IS~インフィニット・ストラトス〜 機械の牙と少年の剣   作:テッペイ

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閲覧いただきありがとうございます!
暴走状態の雅陽くんはどうなっちゃうのかな?
今書いているのに全く考えていないという…

そんなこんなでもう4話で、折り返し地点までもう少しというところで
新たな原作メンバーが一人また一人と増えてにぎやかになっていく…
私はやっぱりのほほんさんが…

というわけで本編をお楽しみください


4話 堕ちる影

「そこまで!」

 

いきなりの静止を呼びかける千冬

教師の目からも危険と判断され模擬戦は中断

その場で両者ともに装着解除をし座り込んだ

 

「はぁ…はぁ…一之瀬くん…君は一体何を…」

 

「シャルロットさん、お手合わせ…ありが…とう…ございま…」

 

「雅陽!おい、大丈夫か!おい、返事をしろ」

 

「どけ織斑!…大丈夫、気絶しているだけだ」

 

「よかった…」

 

「今日の授業は実習とする。山田先生、あとは頼みます」

 

この模擬戦の内容は早々と校内の話題として持ち上がった

「代表候補性が転入生に危うく負けそうになる」という題でだった

教師陣はそれを止めも勧めもしなかったが新聞部には注意勧告だけは出されていた

その後、雅陽のISの調査が進められた

だが、分かったことは2つ

・ワンオフ・アビリティの正体

・アクティブジャマーの主な効果

それ以外はすべて開示不能、無茶をすれば装着者の命の危険があった

雅陽に関する情報も抹消されており何もであるか確認するすべがなかった

模擬戦から約6時間が過ぎ、ようやく雅陽が目を覚ました

 

「ん…ここは…夜叉、場所の把握を頼む」

 

「お前のIS、夜叉っていうんだな」

 

「一夏…どうしてそれを持っている」

 

「織斑先生から渡してくれって言われて持ってきた」

 

「そうか…だが、すまん。授業の途中から記憶がなくて、僕は何をしていた」

 

「雅陽、お前いきなりシャルに襲い掛かったんだぞ」

 

「襲った…彼女を…」

 

『織斑、チョーカーを雅陽につけてやってくれぬか」

 

「え?どこから声が?」

 

『ここだ、今手に持っているだろう』

 

「え!?こいつしゃべるのか」

 

「あぁ、それが夜叉だよ」

 

「ISの名前じゃなく人工知能の名称だったのか」

 

「うん、機体の名は白夜叉…白式と紅椿の戦闘データと学園を襲ったゴーレムのデータを元に作られた機体」

 

「俺と箒の機体のデータ、じゃあ…」

 

「だが、製造元は僕にもわからない、突然渡されたから」

 

「そうだったのか…でもなんで」

 

『それは、私が彼の制御を一部奪ったからだ』

 

「夜叉…余計なことを言うな」

 

「奪う」という表現は色々なとらえ方ができる

電気信号を直接筋肉に与えることで自在に操ってしまったり

催眠術のような体の機能を一時的に支配したりと

様々な方法で体を自由に奪うことは可能だ

今回の場合後者を使用し奪ったと夜叉は答えた

具体的にはチョーカーそのものが神経とリンクするようにできており、夜叉自身が戦うと明確に判断した際に催眠作用のある神経パルスを送ることで体の自由を奪い乗っ取る

実際の催眠よりやや浅いため今回は自力で抜け出せたが夜叉自身が補助目的ではなく実際に表立って行動を始めたら雅陽の体は持たないともいった

 

「夜叉…お前はどういった理由で雅陽の体を奪っている!」

 

『それは、データ収集のためだ』

 

「データ…それだけのためにほかの生徒やシャルを巻き込んだとでもいうつもりか」

 

『あぁ、この機体はまだ未完成だ。アクティブジャマーの制度も、ワンオフアビリティの強化もまだまだだ』

 

『だからと言って、ここでやめるつもりはないよ。主の目的を果たすためならば少しの犠牲など構わない』

 

「ふざけるなよ!人の命をなんだと思っている」

 

「夜叉…もういい…ごめん一夏…今日は帰ってくれ…色々ありすぎて正直混乱してる。それに時間も遅い」

 

気づけば20時を過ぎ、門限を過ぎていた

また明日と言い残し一夏は医務室を後にした

残った雅陽は夜叉と話をしまた眠りに落ちた

次の日、体調に問題ないと判断され午後の授業から教室に戻る予定だったが、千冬の呼び出しで地下の整備室に呼び出されていた

 

「すまない、こんなところに呼び出して」

 

「いえ、でも何故こんな場所に…」

 

「山田先生、例のものを出してください」

 

「はい、織斑先生」

 

出されたのは糸に五円玉が括りつけられたものだった

山田先生は雅陽の目の前でそれを揺らし始めた

 

「一之瀬君…あなたはだんだん眠くなっていきますよ」

 

「あ…」

 

「ありがとう、山田先生」

 

「本当によかったんですか?」

 

