IS×Fate(笑) 衞宮家の非日常的な生活   作:カズノリ

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IF話
IF 篠ノ乃束の結婚騒動 1


『ハロハロー! 私、篠ノ之束さんはぁこのたび結婚しまーす!』

 

 ある晴れた日のこと歓声上がる競技場、世界で最も盛んに開発されているIS(インフィニット・ストラトス)を学ぶ専門学校、IS学園のIS用グラウンドで使用されている安全装置用のバリアーが破壊し突如として現れた未登録IS機。 大会の途中であったため、観客席で座っていた生徒たちはざわめきを隠せない。

 また対戦途中であった赤と白のIS機もまた驚きを隠せななかった、しばらくの間未登録のIS機が止まっていると頭上から光が現れた、それはまるでレーザーのように上空に数メートルほど伸びると、今度はレーザーで円を描いた。

すると空間映像が出てきたのだ。映像には天才にして災害とも呼ばれるIS作成者である篠ノ乃束だった。 その第一声がコレとは誰も思わなかった。

 篠ノ乃束に慣れているはずの実の妹篠ノ乃箒や織斑姉弟でさえもその言葉が何の意味なのかさえ分からなくなったほどだ。

 

『むぅー! みんなテンション低いぞー!』

 

 いや、テンションが低いんじゃなくて信じ切れずにショック受けてるだけです。ってナレーターの私が突っ込んでどうする。コホン。

 篠ノ乃束の言葉は観客席、コントロール室にいた人さえも石化させるほどの威力だったとは言うまでもないだろう。だが、この中でも自力で石化を解いた人物がいた。

 

「束、冗談や寝言は布団で寝てからしろ。あと邪魔だからサッサと去れ」

 

 世界最強にしてブリュンヒルデの称号を持つ我らが織斑千冬だった。だがその言葉にはやさしさというものがない。にもかかわらず千冬さんの声を聴いた束はさん逆にテンションが上がったようだ。

 私にもわからない人種の為、SMについては何ともわからないものだ。

 

『あ! ちーちゃん!  あのね!あのね! 私結婚するんだよー!』

「はぁ、相手は夢の世界の住人とかいうんじゃないだろうな?」

『もー! ふんだ! いいよ、じゃあ証拠を見せてあげるねー! クーちゃん! ソレ映して―!』

『ハイ』

 

 そういってカメラが動き、ソレを見せた。

 いうならば赤い芋虫というべきか。 赤い布で全身ぐるぐる巻き状態で床に転がっている人物に対して何といえばいいだろうか。とりあえずはご愁傷さまというべきだろう。ついでに言うならば髪は赤銅色で短髪だ。

 さてこんな映像を見た アンタはアイディアロールです。1d6でロールしてください。

 失敗したあなたはぐるぐる巻きにされた人物をまるで「ああ、明日この豚はお店に並ぶのね」的な憐みの目を持って見つめることになるでしょう。 成功した千冬さんは「ああ、また束の犠牲者か。成仏しろよ」と思いました。

 

『へっへーん! いいでしょー! ちーちゃん!!』

「いや、私はむしろ可哀そうにと思っているのだが?」

『ぶー! ぶー! いいもん! ちーちゃんより早く結婚できるし、子供も作っちゃうもんねー!!』

「ああ、結婚式のブーケは私に渡せよ」

『うん。 絶対にブーケはちーちゃんに渡すよ』

 

 どこか子供っぽいテンションが一気に大人の雰囲気を醸し出す篠ノ乃束のギャップに観客席の生徒たちは驚いてばかりだった。

 そう、見た目は大人! 中身は子供! その名も! というべきだろうか。

 

『あ、そうだ。この映像とそこの競技場のカメラなんだけど、ちょっとハッキングして全世界に翻訳付きで流してるからね!』

 

 はっ? なに言っているの? この人。

 まさにその場の先生、生徒たちの思いは一つになった瞬間であった。ついでに箒と千冬さんはため息をつき、織斑一夏は苦笑いだ。

 さて、そんな時映像に移っているデカ赤芋虫が突如として動いだした! あと鳴き声としてむー!むー!という声も出ている。 

ビタン! ビタン!と暴れているのは新鮮ですねと思うべきか、元気がいいですねと思うべきか。

 

『あ、やっと気が付いたみたいだね! えっとちょっと待ててね!』

 

 束さんがそういうと映像は突如として3分クッ○ングが始まった。

 タタタタータ。タタタタータ。タラタラタラタータータ。

 今回の料理は豆オムライスでした。

 

 っと茶番が終わり、映像が元に戻った。そこには芋虫の姿はなく、赤銅の短髪の男性が木製のイスに座っていた。いや、座らせられていた?というべきだろうか。男性はイスに座らせながら、両腕両足の首ところに先ほどと同じ赤い布のようなものが巻かれているようにも見える。

