やはり趣味を極めるのは間違っていないはずだ   作:hideo99777

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文化祭の独裁者

俺は今、最低の人間とはなんたるかを目の前で知った。

文化祭実行委員長になった癖に何も働きはせず、正直雪ノ下がやりゃいいと思っている。

もう全部あいつ一人でいいんじゃないかな。

ルシフェルも言ってくれてるし。

 

とまぁこんなネタは置いといて、俺はノルマぴったりの仕事量をこなし、帰るという手法をとっていた

文句ねぇだろ、ノルマは達成してる。

そもそも成功しようが失敗しようがどうでもいい。

内申への影響が出なければだ。もうこんなんやってられない、てられなだよもう。

委員長改めクズが仕事しねぇもん。

こんな奴、さっさと東京湾に沈められりゃいいんだが、実際遠い。

ならあの汚い夢売りドブネズミの国にでも沈めてやろう。

奴にはクズ同士お似合いだ。おっとヤバいヤバい殺されちゃう。

土下座でもするかな。

 

核でもぶっ放されてリアルFalloutなんて嫌だよ。

ウェイストランドでレイダーに身ぐるみ剥がされている光景が容易に想像できる。

S.P.E.C.I.A.Lなんてねぇし。

 

生き残るために我がVault-tec社からの教材を定期的に読み返しましょう!

そして…あなた自身がスペシャルな存在になるのです!

 

なんて簡単に言ってるが正直無理。

特にカリスマ辺りとか。

Vault-boyがヌカ コーラ片手にすげぇにこやかな笑顔でいる。

もう、あいつ自体がブラックジョークだもん。

サウスパーク程でもないが。

 

ありゃ酷い。

すばらしいチンチンもの とか、大切な物をprotect my balls(俺のタマタマを守る)とか言ってるからな。

チンポコモン日本語に吹き変えてくんないかな。

あの米国産全方位喧嘩バーゲンセールアニメ。

もう名前でアウトだろ。

どっかの女子高生も『アウトだよ!』とか言ってるんじゃないかね。

許してヒヤシンス。

 

なんかずれた。

とにかく結論はあれか、Fallout最高!

Vault-101のアイツやNew vegasでデスクロー先輩の巣にうっかり入って集団でミンチにされたのも良い思い出だ。

良い思い出の筈なんだよ!

後はヌカ ランチャーに試作型MIRVか。

ミニ ニューク高い…。まぁ一発でも大分オーバーキルだがな。

もうやめて!レイダー(ヒャッハー)のライフはもう0よ!

HA☆NA☆SE

 

また脱線した。

何で遊戯王まで飛ぶんだ

自分でも最初何考えてたのかわかんねぇや。

そこ、露骨な文字稼ぎとか言わない、悲しくなっちゃうから。キューティーハニーでもあるまいし。

 

実際キューティハニーは確か実写化されてたよな。

確か見た記憶がある。

あの頃は若かった。

あの頃は、戦争映画とかゲームに夢中だったな、特にACE COMBAT ZEROとか。

ピクシー仕事し過ぎ。

後PJ、何でピパー(爆弾用の照準と思えばいい)に捉えてんのに爆弾落とさねぇんだよ

この空飛ぶ死亡フラグめ。

そんなんだからオメガ11とおんなじ様にネタにされるんだよ。

 

 

考え事が大気圏外まで飛んだ所で俺はノルマを達成し、どこぞの伝説のベイルアウター直伝のテクニックで音もなくイジェクトしようとする。

だがそこに1944年のノルマンディーよろしく人の壁があった。

エースコンバット5でいうフットプリント作戦的なことをしなくちゃいけないのか。

あいにくテリーとか言う友人もいないしラッキーアイテムは最初から持っていない。

大部分の人は分かんねぇなこりゃ。

レンジャー(ゲーマー)が道を拓く!

こりゃオック岬のやつだわ。

面接の時、座右の銘でこれ答えたんだ。

 

 

考え事が大気圏外無限の彼方まで、バズと共に飛び出したまま、ドアという名のオマハ ビーチに立ちふさがる生徒たち改め掩体壕と地雷原の視線の先に目を向ける。

パンジャンドラムでもあんのかな。

「なぜ姉さんが此処にいるの?」

 

その問いに対し城廻先輩が答える。

若干雪ノ下キレてない?

 

「有志団体が足りないから連れてきたんだ、平塚先生とはるさんと一緒にバンドやった事があって、それはもうすごい盛り上がりで…」

「そんなこと知っています」

 

食い気味にいうなよ、なんか落ち込んでるじゃんかよ。

 

「…別に構わないわ、決定権は私には無いのだし…」

 

珍しいな、雪ノ下が折れた。

「すみませーん、クラスの方に顔出してて遅れましたー」

 

クズ野郎の入場だ。

 

「はるさん、この子が委員長の」

「さ、相模です」

 

やはりクズだ、強者と悟った人間にはゴマを摺る。

 

まぁ今は怒られるべきとこなのだが悪い予感しかしない

実際彼女はもうクズと見抜いているだろう。

 

「やっぱり委員長はこうでなくちゃ!」

 

ほーらやっぱり的中した。

 

「…はい!」

「でさ、お願いがあるんだけど、私も有志団体ででたいんだよね…雪乃ちゃんにはしぶられちゃって…」

 

なるほど、これが目的か。

 

「良いですよ、有志団体足りないですし」

「ほんとー!?ありがとー!?」

 

いやー全く出ちゃいけない物が出てしまいますね。

 

