではなく、正輝もまた例外ではない。

 

(クソッタレが!)

 

その中に正輝もまた狙われており、彼らの手から走って逃げている。こうして危機に瀕しているのは、数時間前に遡る。

 

*****

 

夕方

デウスという神やムルムルという神の使いに気づかれないように気配遮断を継続している。まずここに潜入し、春日野椿という少女が千里眼日記というのを聞くことはできることが分かる。

ここは当たりだと正輝は思った。

 

「興味があって!せめて1日見学するだけでも良いんです!夜には必ず帰ります!」

「いえいえ、なんならすぐに教団に加入してもよろしいのですよ?」

見学だけでも良いかとお願いし、了承してくれた。椿のいた場所が焼かれるわ、信者がガソリンを持ってくるわと信者の異変に正輝は警戒していた。信者同士の潰しあいもあり、巻き込まれなかった正輝はこの中は危険過ぎると危険へと変わってゆく。

 

(不味いな…)

 

自分の身を守るために一度荷物置き場に戻り、羽織っている御目方教の物を一旦脱ぎ、カバンに入れる。ポケットに小型ナイフ、エタノール、傷薬、止血用の布など自衛の為の道具は持ってきている。準備ができた正輝は鞄の中を整理したあとに、もう一度羽織ろうする。しかし、

 

「ちょっ⁉︎」

 

突然、正輝の背後にいた男の人が斧を持っていきなり襲ってきた。正輝は避けてすぐさま彼の腕を掴み、背負い投げて地面に叩きつける。

彼はピクリとも動かず、気絶した。

 

(特典がないから命がけだな!くそっ‼︎てゆうか俺関係ないのになんで襲ってきた!いや、考えてる暇はない!

今やるべきことはすぐにこの場を離れないといけないな!)

狭い空間に居続けるのは危険すぎるために、羽織るのを止めて鞄を持ってここから離れるように走って逃げた。いくら危険な状態になってもこの世界では特典を使うことはできない。たとえ殺されほうになっても自分でなんとかしろという規約になっているからだ。

 

 

もう未来日記の謎を探るどころではなくなった。自分の身を先に優先し、所有者の観察はまた別の機会にすることとなった。とにかく正輝は信者を蹴り飛ばして逃げるしかなかった。

 

 

(ここの入り口まで行ってすぐに逃げるしかない‼︎)

 

彼らの意識が朦朧としている。敵味方関係なしに正輝以外にも他の信者を殺したりしている。

 

(なんだよこれ⁉︎これがあの女の能力なのか?いや巫女が信者を殺すような真似はしない…てことは誰かが操ってんのか?)

 

信者達に見つけられたら、間違いなく殺される。

 

(落ち着け、落ち着け、とにかく落ち着かないと冷静に考えられない!)

 

とにかく気づかれないように、身を隠すことにした。行くあてもわからずに闇雲に走っても、御目方教の敷地内には正門ぐらいにしか行き帰りができない。

これでも正輝は落ち着かせるようにはしているもの焦ってしまう。どこに逃げても信者がうろちょろしている限りは疲れきったところを襲われてしまう。ならば正門から出て行く。入り口にいる警察とは世話になってしまうかもしれないが、命があるだけまだマシだと正輝は思った。

(落ち着けって言っても落ち着くわけないか…なら無言になろう)

冷静になろうとしても心拍音が鳴り続けている。誰かに殺されるという恐怖心。隠れている場所に待ち構えているんじゃないのかと焦っていた。

 

(急に、静かになったな?少し覗くか)

 

15分後、隠れていくうちに暴れていた信者の様子が静かになっていた。

隠れていた場所から少し覗き、辺りを見ているとお互い殺しあっている様子はなく正気が戻っている。時間が経って行くうちに集団の洗脳が解かれているのが分かった。

 

(一体誰がこいつらに洗脳したかは知らないが…とにかくもう離脱しよう。未来日記の謎の方は結局探れなかったが…俺の命がまず第一だ)

岩陰に隠れながら正門に辿り着こうとした。しかし、そこには椿とピンクの髪をした女性とニート帽子をかぶっている男1人が走って正門に行こうとしているのを見つけ、正輝はすぐに隠れる。

 

「雪輝君!ここで迎え討ちましょう!信者達が回復した今こそ敵を倒すべきです!」

「お前、またユッキーを騙そうとしているな」

「言いがかりよ、妄想女」

 