 あと、口元にも赤い布が……。 男性を見たとき織斑姉弟と2人の生徒は見覚えがあった。そう、とても優しく、とてもおいしい料理を作ってくれる、篠ノ乃箒と凰鈴音の初恋相手でもある……

 

「ああ、衛宮か。 がんばれよ」

『ムー! ムムム! ムムムムムー!』

『あはははー! さすが私の旦那さまだね! 元気みたいでよかったよかった!』

『束様、そろそろパパの口元にある赤い布とったほうがよろしいのでは?』

『えー、まークーちゃんがそういうなら仕方ないっかー』

 

 そういって束さんはイソイソとイスに座っている男性に近づき、男性の膝に座り素敵なお胸様を無理矢理に男性の顔に当て、両手で赤い布を取り始めた。1分、20分たってようやく赤い布がとれたのか、束さんは男性から離れていい仕事したぜ!的に汗を拭いた。 ついでに男性は反応がない。顔が真っ赤になりながら下向いている。

 っと突然顔をあげた。 顔を真っ赤にしながら。

 

『束! いきなりなに拉致って来るのだよ! しかも自転車に乗っている最中! 危ないじゃないか! 束にケガができたらどうするんだ!』

『うん、私が言えることじゃないけど、そこで自分のことじゃなくて私なんだねー』

『ん? なんでさ。男の俺がケガしても勲章程度だけど、束は女の子だろ? 女の子にケガをさせるのはダメだって爺さんが言っていたからな』

 

 男性はそういって束さんの方、つまりカメラの方へ微笑んだ。

 束にケガがなくてよかったという心からの微笑みはフツメンの男性であっても強力な威力を発揮する。その微笑みを見てしまった女性諸君。 君たちはSANチャックを受けてもらうことになるだろう。

 

『さて! 挨拶はここまでにして、ほうきちゃん! いっくん! ちーちゃん! 私『海外』へ『ハネムーン(跳ね月)』しにいくよ!』

「ほう、海外にハネムーンとはまた束に会わない言葉が出てきたものだな」

『へっへーん! 私はただの束さんじゃないもん。 私はスーパータバーネさんだからね!』

「そうか、どこに行くか決まっているのか?」

『うん! あ、いっくん! 競技場のグラウンドから離れていてねー!』

『おい! 束! 俺は聞いてないぞ!?』

 

 なぜかそういう束さんに不安と確信を持った千冬さんの行動は早かった。後ろにいる後輩に指示を出しマイクを片手に持ち息を吸って一言。

 

「全員離れろ!!!」

 

 

『すりぃー!』

『パパ、ご安心ください、藤村さんにはちゃんとご説明しました』

 

 妙に篠ノ乃束の声がグラウンドに響き渡る。

ゴゴゴゴという音を立ててグラウンドが4つに分かれ、どんどんと下へ下がっていく。この時、グラウンドにいた2機はギリギリで退避に成功した。

 

 

『つぅー!』

『なんで藤姉ぇなんだよ!? 俺にも説明してくれ!』

 

地面の底からウサギ型のロケットが現れた。 通常のロケットの先がウサギの鼻あたりといえば創造しやすいだろうか。 手と足は模様として描かれている。

 

 

 

『わん!』

『ではパパの説明はあちらに行った後に』

 

 ウサギの眼あたりに手を振っている束さんといまだ椅子に縛られている男性、クーちゃんと呼ばれた女性がいるのを確認できた。

 

 

『いってきまーすぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!』

『あははは、なんでさ……』

 

 

 こうして、人類初。 ハネムーンで月へ向かったという今回の出来事は歴史に刻まれるようになった。

 帰ってくるのは一体いつになることやら。

 世界中は篠ノ乃束の後を追い、お零れを手に入れるためISの開発を戦闘から宇宙へと急遽方向転換し、今年から毎年1年に10回世界中からロケットが打ち上げられ、天才博士である篠ノ乃束を捜索することになり、ISの開発をより一層に宇宙開発がすすめられた。

 

 しかし、この出来事から1人、実の妹である篠ノ乃箒は一週間ほど「あのコミュ症の姉さんに先を越された」という衝撃のショックにより寝込んだようだ。しかし起き上がってからはより一層に積極的になったのは言うまでもない。

 

 




「私、織斑千冬は結婚します」の感想にて「束さんバージョン」を希望されて
作ってみたのがコレです。 束さんのイメージがとりあえずハチャメチャなので
ハチャメチャみたいにしてみました。
キャラ崩壊してますよねー。たぶん。

誤字脱字やご意見ご感想お待ちしています。

あとIF話として簡単な連載にします。
これもまた気分(ネタ)が良き次第にしますので申し訳ございませんが
お待ちください。

ネタを提供してくださってもいいですよ(笑)
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