遊戯王ARC-Ⅴ 夜天の来訪者   作:ドロイデン

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Episode31 夜天vs襲撃者

「ひ、酷い目にあった……」

 私はいまだに痺れる腕を軽く揉み解しながら目の前の少女に目を向ける。

 頭に大きなたんこぶを幾つも付け、フローリングの床に正座させられたその少女の顔は、やっぱり私の友達の顔とかなり酷似していた。

「で、アンタ、名前は?」

「…………紫天の書、『力』のマテリアル、レヴィ・ザ・スラッシャー」

「やっぱりマテリアルやったか……」

 私は前に会ったシュテルを思い出す。彼女は自分の事を『闇の書のなのはちゃんの魔力データを元に創られた』って言ってた。つまりレヴィも、『闇の書のフェイトちゃんのデータを元に創られた』と考えて良さそうだ。

「それで、そのマテリアルだかいうアンタが、どうしてはやての事を狙ってたの?」

「狙ってたんじゃないよ。僕はシュテルんの代わりに夜天の主であるはやてに伝言があって来ただけだよ」

「伝言?」

 そういうとレヴィは懐のポケットから、何故か濡れていない一つの手紙を取り出す。私は訝しみながらもそれを受け取って中を確認すると、そこには一枚の紙とカードが2枚入っていた。

 

『夜天の主へ

 

 これを読んでるということはレヴィが貴女の元にちゃんと到着したと思って良いのでしょう。

 この間のデュエルのせいで、貴女がとても大きな心の傷を負ったのでしょう。そのせいで貴女が無茶なデュエルをしてるのは私も知っています。

 ですが、貴女にはまだ時間があります。私にたった1度負けたからといって腑抜けるなど、それこそ私は貴女を軽蔑します。

 しかし、私のせいでなったといっても致し方ないのもまた事実。ですので、お詫びの印としてこのカードを送りたいと思います。

 貴女が、真の意味で夜天の主とならんことを

 

 

 

 追伸

 同封したカードは『闇の欠片』から生み出したものではないので、そこは悪しからず』

「シュテル…………意外というかなんというか……」

 私はあの無感情そうな表情の少女を思い出してカードに目を向ける。

「それじゃ僕の用事は終わったから、ここでサヨナラだね!!」

「そんなこと、許すと思うか?」

 私はカードをデッキに組み込むと、デュエルディスクを展開する。

「なになに、僕とデュエルするの?」

「せっかくカード貰ったばっかやからな。悪いけどレヴィ、相手してもらうで!!」

「ふふん!!じゃあ遠慮なくそうさせて貰うよ!!」

 そういうと、レヴィは左手にデュエルディスクを構えてドローする。

「「デュエル!!」」

 

はやて LIFE4000

レヴィ LIFE4000

 

「先行は僕だね!!僕はフィールド魔法『希望郷―オノマトピア―』を発動!!さらに手札から魔法カード『手札断札』を発動!!手札を互いに2枚棄ててデッキから2枚ドロー!!」

「なるほど、『オノマトホープ』デッキやな」

 

〈レヴィ 棄てたカード〉

『ゴゴゴギガース』

『ゴゴゴゴーレム』

 

〈はやて 棄てたカード〉

『星因士 デネブ』

『星因士 ベガ』

 

「そして僕はさらに魔法カード『愚かな埋葬』を発動!!デッキから『ゴゴゴゴースト』を墓地へ送る!!」

(1ターン目からかなり動くけど……この娘多分)

「僕はモンスターを守備表示でセット、ターンエンドだよ」

 

レヴィ LIFE4000 手札1枚

裏守備表示モンスター

『希望郷―オノマトピア―』 フィールド魔法

 

「私のターン、ドロー!!私は手札から『星因士 アルタイル』を通常召喚!!」

 

『星因士 アルタイル』 ☆4 A 1700

 

「手札から『増殖するG』を発動!!」

「う……けどまだまだ行くで!!『アルタイル』の効果で墓地から『星因士 ベガ』を特殊召喚!!」

「効果で1枚ドロー!!」

「さらに『ベガ』の効果発動!!手札から『星因士 デネブ』を特殊召喚!!」

「効果でさらにドローだよ!!」

「『デネブ』の効果発動!!デッキから『星因士 アルゴラ』を手札に加える。そしてフィールドのレベル4のテラナイトモンスター『ベガ』、『デネブ』、『アルタイル』でオーバーレイ!!エクシーズ召喚!!現れや『星輝士 トライヴェール』!!」

