博麗神社
「これが神社、ですか。何だが古めかしくて雰囲気がありますね」
ようやく博麗神社に到着。アリスは飛べるので良いのですが、飛べない私は長い階段を登っていき少々時間が掛かってしまった
「だから、上海たちで運んであげるって言ったのに」
「シャンハーイ」
「いえいえ、女性の手を煩わせては紳士の名が廃ります。いくら人形と言っても上海や蓬莱もれっきとした女の子ですし、人形を操るアリスにまで負担を掛けさせたくわないです」
「っ・・・///(なんであんな事を平然と言えるのよ)」
爽やかな笑顔で答えたアリッサを見て、そっぽを向くアリス。上海と蓬莱も赤くなってうつむいてしまった
あれ?どうしたのでしょうか?
魔法で飛んできたから疲れてるんですかね。まぁ、私は人形ですから疲れもしないし不眠不休で動けますがアリスはちがいますからね
とりあえず、神社に来たらOSAISENですかね
神社にある箱の前に立ち、ポケットの中からパンパンになった布袋を取り出す
えーと、神社でOSAISENするときはどの通貨でしょう?というか幻想卿はなんの通貨使えるんでしたっけ?
「・・・まぁ、半分になるまで入れますか」
そう言って、袋の中身が半分になるまで箱に流し入れた
箱からは硬貨がジャラジャラと音を立てる
・・・・ドドドドドドドド!!
「ん?」
「お賽銭!!」
いきなり奥から脇を晒した女性がやって来た
「貴方ね!私の素敵な賽銭箱にお賽銭してくれたの!ささっ!何も無いけどお茶くらいは出すわよ!!」
いきなり現れ、私の両手を掴んではブンブンと激しい握手を交わしてきた
これは流石の私もびっくりしました
「霊夢、落ち着きなさい」
「あらアリス。貴女も来てたの?」
後ろからアリスがハイテンションな少女を落ち着かせる
「で、何しに来たの?・・・まぁ、お賽銭してくれたこの人を見る限りでは予想はつくけどね」
「残念だけど、別に彼を帰す手助けのためにきた訳じゃないわ。彼が博麗の巫女に挨拶をしに来たかったそうよ」
あら、そう?と博麗の巫女は呟く。私は服を整え、彼女に挨拶をした
「どうも博麗の巫女さん、貴女のお話はアリスから聞いています。私は昨日幻想入りしてきましたアリッサと申します。この度、幻想卿永住を気にこの幻想卿の守護する博麗の者にご挨拶をと思いましてやって参りました」
「ご丁寧にどうも、博麗霊夢よ。あまり他人行儀みたいな喋りじゃなくていいわ、私のことも霊夢でいいから」
「分かりました」
互いに挨拶を交わし、少しだけ中でお話をすることにした
博霊神社 居間
「へぇ、貴方人形だったの。外の世界の人形は貴方みたいなの多いのかしら?」
「さぁ?私も屋敷と敷地の森以外は出たことがないので。それに私はただの人形ではないですから」
「ホラーイ♪」
お茶を飲みながら談笑するアリッサと霊夢
アリッサの隣にはアリスが座っており、アリスの膝には上海、アリッサの膝には蓬莱が座っている
知らない間に上海と蓬莱がじゃんけんをしてどちらがアリッサの膝に座るか勝負した結果、蓬莱が勝って今に至る
「シャンハーイ・・・」
「元気出しなさい、また好機はあるはずだから」
「・・・同じ人形だからアリスの人形にも好かれているのかしらね」
「さぁ、特別気を引くような事はしていないんですがね」
そんな他愛もない話をしながらまた今日が終わるのだった