遊戯王ARC-Ⅴ 夜天の来訪者   作:ドロイデン

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Episode42 夜天の生まれた日 六幕

『地縛神Sapra』 ☆10 A 0

 

「攻撃力0だと?なんでそんなモンスターを攻撃表示で……」

 

「私は魔法カード、『積み込み』を発動!!自分のデッキを確認して、五枚のカードを選択する。そのカード以外をシャッフルし、選択したカードを好きな順番でデッキトップへ置く。そして『地縛神Sapra』の効果発動!!自分のデッキを三枚確認し、その中に『地縛神』と書かれたモンスターが入れば、そのモンスターの効果を全て無効にして特殊召喚し、自分は召喚したモンスター×1000ライフを回復する!!」

 

「『地縛神』の大量展開とライフを回復だと!!インチキ効果もいい加減にしろ!!」

 

「では3枚のカードを確認しよう!!一枚目、『地縛神Ccapac Apu』!!二枚目、『地縛神Aslla piscu』!!三枚目、『地縛神Chacu Challhua』!!よって三枚全てを効果を無効にして特殊召喚する!!」

 

「待て!!『地縛神』はフィールド上に1体しか存在できないはずだ!!」

 

「キヒヒッ!!『地縛神Sapra』には『地縛神』の体数制限は存在しない!!しかも三体の『地縛神』の効果は全て無効にしてあるから、そいつらも体数制限は消え、フィールド魔法がないからといって破壊される事もない!!現れろ、巨人!!ハチドリ!!シャチの名を関する地縛神よ!!」

 

『地縛神 Ccapac Apu』 ☆10 A 3000

『地縛神 Aslla piscu』 ☆10 A 2400

『地縛神 Chacu Challhua』 ☆10 A 2900

 

「さらに私はライフを3000回復する」

 

サキュラ LIFE 900 → 3900

 

「く……(だがあの『地縛神 Sapra』は攻撃力0、攻撃すればダイレクトアタックと同義だ)」

 

「キヒヒッ、貴方は『Sapra』が地縛神だということを忘れているようだな!!このモンスターは他のモンスターから攻撃されないことを!!」

 

「く……(相手の攻撃力の合計は8300、こっちのは合計4800、通したら即敗北か!!)」

 

「バトルです!!『地縛神 Ccapac Apu』で『星輝士 ペセルシウス』へ攻撃!!」

 

「ぐっうあぁぁぁ!!!!」

 

流 LIFE 2450 → 2150

 

「続いて『地縛神Chacu Challhua』で『星輝士 トライヴェール』へ攻撃!!」

 

「させるか!!『ペセルシウス』の更なる効果発動!!このカードをゲームから除外して、バトルを1度だけ無効にする!!」

 

「キヒヒッ、私はこれでターンエンドです」

 

サキュラ 手札一枚 LIFE3900

フィールド

『地縛神 Sapra』 A 0

『地縛神 Ccapac Apu』 A 3000

『地縛神 Chacu Challhua』 A 2900

『地縛神 Aslla piscu』 A 2400

『地縛招来の地』 フィールド魔法

 

「僕のターン、ドロー!!……僕は『星輝士 トライヴェール』の効果発動!!ORUを一つ使って、相手の手札を一枚捨てる!!」

 

《使用したORU》

『星因士 ベガ 』

 

「キヒヒッ、捨てられたカードは『戦慄の凶皇―ジェネシス・デーモン』です」

 

「(この状況で一番に厄介なモンスターは『Aslla piscu』だな。あいつはフィールドを離れてこそ能力を発揮するモンスター、効果を無効にしても意味がない……なら)僕はさらに手札から『星因士 アルタイル』を通常召喚!!さらに効果で墓地の『星因士 シャム』を特殊召喚!!効果で1000ポイントのダメージ!!」

 

「キヒヒッ、良いですね~もっとください!!もっと!!」

 

サキュラ LIFE 3900 → 2900

 

「そして魔法カード『一時休戦』を発動し、互いに一枚ドロー!!」

 

「キヒヒッ、なるほど、そちらは効果バーンでダメージを与えつつダメージを回避する算段ですか、まぁ受けてあげますがね~」

 

流 手札 0 → 1

サキュラ 手札 1 → 2

 

「僕はレベル4の『アルタイル』と『シャム』でオーバーレイ!!エクシーズ召喚!!現れろ『輝光士 パラディオス!!』」

 

『輝光士 パラディオス』 ★4 A 2000

 

「僕はこれでターンエンド」

 

流 LIFE 2150 手札一枚

フィールド

『星輝士 トライヴェール』 A 2100

『輝光士 パラディオス』 A 2000

 