「地域との繋がりもこれでクリアでしょ?」

 

勝ち誇ったような笑みを見せる。

俺は悟った。

こいつはクズでもあり、同時にバカ、もしくはたわけだ。

自分が良いように利用されてるのに気付かないのか。

 

とにかくイジェクトを…

 

「三上くんじゃん、やっはろ~」

 

うげ。

やだな~。

露骨に嫌がる事はしないようにしよう。

 

 

「意外だなぁ、こういうことなんてしない子だと思ってた」

「まぁ好きでやってるわけでは無いですしおすし」

「あはは、君おもしろい子だね、そういえば最近めぐりとはどうなの?」

「え?いや、ただ連絡先交換と荷物持ちで何回か二人でに出かけてるだけですけど…」

「憎いねーこのこの!」

「そんなつもりはないですけどね」

「絶対そういう関係だって!」

「そんなもんですかね」

「そんなもんだって!君って面白い子だね」

「いやまぁたまーに天然ボケかましますからね」

 

本当だ。実際コンプレックスだが、もう諦めて、てんねん組.incでも作ろうかと思ったほどである。

 

「なら納得!じゃあね、三上君!」

 

俺は大きなため息を付き、疲れを露わにする。

もう頭痛がするし、早めに寝よう。

そう決めて、人混みの中をアルタイルもびっくりのテクニックで抜け出し、帰ろうとする。

大体こういう口調の時は帰れない。

 

「皆さーん!ちょっといいですか?少し…考えがあるんですけど、実行委員はちゃんと文化祭を楽しんでこそかなーって」

 

ほーらやっぱり。

そんなん楽しくねぇのにどうやれと。

せめて人食いワニに30人くらい食わせるか、核の花火でも咲かせてみろやボケ

 

「自分が楽しめないと、人を楽しませられないっていうか」

「予定も順調にクリアしてるし、クラスの方も大事だし、少し仕事のペースを落とすっていうのはどうですか」

 

あらまぁ、嫌なもんだ。

こちらの内心に響くかもしんないのに。

いいや、後で平塚先生にこんなのやめるように交渉しよう。

珍しく城廻先輩に笑顔はなかった。

大変ってレベルじゃねぇぞ!

 

そうして俺は今度こそと思い後にした。

 

 

 

それからというもの、まぁさぼるわさぼるわ。

不参加人数はどんどん増えていった。

そんな中、俺はこの波に乗ろうとするも、平塚先生というタングステン製のおもりでマリアナ海溝か、はたまた東京湾の底まで沈められた。

 

比企谷はすでにノルマの何倍もの量の仕事をこなしている。

俺もすでにだ。

そんなこんなで、また野郎が仕事を押し付けに来た。

俺は置かれたファイルを無言で後ろに放り投げ黙々と仕事を続ける。

やってる途中に押し付けるほうが悪い。

そうしている間にペギーが俺にに話しかけ来る。

 

「人手足りてるのか?」

「足りちゃいねぇ、もうこっちはノルマの5倍仕事してんだ、担当部署のみで手一杯なんだよ」

「どうしたお前…口調変わってるぞ」

 

比企谷が話しかけてくる。

 

「これがデフォルトだよ、もう疲れたんだ」

「それで、担当部署って?」

「俺らは記録雑務」

「似合うな」

 

おい。城廻先輩にも言われたのにえぐり返すな。

 

「でも見た限り、ほとんど雪ノ下さんがやっているようにも見えるけど…」

「…そのほうが効率がいいからよ」

「けれど、そろそろ破たんする」

 

そうだ、そんなことはもう既にわかってる。

ただ、下っ端なのだから上は何もわからなかったの一点張りか平塚先生への直訴(土下座)で俺には影響は及ばない。

身勝手なように聞こえるがごく人間的だ。

俺もうゲザー(土下座の超うまい奴)だし。

 

「そうなる前にちゃんと人を頼ったほうがいいよ」

「…手伝うよ、有志団体の取りまとめだけ、有志団体側の代表って事で」

「雪ノ下さん、たまには誰かを頼るのも重要だよ、春さんだってこういう時には」

 

あらまぁ、麗しいもんだ。

もう、ゲロ吐きすぎてわけ分かんなくなっちまった。

なんで一人でやるのはいけないんだ。

こっちは誰の助けも借りちゃいない。

力を借りたとしても親と金だけだ。

お前らは金よりも信頼できねぇし、ゴキブリよりも最悪だ。

 

「頼るのは大事だろうが頼る気満々の野郎か人を使い捨てに程度にしか思わねぇクズしかいねぇんだよ。そのくせ自分がいいように利用されてることにも気づけない捨て駒がな」

 

あぁ、やらかした。くそ。

合宿でも出てたな。

 

「もうこっちはノルマの五倍の仕事量だ。どんだけやらされなきゃいけねぇんだよ。仕事くらい自分でやれねぇのか?もう俺ショートしちまう。こっちは元々ヒューズがいかれてんのにな」

 

俺はもう呆れたように淡々と吐き出す。

 

「…君、最低だね」

 

少し笑ったような様子で城廻先輩がしゃべる。

そうか、最低か。

いいもんだ。

死にやしねぇし。

 

「そっちも手伝うよ」

「ありがとさん」

 

笑みを浮かべながらPCに向かう。

そうして俺はクズのご登場と共に会議室を後にした。

 

疲労にまみれた俺の体は鉛のように重く、嫌悪感を覚えた。

そうして翌日俺は学校を休んだ。

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