IS~インフィニット・ストラトス〜 機械の牙と少年の剣   作:テッペイ

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今回は結構遅めの投稿になってしまいました
5話の閲覧ありがとうございます!
今週は亡国機業激突編の前のお話になります
なかなか原作の登場回数の少ない虚さんの登場回にもなりますので…

というわけで本編をお楽しみくださいませ!


5話 進化する牙、繋がる思い

歓迎パーティーが終わり、クラスメイトからは一之瀬くんから雅陽くんと呼び方が変わり

クラス内でも一夏とは違う立ち位置だがそれなりに馴染んでいった

その一件から皆から「のほほんさん」と呼ばれる本名布仏本音と仲良くなり整備科の生徒とも顔見知りになり

それ以来、ある程度の整備は学園内の整備室で行っている

中でも、本音の姉にあたる虚に頼むことが多かった

 

「虚さん、今日もメンテ頼んでいいですか?」

 

「わかったわ、展開状態でおいておいてくれる」

 

「わかりました。来い…白夜叉」

 

「あ!みーくんだ!」

 

「本音…どうしたの?今日は上がったって虚さんに聞いたけど…」

 

「忘れ物があったから取りに来たんだー」

 

「そうなんだ…そうだ、ついでと言っちゃ悪いけど少しメンテ頼める?調整弄りすぎて今日は機体が不安定で」

 

「本音!いるならちょうどいい、雅陽くんの機体メンテ頼まれてくれないか」

 

「はいはーい!任されたよー」

 

こうして、本音に機体のメンテを任せた

倉庫から調整用のディスプレイコンソールを取って来るとテキパキといつものおっとりとした雰囲気を醸し出しつつも動きはいつもより三倍近く早かった

ものの数分で機体のメンテナンスは終わった

これでも、整備科でもトップクラスの成績を取る

 

「みーくん!これでよかった?」

 

「ありがと本音。とりあえず動かしてみるから離れてて」

 

「うんわかったー」

 

本音を少し離してから機体にのり再起動をかけた

調子はいつもより良く、乗り心地はよかった

だが、いつもよりマニピュレーターの感度や関節部の動きに少し違和感を覚えた

機体の制御は最終的には操縦者であるので整備士の施した整備が思う通りに動いてくれるという保証はない

中にはそのことで対立する生徒たちの姿は目にしない日はない

 

「本音、少しマニピュレーターと関節部の感度を上げてくれないか」

 

「んーでもこれなら完全マニュアル操作の感度調整にしてあげればいいかな…」

 

「え、本音何か言った?」

 

「いやー何でもないよーマニピュレーターと関節だねーりょうかいー」

 

「手間掛けさせてごめん、今度お礼はするから」

 

「ほんと!じゃあいっぱいお菓子買ってきてほしいなー」

 

「それでいいならいくらでも…と言いたいけど食べ過ぎもダメだぞ」

 

「わかってるよー、っとこれでどうかなー」

 

「…うん、これなら大丈夫かな…あとスラスターのことでそうだんな…」

 

あれから30分本音と整備のことで相談をした

そのあと虚を加え1時間話し合った

雅陽の要望はスラスター出力の増強、遠距離武装の追加、クローのエネルギー配分だった

すべてに答えることはできなかったが追加武装以外のことは大方片付いた

追加武装案は後日練ろうということで解散になった

 

「雅陽くん、少しいいかな…なに、そんなに時間は取らせないよ」

 

「何ですか?別に構いませんが」

 

「君は妹に興味があるのかい?」

 

「!?」

 

「顔を真っ赤にしてどうした。図星だったのか」

 

「え!いや…は、はい」

 

「ふふ、やはりそうだったか…君だけだからね本音のことをあだ名で呼ばないのは」

 

「いえ…それは、布仏って言ってしまうと虚さんと一緒になってしまうので…」

 

「ほほう、君は奥手だと思っていたがそうじゃないんだね」

 

「///」

 

「そこで、照れなくてもいいさ。本音はああ見えていろんなものを見てきてる。お嬢様のメイドでもあるからね」

 

「ええ…知ってます。一夏から何となくは聞いているので」

 

「そうだったのか。じゃあ単刀直入に聞こう…雅陽、妹をどうしたい」

 

「それは…今は思いつきません。でも、今は友人として仲良くしていたい…そう思っています」

 

「そうか。いや、別に『妹はやらんぞ』なんてことは言わないよ。だが、その気になるなら大事にしろよって言いたいだけだよ」

 

「はい、肝に銘じます」

 

虚との会話で自分が隠していた一部が垣間見え終始驚きを感じつつも

本音のことをどこまで思っていたのか感じさせられた

だが、事件は次の日の放課後に起きた

 

「おい、雅陽どうした?」

 

「いや、機体が重いんだ…どうやらPICがうまく動作していない」

 

「それって…」

 

「みーくん、ごめんね。設定間違えたかもしれない」

 

「!!!」

 

「ごめんね…」

 

「いや、大丈夫…これぐらいなら僕でも再構築できる問題のはず」

 

「待って!そんなことしたら…」

 

次の瞬間小さな爆発音が響く

それは翼部のウイングブラスターが悲鳴をあげ爆発とともに落ちたのだ

完全にPICが動作停止をし機体自体メインフレームが自力で動かせるだけで浮くといった空を飛ぶ行為ができなくなった

 

「ごめんね…本当にごめんね…」

 

「いや、大丈夫だよ。本音は悪くない。あんな遅くに頼んだ僕が悪いんだ」

 

『主に頼むしかないな』

 

「夜叉…やっぱそれしかないか」

 

「夜叉、方法があるのか」

 

