FAIRY TAIL 全知全能の魔導士   作:勇義

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竜神と雷

 

 

思わぬ道草を食った俺はエバを追って街を駆けていた。

古文書アーカイブを使いながら細い道を抜け、出ると‥‥エルザが居た。

 

「あれ? エルザ?」

 

「アレスか、エバはもう倒したぞ」

 

エルザはそう言い指差した方向にはエバが気絶していた。

流石エルザだ、恐ろしい。

 

「お前は他の者を頼む、私はラクサスを「いんゃ、俺が遣る」アレス‥‥」

 

「彼奴は俺に用が有るんだ、だから俺が行く、お前が他の奴を頼む」

 

「その怪我で‥‥ラクサスとやり合うのか?」

 

エルザは裾を握り、そう呟く。

ばれていた、俺が怪我しているのを。

 

「あぁ‥‥まぁ大した怪我じゃない、気にすんな」

 

笑顔でそう答えたがエルザは放してくれない。

 

「‥‥お前は‥‥一人で背負い込み過ぎだ」

 

優しく抱き締められる。

少し驚き、戸惑った。

 

「‥‥お前は少し仲間に頼る事を覚えろ」

 

「‥‥解ってる積りだ、だが俺は彼奴に用事がある、今回は譲ってくれ」

 

エルザは溜息を吐きながら俺から離れる。

 

「‥‥解った、無茶をするなよ」

 

「お互い様だ、ギルドは任せたぜ、エルザ」

 

「ラクサスは任せたぞ、アレス」

 

ハイタッチをし、お互いに駆けだした。

俺はカルディア教会へ、エルザは残り二人の雷神衆を探しに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カルディア教会

 

 

ドアを蹴り破り、中に入るとラクサスが立って居た。

 

「おぉやっとご到着か、アレス?」

 

「妹と会ってたんだ、久し振りの再開ではしゃいでてな、時間を食ったぜ」

 

お互いに笑いながら魔力を高める。

何時でも魔法を放てるように。

 

「ところでラクサス、おまぇ面白くねぇ事してるなぁ~? 如何言う積りだ?」

 

「アァ? 良い余興じゃねぇかよ」

 

「やるならもっと派手にしろよ、だからテメェは二流なんだ」

 

「ならテメェは三流だな、アレス‥‥いや」

 

 

ゼレス

 

 

俺はラクサスの言葉に驚いた。

何故その名を知って居るんだ。

 

「テメェ‥‥何で知ってる‼」

 

「まだまだ知ってるぜ、テメェの母親の事とかよ」

 

「‥‥マカロフか」

 

あの爺、探るなって言ったのに調べやがったか。

 

「ジジイなんざに聞かなくても解るんだよ、調べればすぐに出て来るテメェの先祖、知った時は驚いた、まさかテメェがあの大魔導士の子孫だとは思いもしなかったぜ」

 

「チッ‥‥バレタからには‥‥口封じしねぇとな」

 

ローブを脱ぎ捨て、全魔力を開放する。

次第に瞳は紅く染まり、黒い魔力が体を包む。

 

「ほぉ‥‥それが本当のお前か」

 

『‥‥今直ぐ止めれば何もしねぇぞ?』

 

ラクサスは鼻で笑い、構える。

 

「テメェを倒せば俺が最強だ‼ そうすれば爺も大人しく俺にマスターの座を渡すってもんだぜ!」

 

『‥‥俺はお前が如何言う理由でこの余興を開いたのかは興味は無い、正直言えば止める気も無かった、だが‥‥その気も変わった』

 

ラクサスは周りの温度が急激に下がるのを感じた。

 

『最強、興味は無い、だが‥‥お前に譲る位なら最強を俺が名乗る』

 

手から黒い靄が形を現す。

鋭く‥‥殺意を放つ一刀の刀に‥‥

 

『少しは骨が有る所を見せてみろよ』

 