 

『星輝士 トライヴェール』 ★4 A 2100

 

「効果で1枚ドローだよ」

「関係あらへんよ!!『トライヴェール』の効果発動!!フィールドのこのカード以外のカードを全て手札に戻す!!けど私は『トライヴェール』しか居ないから戻すカードはない」

「僕は守備モンスターとフィールド魔法を手札に戻すね」

 

レヴィ 手札 3 → 5

 

「そして『トライヴェール』の効果発動や!!ORUを1つ使って、相手の手札をランダムで棄てる!!」

「あ!!僕の『ヌメロン・フォース』が!!」

 

〈使用ORU〉

『星因士 デネブ』

 

「バトル!!『トライヴェール』でダイレクトアタック!!」

「させないよ!!僕は手札の『ガガガガードナー』の効果発動!!ダイレクトアタックされた時に特殊召喚できる!!」

 

『ガガガガードナー』 ☆4 D 2000

 

「ちぃ……けどバトルは続行や!!『トライヴェール』で『ガガガガードナー』に攻撃!!」

「僕はさらに『ガガガガードナー』の効果発動!!手札のカードを1枚棄てて破壊を無効にする!!」

「…………なら私はカードを2枚伏せてターンエンド」

 

はやて LIFE4000 手札3枚

『星因士 トライヴェール』 A 2100

伏せカード二枚

 

「僕のターン、ドロー!!僕はもう一回『希望郷―オノマトピア―』を発動!!さらに僕は手札から『ゴゴゴジャイアント』を召喚!!」

 

『ゴゴゴジャイアント』 ☆4 A 2000

 

「私も手札から『増殖するG』を発動!!」

「僕の真似するな!!召喚した『ゴゴゴジャイアント』の効果発動!!墓地から『ゴゴゴゴースト』を特殊召喚!!」

「効果で1枚ドローや」

「さらに特殊召喚された『ゴゴゴゴースト』と墓地の『ゴゴゴギガース』の効果発動!!墓地から『ゴゴゴゴーレム』を特殊召喚!!さらに『ゴゴゴギガース』を自身の効果で特殊召喚!!」

「なら私は計2枚ドローやね」

「行くぞ!!僕は『ゴゴゴギガース』と『ゴゴゴゴースト』でオーバーレイ!!エクシーズ召喚!!現れろ『No.39 希望皇ホープ』!!」

 

『No.39 希望皇ホープ』 ★4 A 2500

 

「効果で1枚ドローや」

「『希望郷―オノマトピア―』の効果、『希望皇ホープ』が特殊召喚されたから『かっとビングカウンター』を1つ置くよ。そしてフィールドのモンスターはかっとビングカウンター1つにつき、攻撃力と守備力は200アップする!!」

 

『希望郷―オノマトピア―』 C 0 → 1

『No.39 希望皇ホープ』 A 2500 → 2700

『ゴゴゴゴーレム』 D 1500 → 1700

『ゴゴゴギガース』 D 2200 → 2400

『ガガガガードナー』 D 2000 → 2200

 

「バトル!!『希望皇ホープ』で『トライヴェール』に攻撃!!ホープ剣スラッシュ!!」

「ぐ!!」

 

はやて LIFE 4000 → 3400

 

「破壊された『トライヴェール』の効果発動!!墓地から『テラナイト』モンスターを特殊召喚する!!私は『星因士 デネブ』を特殊召喚して、デッキから『星因士 シャム』を手札に加える」

「僕はカードを1枚伏せてターンエンドだよ」

 

レヴィ LIFE4000

『No.39 希望皇ホープ』 A 2700

『ゴゴゴゴーレム』 D 1700

『ゴゴゴギガース』 D 2400

『ガガガガードナー』 D 2200

『希望郷―オノマトピア―』 フィールド魔法

伏せカード1枚

 

「私のターン、ドロー!!悪いけど、このターンで決めるで!!私は『星因士 アルゴラ』を通常召喚!!効果でデッキから『星因士 シリウス』、『星因士 ペテルギウス』を特殊召喚!!さらに戦士族モンスターが召喚されたから『幻蝶の刺客 オオルリ』を手札から特殊召喚!!」

「レベル4のモンスターが5体……」

「私は5体のモンスターでオーバーレイ!!英霊より生まれしその武具よ、今汝の力をもって全てを貫け!!エクシーズ召喚!!『No.86 H.C. ロンゴミアント』!!」

