Infinite Stratos ~白き龍騎士と海を掛ける少女達~    作:夢の翼

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タイトル通りあの二人が出ます。


第二章:そして龍は舞い降りた
第九話 蒼い 蝶


「はぁ・・・」

 

一夏は一人執務室のソファーに座り深いため息をついていた。一夏がISの世界に帰還してから一周間が過ぎた。あれからIS学園は”織斑一夏が無事IS学園に帰還した”という情報を全世界に発表した、当然、異世界からの帰還したという事も。その言葉に全世界は震撼した、すぐさまIS学園で会見が開かれ軍服姿の一夏と彼の護衛として来た艦娘と深海棲艦について出来るだけ公開、そして彼女達とのこれまでの戦い、自身の現在の専用機であるランスロット・アルビオンの事も公開できる範囲までの事を公開した。各国は艦娘と深海棲艦、ランスロットの情報提供を要求してきたが千冬曰く「彼らに手を出そうものなら私が直々に貴様らを潰す」と一言で各国を黙らせたが、女性権利団体とIS委員会に諦めた様子は見られなかった。一夏が管理する大湊警備府周辺にはIS学園にも使われているアリーナのシールドバリアー発生装置と超高感度ハイパーセンサーを設置する事も発表した。それと大湊警備府周辺の海域には深海棲艦達も目を光らせ周囲を監視しているので侵入はほぼ不可能とも発表された。

 

「あら、どうしたの提督」

 

「いや、別に・・・」

 

今日の秘書艦を務める加賀が隣で溜め息をつく一夏に一言かける。一夏はテーブルに置かれている書類の束を手を掛ける。

 

「あれから一周間でこんだけの女権団や米軍の特殊部隊が侵入してくるなんて思いもよらなかったから・・・まぁ返り討ちにしてやったけどさ」

 

実はと言うとあれらか各国の工作員が大湊警備府へ侵入し艦娘と深海棲艦を狙い襲撃してきたのだが大湊警備府に着く前に深海棲艦と一夏、そして第一艦隊で返り討ちにして現在捕虜としてIS学園の地下牢獄室(千冬が幽閉されていた場所)に入れてもらっている。

 

「それでも提督は敵であるのにも関わらず、最少最低限の攻撃で無力化させたじゃない」

 

「・・・・無駄な血は流したくない、それだけだよ」

 

「やっぱり・・・あなたは優しいわね、それでこそ私達の提督よ」

 

加賀はそんな一夏の頭を優しく撫でた。撫でられた一夏は顔を赤くして加賀から顔を背けるが。

 

「・・・・何してるんだ、加賀さん?」

 

「別に・・・」

 

一夏の背中から抱き着き一夏の頬に自身の頬をスリスリさせる加賀。腕を回しガッチリと離さんとばかりに一夏に密着する。

 

「ねぇ提督・・・・そろそろ私、子供が欲しいわ」

 

「ダイレクトに新婚夫婦の様な台詞言わないでくれる!?」

 

「提督は既に二十歳、何か問題があって?」

 

「いやあるわ!まだケッコンカッコカリもしてないのに・・・・それに千冬姉がなんていうか・・・・」

 

「強い絆で結ばれた”私達”ならあの人も許してくれるわ」

 

「いや待て、何で複数形なの?何で私達なの?」

 

すると突如執務室のドアが勢いよく開かれた。ドアの先に居たのは自称妻を名乗る帰国子女の金剛だった。金剛は視界に一夏を捉えると。

 

「提督!バーニングゥゥ・・・ラァァァアアアアブゥゥ!!!」

 

「ちょ!こ、金剛――――ぐほっ!」

 

加賀をぶら下げた状態で立ち上がっていた一夏に金剛は元気よく一夏の元へ飛んで来た。一夏はそのまま金剛に抱き着かれその勢いで床へ押し倒されてしまった。加賀は金剛が一夏に抱き着く前に一夏から離れていたので無事だった。

 

「えへへ~て~い~と~くぅ~♪」

 

「金剛・・・いたた・・」

 

