意見やアドバイス等があれば、感想欄にお願いします。
ルフィがダダンの家に来てからも、午前中は森の奥にこもって修行をし、午後になると海賊貯金を貯めるためにゴミ山の方へ降りて行く、という生活は変わらなかった。
変わったことといえば、午前中に修行をしているとき、なぜかルフィも隣で一緒に修行をしていることくらいだろう。 午後になると、「エースのところに行ってくる」と言って、どこかへ行くのだが。
そしてルフィがダダンの家に来てから二ヶ月、ボクと一緒に修行していたルフィは、ここに来た時より格段に強くなり、ついにエースを追いかけて不確かな物の終着駅へとたどり着いた。
◆
ボクとエースとサボは、今まで貯めた海賊貯金を見ながら、木の上で話をしていた。
「海賊貯金を始めてもう5年になるな。……苦労した。」
「そうだね。 地道に拾い集めたり、チンピラから奪ったり。 海賊船なんていくらあれば買えるんだろ」
「さぁな。 何千万か何億か……。 検討もつかねぇよ。」
僕たちがそんな会話をしていると、木の下から声が聞こえた。
「海賊船~~~~~!? お前ら海賊になんのか!? おれも同じだよ!!」
その声を聞いたエースは苦虫を噛み潰した様な顔になり、木から降りてルフィを木に縛り付けた。
「とうとうここまでついてきやがったのか。 人が通れるような道は通ってねェのに……」
「ルフィは午前中いつもボクと一緒に修行してるからね。」
ボクがそう言うとエースとサボは声を合わせて
「「姉貴(アン)のせいかよ!!?」」
と、言った。
「あははは、ごめんね。 でもルフィなら大丈夫だよ。 素直な子だし、ボクの修行についてくるだけの根性もある。 それでも信じられないなら、決闘でもして信じても大丈夫か確かめればいい。 お姉ちゃんとしては皆で仲良くして欲しいと思うけどね。」
ここでルフィとエースが少しでも仲良くなれば、ポルシェーミの時のようにルフィが死にかける事もなくなるだろう。そう思いながら、ルフィとエースの決闘を促した。
「ふん、いいだろう。 戦ってやるよ。 サボと姉貴は隣で見てろ。」
エースはそう言いながら、ルフィを縛ってる縄をとき、ルフィから距離をとった。
縄を解かれたルフィもエースの方を向き、こう言った。
「お前、おれが勝ったら、おれと友達になれ!」
「お前がおれに勝てるかよ!」
エースはそう言うと駆け出し、愛用の棒をルフィの頭に振り下ろした。 ルフィはそれを防がずに頭で受け、逆にエースに殴りかかった。 エースはそれを躱して腕を掴み、ルフィを投げて距離をとった。
そんな攻防が数十分続き、ルフィとエースはお互い肩で息をしていた。
「はぁ……はぁ……これで、終わりだ!」
「はぁ……はぁ……そっちがな!」
そう言うと同時に駆け出し、お互いに顔を殴り合いーー
ルフィが倒れた。
「くっそー。 あと少しだったのに!! 次はおれが勝つ!」
倒れながらそう言うルフィに、
「バカ言え、次も勝つのはおれだ。」
と、疲労した顔で座り込んだエースがそういった。 そのあと二人は顔を見合わせ、笑い合った。
ボクとサボは、その様子を見ながら、
「あいつ、思ったよりやるな!」
「うん。 強くなってるとは思ってたけど、あそこまでやるとは思ってなかったよ。 まぁ、なんにせよ仲良くなれたようでよかったよ。」
と、そんなことを話していた。
◆
エースとルフィが仲良くなってからはすぐにサボも仲良くなり、ボクも合わせた四人で海賊貯金を集めたり、一日一人百五十戦の模擬戦をしたりした。 模擬戦では、ボクが全勝、エースとサボとルフィはエースが少し勝ち越してはいるものの、いい勝負をしていた。
そしてさらに一ヶ月がたち、ルフィがダダンの家に来てから三ヶ月と少しした頃、原作通りにエースはブルージャムの金に手を出した。
「ここらじゃ有名なガキどもだ。 お前らから金を奪ったのはそのうちのひとり、エースで間違いねェんだな!?」
「はい、情けねェ話です。 油断しました」
ボク達がいる木の下を、そんな会話をしながら男たちが通りかかった。 ボク達が木の上でやり過ごそうとしているとき、ルフィが足を滑らせ、木から落ちた。
「うわぁあぁああああぁああ!!!」
そして捕まった。
「はなせ~~~!! コンニャロォ~~~~~~!!」
「何だこのガキ」
「助けてくれーエース~~~!!!」
「……エースって言ったか今……。 お前……エースを知ってんのか……?」
せっかくエースとルフィの中を改善させたのに、ルフィとポルシェーミが結局原作と同じやりとりをしているのを見て、ボクは溜息を吐いた。
「くくくく!! 思い出させてやるから安心しろ」
そう言ってポルシェーミがルフィを連れて行こうとしているのを見て、エースが動いた。
「やめろォ~~~!!」
そう言いながらポルシェーミに愛用の棒で殴りかかった。
「コイツだァ! ポルシェーミさん! 金奪ったのコイツです!! 畜生ォ!!」
「エ……エース~~~!!!」
「お前がエースか。 うちの海賊団の金に手ェ付けてただで済むとは思ってねェよな!?」
そういいながらポルシェーミがエースに手を伸ばす。 が、ボクが木から飛び降りて、ポルシェーミの股間を思いっきり蹴り飛ばして距離をとった。
「ルフィ! 大丈夫か!?」
そう言いながら木から降りてきたサボがポルシェーミの部下の一人を倒した。
「あぁ、コイツらはこのまま倒すぞ!」
エースはポルシェーミ達に向かって走り出した。ボク達もそれに続いてポルシェーミ達に襲いかかりーーーーポルシェーミ達をフルボッコにした。
どうしてこうなった感が半端ない