リインとのデュエルから数時間が経ち、私とリインは凛さんの家から出て家の前に立っていた。
「…………ゴクリ」
「主、さっさと入りますよ」
「いやちょっと待ってくださいリイン、今開けたら絶対にイヤな予感がすると思うんですけど……」
「何をいって」ガチャ
「「この大バカ野郎!!」」
リインが開けた途端、まさかの男二人の飛び蹴りがリインの顔面に炸裂し、それは綺麗に空高く舞い上がった。
「な、なんでさ~!!」
「リ、リインフォース!?」
「「よし、悪は滅びた」」
「悪は滅びた、やないわ!!なにやっとるんや己らは!!リインはまだしも、私が食らってたら確実におじゃんやったよ!!死んでましたよ!!」
まさか腕っぷしで問題を起こすとはつゆほどにも思わず、久しぶりに突っ込みに入る。
「なに、あいつが凶悪無比な『アテナバーン』を使ってると、監視させておいた俺のモンスターから知ってな」
「監視!!モンスター勝手に実体化させおったんか!!」
「大丈夫だ、問題ない」
「問題だらけや!!この阿呆!!」
またまた久しぶりの常識はずれコンビの言葉に、私は頭抱えたくなった。
「もし他人にモンスター見られたらどうするつもりやったんや……」
「心配要らない、監視に使ったのは『RR―サテライト・キャノン・ファルコン』だからな」
「己は監視衛星を忘れとるんか!!どうやったって見られてるやろ!!」
「そんなもの木っ端微塵にして射ち落とした」
「壊すな!!落とすな!!どんだけ問題を起こさなきゃ気がすまないんや!!」
流石に突っ込み一人は喉が耐えきれず、ここまでで既に息切れを起こしかねない事態やった。
「…………まさかやけど、私が居ない間のご飯は?」
「俺が食材を買って料理したが。はやてには悪いがそれなりに口座から引かせてもらった」
「あ、それなら大丈……夫やないわ!!なにこの額は!?なんで15万近く消えとるんねん!!食費や光熱費、家賃含めてもそんなにかからんやろ!!」
「あ、それは私のデッキの消費ですね。主が持ってなかったカードを少しばかり買わさせて貰いました」
「……そっちかいな」
まさかの犯人に私はもう怒る気も無くして項垂れる他に無かった。
「それではやて、修行の方はどうだったんだ?」
「あー、まぁぼちぼちやな。まさかリインに後攻1ターンキルされかけるとは思っても見なかったけど」
「まぁリインははやての事大好きだからな。その分怒りも最もだが……何も手持ちの中で最強のそれを使う必要があったかは甚だ疑問だがな」
「……ちょいまち?リイン、デッキ何個持っとるんや?」
私は恐る恐るリインに聞いてみる。
「3種類ですが主「ギルティ!!」え?ちょ主そこよわヒャァァァァァ!!」
私のお仕置き(こちょこちょ+胸揉み地獄)にリインは苦しみ悶え、男二人は見てはいけないと体を180度回転させる。
「私に黙って3つもデッキ作りおるとは~この大きい脂肪が悪いんか!!」
「ヒャァァァァ!!あ、主、ご勘弁くださヒャワァァ!!」
「それそれ~それそれ~!!」
~~~~~~暫くお待ちください~~~~~~~
「ふう、スッキリした~」
お仕置きを終え、ようやく家のリビングへと入った私はとても綺麗な笑みを浮かべる。そしてリインは
「……私、……もうお嫁にいけません」
お仕置きの過酷さゆえか、顔を赤くして部屋の隅で固まってる。うん、少しやり過ぎたわ。ていうかユニゾンデバイスって結婚できるんやろうか?