刹那の瞬間にはラクサスに一太刀入れる。

 

「なっ!?」

 

ラクサスは見に怒った状況を飲み込めず、地面に片膝を突く。

俺は隙を与えず、攻撃を与える。

 

『火天型・烈火』

 

刀を地面に擦る火花を散らし、それに爆破系の魔法を含ませ、爆発させる。

 

「ガアァァッッ!?」

 

勢いよく吹き飛ばされる。

 

『如何した? 楽しい演芸はまだ始まったばかりだぞ』

 

「ガハッ‥‥図に乗るなぁぁァァァッッ‼‼‼」

 

雷が俺に直撃する。

だがそれを食らい、嗤う。

 

『それで良い、雷天型・雷鳴』

 

刀に稲妻を走らせ、そのままラクサスを斬る。

 

「ぐぅぅぅっっ!」

 

『如何した? この程度か? これでは俺を倒すのは愚か、マスターも無理だろうなぁ』

 

「ッッ! 嘗めてんじゃねェェェェェェェッッッ‼‼‼」

 

『!』

 

凄まじい落雷に体が軋み出す。

 

『ふ、ふふ‥‥ふはははははッッ‼‼ 流石だ、ラクサス‼ そうじゃないと駄目だ‼』

 

笑いながらラクサスを睨む。

 

『神の力を惜しみなく使ってお前を倒そう‥‥耐えろよ? 人に使うのは初めてなんでな、加減なんて期待するな』

 

刀に魔力を集める。

辺りの重い魔力は突如消え、静寂が漂う。

 

『無の型』

 

ポツリと俺の声が響き、刀が太陽の光で煌めく。

 

『刹「「ラクサス!」」』

 

技を放つ前に誰かが入って来た。

振り返るとエルザとナツが居た、ナツ、出れたのか。

 

『‥‥お前等か』

 

体から力を抜き、フードを被る。

 

「「アレス! 無事か!」」

 

エルザとナツが俺に駆け寄る。

それと同時にラクサスが雷を俺に放つ。

 

「!」

 

力を抜いている今、直ぐには避け切れない、歯を食いしばり、電撃に耐える用意‥‥をする前に誰かが俺の前に現れ、雷撃を受けた。

 

「!?」

 

砂煙が舞い上がる。

それは徐々に晴れ、ソイツの髪が、顔が見えた。

ソイツの顔は‥‥ジェラールの顔だった。

 

「お前!!」

 

「ジェラール…い、生きて…?」

 

敵意を剥き出しにするナツ。

瞳に涙を浮かべるエルザ。

それを見て、ラクサスは楽しそうに笑う。

 

「なんだ? 知ってる顔だったのか?」

 

ラクサスが茶化すように言うが、その言葉はエルザとナツには届かない。

 

「ど…どうなってんだ!? ミストガンが…ジェラール…!?」

 

「此奴はミストガンだ、顔はジェラールと瓜二つだが‥‥別人だ」

 

「そ、そうなのか?」

 

エルザの問いにミストガンは頷き言う。

 

「私はジェラールではない。その人物は知っているが、私ではない…」

 

エルザの瞳から涙が溢れるのを見、ミストガンは目を伏せる。

 

「ミストガン、後は俺が遣る、お前は下がれ」

 

「…すまない、あとは任せる」

 

「あぁ任せとけ」

 

逃げるように、霧となって姿を消すミストガン。

ナツの叫びが教会に響いた。

 

息を吐き、ラクサスに目を向ける。

 

「ミストガンのことは後回しだ!」

 

とナツも同じように気持ちを切り替え、眼を鋭くした。

 

「ラクサス! 勝負しに来たぞ! エルザ、アレス、いいよな? 俺がやる!!」

 

反応を示さないエルザに焦れ、ナツが目を向ける。

エルザは涙を浮かべたまま、茫然と佇む。

 

「っ、エルザ!!」

 

