ゲート 魔導自衛官 彼の地にて斯く戦えり   作:庵パン

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PS4で5がやりたいです。
それ以外は特に言うことねーぜ。
……って言ったけど、そろそろエロンダム進めないと。


第7話 火威とサリメルの地球防衛軍

その黒髪の長い女性自衛官は火威の知り合いであり、また、偵察隊に在籍していた経緯もあって栗林とも面識があった。

偵察隊の中では下級幹部の最上位だったが、帝国と講話が始まろうと言う時に資源調査隊に編入されるべく、火威と同格の幹部自衛官になったのである。

それが今では、特地の人間と暮らすようになり彼の子供を産んでいる一児の母だ。

「ず、ズットモ! 遂に産みおったんか!?」

その女性自衛官とサリメルは面識があったらしい。

ズットモという日本語(?)は「ずっと友達」を略した造語だろう。それだけに彼女達が浅からぬ仲であることが判る。

彼女がしていた仕事を教えてもらった火威が暫し代わり、彼女とサリメル達には屋内でハーフウルフの乳児に母乳をあげている。

「ハーフウルフの乳児って呼び方は無いよな」

あの娘の名前は何なのか、知る必要があるし、どうしても分からないなら何か名前を着けなければならない。

そう考えながら女性自衛官の仕事を続ける火威である。

 

 

*  *                             *  *

 

 

「サリさん、どうしてあの人のこと知ってんの?」

ロゼナクランツから逃亡した後、ロゼナ潰しを手伝う人間を探して彷徨ってた時に会ったのかも知れない。

お互い、ちょっと似たようなキャラだ。戦争が終わる随分まえからズットモは落ち着いて別人のようになっている。

「ロゼナの連中から逃げ出してからな、大陸を彷徨って助力してくれる者をを探している時に見つけたんじゃよ」

大体思った通りだった。しかし「魔法が使える者」という制約があったので、ズットモとはそこまで同行していなかったようだ。

火威がサリメルと初めて会った時、彼女が同行してたのは何処ぞで拾ったか知れない馬車の男だ。

「そういやハンゾー」

ここで話題を変えるサリメル。

「どうして雪で門を作らなかったんじゃ?」

「サリさん、それ俺が聴きたい」

何れにせよメタい話になるので話を打ち切る。

「じゃあ妾が拵えてくれよう」

「あー、サリさん。好意は有り難いのですがレレイ師匠が言うに、ハマン効果ってあるでしょ。元々単一の鉱物を分けてそれぞれの門に着けるやつ。実際金剛石の片割れが日本に有るけど、もう1つの方は此方にあるからさ、それが無いと無理でしょ」

「こっちって、何処にあるんじゃ?」

それをこのエロフに話して良いのか? 大いに心配の種である。

「まぁそれは個人の所有物なんで、そのヒトが良いってんなら良いんですけど……」

するとサリメルは言う。

「まぁハマン効果だけではないから良いがな」

「まじスか?」

「妾のニホン愛を今ここに見せてくれようぞ!」

「いやちょっと待って!」

そんなものを今見せられても困る。そもそも部屋の中だし、門を固定する装置は今建設中だ。

「ハンゾー……お主の目は節穴か?」

サリメルに節穴とか言われると酷く侮辱された気分になる。

「見てみろ。あの山々を」

言われて見た先には降雪を確認できる、氷雪山脈とは違った山々があった。

「あの、私用で隊の車は借りれないんですが」

「なん……じゃと」

彼女にはイレギュラーなことだったようだ。

 

 

*  *                             *  *

 

 

