今回はある作品からあるキャラクターを輸入しました。反省はしますが後悔はしてません。それではどうぞ
「バトル!!『ナハトヴァール』でモンスターを攻撃!!」
「うぉぉぉぉ!?」
モブ LIFE 2000 → -500
「おう、お疲れさん、はやての嬢ちゃん」
デュエルを終えた私は観客席に戻って手に入れたカードを確認する。
「……今日もそこまで強ない」
私はため息をついて顔を俯く。実際得たカードは『表』での制限クラスのカードばかりなのだが、正直言ってどれもこれもデッキとの相性が悪すぎて使えないものばかりだった。
「そう言うな。嬢ちゃんのデッキは特殊だからな、デッキサーチと特殊召喚を主体としたのなんて早々お目にかかれるもんじゃねぇよ」
そう言っておっちゃんは隣でタバコを吹かしてそう言う。
「しかもサーチはサーチでも『特定サーチ』系のカードばかり、ドローサーチはそこそこ存在するが特定サーチはそこまで使うやつは多くねぇよ」
「それはそうやけど、もちっと良いカードがあれば……って後ろから気色悪いで凜のお姉さん」
「あら、やっぱり気付くのね」
私は後ろにから抱き付いてくるかなり若い女性……遠坂凛に注意を促す。このスタジアムのデュエリストでは数少ない女性デュエリストで、彼女は『宝玉獣』デッキでトップクラス実力を持っとる。序でに言えばまだ高校生で、身体については成長期やとかなんとかで諦めきれてないとかなんとか。
「ていうか凜さん学校はどないしたんです。今日は平日やと思いますけど?」
「あんな退屈なの受けてらんないわよ。そんなことしてるくらいならこっちで少しでも生活費稼いだ方がよっぽどマシよ」
余談だが、凜さんは貴族の家の生まれだったそうだが、貴族と言っても所謂『没落』した貴族らしく、常日頃からかなりお金に困っているらしく、ここのスタジアムのトトカルチョにて生活費を稼いでるそうだ
ついでになんでか私に興味があるらしく、暇さえ見つければこうやって抱き付いてきたりして色々と大変やった。なんでも『アンタが最初のデュエルで勝つっていう大穴に賭けたらものの見事に大当たりしたから』とかいうのが理由だった。
閑話休題
「そういえば、三日後に警察の新人たちの研修があるらしいわね」
凜さんはどこから取り出したのか煎餅片手に食べながらそんなことを口にする。
「あぁ~そういえばそんなこと言っとりましたですね。確か新人のワースト10とこのスタジアムのトップ10とデュエルするんやったっな~。私には関係あらへんけど」
「何言ってるのよ、アンタもやるのよ」
「ゑ?」
ぼうっとして聞き流そうとした話に思わず驚く。
「アンタはここに来てから結構勝ってるからね。序列だけ見たら既にトップ10に入ってるわよ」
「そんな阿呆な、いくらなんでも……」
私はイヤイヤと言ってると凜さんはとある紙を私に渡す。そこにはスタジアム側と警察側の人間のリストだったが、そこには確かに『第八位 八神はやて(ジュニアユースクラス 遊勝塾から特訓中)』と書かれていた。
「ホ、ホンマや……どういうことや!!おっちゃん!!」
私は肩を震わせて隣のヘビースモーカーを睨み付ける。
「なに、嬢ちゃんは実践経験が欲しいって言ってただろ?実力もスタジアム内のトップクラスだから無理矢理参加させた。ついでにこれで勝てばチャンピオンシップのジュニアユースの部に出場できるように取り計らっておいたからな」
おっちゃんはそう言うと煙草の煙を吐き出しながら豪快に笑ってる
「ついでに凜も出るからな、他のデュエリストの……しかも自分より実力が上のやつのデュエルは自分のデュエルの幅を広げる事ができるしな」
「別に私は勝ち負けはどうでも良いけどね。ただ勝てばそれなりにボーナスくれるから」
「凜さんはどこまで言っても金が全てなんやね……」
「…………」
私の一言に凜さんは石のように固まってしまう。私の悪意のない一言は、どうやら的確に急所を貫いていたようやった。
「ま、凜の場合は生活の為だけって訳じゃねぇがな」
「へ?それって」
「はやて、デュエルの番回ってきたわよ」
私が聞こうとすると、凜さんにそう指摘される。仕方なく私はデッキをディスクにセットしてスタジアム内に入る。どうやら相手は前に何度か戦った『イビリチュア』使いだった。
「「デュエル!!」」
凜side
「……なんであんなこと言ったの」
私は殺気を込めた瞳で男を睨む。
「別に問題ねぇだろ。ただ凜が妹を溺愛してるって話だけじゃねえか」
「…………それは否定しないわよ」
私はそう言ってはやてのデュエルをぼうっと見る。はやてが『トライヴェール』をエクシーズ召喚したかと思うと相手フィールドががら空きになっていく。
「……それで、今はどんくらい貯まった?」
「……300万、目標額にはまだまだ掛かりそうね」
「そうか……」
男がそう言うと同時にはやてがダイレクトアタックを決めて勝利を決める。
「……」
「……似てるって思ってんのか?」
「……別に」
「誤魔化すなよ。このスタジアムの誰にも心を開かないお前さんがあんなに笑ったりしてるところを誰も見たことねぇぞ」
「…………危なっかしくてね、見てて」
私は少し間を開けてそう言う。実際はやてがここに来たときの顔はかなり暗く、まるで何かに取りつかれたようなそれをしていた。
「つまりは、来た当初の自分と重ねてたんだな」
「冗談、私はそこまで思い詰めてなかったわよ……」
私はふとデッキから一枚のカードを取り出す。『究極宝玉神レインボー・ダーク・ドラゴン』、だいぶくたびれたそのカードを見ると、私は少しだけ心が落ち込む。
「……まだ気にしてるのか?」
「気にするわよ。私がもっとしっかりしてれば……」
「ま、思い詰めるのは勝手だが、はやてや妹さんには見せるなよ」
そう言って男はスタジアムの奥にある自分の部屋へと向かって歩いていく。それと同じくしてフィールドからはやてが戻ってきた。
「ふ~、やっぱり二戦目は足腰に来るわ~」
「何を年寄り臭いこと言ってるのよ」
「む!?別に良いやん!!私やって疲れるんやよ!!」
「はいはい」
憤慨してくるはやてに、私は微笑みながら受け流す。
こんな時間がもっと続けば良いと、心の中のどこかでそんなことを思っていた。
というわけで、fate/stay nightから遠坂凛を輸入しました。オリキャラでも良かったのですが、何となくこうなりました。前書きの通り、個人的には後悔はしてません