遊戯王 Legend of Dragons   作:ダーク・キメラ

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第3話 魔界戦士の朝は早い 

ピピピピ……

 

 

【6:30a.m.】

 

 

「ふわぁ……」

 

黒い髪の男性がベッドから起き上がる。

見た目からして彼は20代後半の様だ。

先ずは鏡の前で歯を磨き、髭を剃り、顔を洗う。

 

 

【6:45a.m.】

 

 

「…34……35……」

 

起きた後、素振り、腹筋、ダンベル、ジョギング……彼は何時も通りの運動に入る。

 

「ふう……」

 

 

【7:00a.m.】

 

 

 

「もぐもぐ……」

 

朝食の時間。今日はジェノサイドキングサーモンの塩焼きにこけコッコの卵焼きに味噌汁である。

丁度いい栄養バランスである。

 

「フム、今晩はコケのから揚げ食いたいな……」

 

そう呟きながら食事を勧める彼である。

 

「ガルルル……もぐもぐ」

 

彼の家の隣には《漆黒の闘龍》が干し肉を食べていた。

 

 

【7:30a.m.】

 

 

「さて、出勤だ…」

 

彼の前に次元の穴が出現し、そこから1台のバスが現れた。

彼の名前はクライ・ドラグニス、《闇魔界の戦士 ダークソード》である。

 

 

【7:45a.m.】

 

 

「クライ君、おはようDEATH!」

 

バスの中から赤い髪の女性が現れ、クライに話しかける。

 

「おはようございます、三星さん」

 

彼女の名は三星 魔理(ミボシ マリ)。

《魔界発現世行きバス》で《魔界発現世行きデスガイド》の役割をしており、クライとは同僚の関係である。

これから彼は魔界へと転送されのである。

こうして魔界戦士の一日が始まる……

 

 

【8:00a.m.】

 

 

ここは魔界。

精霊世界の中でも闇の世界である。

その魔界から悪人を懲らしめる魔界組織、それが【ダークレイダー】である。

 

「おはようございます、バルムンクさん」

 

「おはよう、ドラグニス君」

 

黒い鎧を着ている者は《魔界闘士バルムンク》。

クライの上司である。

 

「丁度君に任務が出来た。大樹海で巨大昆虫が暴れていてね、君に駆除してもらいたい」

 

「害虫駆除ですか?」

 

「それだけだといいのだが巨大昆虫出現の原因が違法投棄された化学薬品らしくてね。害虫駆除の序でに森を調査して欲しい」

 

「畏まりました」

 

「それじゃあ頼んだよ、ドラグニス君」

 

「それじゃあ送りますね」

 

クライは《魔界発現世行きバス》に乗り、《大樹海》へと向かう。

 

 

【8:15 a.m.】

 

 

-《大樹海》-

 

 

「それでは頑張ってくださいDEATH!」

 

「ここか……」

 

樹海……それは海のように広大な森林の事である。

その大樹海の中に潜む昆虫の量は数知れずである。

周囲を確認すると大量の木が食い荒らされていた。

 

「確かに被害を受けているな……確か《鉄鋼装甲虫》だったが、最大でもあんな大きさにはならない筈だ……」

 

クライは周りを探索する事にした。

 

「しかし大きくて良かった。お陰で足跡が目立って探す手間が省ける」

 

そして足跡を辿る内に洞窟を発見した。

 

「この中か……洞窟なら心配無いな」

 

剣で円を描くとそこから《漆黒の闘龍》が現れる。

 

「ガアアアァ!!」

 

「闘龍、火だ」

 

「ゴオオォ!」

 

漆黒の闘龍は洞窟の中に火を吹いた。

 

「……」

 

そして様子を見る。予想が正しければ……

 

 

 

 

ゴゴゴゴゴ……

 

 

 

 

地面が揺れ始める……

 

「キシャアアアアアァ!!」

 

《鉄鋼装甲虫》が洞窟を突き破って出てきた。

 

「さて、出たか」

 

「キシャアアアアアァ!!」

 

《鉄鋼装甲虫》がクライに向かって突進していく!