ナツがエルザに檄を飛ばす。

同時にエルザの体に電撃が走った。

 

「っうあぁぁ!」

 

「!」

 

電撃を喰らい、エルザが悲鳴を上げる。

 

「似合わねぇ面してんじゃねーよ、エルザ! おら、消えろ!」

 

攻撃したのはラクサス。

 

「エルザ!」

 

地面に倒れるエルザを抱き抱え、距離を取る。

 

「大丈夫か!?」

 

「ぅ‥‥アレス」

 

治癒の魔法を掛ける。

最悪だ、エルザはまだジェラールの傷から癒えていない。

そして悪いタイミングでミストガンの顔を見た。

 

「最悪だな‥‥今日は」

 

一人小さく呟き、ナツを見る。

必死にラクサスに対峙する‥‥が全く攻撃は当たって居ない。

傷が癒えたエルザはナツを抑え込み、魔法を使う。

 

「─────換装!」

 

黒羽の鎧に換装した。

 

「だあぁぁ!」

 

「ふん」

 

ラクサスがエルザの太刀を受け止める。

エルザは蹴りを放つが‥‥あっさりと受け止められた。

 

「ラクサス! あの空に浮かんでいるものはなんだ!?」

 

「神鳴殿、聞いた事あるだろ?」

 

神鳴殿、まさかアレを使ったのか。

 

「まさか貴様…!マグノリアに攻撃をするつもりか!?」

 

「ハハハハッ! 新しいルールさ! 俺も本当は心が痛むよ」

 

笑いながらそう言うラクサス。

 

「っ貴様ぁ!」

 

「あと二分だ」

 

口元を歪め、タイムリミットを告げるラクサス。

エルザに焦りが生まれる。

 

「っアレス、ナツ!全て破壊するんだ!」

 

「壊せねぇーんだよ!!ってか、違うな…壊したらこっちがやられちまうんだよ!」

 

ナツがそう叫ぶ。

おいおいまさか!

 

「何、だと…!?」

 

「お前、生命リンクを」

 

「そう。あれは誰にも手出しはできないラクリマだ」

 

「っ、卑劣な!」

 

「クク…お前も俺の雷で消えろ!」

 

ラクサスの電撃をバク転で避け、エルザは距離を取り

 

「換装!」

 

新しい鎧に換装する。

 

「……雷帝の鎧…か」

 

相性という点ではベストな鎧だ。

 

「ふん、そんなもんで俺の雷を防ぎきれるとでも!!」

 

「ふん!」

 

エルザの稲妻を打消し、今度はラクサスが高圧の電撃をエルザ目掛けて放つ。

それをエルザは鎧の力で電撃を防いで見せた。

 

「……やるじゃねぇか」

 

少し驚いた表情を見せるラクサス。

 

「っエルザ! 何やる気満々になってやがる、ラクサスは俺がやるっつってんだろ!」

 

「…」

 

エルザはナツを見つめ、そして決めたように微笑みを浮かべた。

 

「信じていいんだな?」

 

「え」

 

「おいおいマジか」

 

エルザの奴、ナツを信じやがった。

確かに此奴の秘めた力なら勝てん事は無いが‥‥分の悪い賭けだ。

 

「お、おい!どこ行くんだよ?…まさか、お前神鳴殿を止めに…?」

 

「ハハハハッ! 無駄だ。一つ壊すだけでも生死に係わる、今この空には無数のラクリマが浮いているんだぞ? 時間ももうない」

 

「全て同時に破壊する」

 

「不可能だ!できたとしても、確実にあの世行きだな」

 

「…だが、街は助かる」

 

エルザの言葉にラクサスは顔を顰める。

 

「てめぇ!ゲームのルールを壊す気か!?」

 

俺は溜息を吐きながらナツに言う。

 

「‥‥ナツ、俺が戻って来るまでラクサスは預けるぞ、倒しても構わん」

 

そう言い、外へと足を向ける。

 

