栗林のターンなのに、栗林が目立ちません。
今回に至ってはレレイの回になりつつあります。
でもまぁ、目立つ時は亜神クリバヤシ本気出すんですよ!
1月19日:誤字とか修正。
サリメルが穿門法を使った御蔭で、その日の内にマリエスに住んでいた非戦闘員の多くはエルベ藩国へ避難してマリエスへの糧食も豊富に蓄えることが出来た。
ロゥリィもサリメルも、人知を超えた能力を持っていると栗林は考える。
しかし、あの少なくない人数をニンジャオンセン郷で面倒見るのだろうか……と、思ってしまうのは火威を始め、氷雪山脈に来ている全ての自衛官だ。
「サリさん、サリさんの所がいくら金持ちでも、あの人数の面倒を見るのはちょっと無理あるんじゃ……」
「帝国に立て替えてもらおうかと思ったんじゃがなぁ」
「それまでに宿の経営が傾くって!」
「じゃあどーするよー」
そんなワケで、一度宿に向かわせたマリエスの非戦闘員を戻して、アルヌスへの門を
「避難民のテントが元だった街ですからね。マリエスからの避難民の受け入れも他より容易でしょう」
ここ1~2年のアルヌスの歴史を紹介するように言うのは的井だ。
「では強い魂魄を持った者は誰かおるじゃろうか?」
離れた場所にいる者の魂魄を探れるのは神様特権であろうか。平時で考えれば少しばかり物騒だが、今は非常に有難い。
「今ならもう伊丹二尉とテュカがバーレントから帰って来てるはずだし、伊丹二尉なんかが強いんじゃないかな?」
伊丹の欺瞞情報を未だに信じる火威が言うと、すかさず南雲が口を開く。
「まぁある意味では強いのだろうがな。それより神様がいるだろ」
「oh、そうでありました」
それを聞きサリメルは髪の束を額に当て、静かに念ずる。探るのはロゥリィ・マーキュリーの魂魄だ。
すると、サリメルの目の前に水溜りを立て掛けたような膜が現れた。栗林は閉門騒動時に見たことのある「ゲート」だ。
「この向うに、レレイ・ラ・レレーナ導師が?」
呟くように言ったのはマリエスの現・代表のリーリエ・フレ・シュテルンである。彼女も魔導士であるから、(火威し曰く)新進気鋭の導師であるレレイには強い興味を持っている。
「火威、偵察に行ってみろ」
南雲が命じたのは、蟲獣のような生物が存在する世界を警戒したからである。この中でも危険生物の群に突っ込んでも生きて帰って来れるのは火威しかいないと判断したのだ。
「ホントにアルヌスだってぅのに」
口をとがらせて不満を露わにしながら、サリメルもゲートの向うに足を進める。
「いや、ちょっ。サリメルさん! 貴女までアルヌスに行ったら帰りはどうすんですか!?」
栗林が慌てて止めようとするが、サリメルは言い放つ。
「詠唱せずともしばらくは閉じんし、仮に閉じても開け直すことは容易じゃ」
そしてサリメルはノスリの集団に言う。
「妾達が戻るまでマリエスを守ってくれたら、今度は一人一人を相手するぞ。どうじゃ?」
ノスリを代表して返されたガナーの答えは、予想通り過ぎて誰も何も言えなかった。
* * * *
突如、神殿の近くに穿門法によって門が開いた時にも男の娘で男の神官見習いの少女っぽい少年は驚いていたが、そこからハゲが出て来た時は更に驚いていた。
本来なら彼は絶賛氷雪山脈で任務中である。
更に火威に続いて門の向こうから現れたのは、見たことの無い巨乳の精霊種エルフだった。
モーイが見て判った訳では無い。サリメルが自身から精霊種エルフ出身の使徒と説明してたのだ。サリメルは自分で説明しないと種族が解らないくらいに、普通の精霊種エルフと違う体型らしい。
もっとも、アルヌスでは女性の精霊種エルフの基準がテュカ一人しかいないのではあるが……。
特戦ら自衛官が真っ先に報告に向かったのは、特地派遣隊の長である狭間の指揮官執務室だ。
帝国には雪中戦を経験した者は複数いるが、雪中戦を主とする部隊は存在しない。勝利も見えない状況で人員を逐次投入させるのは厳禁である。