『あぁ、もう大丈夫だ。すぐに回収用のポッドが来るはずだ』

 

空からは白いISが一機分詰める大きさのポッドが落ちてきた

一夏の手伝いにでISを積み込んだ。すると、そのポッドは再び空へ向かって飛び立っていった

 

「あれは何だ」

 

「あれは、専用機を渡してくれた博士のだよ」

 

『我の創造主なのだ』

 

「夜叉こっちに来たんだ」

 

「いろんな所に移れるんだな」

 

『我は人工知能だ。移ろうと思えばいつでも移せる。いわばデータの集まりなのだからな』

 

「それもそうか」

 

事態はこれで終息を迎えることはなかった

小さな爆発ではあったがアリーナの損害を与えてしまったことに対しての始末書を書かされた

もちろん張本人の雅陽が書いていたが罪悪感を感じた本音も「私も書く」と言ってきたがやんわりと断った

その後に待っていたのは山田先生による説教タイムだった

だが、不慮の事故だったためそんなに長い時間拘束されることはなかった

これでようやく終わりを迎えると思いきや…

 

「特別講義ですわ!」

 

「え?講義?誰が?誰を対象に?」

 

「私たちが!雅陽さんに対してです!」

 

「何を教えるつもりですか?別に大丈夫ですよ」

 

「まぁ、聞いていきなさいよ!どうせ、ISなきゃ特訓する時間が余るんだから少しぐらい付き合いなさい」

 

「なんて強引な…でも、いいですよ。時間が余るのは事実ですから」

 

「よし、じゃあくじ引きの結果で順番決めるわよ」

 

「え、もしかして全員でやるつもりなの!?」

 

「もちろん!これは雅陽くんとのコミュニケーションを取ろうっていうことも兼ねてるからね」

 

くじ引きの結果、専用機持ちが先頭に鈴、シャルロット、ラウラ、箒、簪、セシリアの順

専用機を持たない生徒もまたくじ引きをし順番が決められた

 

「まず、私からね」

 

「よろしくお願いします。凰さん」

 

「ええ、今回の講義の案布仏さんの案だったのよ」

 

「そうだったんだ…」

 

「それはさておき、講義始めるわよ!」

 

鈴の講義は1時間ほど続いた。

今回の講義は一日二人までとなっていた

専用機持ちの講義は一時間、専用機を持たない生徒はおしゃべりが目的のため30分間と決められ、1日4人まで

専用機持ちには講義の内容以外の会話は一切禁止されていた

講義の内容はさまざま、戦闘技術の向上を図るものから、実際の戦闘を元に戦術を立てることがなされた

非専用機持ちの生徒とは他愛ない会話や趣味や好みを聞く子もいた

そして、本音の番がやってきた

 

「みーくん…あの時はごめんね…」

 

「もう気にしなくていいのに、けが人も出てないのだから」

 

「そういう問題じゃないよ…整備士として謝りたいの」

 

「もういいよ…それは何回も聞いたよ。もう大丈夫だよこれ以上頭を下げることはないよ」

 

「でも、でも…」

 

『本音といったか。そこの娘』

 

「わっ!なに?どこからなの?」

 

「ごめん、携帯からだよ」

 

『我が名は夜叉、機体に備わった人工知能AIだ』

 

「もしかして、みーくんの機体の?」

 

『そうだ、我が駆る愛機だ』

 

「ごめんなさい…やっちゃんの機体壊しちゃって」

 

『や、やっちゃん!?ま、まあ良い、そんなことはどうでもよいのだ。あの機体に問題はなかった』

 

「でも、爆発もしてたし…」

 

『あれは、私のせいだ。いつものパラメーターではなかったのでな、手が滑って一部制御を誤っただけだ』

 

「そ、そうだったの」

 

「だから、夜叉と一緒に直そうとしたけど失敗しちゃって…」

 

『だから、お前のせいではない。気にするでない』

 

「そ、そうだったんだ…よかった…私のせいじゃなかったんだ…」

 

「だから言ったでしょ。本音のせいじゃないって」

 

「そっか…うん!ありがと!」

 

「そう、本音はそっちのほうが可愛いよ」

 

「か、かわ…かわいい!?」

 

『雅陽…選択を誤ったな』

 

「そ、そんなことない…そんなことないもん!」

 

そういって、走って逃げてしまった

それを見逃すことがなかった虚は雅陽の部屋に入っていった。

 

「どうしたの!?本音走っていったけど」

 

「いや…かわいいって言ったら走って行っちゃったんですが…」

 

「あのこ…いいわ、今回は許してあげるけど、あのこそういうのに免疫ないから次から気をつけなさいね」

 

「は、はい…」

 

クラスメイトの一面を目撃することができた

だが、その後1か月他のクラスメイトから勘違いをされることになったのはまた別のお話し…

 

クラスメイトコミュニケーション計画から数日後回収されていた白夜叉が返ってきた

そこにはメッセージが残されていた

「機体の改修は終わったよ。その名も月下!それと、AIのアップデートデータも入れておいたから入れて居おいてね!それと、近いうちに帰ってきなよー」

新たに手に入れた力は一体どういったものなのか




最後まで閲覧ありがとうございました!
とりあえず日曜日中に出せそうです!

今回は虚&本音を全面的に出してみた回でした
のほほんさんが赤面した姿を見たことがなかったのでやってみたかった…
それと、今後雅陽くんと本音ちゃんの展開も動かしていく予定なので…
この勢いで付き合いそうな感じはありますがIS学園って恋愛禁止みたいのあるんでしょうか…

そんなこと考えつつ今回はここまで
次回もまたよろしくお願いします…
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