ラブライブ! ~少年とμ'sが出会えた奇跡~ 作:ハイドレンジア
今回で3年の2人が出てきます。にこはあと2話で出す予定です
それではどうぞ
俺が家を出てから約10分がたった、俺の家から学校までは約15分ほどでさほど遠くないが、途中に階段があり、4ヶ月間運動しなかった俺の僅かな体力を全て階段に持っていかれて結局登るのに3分位かかってしまった。
階段を登ればすぐに学校があると俺は思っていたのだが、そこにあったのは大きな横断歩道だった。はぁ·····と溜め息混じりの深呼吸をして横断歩道を渡る、徐々に校舎は大きくなっていき、校門に着いてから校舎を見てみると、その大きさに圧倒されポカーンとする。
なぜに見た目もこんなに良い音乃木坂があのスーパーハイテク女子校UTX学院に負けたんだ·····?俺的にはこっちの方が良いんだけどなぁ·····伝統もありそうな気がするし、何か落ち着くし、昼寝もできそうだし·····
のんきな事を考えていたら結構時間が経っていた事に気付き、少し早歩きで他の新入生と先輩をするするかわして教室へと急ぐ、急ぐほどでもないが、とにかく急ぐ、その理由は何か俺に視線が集まって来ている気がするからだ。少し弓道部の所によって行きたかったが、場所が全く分からなかったためまた今度行く事にした。
「さて、教室はどこかな?」
昇降口に貼ってある紙を見て、1年の教室を探してみる。よく見たはずなのに無いと言うことを避けるため、全教室をじっくりと目に焼き付けておく(教室の場所が分からなくても他の人に付いていけば分かる事なのだが)。
教室の位置を記憶し、カバンから上履きを引っ張りだして、左右間違えながらも履く。
周りの人達を見るとほとんどが何かをワイワイ話しながら学校に来ている。何を話しているのかは知らないが、おそらくまた友達増えるかな?やら何やらを話しているのだろう。
果たして、この3年間で俺に友達は出来るのだろうか?一応俺には幼馴染みがいるがこの学校にいる可能性はほとんどない。もしいたら俺はかなり元気になると思う。
いろいろな考えを巡らせながら階段を登っていると階段に足を引っかけて転びそうになるが、手すりのおかげで顔面強打は免れる。
特に意味はないが理事長殿に挨拶をするべく理事長室へと向かう。
途中で何人かの先輩に遭遇し、かなり視線を送られたが気にする事なくスルーする事に成功した。そのまま理事長室に到着し、なぜか緊張する自分を静めて、ドアをノックする。
どうぞとだけ帰ってきて、何か安心した。失礼しますと言いながらドアを開ける。
「あら、おはよう海渡くん。わざわざ挨拶に来てくれるなんて思ってもなかったわ」
「おはようございます理事長、まあ俺は共学化のテスト生ですから挨拶に行った方が良いと思ったもので」
「理事長、この人が理事長の言っていた、共学化のテスト生ですか?」
俺と理事長が話している時に横から入って来たのは、長い金髪をポニーテールで結び、きれいに透き通った青い瞳を持っており、リボンの色は緑、完全に俺の先輩だ。
確か2年のリボンの色は赤だったはず·····ちなみに俺には青いリボンがついている。
「ええ、そうよ絢瀬さん。彼は今年からこの学校に入学する、1年の園田海渡くんよ。こう見えて実はとても頭がいいのよ」
「初めまして、生徒会長の絢瀬絵里よ、あなたの事は2ヶ月ほど前から聞いていたわ」
絢瀬生徒会長は俺に向かって手を差し出す、俺は一瞬握手を躊躇ってしまったが、すぐに謎の申し訳なさが出てきて、握手に応じる。
「せ、生徒会長殿だったんですか·····あ、俺は園田海渡です、呼びやすい呼び方で呼んでください」
「それじゃあ、海渡って呼ばせてもらうわ。それと向こうにいるのが、副生徒会長の東條希よ」
「東條希や。よろしく、海渡くん」
副生徒会長もこれまたすごい、長い紫色の髪をサイドテールのようにしていて、エメラルドのようにきれいな目をしており、それにアレもある。一体、何を食べて、何をすればあんなに大きくなるのかねぇ·····
また変な事を考えてしまい、床の一点を見つめていた。これが俺の悪い癖であり、何かを考えているとどこか一点をジーッと見てしまう。
「はぢ、初めまして、俺は園田海渡です」
ちょっとアウトな事を考えていたため何かろれつが回らない。
「うん、よろしく。後、海渡くん·····そろそろ教室に行った方がいいと思うけど·····?」
そう言われてから時計を見てみると、これはヤバイ時間となっていた。さすがに入学初日から遅刻するわけにはいかない、遅刻したら絶対怒られるので、失礼しましたを言うのももどかしく、全力疾走で1年の教室へと向かう俺であった。
書き終えた時には2時になっていた·····