特地派遣隊はあらゆる状況を想定して装備を揃えて異世界を越えて来たが、日本帰還を控えてアルヌスの門が存在した場所に再び門を築こうとしている状況だから、人員を割くワケには行かないのだ。
今の段階で氷雪山脈の火種を消せるのは、門を再建するに当たって白い岩に施す呪紋の下絵を知らない火威しかいない。
もし火威が呪紋を知っていたら「帝国のことは帝国で片付けて下さい」とでも言って門の再建に関わらせたろうが、火威は門のことに関しては無能力者と言えた。
従って火威は相変わらず氷雪山脈で面倒事の片付け。戦闘の任務である。
ほぼ帝国の端と言って良い場所で起きた動乱なのだから、もっと帝国に戦力を出してもらいたいところだが、少し前に帝国から出立した騎馬兵40騎はテルタあらマリエスに向かっている最中だと南雲は語る。
マリエスの非戦闘員が雨風凌ぐためのテントを張り、糧食を手配してから後のことは引き次の自衛官に任せる。
そして火威ら山脈に出向していた自衛官は、自身の用事に取り掛かる。
「馬と車じゃ機動力はそんなにも違うのか……」
そんな事を一人ごちながら、改めてロゥリィの神殿に向かうのは今動乱が起きてからは定例行事と言えた。
何といっても特地の肉体のある神の中で、最も先輩格なのがアルヌスに神殿を構えるロゥリィだ。
報告する義務はあるし、何らかの協力を得られるかも知れない。
「また馬鹿な魔導士が現れてたのねぇ」
「今回は以前より相手の戦力が多いようです」
また厄介ねぇ……と、忌まわしそうに呻き呟くロゥリィだが、直ぐに顔色を変えて火威に告げた。
「モーターが渡したい物があると言ってたからぁ、行ってみなさぁい」
「モーター鎚下がですか?」
ニャミニアを爆砕駆除したことを伝えてから、彼の神には何かと目をかけられるようになったと火威は感じる。
フルグランなどの大剣やそれらを組み合わせて作られた特殊大剣、更には神鉄を用いて作られた三発の砲弾などの浪漫装備を賜ったのは、言葉も出ない程にありがたい。
だが氷雪山脈で起きた動乱の平定を神々から引き受けているのだ。これを完全な形で全うしなければならないという気負ってしまいもする。
南雲に断ってからモーターの神殿に向かうと、そこには何時ものように巨大なドワーフが待っていた。
* * * *
マリエスの城市内でジゼルやグランハム、そしてユエルは自衛官の帰還を待っていた。
ロゥリィや伊丹に顔を見せたいという気もするが、特にそこまで用事がある訳でもないし、薔薇騎士団やノスリの連中だけだと敵の襲撃があった時に心配なので、彼等も留守番である。
「グランハムの兄貴」
唐突に口を開くジゼルは、今更ながらの疑問を口にした。
「エルダー一味…とか一家とか名乗ってたっけ? アイツらはどうしたんだい?」
大祭典でハーディの護符の模造品を売っていたチンピラ連中は、大祭典の最中にユエルに張り倒されて彼等の舎弟に収まってしまった。
「彼等はフレアの神殿に置いてきたよ。とても山脈での戦いでは生き残れそうもないからね」
戦いの中で斃れるにしても、とても意義のある死は迎えられそうもないとグランハムは語る。火威が聞いていたら某餃子のようだと思ったことだろう。まぁ多分、絶対、餃子の方が強いのだろうが。
* * * *
アルヌスの街の中で、リーリエを帯同させたサリメルはロゥリィとレレイの他、バーレントから帰って来たテュカと話す。
「まさかテュカがアルヌスに住んでいるとは思いもよらなんだわ」
「丁度、昨日バーレントから帰って来たんですけど、父さんもヤルン・ヴィエットの城にいるわ」
「今の時期ならバーレントからはルルドが南下するハズ……。風の噂でコアンの森が炎龍に焼かれたと聞いてはおったが、生き延びてても彼奴の好色は治らんようじゃな」
「あんたも他人のこと言えないでしょぉが」
サリメルとテュカとロゥリィが漫談めいたお喋りを楽しんでいると、リーリエは心に沸いた疑問を即座に口にすた。