仕方無いのでサリメルは自分自身に物体浮遊の魔法をかけ、一人でアルヌスから見える雪山まで行くことにしたのである。

レレイは生体にこの魔法を使うことが危険だと言っていた。

火威自身、氷雪山脈で雪竜にこの魔法を使い、壁に叩き付けて殺してしまっている。

火威が飛べたのは兜跋という鎧兜に魔法を掛けて、それを浮かしていただけである。

しかし流石はサリメル。上空の気温が低くて堪えるようだが、浮かび上がって(さなが)ら天女のようだ。

あんなエロい天女が居たら修行僧に魔物として退治されそうだが、Mっ気もあるサリメルにはご褒美にしかならないかも知れない。

外に居ても寒いだけなので、火威は我が坂の下の火威城に戻る。

ハマン効果なしでサリメルはどうやって日本への門を開こうとしているのか? まさか情念めいたもので開こうとても言うのか。以前にマリエルで倒れた火威の近くまで門を開いたことがあったか、似たようなことでもしようと言うのか。

というか、サリメルが昔行ったというニホンはニホンと言う名の別の場所であって火威達が来た日本ではない。

大丈夫なのか? あの眷主は。

家の中で待ってると、10分後にはサリメルが戻って来た。

「ハンゾー! 建ててきたぞ! これでニホン行けるぞー!」

すると火威は声をくぐもらせて、サリメルにのみ聞こえるように言う。

「サリさん、声がデカいです。あとこの事はくれぐれも外部に漏れないように」

「何故じゃ? 一刻も早くジエイタイに知らせなければならないのではないか?」

サリメルも声をくぐもらせるが、それはこの女が火威を真似たからだ。そういう状況なのだと気付いたからである。

「何者の仕業かは分かりませんが、門の建設を妨害している輩がいる可能性があるからです。イタリカの政変で大理石の運賃が高くなったのも、恐らくその可能性からかと」

「なんと。ケシカランな。妾の日本行きを阻もうとするとは」

そんな輩が居れば、日本と再開通するのを妨害するのが目的であってサリメルの希望は別にどうでも良い。しかしサリメルは道行く障害は排除して生きて来た性格であることが明確に理解できた。

 

 

*  *                             *  *

 

サリメルは火威の手を引き、子供のようにはしゃぎ引っ張る。

「門までの門はこっちにある。その先のニホンは先ずは余人を交えず妾と堪能しようぞ」

同一世界内のゲートは幾つでも作れるのを良い事に、サリメルは遠くの山までの門を雪で拵え、その先でニホンに通じるゲートを作っていた。サリメルは一応神だが、銀座世界や特地世界の人間にも負けない欲望の塊である。

まさか、その境地に至ったことで昇神したのか? 特地の神様はそんな基準で選んで良いのか?

まぁ「ちょっとお前、物事を知らな過ぎるから世間見てこい」って感覚で亜神を選んじゃう正神もいるのだ。サリメルは何人も子供の命を助け、職を持たせるまでに育てている。アリっちゃアリなんじゃなかろうか?

口を開かなければ胸も大きいし芸術品のような美しさだし。(無論ゲイ術に非ず)

さて置き、異世界の境であるゲートを隊には内緒で潜り抜けた火威とサリメルである。ここが火威達が来た日本なら、アルヌスで門の再建に精力を注いでるレレイや皆には悪いが陸将に報告すれば良い。

とはいえ、違う可能性の方が高いので火威はあまり気に負ってなかった。案の定、火威達が潜り抜けて出た先は銀座でもなければ東京ではない。焼け野原だ。

「はて? これはどうしたことじゃ?」

「ってかサリさん逃げれェ!」

何かと思えば2人に何かの飛行物体が急降下し、幾つかの光弾をとして去る。

「なんじゃありゃぁ!?」

驚きつつもサリメルは魔法を用いて2人の身体を大きく飛び退かせた。

「ちょっ。ちょ危ねぇ…! 今の何回もやられると吐くわ」

サリメルの魔法を食らうと腸を締め上げられるような感覚に襲われる。何回もやられたら敵わない。

「っていうかサリさん。今の状況を確認しないと。このまま門を開けてる訳にはいかんし」

特地にはまた自由に門を開けるというので、まず門を閉めてさせてから周囲の様子を見る。銀座世界のような人工物はあるが、生物は見られない。

途方に暮れるしかなかった火威とサリメルだが、その2人に声が掛けられた。しかも日本語だ。

見れば、地下鉄(?)の入り口から男が手招きしている。

「あんたら。今の時間に外に出て殺されたいのか!?」

「おや、オタクは?」

「そんなこと良いからこっちに来い。死にたくなければだがな」

煤けた背中のナイスミドルがそういうので、火威とサリメルは彼に招かれて行った。

 

