切なさの距離感 ~ Story of Nozomi   作:Kohya S.

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6. スクールアイドル

 その後、希と直樹はときどき会うようになっていた。

 放課後に待ち合わせていっしょに食事をしたり、休日に直樹の提案でいわゆるデートスポットに行ったり、希の買い物に付き合ってもらったり――。

 直樹は依然として例の口調を崩さなかったし、希も一歩引いた接し方をしていたのだが、それでも希はすこしずつ、ふたりの距離が近付いてくる感じがするのだった。

 

 三月の末、終業式を経て学校は春休みに入っていた。気候もずいぶん暖かくなってきていた。

 希は直樹と御茶ノ水駅の西口で待ち合わせた。ちょうどお店が開店するくらいの時刻だ。

 

「希ちゃん!」

 希が改札を出たとたん直樹が気付いて声をかけてきた。

「直樹君、おまたせ」

「いや、いま来たところですよー」

 直樹は嬉しそうにいった。

 

 ふたりは連れ立って歩き出した。

 

 今日は神保町の書店街に行く予定だった。新学期にそなえて参考書でもという話になっていた。

 

 書店街に向けて長い坂を下る。駿河台下の交差点を渡って大きな書店に入った。

 参考書の売り場は六階のようだった。エスカレーターでそこまで上がった。

 

「で、直樹君、成績はどんなものなの?」

 売り場を歩きながら希は直樹にたずねた。

 青藍高校はレベル的には音ノ木坂学院と大差ないと聞いたことがある。

「ずばり聞きますね……。まあ、中の上ってとこですかね」

 直樹はなぜか誇らし気だ。

「ふーん」

 謙遜、はいっているかな、これは……。

 

「で、希ちゃんは」

 顔を輝かせる直樹。

「赤点の心配は、あまりしなくてもいい、かな」

 希は素直にこたえた。

「あ……そうですか。その……進学とかは」

「うーん、一応、進学を考えてるけど……まだ具体的には、ね……」

 希はやはり正直にいう。

「そうですか……」

 直樹は肩を落としていた。

 

 ん、これは、教えましょうか、っていえなくて残念な感じやね……。

 

 ふたりは一緒に参考書を物色した。最終的にそれぞれ二、三冊ずつ購入した。

 

「用事、すんじゃいましたねー」と直樹。

「まあ、予定通りやね」

 希はくすりと笑う。

「はあ」

「うち、ちょっと行きたいところあるんだけど、付き合ってくれる」

 希は首をかしげていう。

「もちろんです!」

 直樹は即答した。

 

 希は書店を出て靖国通りを西に進んだ。

 行き先を伝えてもよいのだが希はなんとなくなにもいわなかった。直樹も素直についてくる。途中、古書店をのぞき込んだり店頭のワゴンをながめたりしながらゆっくりと歩いた。

 そして神保町の交差点で右折し白山通りの西側を進む。

 

「あ、ここやね」

 目当ての店の前で立ち止まる。ネットで調べた、神話や宗教などの書籍を扱っているという古書店だった。

「なんか雰囲気ありますねー」

 店構えを見て直樹がいった。

「そうやね」

 

 入り口は引き違いのガラス戸になっていた。間口は狭いが店内は奥にかなり広いようだ。

 ふたりは戸を開けて中に入った。

「失礼しまーす」

 直樹は小声でつぶやいていた。

 

 両側と中央に背の高い本棚が並んでいた。数人の客が棚をながめたり目当ての本を探したりしていた。

 そして古書独特のにおいがした。けっして希が嫌いなにおいではなかった。

 

 ふたりは無言で店内を歩いた。希は興味をひく分野の棚を見つけるとなにか面白そうな本はないか探した。

 うーん、さすが、専門的やね……。お、これは面白そう……むむむ。

 

 しばらくうろうろしてから直樹に声をかけ、ふたりは外に出た。

 

「いい本、ありませんでした?」

「いや、あるんだけどね。意外に値が張るんやね……」

 希は大げさに落ち込んでみせる。

「あはは、そうですよね」

 直樹は苦笑した。

「高校生には辛いやね……」

 希は溜め息をついた。

 

「あの……俺も行きたいところ、あるんですけど、いいですか。御茶ノ水駅のほうなんですけど」

 直樹が遠慮がちにいった。

「もちろんええよ」

 

 ふたりは来た道を戻った。途中すこし近道をして駿河台のほうに上がる。

 御茶ノ水駅の近くに直樹は案内した。

「おー、CDショップやね」と希。

「最近、大きな店は少なくなったんですよねー」

 腕組みをした直樹が溜め息まじりでいう。

「ここ、中古がメインなんで、さらに珍しいんです」

 