「私のターン、ドロー!!……私は『地縛神 Sapra』の効果発動!!デッキを上から三枚オープンして、その中に『地縛神』があれば特殊召喚し、特殊召喚した数×1000ポイントライフを回復する!!一枚目、『伏魔殿―悪魔の迷宮―』!!二枚目、『地縛神 Uru』!!三枚目、『トリック・デーモン』!!よって『地縛神 Uru』は特殊召喚され、外れたカードは除外!!」

 

『地縛神 Uru』 ☆10 A 3000

 

サキュラ LIFE 2900 → 3900

 

「この場面でさらに『地縛神』だと!!」

 

「キヒヒッ、『一時休戦』の効果でダメージは通りませんからね~、私は手札のカード三枚全てを伏せてターンエンドです」

 

サキュラ 手札0枚 LIFE3900

フィールド

『地縛神 Sapra』 A 0

『地縛神 Ccapac Apu』 A 3000

『地縛神 Chacu Challhua』 A 2900

『地縛神 Aslla piscu』 A 2400

『地縛神 Uru』 A 3000

『地縛招来の地』 フィールド魔法

伏せカード三枚

 

「く、僕のターン、ドロー!!……僕は『輝光士 パラディオス』の効果発動!!ORUを二つ使って、相手モンスターの効果を無効にし、攻撃力を0にする!!僕は『地縛神 Sapra』を選択!!」

 

「キヒヒッ、なるほど、そして『星輝士 トライヴェール』で攻撃するという考えですかね~?」

 

「……テメェと同じ思考回路してるのは癪に障るが、バトルだ!!『トライヴェール』で『地縛神 Sapra』を攻げ……!!」

 攻撃宣言をしようとしたその時、『Sapra』の体から何かが浮かび出て、それを見て絶句した。なぜならそこには、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

「なんで……なんできらりがあそこに…………」

 

「キヒッ!!キヒヒッ!!キヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ!!良いですよ‼その顔が見たかったのですよ!!」

 

「どういう……事だテメェ!!」

 

「簡単な話です。この『Sapra』はオリジナルであり、召喚には代償が不可欠なんですよ。アニメのように、ね」

 奴はまるで楽しむかのようにそう言った。

「本来、オリジナルの地縛神を呼ぶとなればかなりの生け贄が必要になる。ですが、私はそれを魔力によって肩代わりさせ、簡易に召喚を可能にした。あなたの娘さん二人と奥さんの魔力を媒介にしてね!!」

「まさか、テメェはその為だけに娘たちを浚ったってのか?」

「ええ勿論。もっとも、本来はあなた方ではなかったのですがね」

「何?」

「媒介にする人間の候補はあと二人いました。どちらもまだあなたの娘さんと同じくらいの年齢ですが、方や生まれつきレアスキルの『収束』を持った少女、方や『夜の一族』と呼ばれる末裔の少女、前者は媒介させれば周囲の魔力を奪って召喚でき、後者ならば半永久的増幅し続ける魔力を使えば済む。さらに言えば、どちらも『闇の書』との適合確率はかなり高かった」

「…………」

「前者の少女は、忙しすぎる両親や兄妹に構ってもらえず、良い子を演じ、それ故に孤独となり心の闇を増幅している。後者の少女はその血統故に、自分自身を他人へ隠さないといけず、自分の心を開けないという心の闇を生み出した。しかも二人ともあなたの娘さんと同じくらいの年だ、まだ4~5歳の少女にとって心の闇は簡単に生み出され、中々払拭する事は不可能」

「ですが、私にとって大事なのは『今現状で呼び出せる程の魔力を持っているのは』ということ、つまりは、姉妹で高い魔力を持った彼女たちこそ!!私の……」

「黙れよ…………」

 嬉々として御託を並べる奴に、俺は歯ぎしりと共にそう呟いた。

「もう、黙れよテメェ」

「はい?」

「御託はもう沢山だ、悪いがテメェは僕が……いや、俺の触れちゃいけない琴線にふれたんだよ」

 そういって俺は目線を鋭くして奴を今まで以上に睨んだ。

「いくぜ、小悪党。テメェだけは俺の手でぶち殺す!!」




オリカ紹介

『積み込み』 通常魔法
デッキからカードを五枚選択する。選択したカード以外をシャッフルし、選択したカードを好きな順番でデッキトップへ戻す。

『地縛神 Sapra』
☆10/闇/悪魔族/A 0/D 0
このカードは相手の攻撃対象にならない。
1ターンに1度、デッキトップからカードを3枚オープンする。その中に『地縛神』と名のついたモンスターがあれば、そのモンスターの効果を無効にしてフィールドに特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスター1体につき、自分はライフを1000回復する。また、この効果で特殊召喚しない、または対象でないカードだった場合、そのカードはゲ除外される
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