 

*  *                            *  *

 

ナイスミドルが言うには、はやりここはニホンらしい。

しかし兼六という聞いた事の無い年号である。その前が祇園。その前が川反。その前が歌舞伎。観光名所か歓楽街が年号なのか……。サリメルが開いてしまったのは明らかに別のニホンへのゲートである。

というか歌舞伎町とか筆記用具で書くのが面倒そうである。どういうニホンなのかここは?

とかく、今の世界は宇宙から飛来したUFOめいた存在に侵略されてるらしい。

相手に対話は通じつ、各国の軍隊は一方的に撃滅されたそうだ。今は各国のレジスタンスが抗戦している。

「なんじゃその設定」

「設定とか言うなよ?」

多分、ナイスミドルも同じ事を思っただろう。

なんやかんや有ったが、まぁ同じ日本と言う縁で火威はナイスミドルに加勢することにした。

それから何やかんや魔法を全力で用いてUFOっぽいやつを破壊してたら大型液晶テレビっぽい母船っぽい奴が現れた。角が生えて赤いヤツとか青いヤツを落としまくったから中ボスっぽいのが出て来たのだろう。

液晶テレビっぽい部分からシンゴジっぽい巨大生物を出してきたので、氷雪山脈みたいに一緒に溶けてもらった。

スペゴジだと難しいかも知れないが、在来線爆弾で死ぬようなヤツなら楽勝である。

昔のアメゴジと初代なら素手でも殺れる。新しいヤツは特にデカいという評判を聞いたことがあるが、見た事が無いので分からない。

「うおっ! こいつは……」

突然呻くナイスミドル。彼が装備している武装はUFOっぽいヤツの破片をバラしてサリメルが拵えた武器だ。防具から遠距離武器まで作っている。

「どしたンす?」

「スゲェ放射線量だ!」

「マジで!?」

三人は壊れたUFOっぽいやつの上に(中では無い)乗って、物体浮遊の魔法で放射線が届かない地下鉄構内に逃げたのである。

 

 

*  *                            *  *

 

 

地下鉄構内は色々まぁ政府が生きて来た時に改造され、基地のようになっていた。まあ基地で良い。基地である。

「君の働きで周辺一帯の敵は掃討された」

髭のそれっぽいオッサンが出て来て言う。

「君もニホン人だと言うが、それが魔法を使うのは信じがたい。だがその事実が日本を救いつつあるのは紛れもないことだ」

今日は無茶苦茶働いている火威だが、氷雪山脈の時程ではない。

「あの、それで敵の親玉は?」

「太平洋上空にある球体のUFOがそうだ。君達の御蔭でレーダーや長距離望遠レンズも回復したから、ここからでも見れる」

「すいません。ここニホンの何処ですか?」

「長野県だ」

海無し県から海が見えるとは、どんだけ望遠してるんだよと聞きたい。まぁナガノ県であって火威が知る長野とは違うかも知れないが。それにタイヘイヨウが日本とアメリカを隔てる広大な海とは言い切れない。

火威は電機で画面が映る世界地図のパネルを見る。するとニホンの形は日本と同じで、タイヘイヨウも紛れもなく太平洋であることが解る。

「あの赤く点滅してるのが敵ですか」

「そうだ」

敵の技術を利用しているが、味方の拠点まで表示されるようにすると敵にまでそれを知られてしまうという。

情報ダダ漏れとは厄介な話だ。

「そんじゃ太平洋の真ん中にある一番大きい赤い点が敵の母船ですね」

「そういうことになるな」

「じゃあこれからブッ潰して来ます」

「ま、待て! これから行く気か!?」

火威を止める髭の司令官(であろう)オッサン。

「無断外泊すると拙いんですよ!」

シンゴジよりもスペゴジやアメゴジ、それに死星めいた敵のオカンシップよりも恐ろしいのは栗林だ。いくら休暇中とは言え、午前様が続くと拙い。

まぁ多分、サリメルに装備を作って貰ったが太平洋の真ん中まで行って帰るのだ。今日も午前様である。

しかし異なる世界で進む時間が違うという。「精々2~30分くらいだと良いなぁ」という希望的観測を胸に火威は東の空に出た。

まぁ1日のつもりが3~4日経ってる可能性もあるのだが、これはもう幸運に頼るしかない。

 