 

『No.86 H.C. ロンゴミアント』 ★4 A 1500 → 3000

 

「罠発動!!『神の警告』!!ライフを2000払って『ロンゴミアント』の召喚を無効にする!!」

「な!!」

 

レヴィ LIFE 4000 → 2000

 

「『ロンゴミアント』は効果を受け付けない効果はあるけど、召喚を無効にされたら効果もへったくれもないからね!!」

「そうやな…………」

 レヴィは得意気に言ってるが、私は内心ニヤリとした。

「私は魔法カード『二重召喚』を発動!!そして手札から『星因士 ベガ』を特殊召喚!!さらに『ベガ』の効果で手札から『星因士 アルタイル』を特殊召喚!!そして『アルタイル』の効果で墓地の『星因士 シリウス』を特殊召喚!!さらに伏せカード『リビングデッド』の呼び声を発動!!墓地の『アルゴラ』を特殊召喚!!さらに手札から魔法カード『死者蘇生』を発動!!墓地の『ペテルギウス』を特殊召喚!!」

「ま、またレベル4が5体!!」

「私は5体のレベル4テラナイトモンスターでオーバーレイ!!」

 5つの光が渦に飲み込まれ、爆発すると、私のフィールドに現れたのは、両腰に光の剣を携え、背中に特徴的な翼を纏った黄金の騎士だった。

「遠き夜を貫き、光の剣で我が道を記せ!!エクシーズ召喚!!現れや、我が新たな騎士!!『夜天の聖輝士(テラナイト) アルカディアス』!!」

 

『夜天の聖輝士 アルカディアス』 ★4 A 2700

 

「これは……シュテルのあげたカードじゃない!!」

「なんや?私がいつ、『シュテルから貰ったカードを使う』って言ったんや!!」

「ぐ!!卑怯な!!」

「なんとでも言いや、『アルカディアス』の効果発動!!エクシーズ召喚に成功したとき、フィールドの『夜天』、または『テラナイト』以外のモンスターを全て墓地へ送る!!」

「破壊じゃなくて墓地へ送るだって!?」

「放て光の奔流、インフィニット・バースト!!」

 アルカディアスが二振りの光剣を抜くと、まるでなのはちゃんの収束砲のような光線がレヴィのフィールドに直撃し、全てのモンスターが消滅する。

「さらに『アルカディアス』の効果発動!!ORUを1つ使ってデッキ、墓地から『テラナイト』モンスターを手札に加える!!私は『アルタイル』を手札に加える」

 

〈使用ORU〉

『星因士 アルゴラ』

 

「さらに私は魔法カード『貪欲な壺』を発動!!『トライヴェール』、『ロンゴミアント』、『デネブ』、『オオルリ』、『アルゴラ』をデッキに戻して2枚ドロー!!」

「このタイミングでドローだって!?(けど僕の伏せカードは『聖なるバリア―ミラーフォース』、攻撃してきたら一気に逆転できる)」

「私はさらに伏せカード、『神星なる波動』を発動!!手札から『星因士 シャム』を特殊召喚!!効果で1000ポイントのダメージ」

「ぐ!!まだまだ!!」

 

レヴィ 2000 → 1000

 

「そして魔法カード『サイクロン』!!フィールドの魔法罠カードを破壊する!!」

「このタイミングで!?」

「私は伏せカードを破壊する!!」

 伏せカードを確認すると、描かれていたのは仕事をしないことで有名な『ミラーフォース』やった。やっぱり仕事しない。

「いけシャムでダイレクトアタック!!」

「そ、そんなぁ!!」

 

レヴィ LIFE 1000 → -600

 

 




オリカ紹介

『夜天の聖輝士 アルカディアス』(メタルダイナスさん作 修正あり)
光/戦士/★4/エクシーズ/ATK2700/DEF1500
星因子と名の付くモンスターレベル4×5
①このモンスターのエクシーズ召喚に成功した時フィールドに存在する『夜天』または『テラナイト』と名の付くモンスター以外のモンスターを全て墓地に送る
②1ターンに1度このカードのX素材を一つ取り除くことでデッキまたは墓地の星因子と名の付くモンスターを一枚手札に加える
③このモンスターが破壊された時墓地の星因子と名の付くモンスターを特殊召喚できるこの時モンスター効果は無効になり攻撃力も0になる
④このモンスターは特殊召喚に成功したターンに攻撃出来ない
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