Infinite Stratos ~白き龍騎士と海を掛ける少女達~    作:夢の翼

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お久しぶりです今回は翔鶴達と一夏がメインとなります


第十一話 デート そして

一夏は執務室で机に置かれているIS学園から送られた書類とにらめっこしならが警備府の提督として仕事をしていた。夏という事もあって一夏の頬を一筋の汗が流れ落ちる。

 

「あー。暑っついな」

 

上着を脱いで半袖の白ティーシャツ姿となっている一夏は一度ペンを置き、グッと背伸びをして全身の力を抜く。

 

「取りあえず、警備府付近へのシールドバリアー発生装置の設置は完了して・・・後は警備府の食材の支給と・・・・」

 

一夏は元の世界に帰ってきて起きたあの事件以降、ある計画を考えていた。

 

「艦娘の大規模現代化改修計画……」

 

大規模現代化改修計画。それは艦娘が現在使用している艦装を現代兵器への艦装改修し空母ヲ級の様に空を飛べるようにする、そして装甲も対レーザーコーティングが施された装甲への強化改修。最後に対IS戦を想定した空間戦を可能にする艦娘専用のPICシステムの搭載。簡単にいえば艦娘の装備をISベースにした飛行型艦装への改修計画だ。主砲や副砲は過去に放映されていたアニメや映画に登場した戦艦の設定をベースにそれを元に今、一夏の中では状況に応じて実体弾も発射出来るビーム砲を考えていた。だが、出来れば彼女たちには人間の一人の女性として生きてほしいとそれが一夏が一番思っている事でもある。

 

「でも、みんなはどう思ってるかな」

 

あんなことがあったためか、あれから艦娘達の中でISをよく思っていな者たちが多くなっている。特に人間の女性への不信感、最近の深海棲艦たちは特に人間の女性を憎んでいるように見えてきた。恐らく過去にも似たような事があったのだろうと一夏は推測している。つい昨日箒達専用機持ちが来た時も深海棲艦たちは敵意を向けていた事を思い出す。

 

「・・・・でも、これからは先まだ時間はたっぷりある」

 

少しずつでいい。あっちの世界で深海棲艦たちと分かり合えた様に時間をかけてこれから分かり合えていけたらと一夏のそう思っている。

 

「さてと、仕事も終わったし飯でも食いに」

 

そう言って一夏は椅子から立ち上がろうとした時、執務室のドアが開いた。

 

「提督さん、瑞鶴です。少しいいでしょうか」

 

執務室に入って来たのは黒髪のツインールが特徴の翔鶴型航空母艦1番艦の瑞鶴だった。

 

「どうしたんだ?瑞鶴が来るなんて、珍しい」

 

「何よ、私が来たら何か問題があるわけ?」

 

「いや、そんなことはないが・・・・」

 

ツインテールにツンとした性格の瑞鶴は何処となく鈴に似ていると一夏は感じていた、すると。

 

「ほ~ら、翔鶴姉!」

 

「ず、瑞鶴。お、押さないで!」

 

「ん?」

 

押される形で瑞鶴の背中から出てきたのはラウラとは違った綺麗な艶がついた銀髪が特徴な翔鶴型航空母艦1番艦で瑞鶴の姉である翔鶴だった。頬はほんのり赤くなった翔鶴は一夏の前に立たされた。

 

「翔鶴もいたのか。にしても何でそんな緊張してるんだ?」

 

「い、いえ。その・・・・じ、実は提督にお願いがありまして」

 

ほんのり赤くなった顔を隠すように顔を下に向ける翔鶴。後ろの瑞鶴も背中を押して応援しているようにも見える。

 

「お願い? あぁもしかして新しい烈風が欲しいとかか?」

 

「ち、違いますぅ!」

 

「もう!提督さんもちゃんと最後まで聞きなさいよ!」

 

「そ、そうだな。すまん翔鶴」

 

「い、いえ。すみません私の方こそ」

 

そして意を決した翔鶴は一度深呼吸をすると、翔鶴は一夏の目を見て言った。

 

「提督!い、一緒にお買い物に行くことは出来ませんか!?」

 

「買い物・・・・・?」

 

それを聞いた一夏は唖然としながら翔鶴を見ていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「結局、こうなるのね・・・・・・」

 

あれから私は今、瑞鶴と一緒にデパートという私たちの世界ではなかった大きなお店の中を歩いています。何故こんなにも落ち込んでいるといいますと。

 

「提督、今日はお誘いいただきありがとうございます・・・」

 

「いや、お礼はいいよ。みんなも女の子なんだし、こういう息抜きも大事だろ?」

 

「・・・嬉しいです」

 

「提督!ほら、早く行きましょうよ!」

 

提督の隣には航空戦艦の扶桑さんに蒼龍型一番艦、二航戦の蒼龍が提督の手を握って歩いていた。本当ならそこには私と瑞鶴の場所だったのに・・・。他にも同じ二航戦の飛龍や山城もそんな三人の姿を見て顔をムスーとしている。

 

「もう提督さんの鈍感さも呆れるわね・・・たく」

 

「いいのよ瑞鶴、提督はお優しい方だから。それに私たち艦娘のメンテも大事なことよ」

 

「それはそうだけど・・・」

 

確かに提督のあの女心に鈍感なところは少し苦労するけど、それでも提督は皆の為に私たちの事を誰よりも考えてくれている。そして私たちを救ってくれた殿方。そんなあの人に私は心を奪われた。

 

「言っとくけど翔鶴姉、私も提督さんの事好きなこと忘れないでよね」

 

瑞鶴は私の顔を覗き込みながら私のそう言ってくる。確かに瑞鶴も提督のこと好きだったわね。

 

「負けないからね?瑞鶴」

 

「望むところよ、翔鶴姉」

 

まだ私達の気持ちに気づいてもらえなくても、いつか必ず提督に私たちの気持ちを伝えてみせる。私はそう気持ちを決めて瑞鶴と共に提督の傍へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

暗い深海。その光が届かない海のそこにそれはいた。

 

『・・・・・・』

 

白く艶がついた長い髪に真っ白いワンピース、そして死人の如く白い肌を持つ女性の姿をしたナニカが潜水艦を模した巨大なクジラのような艤装を持っていた。

 

『キタノ…ネェ……?エモノタチ…ガァ…』

 

閉じていたその青白い瞳を光らせ真っ暗な深海の底から上を見上げる。すると女性の周りに漆黒の鎧に身を包んだ騎士を思わせる人型がや魚の姿をした異形が現れる。

 

『カンジル…キタノ…ネェ……?エモノタチ…ガァ……フフ…ハハハ…!』

 

不気味な笑みと共に深海の中に女性の笑い声が響き渡ると女性は上へと飛び上がっていく。それに続く様に人型、そして魚型は女性をついてく行った。

 

 

 

 

 

 




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