 

*  *                            *  *

 

前略

中略

最後の方から行き成り始めるが、デス・スターめいたオカン星からきたオカン船は数発の雷球攻撃で半壊していた。

今更白旗を出して地球(?)式に降伏しているが、今更降参して話し合おうっていう根性が甘いのである。

「やったからにゃ責任は取らんとなァ!?」

ここまでの大暴れは氷雪山脈でもできなかった。自分の精霊魔法に自分や味方を巻き込みそうなことがあったが、敵も存分に策を弄してくれた。

だがこの場に味方は居ない。火威一人が暴れて、目に付く者を斃して良いのだ。

敢えて言おう。ドアノッカー……もといリトルグレイがゴミのようだと。

異界からの訪問者という意味では火威もサリメルもドアノッカーだが、ニホンに十二分に縁のある者達だし火威に至っては産まれも育ちも日本だ。

そんな感じに火威とサリメルは、異世界の日本とは違うのニホンがある世界を1日足らずで救ってしまった。

相手の戦力が纏まり過ぎだったのである。

帰還直前にナイスミドルや司令官めいたオッサン以下、技術者の方々から火威の力の出しようを分析された。

 

話しの時系列は少し前に戻るが、この情報から新たな兵器を作り、残った細い連中の他、後続軍が来た場合はそれで戦うらしい。

「異なる世界から来たお前らに我が国を……いや、それだけでなく世界まで救われるとはな」

まぁサリメルを見れば誰だってそう思う。火威だって最初はただのエロフとしか思わなかった。

「同じニホン人じゃからな。これも何かの縁じゃ」

そう言ってサリメルはナイスミドルとシェイクハンズ。このエロフ、住所はエルベ藩国の人間、というか神のはずだが……。

「あー、すいません。少しおねだりして良いですかね?」

「なんじゃ? シノが居ない所で妾としっぽり濡れ合いたいのか?」

エロフには聞いて無い。

「ひとつ、ガイガーカウンターを頂戴したいんですけど」

氷雪山脈で巨大雷球を地面に叩き付けた。絶対放射線量が高いと思う。

なら、アロンら新マリエスの人間に移住を喚起しなければならない。

「あぁ、そういうことなら何個でも持って行ってくれよ。あんた英雄だし」

そんなに有っても意味ないのだが、念の為2つもらうことにした。アルヌス駐屯地の倉庫を探せば同じものがあると思うが、こっちで貰えるなら有難い。

「それと、その装甲付きスケルトンフレームは君達の物だ」

そりゃまぁサリメルの自作だしそうだろう。聞けばスケルトンフレームという3mの巨人型外骨格は、軍需とは何の関係もないベンチャー会社が開発していたのだという。

 

「じゃあ良い加減終わりだなァ! 死にさらせぇー!」

精霊魔法で大量の海水でデス星めいた母船を包み、そこを更に雷球で包んで水蒸気爆発を起こさせる。

目標を化学的実験の応用で完全粉砕する凶悪な必殺技である。火威の気力が持つ限り何度でも使用可能だ。

バラバラになった……というか影一つ残さずに死滅した敵に背を向け、火威は急いでニホンの基地へと帰還した。

 

 

*  *                               *  *

 

「じゃあ敵の親玉潰したあので帰ります」

帰るなり火威が言ったことはそういうことだ。だが同じような外敵が何時再び地球を襲って来るかも分からない。

サリメルは火威が出ている時に色々生体データを観測され、理論上こちらの人間も道具を使えば精霊魔法のようなものが使えるようになったらしいのだが、火威はと言うと口の中を綿棒で掻き回された。