まるで主人に甘える猫の様に金剛は一夏の胸板に顔を擦り付ける。一夏は腰を痛めながらも金剛の頭を撫でる。それを見た加賀は物凄く不機嫌な表情を浮かべたのを一夏は見たが加賀は一夏と視線が合うとすぐさまいつものクールな表情へと戻る。

 

「提督ぅ~加賀とイッタイ何のtalkしていたデース?」

 

「子作りについての話をしていたところよ」

 

「加賀さぁぁぁんッ!!?直球的すぎィィ!!!?」

 

一夏は加賀からはっと金剛の方へ視線を向ける、唯でさえ自称妻を名乗り一夏LOVEな金剛がそんな単語を聞けば何しでかすか何て直ぐに予想がつく。そう考えていた一夏の予想は。

 

「バアァァァァァニングウゥゥゥゥゥゥラアァァァァァァァァァブゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!!!」

 

見事に的中したのであった。

 

 

 

 

 

その後、何があったのかは彼女達の秘密である・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、アメリカのとある基地では――――。

 

《6-Dエリアに侵入者確認!至急これを迎撃せよ。繰り返す!6-Dエリアに侵入者確認!至急これを迎撃せよ》

 

無機質な女性の電子音が警報と共に基地内に響き渡る。そんな中を一人の少女が長い通路を歩いていた。

 

「・・・・・・」

 

上半身を覆い隠すマントにその下には専用にカスタマイズされたISスーツを着用していた。主に使用されているISスーツとは違い機動性を重視した露出度が高いものだった。そんな少女のISにプライベートチャネルが開く。

 

《いい?あなたの身体には監視用ナノマシンが注入されているわ、命令通りミッションを遂行なさい》

 

プライベートチャネルから女性の声が響き命令を下していた。少女は無言のまま通路を突き進んでいく。

 

「居たぞ!」

 

すると別の道に通じる通路から対IS用アサルトライフルを持った迎撃部隊が少女の前に立ちふさがると迷わず少女に向けてアサルトライフルを放ってきた。しかし。

 

「面倒だ」

 

少女は飛んでくる銃弾の中をその素早い身のこなしで銃弾の雨を交わしていく。まるで弾道が見えているかのように。そしてマントの中から二丁のピストルを取り出した。

 

「殺さないと、言うのは」

 

まず最初に目の前に居た二人の隊員の足を撃ち抜き蹴りを入れ、その後ろにいた四人の太ももを撃ち抜くと同じように顔に蹴りを入れて気絶させた。

 

《いい子ね、M》

 

「ち・・・」

 

通信を切り舌打ちをすると今度はフランスの第二世代型ISのラファールリヴァイブの部隊が立ちふさがった。

 

「お前の目的はなんだ」

 

「ふん」

 

すると少女はゆっくりと腕を上げた。上げた手のひらから光が現れ、それを見たラファールリヴァイブの部隊は警戒しライフルを少女へ向ける。

 

「この基地に封印されているIS・・・インフィニット・ストラトスを―――頂く!」

 

「「「っ!?」」」

 

「展開」

 

少女の言葉を聞いて攻撃態勢を取るリヴァイブ部隊に対し少女は自身のISを展開した。蒼い光に包まれ光が晴れ次にリヴァイブ部隊の目に入ったのは蒼い蝶をイメージさせる蒼いISが立っていた。

 

「サイレント・ゼフィルス!?」

 

リヴァイブを纏う一人の女性がそう叫んだ。少女が纏ったそのISはあるテロ組織によってイギリスから強奪された機体として有名な機体だったらからだ。そしてセシリアの専用機であるブルーティ・アーズの2号機にあたる機体でもある。

 

「まさか・・・亡国企業《ファントム・タスク》……!?」

 

「・・・・・」

 

サイレント・ゼフィルスを纏う少女は後付装備からBTエネルギーと実弾の両方が搭載され、銃剣としても使用可能なライフル、スターライトブレイカーを展開するとその口を三日月に歪めた瞬間、銃口から青白い光がリヴァイブ部隊を襲った。

 

 

 

 




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