「それよりもはやて、久しぶりにデュエルするぞ」
「隼、いきなり過ぎるぞ。まぁ俺もやりたかったのは事実だが」
「だめだこいつら、何とかしないと(棒」
ここまでデュエル脳だとは、と少し思いながら、自分もそれに毒されてる事を思いだしシュンとする。
「まぁええよ。で、どっちが先にやるんや?」
「ユート、ここは俺から任せて貰おう」
と、名乗りをあげたのは隼やった。というかこの作品で初めて(描写ありで)デュエルするな~。
「それは単に作者が俺の戦略を分からなかっただけだ」
「それメタいで?」
「構わん!!さあいくぞ!!」
「「デュエル!!」」
はやて LIFE4000
隼 LIFE4000
「先行は俺だ、俺は永続魔法『RR―ネスト』を発動!!このカードは、自分フィールドに『RR』モンスターが2体以上居るとき、1ターンに一度墓地の『RR』を手札に戻すことができる」
「初っぱなネスト……ここはイヤな流れが来るかな」
「本気で行くぞ!!俺は『RR―バニシング・レイニアス』を召喚!!効果発動!!手札よりレベル4以下の『RR』を特殊召喚する!!現れろ、2体目の『バニシング・レイニアス』!!そしてもう一度効果発動!!手札から『RR―トリビュート・レイニアス』を特殊召喚!!効果でデッキより、『RR―ミミクリー・レイニアス』を墓地へ送る!!さらに墓地へ送られた『ミミクリー・レイニアス』の効果発動!!このカードを除外し、デッキから『RR―シンギング・レイニアス』を手札に加える!!」
「うわぁ……このパターンは……」
「俺は2体の『バニシング・レイニアス』でオーバーレイ!!エクシーズ召喚!!現れろ『RR―フォース・ストリクス』!!」
『RR―フォース・ストリクス』 ★4 D 2000
「さらに、自分フィールドにエクシーズモンスターが存在するとき、『RR―シンギング・レイニアス』を特殊召喚!!さらに『RR―フォース・ストリクス』の効果発動!!ORUを一つ使い、デッキから『RR―ファジー・レイニアス』を手札に加える!!」
「俺はレベル4の『トリビュート・レイニアス』、『シンギング・レイニアス』をオーバーレイ!!現れろ、2体目の『RR―フォース・ストリクス』!!」
『RR―フォース・ストリクス』 ★4 D 2000
「『フォース・ストリクス』は自分フィールドの自身以外の闇属性、鳥獣族モンスターの一体につき攻撃力、守備力が500アップする」
『RR―フォース・ストリクス』×2 D 2000 → 3000
「2体目の『フォース・ストリクス』の効果発動!!ORUを一つ取り除いて、デッキより『RR―ペイン・レイニアス』を手札に加える!!さらに墓地へ送られた『RR―ミミクリー・レイニアス』は墓地へ送られた時、デッキより『RR―コール』を手札に加える」
「ま、まだ先行1ターン目よね?展開おかしいやろ!!」
「はやての『テラナイト』も十分に回るだろうが!!手札の『ファジー・レイニアス』は、フィールドに『ファジー・レイニアス』以外の『RR』モンスターがいるときに特殊召喚できる!!さらに手札の『RR―ペイン・レイニアス』の効果、いま特殊召喚した『ファジー・レイニアス』の攻撃力分500のダメージを受け、このモンスターを対象にしたモンスターのレベルと同じレベルにして特殊召喚!!」
隼 LIFE 4000→ 3500
「俺は『ファジー・レイニアス』と『ペイン・レイニアス』でオーバーレイ!!現れろ、三体目の『RR―フォース・ストリクス』!!」
『RR―フォース・ストリクス』×3 D 2500 → 3000
「三体目の『フォース・ストリクス』の効果でORUを一つ使い、『RR―バニシング・レイニアス』を手札に加える。さらに墓地へ送られた『ファジー・レイニアス』の効果で、デッキから『ファジー・レイニアス』を手札に加え、永続魔法『RR―ネスト』の効果で、墓地から『』を手札に加える」
「……ワンターンスリィストリクス……しかも手札消費実質一枚って」
「俺はカードを一枚伏せて、ターンエンド」
隼 手札3枚(バニシング、ファジー、トリビュート) LIFE3500
フィールド
『RR―フォース・ストリクス』×3 D 3000
『RR―ネスト』 永続魔法
伏せ一枚
「私のターン、ドロー!!……手札の『ゴブリンドバーグ』を召喚!!効果によって手札の『星因士 ベガ』を特殊召喚!!さらに『ベガ』の効果で手札の『デネブ』を特殊召喚!!効果で『アルタイル』を手札に加える!!」
「来るか……」
「私は三体のモンスターでオーバーレイ!!エクシーズ召喚!!現れろ、『星輝士 デルタテロス』!!」
『星輝士 デルタテロス』 ★4 A 2400
「『デルタテロス』の効果発動!!ORUを一つ使って、最初に特殊召喚された『フォース・ストリクス』を破壊!!」
「『RR』の数が減ったことにより、残った『フォース・ストリクス』の攻撃力、守備力も下がる」
『フォース・ストリクス』×2 D 3000 → 2500
「私はカードを二枚伏せてターンエンドや」
はやて 手札2枚(アルタイル) LIFE 4000
フィールド
『星輝士 デルタテロス』 A 2400
伏せ二枚
「俺のターン、ドロー!!俺は『フォース・ストリクス』2体のORUを一つずつ使い、デッキから『シンギング・レイニアス』と『ミミクリー・レイニアス』を手札に加える。さらに『RR―ネスト』の効果で、墓地へと送られた『トリビュート・レイニアス』を手札へ戻す」