 店内はやや背の低い棚が並ぶ、いわゆるCDショップだった。ワンフロアのようだがかなり広い。

「ちょっと見てきていいですかね」

 そわそわした感じの直樹。

「どうぞどうぞ」

 希はにこりと笑う。直樹はいそいそと店の奥に入っていった。

 

 希は特にこれといって興味のあるジャンルがあるわけではないので適当に店内をさまよった。

 ロック、ジャズ、J-POPなど――さまざまなジャンルのCDが並んでいた。棚をながめながら歩く。希が小学生のころのヒット曲などもあった。

 

 一角に「スクールアイドル特集」と銘打たれたコーナーがあった。何枚かポスターも貼られている。ポスターに写っているのは希と同じくらいの年の少女たちだった。

 店員が書いたのかポップも飾られていた。

 

 ふむふむ。「いま全国で大人気! 高校生の等身大アイドル!」か。そういうのもあるんやね……。

 

 CDを手に取ってみる。ジャケットでは可愛い衣装に身を包んだ二人の少女が笑っていた。

 

「お待たせしました」と希の後ろから声がした。

 希はCDを置いた。直樹のほうを振り向くと何枚かCDを買ったようだった。

「もういいの?」

「はい、十分です」

 直樹は満足したようすだった。

 

 ふたりは店を出て並んで歩きだした。お昼をすこし回っていた。

「なにか食べてこっか」

 空腹を覚えた希はいう。

「そうですねー。なににします?」

 直樹も同感のようだった。

「……焼き肉、かな」

 ちょっと照れながら希はいった。

「了解です!」

 

 前に一度、直樹と秋葉原の某所で焼き肉を食べたことがあった。そのときに希は焼き肉が好きだと話していたのだった。

 

 女の子としてはどうかとも思うけど……好きなものは好きだから、仕方ないやん……。まあ、直樹君はあまり、そういう偏見?はないみたいやし……。

 

「俺、ちょっと調べてみますね」

 ふたりはいったん立ち止まる。直樹がスマートフォンを取り出した。

 

「この先にいいお店がありそうですよ」

 しばらくして希にスマートフォンを示す。

「どれどれ」

 横からのぞき込む希。すこし前かがみの希のうなじから胸元にかけてが直樹から見えるような格好だ。

「よさそうやね」

 希は体を起こして直樹に向けて笑う。

「……えっと」

 直樹は赤くなって顔をそらした。

「ご予算もほどほどで……」

 

 すこし歩いて目的の店へ。ピークの時間が過ぎたのか店には待つことなく入れた。

 

 ふたりのデートではときどき直樹がおごることもあったが基本的には割り勘になっていた。

 

 希は焼き肉のランチセット、直樹は肉ラーメンを頼んだ。

 注文してしばらく待つと料理が運ばれてきた。ふたりはしばらく会話もそこそこに食べるほうに没頭した。

「ごちそうさまでした」と希は手をあわせた。

「ごちそうさまです」と直樹もならう。

 

 食べ終えた食器を下げてもらう。

 店員が去ってから希は聞いてみた。

「直樹君、音楽、好きなんだね。どんなの聴くの?」

「うーん、いろいろですねー。中学のころは、クラシックとか、ロックとか、こってましたけど」

 直樹は頭をかきながらいった。

「あはは、それっぽいね」

 希にもすこし背伸びをしてしまうその感じはわかる気がした。

「そうですねー。今は、それこそ、なんでも聞く感じですね」

「ふーん、なるほどね」

 

 しばらくして直樹が口を開いた。

「前に、希ちゃんが、昔、神社とかお寺とかにいった、って話してくれましたよね」

 いつになく静かな口調だった。

「うん、そうやね」

 秋葉原の例のいいお店のときやね。

「……俺の場合、それが音楽だったのかもしれません。ちょっと寂しいとき、なにか聴くとほっとしたり、元気が出たり……」

 直樹は昔を思い出したのか目を落とした。

「うん……なんか、わかる気がする」

 希はうなずいた。直樹が顔を上げた。

「……ありがとうございます」

「ごめんね、ちょっと他人事(ひとごと)っぽくて」

 希は軽くほほえんだ。

「いえ、とんでもないです」

 大げさに手を振る直樹。

 

 すこし間を置いて直樹が続けた。

「スクールアイドルのCD、見てましたね」

「あ、あれね」

「興味があるんですか?」

 直樹はすこし身を乗り出す。

「うーん、そういうわけでも、ないんやけど……」

 希は言葉をにごした。

「……アイドルソングって、軽く見られがちですけど、俺、嫌いじゃないです。というか、むしろ好きかも。なんか、前向きになれるんですよね」

 遠くを見るような目でいう直樹。

「へえ」

 希はちょっと意外に感じる。

「スクールアイドルとか、同世代ががんばっていると思うと、特にそう感じます」

「そっか。そうなんだ」

 