「なッ! テメェまで何処に行きやがる!」

 

「お前の後始末だ、それまでナツと遊んでな」

 

「ッ! テメェ!」

 

ラクサスは雷撃を俺に浴びせ様とする。

 

「火竜の咆哮!」

 

ナツは火を噴き、ラクサスの動きを止めた。

 

「…こっちも信じていいんだな? エルザ、アレス……出来る出来ないかじゃねえぞ……お前らの無事をだ!」

 

俺とエルザは黙って頷き、外へと飛び出した。

 

 

 

 

 

 

 

「エルザ、壊すって言っても‥‥どうすんだ?」

 

「出せるだけの剣を出して壊す」

 

何か考えているかと思ったが‥‥こりゃノープランだ。

 

「はぁ‥‥全くお前は馬鹿だぜ、だが‥‥嫌いじゃねぇぞ?」

 

「ふっ‥‥何とでも言ってくれ」

 

「あんまし無茶すんなよ、オメェが居ないとあのナツを止めれる奴が居ねぇから」

 

エルザは笑いながら空を見る。 

空には二百以上のラクリマが浮かんでいる。

 

「このマグノリアの街を守るため、剣たちよ…私に力を貸してくれ」

 

天輪の鎧を換装するエルザ。

その周りには無数の剣が刀身を光らせ、浮かぶ。

だが、幾らエルザでもこれだけの数を落とすのは無理だろう。

そんな時だ、誰かの声が聞こえて来た。

 

『おい!皆聞こえるか?一大事だ、空を見ろ!』

 

「ウォーレン!?」

 

妖精の尻尾のウォーレンだ。

と言うか何時の間に帰って来てたんだ?

 

「これは…念話テレパシーか!?」

 

ウォーレンのテレパシーが聞こえた。

 

『くたばってる奴は、さっさと起きろ!まだケンカしてる奴は、とりあえず中止だ!よく聞けお前ら、街の上に浮かんでる物をありったけの魔力で破壊するんだ!あれは、この街を襲うラクサスの魔法だ!時間が無え、全員でやるんだ!』

 

「ウォーレン…お前、何故神鳴殿の事を?」

 

エルザは疑問に思った。

 

『その声はエルザか?無事だったか!」

 

「グレイ!?」

 

「そうか、お前が…」

 

知らせたのはグレイだった。

 

『エルザだって!?』

 

『石から戻ったのか!?』

 

『おいっ…エルザが無事って事は…』

 

『他の子達は…レビィは!?』

 

『皆無事よ、安心しなさい』

 

『ジュビアも大丈夫だ』

 

『ビスカも無事よ、アルザック』

 

『そ…そうか。よかった…本当に…』

 

他の子達が無事だった事に安堵する一同。

 

『済まねぇ、オレのテレパシーはギルドまでは届かねぇ、とにかく聞こえてる奴だけでいい!あの空に浮かんでいる物を『ウォーレンてめぇ!』なっ!?』

 

空気の読まない奴マックスが言い出した。

 

『オレに何したか忘れたのかよ?』

 

『マ、マックス!?あっ、あの時は済まなかったよ…だってエルザ達を助ける為に必死で…』

 

これを切っ掛けに皆が不満をぶちまけた。

 

『ドロイだ!聞こえるかアルザック!』

 

『き、聞いてるよ…さっきはごめん…』

 

『ごめんで済むか!不意打ちなんか喰らわしやがって!』

 

『テメェもだワカバ!』

 

『さすがにラキは許さないわよ!』

 

ケンカをおっぱじめた一同。

そこにグレイが、

 

『ケンカなら後でやれぇ―――――‼‼』

 

と怒鳴るが‥‥

 

『『『『『『『『『『お前が言うなぁ―――――‼‼‼』』』』』』』』』』

 

と返された。あぁ~何かウォーレンの悲鳴が聞こえて来そうだ。

 