「大丈夫だ、スタンガンといっても電流は抑えめだ。それじゃあ固定椅子に座れせておいてくれ」

 

「はい、わかりました」

 

彼が起きたのはその数時間後、手足を固定された状態で起きた雅陽は現状の事態に全くついていけず混乱していた

手足をバタつかせて振り払おうとしたがそれはかなわず、ISの展開も試してみたが展開される気配もなく夜叉の声も聞こえなかった

 

「起きたか、雅陽。今のお前は一番初めにあった方か?それとも摸擬戦の時のか?」

 

「あぁ、それは後者だ。雅陽の体を使っているが普段は息をひそめ眠っている。こいつ自身気づいていないみたいだがな」

 

「そうか、では色々質問させてもらう。まず、そのISはなんだ」

 

「これか?これはもらったものだ。調査用に必要だといわれてな」

 

「誰からもらった」

 

「それは言えない。今後にかかわるようなことは何一つな」

 

「では、最後に…これは質問ではない命令だ。これ以上学園内で騒ぎを起こすな!それと生徒にその人格を見せるな」

 

「わかった。いいだろう」

 

こうして、千冬による尋問が終わった

わかったこは誰かしらにISをもらって動かせていることだけ

尋問が終わると雅陽はまた眠りについた

雅陽が目覚めるころにはもう夕方…17時を回ろうとしていた。

 

「また、授業でれなかったな…」

 

「あら、元気そうでなによりですわ」

 

「あなたは…確か、イギリスの代表候補」

 

「ええ、イギリス代表候補生 セシリア・オルコットですわ」

 

「その代表候補生様が無名の操縦士に何の御用ですか?」

 

「あなたがまだ眠っていると一夏さんに聞いてお見舞いに来ましたの」

 

「そうだったんだ…ごめんね心配かけて」

 

「いえ、この程度どうということはありませんわ!それよりお体は大丈夫なのですか」

 

「大丈夫…なのかな…今日はずっと変な感覚でね」

 

「へーあんたも大変ね」

 

「り、鈴さん!?な、何しに来たのですか!?」

 

「何言ってんの、お見舞いよ。クラスメイトがぶっ倒れて二日も授業さぼってるんだから心配にならないほうがおかしいわ」

 

「そうだよ、鈴の言う通りだよ」

 

「凰さん…シャルロットさん…」

 

「なにかたっ苦しい挨拶してるのよ。呼び捨てでいいわよ」

 

「そうだよ、私はそのままでいいからね」

 

「なるほど、お前も嫁と似て女生徒に絡まれやすいタイプなんだな」

 

「ラウラ…ボーデヴィッヒ…」

 

「どうした。私の顔に何かついているのか」

 

「いや、何でもない。気にしないでほしい」

 

「そうか、ならいい」

 

「お、箒以外全員集合してるな」

 

「あら、一夏さん!どうなさったのですか」

 

「雅陽、それにみんな、今から食堂に集まってくれ」

 

いきなり呼び出された食堂にはなぜかアイマスクをして入らされた

誘導してくれたの一夏だったが、後ろからついてきた、凰、セシリア、ラウラ、シャルロットはなぜか不満げなオーラが漂っていた

雅陽は何かされるのではと気が気ではなかったがそんなことはなかった

アイマスクを外された瞬間ぱーんという音が四方八方から聞こえた

危機感を覚え身構えたがすぐに違うと察した

 

「「「一之瀬くん!IS学園へようこそ!」」」

 

それは間違えなく歓迎パーティーだった

クラスメイトや別のクラスの生徒、上級生の姿もちらほらと見え、生徒会長も参加していた

 

「雅陽、お前が馴染めるようにと思って企画してたんだけどどう?」

 

「一夏その質問はどうかと思うぞ」

 

「そうだね…篠ノ之さんの言う通りだね…でも、ありがとう。すごくうれしいよ」

 

「それはよかった…よし、箒の料理が冷めないうちにどんどん食ってくれ」

 

その日は食べて食べて食べまくった

どの料理もとてもおいしく、周りの雰囲気に溶け込めたそんな感覚がした

その後、後片付けをしていると、一人の女生徒がこちらへやってきた

 

「みーくん、みーくん!こっち手伝ってよ」

 

「え?みーくん?誰だろう…」

 

「なんで無視するの?みーくんこっち来て手伝ってよ」

 

「僕のことだったの」

 

「そうだよみーくん、ほらこっち来て手伝ってよー」

 

 

 

こうして、歓迎パーティーが幕を閉じた

先の暴走の件より遥かに大きな事件が待ち受けていることを知らずに…




4話も最後まで閲覧していただきありがとうございました
ようやく雅陽君も学園の仲間に…
そして残るヒロインズも簪一人ととなってどこで登場させようか気になるとこですが
登場シーンが全く浮かびません!
そんなこんなで今回で入学編の終了となります
次回からは亡国機業激突編としてそちらサイドのメンバーが新たに勝負を仕掛けてきます
タグ…張り替えないとな…

というわけで今回はここまで!
次回もまたよろしくお願いします
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