ハイスクールW×F(Wheel of Fortune) 作: いがみ合う双子
今回は久々のため短い+こんな感じだっけと試行錯誤しながら何でちょっと微妙です。
side運命
「義姉さん。どうしてここに?」
紅い魔法陣から現れたのは自分の義理の姉であるリアス・グレモリーだった。
「貴方こそどうしてここに?それも堕天使と一緒にいるなんて。」
そう言うと義姉さんの視線が鋭くなり近くにいる天野夕麻を睨む。
その視線を感じたのかビクッと肩を震わせる。
「待ってくれ義姉さん。この子は無実なんだ。」
「なんですって?」
このまま要らぬ誤解を生みかねないと思い今までに経緯を話した。
夕麻の目的、この街に潜んでいるであろうオルフェノク。そして、守れたはずの生命を守れなかったこと。
今でも思う。なんであそこで変身を解いてしまったんだろう。しっかりまわりを警戒していれば、こんな事には。
そう悔やんでいると義姉さんの手がそっと私の肩に触れる。
「・・・ッ!・・・義姉さん?」
「サダメ、そんなに自分ばかりを責めないで。堕天使を感じて直ぐに駆けつけれなかった私にだって責任はあるわ。」
それにね、と義姉さんが言うと制服の胸ポケット・・・じゃなくて胸元から紅いチェスの駒のようなものを取り出す。
・・・いやおかしいでしょ?!普通に制服の胸ポケットからで良くないかな?!
「サダメ、これが何かわかるかしら?」
「えっと、チェスの駒?」
まあ、義姉さんのこう言う行動は前からだから別に気にはしないようにしてるけどわざとやってるのか?
・・・今は考えても意味ないし、取り敢えずなんでチェスの駒を取り出したんだ。
「それは確か悪魔の駒ーイーヴィルピースーだったわよね。」
夕麻がそう言うと義姉さんの顔に驚きが浮かび上がる。
「知っていたのね。」
「前にアザゼル様から聞いたのよ。どんな種族も悪魔に転生させれるアイテムだって。」
どんな種族も・・・て事は。
「この子を悪魔に転生させるって事?」
「えぇ、そうよ。そうすれば人間とは死んでしまったけれど悪魔として生き返ることが出来る。それにね、この子からとてつもない力を感じるの。」
とてつもない力。
そう言えば夕麻もこの子に危険な力が宿ってるって言っていたし、何よりあの時聞いた声。
ーーー『Boost!』
あの声が聞こえた時、一瞬だけ"紅い龍"が見えた。
あれがもしこの子に宿っている力だと言うのなら人の身ではそう簡単に扱えるものではない。
なら。
「義姉さん、お願い。」
「私も・・・こんなこと言える立場じゃないって分かってるけどお願い。イッセー君を助けて・・・。」
「分かってるわ。早速始めるから2人とも離れてもらっていいかしら。」
私と夕麻は立ち上がり後ろに下がる。
義姉さんが悪魔の駒を宙に浮かべると義姉さんを中心に紅い魔法陣が広がる。
すると悪魔の駒が赤く光りだすと義姉さんの胸ポケットから同じ悪魔の駒が飛び出し、計8個の駒が死んでしまった子の身体の中に入って行く。
全て入りきるとぽっかり空いていたお腹の傷が塞がり、まるで何もなかったような状態に戻った。
「これでもう大丈夫よ。まさか8個も使う事になるなんて思わなかったけれどね。」
確かになぜ8個も入っていったのだろうか。と言うか胸ポケットに入ってたのならなぜ最初そこから出さなかったのさ!?
「さて、私はこの子を家へ連れて行くわ。貴女はどうするの?」
そう言うと目線が夕麻に移る。
「・・・私は、仲間のところに戻るわ。この地にオルフェノクが居るのならアザゼル様に報告しないとだから。」
夕麻は黒い翼を生やし、空を飛ぶ。
「ねえ、もしイッセー君が目を覚ましたら伝えてくれる?"御免なさい"って。」
「ええ、伝えるわ。」
ありがとう、そう言って彼女は空高く飛んでいった。
「さあ、私たちも帰りましょう。」
こうして、私たちの夜が明けた。
原作の情報集めしてたらなんかとんでもない事になってたのね、DDって。
まあ、これではどうなるかはわかりませんけど一応エクスカリバー編目標に頑張っていきたいと思う今日この頃。