 直樹君が熱く語っているのをみて希はすこし興味がわいてきた。

 

「スクールアイドルのCD、何枚か持ってますから、今度お貸ししますねー」

 元の調子に戻って直樹がいった。

「うん、よろしくね」

 希は笑ってこたえた。

 

 ふたりは店を出た。

 今日はすこし早いがお開きということにして(直樹はすこし名残惜しそうだったが)、御茶ノ水駅から電車に乗った。

 

        ・

 

 希の春休みは絵里と出かけたり直樹と会ったりしているうちにあっという間に終わった。

 今までの春休みの中で……もっとも充実していたかもしれへんね……。

 

 始業式から数日して音ノ木坂学院の校内には「廃校のお知らせ」が貼り出された。学院は騒然としたが――どちらかというと諦めムードが強いようだった。

 

 その数日後の音ノ木坂学院、昼休み。

 希は昼食を終えて教室で友人たちとおしゃべりしていた。

 

 三年生への進級では文系、理系の希望コース別にクラス替えがあったが、希は絵里と、そして美紀と同じクラスになっていた。

 

 ふと話題が占いのことになった。

「希ちゃん、最近、あまり占いやってないね」

 友人のひとりがいった。

「そういえば、そうやね」と希。

「久しぶりに、やってよ」

「ええよ」

 にこやかにこたえる希。

「希ちゃんの占い、よくあたるよね」と美紀も口をはさんだ。

 

 希は鞄からタロットカードなどの一式を取り出して友人を座らせると占いをはじめた。

 

        ・

 

 その日の放課後、生徒会室。

 希と絵里は新年度のこまごまとした作業のため、ここ数日は放課後に生徒会室に来るのが日課になっていた。今日は他の役員は来ていない。

 

 ふたりは書類を整理していく。

 

 しばらくして作業が一段落したのか絵里が希にいった。

「希、今日は占いをやってたみたいね。あいかわらず人気ね」

 希も手を止めた。

「ああ、昼休みやね」

 希はうなずく。

「でも、久しぶりじゃない?」

 絵里は面白そうな顔でそういった。

「まあそうやね……」

 彼女にもいわれたけど、たしかにそうやね……。なんでやろ……。

 

「それに……」

 そういいかけて絵里はすこし間を置いた。軽く笑みを浮かべて続ける。

「希、すこし明るくなった気がするわ」

「明るく?」

 希は目に疑問の色を浮かべて繰り返した。

「明るくっていうのは、ちょっと違うかもしれないわね……。どこか壁があるような感じだったんだけど、それがなくなった、低くなった、ってところかしら」

 絵里は首をかしげている。

「そうかなあ」

 希はわかったようなわからないような気分だった。

「まあ、いいことだと思うわよ」といって絵里は笑った。

 

 希は作業を再開した。書類を片付けながら考える。

 

 うち、たしかに占いをみんなに溶け込むきっかけとして使ってた。それを最近、使わなくなったってことは……その必要がなくなったんかな……。

 

「それで、希」と絵里がふたたび口を開く。「希、最近、いろいろ忙しそうね」

「あれ、そうかな」

 とぼけた口調でこたえる。

「週末、誘っても予定が入ってることが多いじゃない……」

 絵里がちょっとすねているように希は感じた。

「忙しいってわけじゃ、ないんやけど……」

 希は口をにごす。

 あまりよろしくない方向に話題が進んでるやん……。

 

「……ひとり暮らしだと、新年度、いろいろ手続きとかあってね。それに絵里ちと違って、勉強もしなくちゃだし、ね」

 希はすこし早口になる。

「そう……たいへんなのね。勉強なら、いつでも教えるわよ」

 絵里は心なしかほっとしたようだ。希も追及されずにすんでほっとしていた。

 

 直樹について話せば絵里は祝福してくれると思うのだが、希はなかなか口に出せずにいた。いつか絵里にきちんと話さないと、と希は思う。

 

 そして希は直樹のことを――そしてついさきほど絵里からいわれたことを考えた。

 

 占いとか、きっかけがないと、うまくなじめないのは環境のせいで……うちが自分から壁をつくってるなんて、思ってなかった……。でも、まわりのせいだけじゃ、なかったのかもしれへんね。

 そしてうちが、壁を作らなくなったのは……直樹君のおかげも、あるかもしれへん。もちろん絵里ちもだけど……。

 うちのことを、仲間として、友人として、そして……恋人として、見てくれるっていうのは……その、なんというか、心がぽわーっとするというか、安心するんよね……。

 

 作業に区切りがついてふたりは帰り支度を始めた。数日続いた仕事も今日で終わりだろう。絵里が立ち上がり書類をキャビネットに収める。

 