「悦下はお二人と面識があるのですか?」
「そーじゃよー」
「サリメルの伯母さまとは昔、会ったことがあるんです」
過去に氷雪山脈で動乱が起きた後、サリメルはアリメルとティトを連れてコアンの森に住み、ミリエムの父親でもあるホドリュー・レイ・マルソーの元を訪れたことがある。
エルフとしては幼い時に他種族との混血であるアリメルやティトと会ったことがあるから、テュカはアルヌスに来て以降も他種族の中で独り浮く事なく生活できたのである。それは、父・ホドリューが節操の無く他種族の女性にも手を出す部分の“良い面”を手本にしたのかも知れない。
「って、あなたが昇神したのぉ?」
リーリエがサリメルを亜神のように敬称で呼び示したことを、ロゥリィは聞き逃さなかった。
「はい、弟が再起して私の命があるのも、ひとえに悦下の祝福の賜物です」
そんな言葉を聞いて、ロゥリィは呆れや負の感情を持った目でサリメルを見る。所謂ジト目というヤツだ。
「アンタ、片っ端から良い女と気に入った男を眷属にしてるんじゃないでしょうねぇ」
「まさか。妾が眷属にしているのは、死んだらこの世界に混乱を齎してしまう者だけじゃよ」
火威が背後からアロンにぶっ刺された話は、先程ロゥリイの会った時に既に火威から伝わっている。普通の人間なら肝臓が挫滅して即死してもおかしくない傷であったが、特地に来る前から鍛えていた火威の筋肉が皮膚に触れた槍の穂先を曲げ、肝臓より少し上を貫かせたのである。
「あぁ、サリさん。ここにいたのか。そろそろー……っと、テュカおかえりー」
モーターから新たな浪漫装備を受け取り、追加物資を貨物に積んだ火威達自衛官は氷雪山脈に戻らねばならない。だからサリメルを呼びに来たのだが、アルヌス見物しに来たサリメルがいる場所にはアルヌス共同生活組合の重役である三人娘がいた。
「あ、レレイ師匠。少しばかりご無沙汰しておりました」
レレイを発見して頭を下げる火威。雪や氷が魔導の良導体であることを聞いたのはレレイからだ。今回の任務ではその特性を生かして飛龍や翼竜の巣(というか小屋)である釜倉を何軒も建設してきた。その礼を言わなければならない。
と思った時に、今度は伊丹がペッタリペッタリと歩いて来た。遠くからロゥリィや火威を発見し、挨拶代わりに片腕を軽く上げて来る伊丹は門の再建でレレイと相談があるのだが、まだ何も言ってないのでそんな事情は伊丹しか知らない。
門の再建作業で忙しいんじゃないのかあの人は? と思う火威の前で立ち止まった伊丹は、レレイに用件を伝える前にリーリエの姿を見た。
「えっ!? 赤セイ」
「伊丹ッ!!!」
突然、叫ぶように伊丹を制する。言葉や音声に攻撃力のある世界ではないが、それはまさしく雷のようであった。火威は言葉は続ける。
「二尉!! 氷雪山脈で正体不明の武装集団を抑えておられるリーリエさんです!! 断じてネロとかクラウディウスって真名とかは無い列記とした帝国の御方です! 変った芸術性も持っておられません!」
火威が恐れるのはネタでは無い。そんな狭量な男ではない。恐れるのは伝奇活劇の中で描かれている赤セイバーに付けられた異名と趣味である。その異名を持つキャラと、ほどほどに火威好みのリーリエが似ているのは、これから栗林と結婚する火威にとって、物凄く縁起が良くないのだ。
拵えた城壁周りの堀を、一つ埋められる気分になってしまう。
「あ、うん…そうか、そうだな。まぁそうだよな。解った」
伊丹が何を解ったのか判らないが、どうやら解ったらしい。
「さておき、レレイ師匠。過日は魔導の良導体の種別を教え頂き、ありがとう御座います。山脈では大いに活用して……」
「いえ、礼には及ばない」
レレイが人の言葉を遮るように言葉を重ねるのは、極めて珍しい。火威は憶えにない初めてのことだ。
その時、突如アルヌスの街に鳴り響く警報。
警報? このアルヌスの街で?