『今は時間が無ぇ!空に浮いてんの壊せぇーーーーー!!』

 

喧嘩を止めない馬鹿共に俺は呆れ、念話に割り込み話す。

 

「おい聞こえるか?」

 

『え? アレス!?』

 

『アレス、お前居たのか!?』

 

「俺の事はいい、しかしお前等は喧嘩大好きだな、別に止めねぇぞ? 存分に言い合え、ただなぁ~状況を考えて出来ないのかと俺は思う訳だ、こんな街全体に被害が出る様な仕掛けを無視して仲間同士で喧嘩、それで後々噂されて評議院はそれを種に俺達を潰しに来るだろうにねぇ~」

 

俺は笑いながらそう言う。

低く響く俺の声に誰もが口を塞ぐ。

 

「だからさ、喧嘩は後で‥‥今は空に浮かぶものを壊そうぜ? 皆が協力してくれれば事はサクッと進むんだ、OK?」

 

『『『『『『『‥‥‥』』』』』』』

 

「返事は?」

 

『『『『『『『解りました‼‼‼』』』』』』』

 

動ける奴等は次々に動き出す。

それでも全部壊すには数が足らない。

 

「エルザ、百個くらい頼む‥‥出来るか?」

 

「ま‥‥任‥‥せろ!!」

 

エルザは歯を食いしばり、剣を出す。

俺も息を吸い込み、咆哮を放つ準備をする。

 

『配置に付けぇ―!』

 

『死にたくないなら一つも残すなぁー!』

 

『アレスに殺されるぞ!』

 

何か悪口に聞こえて堪らない、だから‥‥

 

「お前等幻想曲終わったら全員吹き飛ばして遣る」

 

黒い笑みで皆に伝わる様に言う。

すると誰も喋らなくなった。

エルザは苦笑いを浮かべながらカウントダウンを見て、合図を出す。

 

「全員攻撃!」

 

エルザの合図と同時に同時にマグノリア全体に浮かぶラクリマが砕け散る。

破壊は成功、さて次の仕事だ。

 

空高く飛び上がる。

すると神鳴殿から墜ちる筈の雷が俺に全て向く。

 

「!? 如何言う事だ!?」

 

エルザが地上で驚いている。

生命リンクを書き換え『壊れると全て俺に向く』様に変更した。

 

「受け止めて遣る!」

 

両手を広げ、歯を食いしばる。

 

バヂバヂバヂバヂバヂッッッッ‼‼‼

 

「ウォガアァァッッッッ!!!??」

 

体中に電流が走る。

数分間雷撃を受けた俺は地面へと落下した。

地面に落ちて尚、体中痺れが駆け巡る。

そんな中、体の奥から何かが湧き上がって来た。

それは体をゆっくりと這い上がり、喉元まで湧き上がる。

 

「ッ! 消えろ!」

 

湧き上がるそれを無理矢理押し戻す。

それは大人しく奥へと戻る。

 

「はぁ‥‥はぁ‥‥くそッ! ホンッッッッ当に面倒な体だ!」

 

俺は造られた、しかし俺は“未完成”で完全ではない。

だからそれを形留める為にある施しをされた。

それがさっき込み上げて来た物。

 

「‥‥全く、一体何なんだよ」

 

溜息を吐き、フラフラと立ち上がる。

すると突如‥‥空が光り出す。

 

「何だ?」

 

空を見上げる、其処には何かあった、目を凝らし見ると‥‥光るそれの正体は光輝く巨大な魔方陣。

書物で見た事のある魔法、妖精三大魔法の一つ、妖精の法だ。

 

「あれが‥‥妖精の光」

 

光る空を見て、微笑む。

 

「綺麗だ」

 

その光はマグノリア全体を包み込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

光が止む。

しかし、何かが起こった訳ではなかった。

 

「‥‥魔法に嘘は付けねぇな」

 

ふっと微笑み、カルディア教会へと向かう。

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