たくさんのUA数お気に入り数ありがとうございます!
なんとか頑張ってきたいです!
第6話 たぶん、戸塚彩加はツいている。
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「あれ!?我の出番は!?」
「ストーリー進行速度を上げるからカァァァァット!!」
「Noooooooooooooooooooo!!!!」
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……………………ワシャワシャワシャ
あー、もう5月か……。
24歳でジジ臭いと思うが時が過ぎるのは早いものだ。
ワシャワシャワシャ
絶好のツーリング日和だな。
後で妻と一緒に行くか…
ワシャワシャワシャ
「お痒いところありますかぁ?」
「小脳。」
「ふぇっ!?」
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「………。」
なんか生徒の視線が痛いな。
俺を見る度驚く者が多い。
「おお烏飼…ってなんだ!?その頭は!?」
「え?…ああ、黒染めしたんスよ。」
「あの烏飼が!?赴任初日に金髪で出勤したお前が!?」
「そんなに驚くことっスかね…。」
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さぁて、奉仕部に顔を出すかなぁ。
ガラッ
「ちゃおーやってるかぁ〜?」
妻の挨拶をパクってみたり、何これかわいい。
「「「あ、烏飼先…生?」」」
「おいやめろ。宇宙人を見るような目で俺を見るな。」
「いえ、黒染めをしていたので一瞬誰か分かりかねました。」
「だよね〜先生いつも明るい茶髪だもん。頭髪指導にも呼ばれてたし…。」
「てゆうかいい年して茶髪って教師としてどうなんスか。」
「あら、あなたの腐った目よりはよっぽど魅力的だとおもうのだけれど。」
「おい、先生の頭髪と俺の目はかんけいないだろ。」
「どうどうどう。」
二人の喧嘩(?)を止めていると誰かが奉仕部のドアを叩く。
「し、失礼します。」
ええと、こいつは確か…2年F組の戸塚か。
「2年F組戸塚彩加君ね。座ってちょうだい。」
雪ノ下がイスを用意しながら戸塚に座るように促す。
「ありがとう。雪ノ下さん。」
「どういたしまして。依頼があるのでしょう?聞いてあげるわ。」
「うん。実はーー
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「なるほど、テニス部を強くしたいと。」
戸塚の依頼内容は弱小テニス部を強くしたいとのことであった。
そういえば、テニス部の顧問はあの熱苦しい生徒指導部長だったな。
「そうね…それでは、全員死ぬまで走らせてから死ぬまで素振り、死ぬまで練習、かな」
「「「「………………………………」」」」
怖いよ!怖いよ雪ノ下!戸塚とか震えてるじゃん!
「…僕、死んじゃうのかな?」
「大丈夫だ、お前は俺が守る。」
おいそこ、何始めちゃってんの?男同士だよ?合法な国に移住するのは大変だよ?
「で、でも!練習とかならあたしもてつだうよ!なんてーの?あたしも奉仕部の一員だし?ちょっとは働こーと思って!」
「由比ヶ浜さん」
「ゆきのん、お礼とかそういうの全然いーから。部員として当たり前のことしたまでだから!」
「由比ヶ浜さん、別にあなたは部員ではないのだけれど。」
「違うんだっ!?」
びっくりした…。入部届貰ってないけどてっきりもう入っているのかと思った。
「ええ、入部届も無いし、顧問の承認も得て無いわ。」
ですよね?と雪ノ下に尋ねられ、ああ、そうだな。と答える。…入部届とか必要だったんだ、この部活。
「書くよ!入部届位何枚でも書くよっ!仲間に入れてよっ!」
言っちゃあなんだがなんでこいつらの仲間になりたいの?お前クラスで結構上のカーストだよね?
そうして由比ヶ浜は女子らしい丸っこい字で「にゅうぶとどけ」と書かれたルーズリーフを渡してきた。入部届くらい漢字で書けよ…。どうでもいいけどルーズリーフって便利だよな。高校のときルーズリーフ持ってるとみんなに集られて自分で殆ど使わないんだよな。
まぁ、集る側だったんだけど。だってルーズリーフって高いじゃん?
「まぁ、第一顧問の先輩の許可は取ってないが、後で話しつけとくよ。」
「やったぁ!」
とは言ったものの、由比ヶ浜の「にゅうぶとどけ」は酷いもので入部動機は「たのしそうだから。」しかも印は逆さまになっている。
晴れて部員となった由比ヶ浜をよそに雪ノ下は戸塚の依頼を受ける。
「いいでしょう。戸塚君あなたの依頼、受けるわ。でもこれだけは覚えておいて、奉仕部は便利屋では無いわ。あなたのお手伝いをし自立を促すだけ。強くなるもならないもあなた次第よ。」
「そう…だよね…。でも、僕頑張るよ!」
「だが、戸塚が強くなったところで周りが付いてくるとは限らない。それに、一般的に強豪と言われる学校は午後練だけでなく朝練や土日練も欠かさないだろう。昼休みの練習はともかく朝練、土日練は顧問の問題だしなぁ。」
弱小部活では確かに生徒のやる気もあるが顧問の影響も大きい。強い学校は顧問もいいのだ。
部活に積極的な教師もいれば昇進狙いで顧問だけやっている教師も少なく無いのだ。
「そ、それは…。」
「まぁ部員をまとめたりするのは同じ部員の仕事だ。そして顧問の教師を説得するのも同じ教師の仕事。雪ノ下、この案件、一部俺に任せてくれないか?」
「は、はぁ構いませんが。」
「いっちょ、人の事ばかり批判して自分の事には甘い熱血野郎に一泡吹かせてやりますか。フヒヒ…。」
続く
第6話でした!
読んでくださった方大変ありがとうございます!
烏飼健一 プロフィール追加
血液型:O型
座右の銘:人生にリハーサルは無い(GTOより)