遊戯王ARC-Ⅴ 夜天の来訪者   作:ドロイデン

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Episode1 夜天VSライトロード 前編

「アギャ!!」

 転移しての第一声はそんな間抜けな声やった。背中から地面に落ちた私は右手で衝撃被害を受けた部分を擦り、辺りを見回す。どうやらビルとビルの間の目につかない所に、自分はどうやら居るようだ。

「あのリフィールって人、無理矢理やったけどどうやら少しなりとも常識とかはあるようやな……」

 流石に真っ昼間の大通りで空から落ちるという羞恥プレイだけは避けてくれたみたいで、辺りには人の影はない。

「とりあえず……ここ、どこやねん」

 

 

 

 

「はぁ……どないしよ」

 私は今の状況を一人、適当なカフェで紅茶片手に確認していた。

 あれからここがARC-Ⅴの舞台であるスタンダード次元の『舞網市』であるのを確認し、このカフェに入って持ち物とかの確認をしていた。どうやらこのデュエルディスクにあのリフィールはそれなりの額の電子マネーを入れてあったのか、現在懐関係については何の心配もない。

 さらに魔力も彼の言う通り制限されているみたいで、あのビルの裏で試しに首にかけておいたデバイス『シュベルトクロイツ』を起動したが、変身はできるものの、魔力その物は飛行するのがやっとというもので、文字通りかなり制限されとった。といってもアクションデュエルで飛行とかはするつもりは殆ど無いからこれに関しても今のところは……まぁ、ある程度心配はない。

 というわけで現在の時系列を確認すると、どうやらARC-Ⅴの主人公、榊遊矢とストロング石島戦の前日で、殆どまだ進んでおらんようやった。

「まぁペンデュラム召喚のところは確かに見ものやけど……チケット無いから見に行けんしな~」

 とりあえず頼んでいたチーズケーキを一口含みながらそんなことを一人ごちた。……しかしこのチーズケーキ結構美味しいなぁ~。

 とりあえず暇を持て余す為、とりあえず何処か行こうとした時やった。それに目を着けたのは。

「デュエル大会……参加及び優勝者にはレアカードをプレゼントって……LDSがか!?」

 それはLDSが主催する中規模クラスのデュエル大会やった。しかも優勝者にはそれなりのレアカードと、さらにプロデュエリトとの試合をする権利まで与えられるという代物やった。

「受付は今日の夕方までか……ここは乗るも一興ってことにしようかな~」

 ということで私はデュエルディスクにチラシに付属していたコードを打ち込むと、すぐに参加受理のメールが届いたため確認すると、今日の寝るところを確保するために安めのホテルを探すのやった。

 

 

 

 

『優勝は八神はやてだ~~!!』

 次の日、私は昨日受付した大会に出場し、文字通り優勝した。というもデュエル自体はそこまで苦もなく楽もないといったもので、優勝商品のレアカードも手に入れた。

 ということで今、私はデュエル大会会場のメインフィールドに立っていた。

『さぁ八神はやて、君にはプロデュエリトとのスペシャルマッチをやる権利があるが、どうするかな?』

「オッチャン愚問や、もちろんやるで!!」

『オーケー!!それじゃ早速プロデュエリト、ライトレイ岩丸選手の入場だ!!』

 そういって現れたのは筋肉漢という風貌をした大男だった。

「まさかお嬢ちゃんを相手に戦うことになるとはな、手加減はしねぇぞ」

「当たり前や、ほな、お願いします」

『では両者フィールドに降り立ったというわけで、アクションフィールドオン!!『光刺す聖域』!!』

 MCのオッチャンの言葉と共にステージは光輝く宮殿の中へと変わった。

『それでは……戦いの殿堂に集いしデュエリスト達が』

「モンスターと共に地を蹴り、宙を舞い、フィールド内を駆け巡る!!」

「見よ、これぞデュエルの最終進化系!!」

『「「アクションデュエル!!」」』

 

はやて LIFE4000

   VS

岩丸  LIFE4000

 

「先行はもらう!!俺のターン!!」

 

<岩丸 手札5>

 

「俺は手札より魔法カード『光の援軍』を発動!!これにより俺はデッキからカードを三枚墓地へ送り、《ライトロード》と名のつくモンスターを手札に加える。俺は《ライトロード・サモナー ルミナス》を手札に加える!!」

 

<墓地へ送られたカード>

《ソーラー・エクスチェンジ》

《ライトレイ・ダイダロス》

《ライトロード・ビースト ウォルフ》

 

「墓地へ送られた《ライトロード・ビースト ヴォルフ》の効果発動!!このモンスターがデッキから墓地へ送られた時、このモンスターを特殊召喚する!!現れろ《ライトロード・ビースト ヴォルフ》!!」

その言葉と共に岩丸のフィールドに白い狼のような大型モンスターが現れる。

 

《ライトロード・ビースト ウォルフ》 ☆4 A 2100

 

「俺はさらに魔法カード《愚かな埋葬》を発動!!これにより俺はデッキから《ライトロード・メイデン ミネルバ》を墓地に送り、《ミネルバ》の効果発動!!さらにデッキからカードを墓地に送る!!」

(流石ライトロードやな……かなり回っとる)

 

<墓地に送られたカード>

《ライトロード・スピリット シャイア》

 

「そして俺は《ライトロード・サモナー ルミナス》を通常召喚!!」

 

《ライトロード・サモナー ルミナス》 ☆ 3 A 1000

 

「俺はさらに《ルミナス》の効果発動!!手札のカードを墓地へ送り、墓地から《ライトロード》と名のつくモンスターを特殊召喚する!!俺は手札の《ライトロード・アサシン ライデン》を墓地へ送り、《ライデン》を特殊召喚!!」

「手札から送ったカードをそのまま特殊召喚やと!?」

 

《ライトロード・アサシン ライデン》 ☆4 A 1700

 

「まだまだ終わらねぇぜ!!俺は《ライデン》の効果発動!!デッキからカードを二枚墓地へ送り、その中に《ライトロード》があれば攻撃力を相手のエンドフェイズまで200アップする」

(いくらなんでも回りすぎや!!)