「……そういえば、廃校の件やけど」

 希は座ったままつぶやくように話し出した。

「そうね、校内でもずいぶん話題になってたわね」

 絵里が希のほうに向いていった。

「なにかうちらにできること、ないんやろか……」

「そうね……」

 絵里は長机のはしに軽く腰を下ろした。

「いろいろ考えてみたんだけど……理事長からは独自に動かないようにくぎを刺されてるし……」

 いったん絵里は言葉を切った。

「まずは地道に近所の中学校に宣伝に行くとか……。あとは七月のオープンキャンパスにかけるしかないわね」

 絵里はそういうがあまり自信はなさそうだった。

「そうやね……」

 

 希は先日のできごとを思い出した。新二年生の高坂穂乃果(こうさかほのか)がアイドル部を結成したいと申し出てきたのだった。また希は直樹のことも思い出す。

 

「……アイドル部、認めないん?」

 希は思わず口に出していた。

 絵里はすこし驚いたように眉を上げる。

「……高坂さんね。そもそも五人集まらなれば、話にならないわ」

 新しい部の設立には最低でも五人の生徒が必要という決まりだった。

「……五人、集まったら?」

 希は聞き返す。

「そのときは考えるわ。でも……熱意は認めるけど……アイドルとして、ものになるとは、思えないわ」

 絵里の口調は硬かった。

「……そっか。でも、ひょっとしたら、ひょっとするかもよ」

 そういって希は立ち上がった。

「それって、占いの結果?」と絵里は面白そうにいった。

 希は絵里を見て首を振る。

「ううん、うちの直観」

「ふふっ、当たるといいわね」

 絵里も立ち上がった。

 

 生徒会室の鍵を閉めて鍵を職員室に返しに行った。

 ふたりで昇降口から出て校門まで歩く。

「希、今日は付き合ってくれるわよね。パフェでも食べに行きましょ」

 うきうきした口調で絵里がいった。

「うん、ええよ。いこう」

 希も笑ってこたえた。

 

         ・

 

 翌月。講堂で音ノ木坂学院スクールアイドル、μ'sのファーストライブが開催された。

 結果はごくわずかの生徒が来ただけで、決して成功とはいえなかったのだが――希は観客のひとりとしてライブを見てひそかに感銘を受けていた。

 

 直樹君がいっていた、元気をもらえる、前向きになれる……それを形にしたようなライブやね……。高坂さん、園田(そのだ)さん、(みなみ)さんは決して歌も踊りも上手やない……でも、思いは伝わってくるんよ……。

 

 また希は、絵里も含めて講堂に来たいく人かの生徒たちに将来への可能性を感じたのだった。

 

        ・

 

「希ちゃん、いま、大丈夫ですか」

 数日後、夜。そろそろ就寝の準備を始めようかとしていた希のところに直樹から電話があった。

 直樹は律儀にいつも最初に確認する。

 

「うん、大丈夫」

 希はベッドに寝そべったままそうこたえた。

「よかったら、今度の土曜日、どこか行きませんか」

 直樹の声からわくわくが伝わってきた。

 そういえば前回は次の予定を決めなかったね。

「うん、ええよ」

 自然と声が優しくなるが希は気付いていない。

「やったー」と直樹。「どこか、行きたいところ、ありますか。どこでもいいですよー」

「そうやね……」

 希はしばし考える。直樹君にはいろいろ、うちの希望を聞いてもらったしね……。

「……直樹君の行きたいところでいいよ」

「え、そうですか……うーん、いきなりそういわれると、困りますねー」

 直樹はしばらく悩んでいた。定番デートスポットかな? 希はちょっとどきどきする。

 

 やがて直樹は照れくさそうにいった。

「……そうですね、俺の趣味の買い物とかに、付き合ってもらえますかね」

 お、そういえば、たまにCDショップに行くくらいやったね。

「うん、ええよ」

 希の声には浮きたった気分があらわれていた。

「よろしくお願いします!」

 直樹も明るい声でいった。そして続ける。

「じゃあ……秋葉原駅の中央改札を出たところで、待ち合わせましょうか。正面に壁があって、地図とかあるんですけど……わかりますかね」

 直樹の心配そうな声に希は答える。

「たぶん大丈夫だと思う」

「いざとなったら連絡しますんで……。午後、二時ごろでいいですか」

「りょーかい」

 希は笑ってこたえた。

 

 しばらく沈黙が流れる。ふたりとももうすこし電話を切りたくない、そんな気分だった。

 しかしいつまでもそのままにしておけるわけもなく――希はついにいった。

「ん、じゃ、またね、直樹君」

「はい、希ちゃん、おやすみなさい」

 直樹も静かにいった。

「……おやすみなさい」

 希は知らず知らず甘い声でささやいていた。

 やがて直樹のほうから電話を切った。

 

 希はスマートフォンを胸にいだいてベッドの上で丸くなる。

 希は心の中が温かくなるのを感じるのだった。

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