FAIRY TAIL 全知全能の魔導士   作:勇義

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X776年からスタート


妖精の尻尾

妖精の尻尾前

 

中からは祭をして居るかの様な叫び声。

俺はゆっくりと扉を開け中に入る。

すると叫び声は静まり、騒めき出す。

きっと俺の格好の所為だろう。

気にせず奥へと進むと小さな老人が目の前に立つ。

 

「お主、その血は如何したのじゃ?」

 

俺は老人の問いに答える。

 

「身を護る為に浴びた返り血だ‥‥此処は妖精の尻尾で合っているか?」

 

問うと頷く。

俺はフードを取り、挨拶をする。

 

「此処に入れて欲しく来た者だ、あんた、マカロフ・ドレアーだろ?」

 

「そうじゃ、お主の名は?」

 

「アレスとだけ名乗る、入る為には試験か何かあるのか?」

 

「そんな物は無い、お主を「ちょ、ちょっと待てよマスター!」」

 

リーゼント頭の男が此方に来た。

 

「マスター、こんな如何にも怪しいガキを入れるのか!?」

 

「そうだ、幾らガキでも怪し過ぎる!」

 

今度は青頭の奴が来た。

それを発火点とした奴等が騒ぎ出す。

 

「‥‥歓迎されて居ない様だな」

 

無理も無い、こんな血塗れの奴を歓迎する訳ないだろう。

血を落としてもきっと俺の魔法を見れば同じ様に否定する。

 

「‥‥お主、親は?」

 

問いに答える。

 

「死んだ」

 

辺りが鎮まる。

マカロフは俺に抱き付く。

 

「おい、汚れるぞ?」

 

「辛かったじゃろう、苦しかったじゃろう」

 

マカロフの声が震えていた。

自分の事でもないのに涙を流していた。

 

「アレス、お前の家は此処じゃ‥‥アレスを妖精の尻尾として迎い入れる! 文句が有る者は後で儂に言え!」

 

皆は声を挙げる。

こうして俺は妖精の尻尾の一員と歩み出した。

 

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