正門に行く途中で止まり、揉めている。その途中でニット帽の少年が持っている携帯のブザーが鳴り手に取った。遠くから見ている正輝は一体どんな話をしているのかわからないが、

 

「ユッキー!屋根の上!」

 

 

正輝もその方向を見る、開いた口が塞がらなかった。見ると五人の変な人達が屋根で仮面ライダーの変身のようポーズを見て漠然としていた。

 

「えっ…なんだあれ。ツッコミ所満載なんだけど」

 

3人の目の前にいたのは屋根の上で戦隊ごっこをやっている黒タイツと変な袋を被った変な五人集団が上にいた。

 

「12th レッド!」

「12th ブルー!」

「12th イエロー!」

「12th グリーン!」

「12th ピンク!」

 

五人はそれぞれポーズを決めている。そして

 

「「「「「5人揃って…ゴ12thッ‼︎」」」」」

 

五人の背後は五色の色の爆発が見える…何かの戦隊の真似事なのだろうかと、正輝は思った。

(あれ、この世界って戦隊ものだっけ?てか、あのさ…どこから突っ込めばいいんだ、あーゆうのは?)

 

五人は屋根から廊下へと飛び移り、横から並んでゆく。

「ハジメマシテ」

「1st」

「私ハ」

「12thトイウ」

「モノデス!」

(未来日記所有者を確保可能じゃ、そやつを回収せい。何か情報を得られる)

(神様、いきなり念話してくるな…)

正輝は彼ら8人を監視している最中に正輝側の神様がいきなり念話をしてきた為に驚いている。

声は大きく出さなかったが、鳥肌が立っていた。

 

(しかし、1stとか6thとか…未来日記所有者には番号があるのか?俺達正義側のように)

 

 

「聞ケ1st。オ前ハ6th二騙サレテイル」

「コノ悪ノ教団ハ入信ノ際、悪事ヲ働ク儀式ガアル!」

「教団ノ為二働ケルカ試シ、罪ノ秘密ヲ共有シ、裏切リ者ヲ防グタメダ!」

「ソンナ教団ガ信ジラレルト思ッテイルノカッ!」

 

 

(へーっ、てことはこの教団は入ると必ず悪いことしなきゃいけないから、信者達はその悪事を共有して隠さないといけない。悪事がばれたらこの教団は確実に潰れる。

悪事の秘密をここに留めておく、裏切り者を出さない為に…あれ?てことは俺のアテ外れたってわけ?…まぁいいか)

 

未来日記を使って千里眼が使えるというのは真実だが、この教団が非道を行うのならこの教団には何の興味もなくなっていた。

 

 

(あーだから、見学って言った後に、すぐに入ってもよろしいのですよと言われるわけだ。俺などの人材を使って…)

 

千里眼も未来日記がなければ、ただの作り話。彼女自身は千里眼なんて持っていないことがわかりため息をつくしかできなかった。

 

そして、洗脳を使ったのは12thというのも分かった。話を聞くからに彼が6thを狙っている理由としては非道を行う6thと御目方教に鉄槌を下すためなだろう。彼が敵対しているのは6thである春日野。彼女の信者達を利用して6thだけ、或いは彼ら3人を殺すつもりだったのだろう。

 

「私ノ目的ハ6thノ抹殺」

「巻キ込マレタクナケレバ逃ゲルガイイ!」

「コノ五人ノナカ二時限爆弾を飲み込ンデイルモノガイル!」

「ソレガ本物ノ私ダ!」

 

死ぬことを覚悟して他の未来日記所有者諸共爆散するつもりでいた。

(恐ろしいなーおい…自爆かよ)

「残りの四人は!」

「催眠術デ調達シタ『ダミー』ダヨ…私モ必死デネ。残念ナガラ、私ニモ先ホドノdead endフラグガ立タッタノダ」

「マァ敵陣ノ真ッ只中ダカラナ」

「シカシ6thダケハ道ズレニスル!」

「正義トハ勝利スルコト!タトエ刺シ違エテモ、悪ヲ倒ス‼︎」

 

ニート帽の少年はどうするのか迷っている。ピンクの髪をした少女を優先して春日野を置き去りにするか、春日野を助けるか。

 

「「「「「行クゾ!」」」」」

 

 

6thと共に自爆する気で向かっていった。少年は携帯を開き、未来日記の力を使って本物を当てる。

「左から二番目だ!」

 

が、横に並んでいた五人はバラバラに走って襲いかかる。

「シャッフル⁉︎そんなのあり⁉︎」

「これを見なさい!」

 