 

「さて、始めるか……」

 

両手に剣を持ち、円を描くと《メタルシルバーアーマー》が召喚され、クライに武装される。

彼は《闇魔界の戦士ダークソード》となり、《鉄鋼装甲虫》に立ち向かう!

 

「とあぁ!」

 

《闇魔界の戦士ダークソード》は《鉄鋼装甲虫》に飛び乗ると剣を突き刺そうとするが装甲が硬いのか剣を通す事ができなかった。

 

「だったら……闘龍!」

 

「ガアアアァ!!」

 

ダークソードが《漆黒の闘龍》に飛び乗ると《鉄鋼装甲虫》の注意を引こうと移動する。

 

「下手をすると山火事だが……おお、あそこがいいな」

 

 

 

「あそこが騒がしいなぁ……折角キノコを探しに来たのに」

 

戦いが起こっている場所から遠くへ離れている場所から眼鏡をかけた少女が見ていた。

 

 

 

「ガアアアァ!!」

 

ある程度移動すると、そこには巨大な湖があった。

 

「キシャアアアアアァ!!」

 

ダークソードは闘龍から飛び降りると両手の剣で《鉄鋼装甲虫》の突進を受け止める。

敵が森を破壊す程の大きさにも拘らずダークソードは受け止めた。

 

「捕縛術《光の護封剣》!」

 

剣を振ると《鋼鉄装甲虫》の周囲に何本もの剣が現れ、動きを拘束した。

 

「ギシャアアア!!」

 

「今だ、闘龍!」

 

ダークソードが《鉄鋼装甲虫》を抑えている間に《漆黒の闘龍》が上空から敵に目掛けて強大な火力の炎を放つ。

鋼鉄の装甲は熱を通す伝導体であり、全身を焼き尽くすダメージは耐えられるものではない。

 

「キシャアアアアアァ!!」

 

熱に苦しむ《鉄鋼装甲虫》だが、抜けられる術はない。

するとダークソードは前面の《の護封剣》を解除する。

出口が見えたと思ったのか《鉄鋼装甲虫》は前方へ走り出す。

しかしそれがダークソードの狙いである。

《鉄鋼装甲虫》が走り出した方向には巨大な湖があった。

前面へ走る以上、湖に辿り着くしかなかったのである

 

「ギュアアアアァ!!!」

 

しかし高業火に熱された装甲が急激に冷やされた事により、装甲が割れて苦しみ出すしかなかった。

 

「お前に恨みはないが許せ……はあっ!!」

 

ダークソードは《鉄鋼装甲虫》の上を跳び、強力な斬撃を放ち、《鉄鋼装甲虫》は真っ二つに裂けた。

 

「ふう……これで任務完了だ」

 

胴体が裂けた《鉄鋼装甲虫》は湖の中に沈んでいった……

 

「さて、この樹海を捜索するか…」

 

 

 

 

 

「……うわあ、ちょっと様子を見てみたらなんか凄い事に……」

 

メガネの少女は近くの樹の陰に隠れて様子を見ていた。

 

「これはちょっと帰った方がいいよね……行くよ、ビッパ!」

 

「ビ~~!」

 

メガネの少女は傍に飛んでいる《デーモン・ビーバー》に声をかけると退こうとするが……

 

「そこの君、ちょっといいかな?」

 

 

 

To Be Continued……




キャラ紹介

クライ・ドラグニス
20代後半の男性。
魔界での警備組織【ダークレイダー】に所属している。
メタルシルバーアーマーを装着する事で《闇魔界の戦士ダークソード》として戦っている。
使用デッキは【オッドアイズ魔術師】


闘龍(漆黒の闘龍)
クライが召喚するドラゴン。
ダークソードを乗せて戦闘に置いてサポートしている。
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