火威は思っただろう。少し前にも似たような経験をしたと。
「私は貴方にとても罪深いことをしてしまった」
そう言うレレイの遥か後ろ。アルヌスの街の外で、巨大な影がその身を起こしたのである。
* * * *
ウルドを始めとしたジゼルの神官や神官見習いは、警報を聞きすぐにアルヌスの丘の街に避難した。
無人となったジゼルの神殿……特地では建立した亜神の名を取ってジゼラの神殿の向かいにある忍者屋敷は、白鷺城よろしく白色の建材を用いて建てられたとあって、アルヌスに脅威を及ぼす外敵を排除する要塞としても機能していた。
最近になってロンデルから書会亭がアルヌスに進出してきているが、それまでは宿泊施設としても機能していたのも火威の「自宅」である。
それが、今ではアルヌスの自衛隊のどの施設より背の高い人型のゴーレムに変形している。
「どこの勇者ロボだよ」と、伊丹は思っただろう。丁度その世代だ。
火威はというと、自宅が変形したことにテンションを上げて良いのか単に驚いて良いのか戸惑っている。
「在宅勤務が出来たなぁ」などという思考が頭を過ぎったが、石造りの大きめの家一軒に、数々の装備を載せて氷雪山脈まで行くと、精神から殺されるので現実的とは言えない。
とまれ、家ゴーレムが対面する先……すなわち丘の麓の方にはジャイアント過ぎるオーガがいた。その足元がやけに騒がしいのは、雑多な怪異が随伴しているからだ。
レレイやロゥリィによるとこのジャイアント過ぎるオーガや怪異の群は、火威が前にアルヌスに一時帰還してから度々アルヌスを襲撃しに来ているのだと言う。
特地派遣隊と共にレレイとロゥリィは交戦経験が有り、街に接近する前に爆砕処理しているが伊丹とテュカは火威と同じように初見である。
特地派遣隊の武器弾薬にも限りがあるので、レレイがアルヌス周辺に警報魔導を敷いたのである。そして良い按配に“鈍器の塊”で出来た白い家があったので改造したのだ。
「い、いえ、元々防衛施設として建てた家ですので」
レレイの告解に、家の中にある調度品を心配しつつも火威は答えた。あと、山の様に買ったゴム製避妊具の行方とか。
色々心配している火威の傍らで、レレイをは何処からか何かを取りだした。見れば閉門騒動時に日本に帰還した自衛官が持ち込んでいたゲームのコントローラー…しかもアーケード版のコントローラー、所謂アケコンである。
「ヒオドシ、家ゴーレムとジャイアントオーガが見える場所に私を」
「えっ? え゛っ!?」
「早く!」
レレイにしては珍しく声を荒げる。珍しいというより絶対にない。アルヌスの街の存亡が掛かっている状況だと火威に理解させるには、その珍事で充分だった。
* * * *
思い返してみれば、日本から持ち込んだゲーム類を最初に手に取ってみたのも、実際にプレイしたのもレレイであった。
なんら生産性の無い代物だと解ると多くの避難民は興味をなくしたが、レレイは別の物の見方をしていた。曰く、ジエイタイの乗り物とは違うが、知識の集合体であると。
格ゲーを操作した後、レレイは言っていた。
ゲームに登場する超人的人物は理解出来るが、その中の多くの登場人物が魔法ないし超常的な力を使う。
人物(キャラクター)視点の(FPS)遊戯(ゲーム)ならジエイタイの訓練にもなるから解るが、その他のゲームの存在意義が理解不能と。
しかし火威が某ロボットシミュレーターに登場していたのと似たような装備を付け、戦果を上げていたと聞いたので、レレイも頑張ってみた。
火威が「道端の闘士」で持ちキャラにしている(が弱い)紅いサイクロンを徹底的に鍛えて最強の使用キャラに昇化させたのである。