細胞を取られたようだが、火威家の男は20代の半ばには薄毛になり禿に進化する呪われた血筋なので、クローンとかは作らないで貰いたい。

そしていよいよ特地に戻る時がやってきた。

「サリさん、アロンの所にお願いします」

「何故じゃ?」

「俺やサリさんは大丈夫ですえど、放射線って生物に物凄く悪い影響があるのでマリエスが心配なんです。ちょっと見て来て、もし悪いなら心苦しいけど引っ越してもらわないと」

なので、サリメルはアロンの元までゲートを開くことにしたのである。

サリメルはPONっとスケルトンフレームが通れる大き目の門を開いた。

「って、ヒオドシ殿にサリメル様!?」

3mの巨人に対しては特段感想も意見も無いらしい。また日の本の国で作った凄いモン持ってきやがったくらいに考えているのだろう。

「ちょっとロゼナクランツ討伐した時に悪い影響が出た可能性があるでな」

サリメルが説明する間にも、火威は新たな外骨格に魔法を掛けてそこら中をガイガーカウンターで調べる。

本来なら自然界に存在しない放射線だが、少なからず放射線量は特定された。しかし一番放射線量が高い場所でも人体に影響を与える程ではない。

火威もサリメルも知らぬことだが、筋肉の精霊プロテスは放射能の天敵と言って良い。それは放射能が生物の体に良からぬ影響を及ぼすからであって、精霊事態に意思があるかは分からぬがプロテスが放射能を親の仇の如く見ているからだ。

しかも、隊の中では栗林に次いで筋肉を鍛えた火威が飛び回るのだからプロテスは活性される。1万年以上の半減期が長かった放射線物質も、瞬く間にぶち殺された、というか消された。

「うーし、戻りました」

新マリエスで真っ先に火威を迎えたのはサリメルだった。

「どうじゃった?」

「あるにはあるけど生物に影響がある量ではないですね」

火威としてはハルマや町の女性達に出迎えて欲しかった。彼女達も程々に筋肉があって魅力的である。そんな感じにマリエスの住民も氷雪山脈に住んでたせいで程よい筋肉があるので、町の中の放射線量は限りなく0に近い。

「それとなハンゾー」

「なンす?」

「時の流れが違うのだろうが日本じゃないニホンに行ってからまだ一時も経ってないぞ」

「マジすか!」

ニホンには午後の最初頃に行ったが、急いで帰れば午前様にならずにアルヌスに帰れるかも知れない。

「じゃあちょっと急いでアルヌス帰ります!」

「いやちょ……」

サリメルが何か言いかけたが、それも聞かずに火威はアルヌスへと急ぐ。

再び魔法で空を飛べると思わなかったから、このスケルトンフレームという外骨格を作り上げてくれたサリメルには感謝しよう。

今の火威には妻が居るから彼女の願いを叶えてやることは出来ないが、スキンシップ程度なら志乃も赦してくれるんじゃなかろうか?

彼女の眷属になってなければ死んでた身なのだし、サリメルとお願いしてみようか……

そんなことを考えながら帰った夜の忍者屋敷には既にサリメルの姿があった。

「アイエー! ナンデ!? サリメルナンデ!」

眷属の魂の在り処を感じないと忍者屋敷までは来れない筈である。

「慌てん坊のハンゾーよ。良く聴け」

サリメルはロゥリィやジゼル等、巨大な魂魄の存在を見つけてアルヌスに来たのである。そもそも、アルヌスにはリーリエという眷属も居るのだ。

「プー、クスクスクスクス」

思いっきり笑われた火威は、やっぱり志乃にサリメルの件をお願いするのを止めたのである。




乗り物じゃないですけど、スケルトンフレームって存在自体は実際にあるようですね。
作中に出てるスケルトンフレームっぽいものも高専ロボコンに出てた人が実際に「スケルトニクス」という名前で実際にあります。
今回は魔法とか色々使って思いっきり戦闘用に改造してましたけど。
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