隼 手札 4 → 6 → 7(うち確定札6)
「そして俺は魔法カード『手札断札』を発動する!!これにより互いは手札を二枚捨てて、その後二枚ドローする。俺は『ミミクリー・レイニアス』と『ファジー・レイニアス』を捨てて、二枚ドロー」
「……私は『アルタイル』と『シリウス』を捨てて二枚ドローや」
「……来た!!俺は『RUM―スキップ・フォース』を発動!!フィールドの『フォース・ストリクス』を素材に、ランクが2つ上の『RR』にランクアップできる!!誇り高きハヤブサよ。英雄の血潮に染まる翼翻し、革命の道を突き進め!!ランクアップ・エクシーズ・チェンジ!!現れろ!!ランク6!!『RR―レボリューション・ファルコン』!!」
『RR―レボリューション・ファルコン』 ★6 A 2000
「『レボリューション・ファルコン』の効果発動!!このカードが『RR』エクシーズモンスターを素材としてる時、特殊召喚された相手モンスターを一体破壊し、その攻撃力の半分のダメージを相手に与える!!」
「させへん!!カウンター罠『神星なる因士』!!『デルタテロス』をリリースして、その効果を無効にして破壊する!!そして一枚ドロー!!」
「ふん、その伏せカードはやはりそれだったか」
「そして墓地へ送られた『デルタテロス』の効果で、私はデッキから『星因士 アルタイル』を攻撃表示で特殊召喚!!さらに『アルタイル』の効果で墓地から『星因士 ベガ』を特殊召喚!!『ベガ』の効果で手札から『星因士 シャム』を特殊召喚して効果発動!!相手に1000ポイントのダメージ!!」
隼 LIFE 3500 → 2500
「そして俺は手札から魔法カード『サイクロン』を発動!!残りの伏せカードを破壊する!!」
「罠発動!!『ワンダーエクシーズ』!!この効果でフィールドのモンスターでエクシーズ召喚する!!私は三体のモンスターでオーバーレイ!!現れや『星輝士 トライヴェール』!!」
『星輝士 トライヴェール』 ★4 D 2500
「『トライヴェール』がエクシーズ召喚に成功したとき、このカード以外全てを手札に戻す!!」
隼 バウンス
『RR―ネスト』(手札)
『RR―フォース・ストリクス』(エクストラ)
伏せカード一枚(手札)
「なるほど、それを使ってフィールドをリセット、さらに守備表示でこのターンを凌ぐ腹積もりか……だが、まだだ!!俺は手札の『RR―バニシング・レイニアス』を召喚!!これにより俺は手札の『トリビュート・レイニアス』を特殊召喚!!しかし俺は『トリビュート・レイニアス』の効果を使わず、2体モンスターでオーバーレイ!!再び現れろ、『RR―フォース・ストリクス』!!」
『RR―フォース・ストリクス』 ★4 D 2000
「トリビュートの効果を使わない?どういうつもりや……」
「俺は『フォース・ストリクス』の効果で、ORUを一つ使って、デッキから『ミミクリー・レイニアス』を手札に加え、速攻魔法『リロード』を発動!!」
「この場面で『リロード』!?手札を入れ替えるつもりやな!!」
「俺の手札、合計6枚をデッキへ戻して6枚ドロー!!……来た!!俺は『RUM―アストラル・フォース』を発動!!」
「ア、『アストラル・フォース』やって!!いったいどうして持っとるんや!!」
「はやての手持ちのカードから拝借した。これの効果により、『フォース・ストリクス』を素材にランクアップ・エクシーズチェンジ!!再び現れろ、『RR―レボリューション・ファルコン』!!」
『RR―レボリューション・ファルコン』 ★6 A 2000
「『レボリューション・ファルコン』の効果発動!!『トライヴェール』を破壊し攻撃力の半分、1050のダメージだ!!」
はやて LIFE 4000 → 2950
「グゥ……けど、まだ私のライフは尽きへんで!!『トライヴェール』のモンスター効果発動!!ORUがある状態で破壊されたとき、墓地より現れや『デルタテロス』!!」
『星輝士 トライヴェール』 ★4 D 2100
「まだだ!!俺はさらに魔法カード『エネミー・コントローラー』を発動!!『デルタテロス』の表示形式を変更する!!」
『トライヴェール』 D 2100 → A 2400
「さらに俺は魔法カード『手札抹殺』を発動!!互いに手札を全て捨てて、その枚数分ドローする!!」
隼 手札 4 → 0 →4
はやて 手札 2 → 0 → 2
「そして俺は今捨てた『RUM―レイド・フォース』の効果発動!!このカードと手札の『RR―コール』を除外し、墓地の『スキップ・フォース』を手札に戻し、発動!!『レボリューション・ファルコン』を素材にオーバーレイ!!勇猛果敢なるハヤブサよ、怒りの炎を巻き上げ、大地をも焼き尽くす閃光となれ!!ランクアップ・エクシーズチェンジ!!飛翔せよ!!ランク8!!『RR―サテライト・キャノン・ファルコン』!!」
『RR―サテライト・キャノン・ファルコン』 ★8 A 3000
「この場面でそれやと!!」
「トドメだ!!『サテライト・キャノン・ファルコン』の効果発動!!ORUを一つ使い、相手フィールドのモンスターの攻撃力を墓地の『RR』1体につき800ポイントダウンする!!俺の墓地には既に3体以上墓地にある、よって『デルタテロス』の攻撃力は0になる!!」
『デルタテロス』 A 2400 → 0
「バトルだ!!『サテライト・キャノン・ファルコン』でトライヴェールを攻撃!!」
「うわぁぁぁぁ!!」
はやて LIFE2950 → -50