火威達の目の前で、某ゲリオンの如くクラウチングのポーズを取る家ゴーレム。
家ゴーレムとジャイアント過ぎるオーガが良く見える場所に、物体浮遊の魔法で浮かせた丸太が二本。
その上に座ったレレイはスティックを二回←に連続操作。地響きを轟かせて家ゴーレムは敵群にダッシュしていく。
「すごい! ハンゾウ。妾もあの家、欲しい」
「駄目です。あれ俺んチ」
いつの間にかサリメルやロゥリィ、それに伊丹やテュカとリーリエがギャラリーとして火威達と同じように丸太を浮かせて観戦していた。
家ゴーレムは敵群の前でジャンプしてドロップキック。
多分……というか絶対に調度品は全滅。家具でも生き残っている奴が何体いるか。
薔薇冠、絶対にユルサナイ。
異常に長い滞空時間は、レレイが魔法を使っているからだと思われる。ジャイアント過ぎるオーガがタブルガードでドロップキックを防いだかと思うと、家ゴーレムは空中で体勢を180度も変えてフライングボディプレスで随伴してきた怪異を軒並み押し潰してしまった。
飼っていた鶏を食べた後で良かったと思う。
「ぁ……火威三尉」
白目剥きつつある火威に、伊丹は声をかける。立ったまま気絶されると、レレイが乗っている丸太が落下してしまうのだ。火威はこの高さから落ちても平気そうだが、レレイは自身に防御魔法を使っているか不明である。
「中身が幾ら壊れても、アルヌスの防御施設なんだからさ、門が開いたら防衛省に出費して貰えるよ。修理費とか、建設費の何割かとか」
多分だけど、という小さな後付けが付いたと思うが、それで火威の精神力は全回復した。建設費は防衛省との折半という過去の目論みが、二重橋の英雄の口から出たのは大きい。
「レレイ師匠! あんなんヤッちまって下さいよ。最強の爆轟系魔法を見せて下さいよ~!」
レレイは声で答えなかったが、頷いたことで本気を出したことが判る。そしてジャイアント過ぎるオーガにジャイアントスイングを受けて放りだされた家ゴーレムが、空中で体勢を翻して上手く着地したことでもだ。
ダッシュしてジャイアント過ぎるオーガをぶん殴る家ゴーレムに、火威は飛び道具付ければ良かったなぁと思うが、家主に似てゴーレムはあからさまな肉体派だった。
殴り飛ばされたジャイアント過ぎるオーガが何かに背をぶつけ、そのまま寄り掛かっている。
見れば火威がニァミニア討伐時に多用した魔導障壁だ。ジャイアント過ぎるオーガと家ゴーレムを魔導障壁が六角形に囲んでいる。
何時、魔法陣形を敷いたのか解らないが、アルヌスの峰はリングだ! を地でやっていたのである。
家ゴーレムはジャイアント過ぎるオーガの胸倉……というか胸の肉と皮を掴んで何度も殴り付けると、ピヨったジャイアント過ぎるオーガを抱えて天高く跳び上がった。
まさかの飛行能力!? と、はやとちりしかけた火威の期待は裏切られ、ジャイアント過ぎるオーガの 頭を下にした家ゴーレムは錐揉み状態で落下する。
スクリューパイルドライバーでジャイアント過ぎるオーガの脳天を磨り潰した家ゴーレムと天才少女のレレイ。
彼等、或は彼女らがいれば、アルヌスの平和はこの先ずっと守られるであろう。
ジャイアント過ぎるオーガと家ゴーレムは、一年戦争時のMSよりデカいです。
流石にパーフェクトジオングよりは小さいですが、20mよりも大き目かと思われます。
で、レレイが使ったアケコンは魔法的なナニかでゴーレムと繋がっていると思われます。きっと、たぶん。
次回は飢狼後を予定してますので、来週は無いかも?