今度はピンク色の髪をした少女が左手には斧を持って、左手には小石を持つ。小石を使って5分の一の本物を見つけ出す。

 

小石を投げると柱に当たり、その音に反応して五人は首を向く。四人は被り物をしているから視界を使うことができず見ることができない。その一方で耳が良く正確に何処に小石がどの方向に当たったかわかる。したがって、

 

「耳がいいね?」

 

ピンク色の髪をした少女に斧で首を斬られ、その勢いで池に落ちてゆく。本体はレッドだった。

「オマエ…ツヨイ!オマエ…セイギ!」

(安心しな、12th。ここの世界では死ぬこととなるが…こっちでは生きられるからな)

正輝はすぐさま携帯を開き、回収の準備をしている。12thが池に落ちたと同時に

 

(マスター・オブ・ザ・リンク発動!)

 

正輝の能力によって彼と繋がり、彼を船に転移させた。この世界では彼の死体が残っており、死んだということが確定される。だが、正輝によるマスター・オブ・ザ・リングで繋がれた場合、船に転移された彼の『魂』と『肉体』の方は正輝側の方でセーブされて復活するという仕組みになっている。身体についていた『不確定要素』…要は彼についていた爆弾などを取り除かれ、正輝の船にて時間が経つうちに復活する。

 

『19時7分 12th平坂黄泉は死亡する…DEAD END』

 

池に落ちていった12thはそのまま爆発する。転移された12thには神様に事情聴取をしてくれれば何も問題もない。これによってようやく未来日記の謎について聞き出せば一歩前進することができる。

後はこの場から立ち去るのみ。

 

「よしっ、回収完了。これで…さっさと正門に行かないと、閉められたらヤバイし」

 

すぐさま脱出しようと空いている正門に正輝は移動しようとするが

 

(なにっ⁉︎)

 

 

地面から突然大きな手が正輝を掴み、彼と大きな手ごと大きな地面を通り抜けてしまった。

 

*****

 

正輝が目を覚ますと、立ったまま金縛りの状態になって動けなくなっている。

「貴様か、不審な行動をしていたのは」

正輝の目の前にいるのは、空を飛んでいる幼女とこの世界の神、デウス・エクスマキナがいた。

(ああ…ヤバいな、これ)

 

冷静に喋っていても、本心ではかなり焦っている。

正輝の頭の中ではまた危険信号を出しており、このままだと消されると恐怖に晒されていた。

 




平坂黄泉回収完了。しかし、この世界の神にバレてしまいました。


Q平坂黄泉(12th)による洗脳について
A雪輝達以外に正輝も被害を受けるんじゃないかと思っていたのでこうして襲われてます。
間違ってましたか?12thが洗脳するのは御目方教の信者達だけなので、信者になってない正輝が洗脳に晒されることは無いと思います。

Q英霊のステータスで洗脳された信者達が襲ってきても返り討ちに出来るんじゃね?
A無理です。その力で無双しても神にバレますし、バレまいと力を抑えていたら信者達による数の暴力で殺されてしまいます。

正輝にとってはかなり難しいんですよね、だから殺されまいと岩や櫓の下にて隠れることしかできませんでした。今の正輝は一人相手ではどうにか対処できますが、下手に動くと殺されてしまいます。

Qマスター・オブ・ザ・リンクって生き返らせることできるの?
Aアリシアはジュエルシードを使って生き返らせ、試練編によるレイナーレ達の場合はルール上そのスキルがなくても携帯で復活させることができます。
マスター・オブ・ザ・リンクの例としては天羽奏を助けたのが一番の例です。彼女の場合は接触してリンクしなければなりませんでしたが、遠距離のリンクが可能となっています。


平坂黄泉の場合は正輝側の仲間にさせて、自爆特攻しているために後から正輝が自腹コストで復活させてます。

Q未来日記所有者全員は助けられないのですか?
Aはい、助けられません。コストが高いのもありますし、デウスにバレるという点もあります。
とゆうより、未来日記所有者に出会えば殺されるか利用され、更には雪輝達に接触して正輝の死亡フラグが大量に立つわけです。
平坂以外にも助けることができる人物は決めてます。


Q何故正輝は神にばれたのか?
Aそれは次回で分かります、ヒントは平坂を助けるにどんなことをしなければならなかったのか?
助けるにしても何をしたら因果律に大きく影響してしまうのか?

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