やはり俺の教師生活はまちがっている。   作:芝書き

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第3話です。
休日を挟んだので割とハイピッチで書いています。


第3話 なぜか雪ノ下雪乃は憧れている。

第3話 なぜか雪ノ下雪乃は憧れている

 

 

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「髭のばそうかな。」

 

俺は鏡の前でひとりごちる。

 

昔から老け顔だったせいかここ8年くらい顔が変わってない。

肌が弱くすぐ赤くなるので髭は週一でしか剃らないためいつも無精髭を生やしているのだがだらしないのでこの際ちょび髭とかにするか。

いや、やめよ。

 

椅子に座り昆布茶を啜りながら朝食を食う。

 

妻は今日は編集者との打ち合わせとかで早くから出ている。

 

余談だが妻の職業は小説家である。

ティーンズ向けの甘々恋愛小説を書いているのだがこれが結構売れているらしい。

恋愛経験の希薄な(初めてできた彼女が今の妻である)俺にとっては読むのが苦痛ですらあったが最近の若い子たちには受けるらしく、ノベル雑誌にも紹介されていた。

 

稼ぎも意外といいらしく、俺のZEPHYR1100を買うときに昇進祝いとか言って一括で支払ってもらった。

なんか男として恥ずかしかったが妻の気持ちを無碍にもできず、お願いした。

しかも自分は絶盤のイタリア製のバイクに乗ってる。あれ三百万はするんじねぇかな?

 

普段は家で仕事をしているがたまにこんな風に外に出ることもある。

仕事柄、曜日感覚が無いそうだ。

教師とは正反対である。

いや、ホントもうね。カレンダー暗記してないとやってられないよ。

 

教師といえば妻の初恋の人は高校の時の教師だったな。

それで俺が教員決まった時は少し心配そうな顔してたのか。

 

まぁ俺は年下は恋愛対象外だから心配ないんだけどね。

むしろ年下は苦手なまである。

その点に関しては教師は俺にとって天職だと思う。

セクハラ絡みの不祥事も起こす気もないし、生徒をいびろうにもなんの罪悪感もない。

うわー最低だな俺。

 

ちろっと時計を見るとちょっとヤバい時間だった。

 

そろそろ行こうっと。

味噌汁でご飯を流し込むと、速攻ではを磨き、バイクの鍵をとってマンションを出た。

 

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バイクを駐車場に停め校舎に入り職員室へ向かう。

 

今日は一時間目からJ組で日本史か…

 

自慢じゃないが俺の授業は生徒に人気だ。

まぁ日本史が好きなやつは自分で勉強するんだけどね。ソースは俺。

 

白衣を羽織りイスに腰掛ける。

なんで白衣を着るかって?大学時代のトレードマークみたいなもんだ(考古学専攻だったので土に触れる機会が多かったため)そんなこと言ったら先輩の方がなんで白衣着てるのかわからんぞ。

 

おっとそろそろ一時間目が始まる。

 

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放課後

 

今日は噂の奉仕部に顔を出そうかな。

 

特別棟はひどく静かで人一人っ子いない。

少し歩くと奉仕部の部室にたどり着いた。

 

ガラッとあまり開けてないのか少し立て付けの悪いドアの音が印象的だった。

 

そこには暖かい春風と午後の優しい日の光の中に1人の少女がちょこんとイスに座っていた。

 

雪ノ下雪乃。

 

この学校の国際教養科、J組でトップの成績を誇り更に容姿端麗。まさに文句の付けようのない優等生だ。

彼女は今何かしらの文庫本を読んでいる。

 

そして今俺がこの空間には行ったことで、彼女はおれのそんざに気づき顔を上げる。

 

「烏飼先生…!」

 

「や。」

 

去年も担任を務めていたので顔見知りだがこうして一対一で話すのは久しぶりかもしれない。

 

 

丁度一年前、雪ノ下雪乃が入学した当時、ある違和感があった。

普通、兄弟姉妹において上の子と比べられるのは下の子にとっては気分のいいものでは無いのだが彼女はそれを喜んでいるように見えた。

だが彼女、雪乃は陽乃とは明らかに違う点がある。それは他人への依存だ。陽乃にそれは見られ無い。

これは俺の仮説だがおそらく雪乃は姉に対しての自分にコンプレックスを持っていた。そして必要以上に姉の背中を追いかけた。「流石陽乃の妹だ。」…こう言われるのが彼女にとっての存在の証明なのだろう。

そう考えた俺はJ組を担当する教員全てに陽乃というワードを禁止させた。褒めるのなら彼女を褒めろ。

彼女は別に姉の七光りじゃ無い。

個性を作るのも教育だと。

そんな今思い出すと死にたくなるような演説を雪乃にも聞かれたらしく。その時から雪乃の俺に向けられる視線が他の教師と一変していた。

なんか…こう、ギラギラしてるとゆうか射殺すような目だ。

そりゃそうか、姉に当てはめられる喜びを潰したから恨まれて当然か、うん。………先生ちょっと寂しい。

 

「どうだい?奉仕部は?」

 

「まだ依頼者は1人も来ていないのでわかりませんね。」

 

「んーそうか。」

 

「先生はどうしてここに?」

 

「んにゃ、雪ノ下がちゃんとやれてるか心配でね。」

 

そう言うと雪ノ下は目を丸くしてキョトンと首を傾げた。

 

「心配、とは?」

 

「君が無碍に依頼者を追い払ったりしてないかってね。」

 

すると雪ノ下はムッと唇を尖らせる。

 

「さすがの私も鬼では無いんですよ先生。可能な限りなら引き受けます。」

 

「じゃあ俺から一つ依頼だ。」

 

そう言った時、部室の扉が勢いよく開けられた。

 

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第3話でした!読んでくださった方、お気に入り登路してくださった方、感想をくださった方、評価をしてくださった方ありがとうございます!

いやー台詞が無ぇ!あと1話あたりの登場人物が平均2人くらい(笑)大丈夫かなぁこの小説。

関係無いですがzephyrってほんとかっこいいですよね!
750rsに乗ってるんですがほんとにかっこいいです(笑)
いつかZⅡほしいなぁでも250万はするんだよなぁ。
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