 

<墓地へ送られたカード>

《ライトロード・パラディン ジェイン》

《リビングデッドの呼び声》

 

「《ライトロード・パラディン ジェイン》が落ちた為、《ライデン》の攻撃力は200アップする!!」

 

 ライデン A 1700 → 1900

 

「そして俺は《サモナー ルミナス》に《アサシン ライデン》をチューニング!!光道の召喚士よ、暗殺者の力得て、偉大なる龍へと昇華せよ!!シンクロ召喚!!現れろ、《ライトロード・アーク ミカエル》!!」

 二体のモンスターが消えたかと思うと、そこには黄色に白い翼を持った巨大な龍が宙を舞っていた。

 

《ライトロード・アーク ミカエル》

 ☆7 A 2800

 

「俺はカードを一枚伏せてターンエンド!!この瞬間、《アーク ミカエル》の効果でデッキからカードを三枚墓地へ送る」

 

<墓地へ送られたカード>

 ライトレイ・ギア・フリード

 ライトレイ・ディアボロス

 神の宣告

 

 岩丸 手札 5→2

《ライトロード・アーク ミカエル》 A 2800

《ライトロード・ビースト ヴォルフ》 A 2100

魔罠

 伏せ一枚

『岩丸選手!!プロデュエリトの実力か、開幕1ターン目から高パワーモンスターが登場したぞ!!』

「さぁお嬢ちゃんのターンだ、この状況をどうしてひっくり返すかな」

「行くで!!私のターン、ドロー!!」

 

<はやて 手札 5→6>

 

「(相手のフィールドには2000越えのモンスターが2体と伏せカードが一枚……せやけど)私は手札から魔法カード《ブラックホール》を発動や!!」

「何!!初手からブラックホールだと!?」

 相手はまさか来ると思ってなかったのか、大慌てでアクション魔法を探しに走る。

「効果でフィールドのモンスターを全部消去や!!」

「ち、アクション魔法『結界』!!これにより自分のモンスター一体のあらゆる破壊を無効にする!!俺は《アーク ミカエル》を選択」

『岩丸選手、なんとか手に入れたアクション魔法で《アーク ミカエル》の破壊を防いだ!!』

「(やっぱそう簡単にはいかんか……)そして私は手札から《フォトン・スラッシャー》を特殊召喚!!このモンスターは自分のフィールドにモンスターが居らん時に手札から特殊召喚できる」

 

《フォトン・スラッシャー》 ☆4 2100

 

「さらに私は《星因士 ベガ》を通常召喚や!!」

 

《星因士 ベガ》 ☆4 A 1200

 

「は、そんな低級モンスター達でどう闘うってんだ?」

「うちのデッキ、嘗めとったらあかんよ?《星因士 ベガ》の効果発動や!!このモンスターが召喚、特殊召喚、反転召喚したとき、手札から《テラナイト》モンスターを特殊召喚する!!私は《星因士 シャム》を特殊召喚や!!」

 

《星因士 シャム》 ☆4 A 1400

 

「《星因士 シャム》の効果発動や!!このモンスターが召喚、特殊召喚、反転召喚したとき、相手に1000ポイントのダメージを与えるで!!」

「全体破壊に続いて効果ダメージかよ!!」

 相手のツッコミを無視し、シャムの弓矢が相手を襲う。

 

 

岩丸 LIFE 4000→3000 

 

『おっと八神選手!!プロデュエリトを相手に先制ダメージだ!!』

「痛て……さっきの言葉は取り消すぜ、中々の強力なデッキだな、そいつら」

「分かってくれたならオーケーや。けど、こんなもんじゃ終わらんで!!私はレベル4の《フォトン・スラッシャー》、《星因士 ベガ》、《星因士 シャム》でオーバーレイや!!」

 私の言葉と共に、三体は光輝き、赤い渦の中へと入っていく。

「三体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築、エクシーズ召喚!!現れや、『星輝士 デルタテロス』!!」

 現れたのは白い鎧を纏った光の騎士だった。

 

《星輝士 デルタテロス》 ★4 A 2500 ORU×3

 

「エクシーズ召喚……なるほど、流石優勝したっていう実力はあるじゃねぇか!!」

「行くで!!《デルタテロス》の効果発揮や!!オーバーレイユニット一つ使って、カードを一枚選択する、私はその伏せカードを選択し、そのカードを破壊する!!『トライアングル・Δ』!!」

 白い騎士が伏せカードを切り裂く。そこに描かれていたのは《聖なるバリア―ミラーフォース―》やった。

 

《星輝士 デルタテロス》 ORU 3→2

 

「危なかったわ~。なんの考えもなく攻撃したらフィールド全滅するところやった」

「だが、俺はアクション魔法の効果で《アーク ミカエル》はこのターン一切破壊されない」

「知っとるで。せやからうちはバトルフェイズに入らずにカードを二枚伏せる。これでターンエンドや」

 

はやて 手札 6→0

《星輝士 デルタテロス》 A 2500 ORU2

魔罠

伏せ二枚

 

 




オリカ紹介

《結界》(アクション魔法)
効果:自分のモンスター1体はこのターン戦闘、及び効果によって破壊されない
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