契約者と契約獣の魂融合   作:高島京佑

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 今回は、モブキャラの会話が多いです。


2章
騒がしい登校


 独立国家テスタメント学園に、新入生が入学してから2ヶ月が過ぎていた。

 テスタメント学園の寮の部屋に、大きすぎるベットに5人の影があった。1人は、普通の人間だが、他の4人?は違った。4人とも見た目は、人間の容姿をしているが、決定的に違う箇所があった。

 1人は、フワフワとした羽のような耳が有り、1人は、フワフワとした獣のような耳が有り、1人は、大きい牛の角のような立派な角をしており、1人は竜の角のような繊細で立派な角があった。

 

「もう朝か」

 

 寝ていた5人の中の1人が起きた。起きたのは、黒髪の中性的な顔の男の新城優里だ。

 

「おい、お前らもう起きろよ」

 

 優里は、自分に抱きついている自分の契約獣(ミトラ)である、ウル、ガイア、リレア、ウェンディを起こす。

 

「「「「おはよう(ございます)マスター」」」」

 

 ウルとウェンディは、無邪気に元気の声で、ガイアは、眠たそうに、リレアは、凛とした声で返事をする。

 1週間寝るという罰の期間が今日で終わりだった。

 

(やっとこの罰から開放される)

 

 まあ、優里も健全なる男なわけで、煩悩退散でギリギリ耐えてきた。それも今日からそんなことは、する必要がなくなることに優里は嬉しかった。

 

「今日からマスターと一緒に寝られなくなるのか」

 

 ウルが凄く残念そうな顔で言った。他の契約獣達も凄く残念そうな顔をしていた。

 

「まあ、罰は1週間だけだったからな」

 

 優里は、その姿を見て少し心が痛んだが、一緒に寝ることを延長にすることはなかった。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 優里は、あれから契約獣達と朝食を食べて、テスタメント学園に登校しているところだった。

 

「ねぇあれって例の」

「そうね。あの神獣種の狂獣(バーサーカー)を倒したっていう」

「何でそんな人が、あの4人の女性とイチャイチゃしているのかしら」

「でもあの4人の女性、制服を着ていませんわね」

 

 テスタメント学園に登校中の優里は、周りの生徒から注目を集めていた。注目を集めている理由は、2つある。

 1つは、レイアでも勝てなかった神獣種のシムルグを今、世界に注目されている【第3世代】が倒したこと。

 2つは、優里の契約獣である、ウル、ガイア、リレア、ウェンディが、優里にくっついているからだ。

 この2つの理由により、かなり周りから注目されている。

 

「けどあの人達、角や獣の耳があるわよ」

「もしかして、【第3世代】の契約獣じゃない?」

「え、なんで契約獣が人の容姿してんのよ?」

「あなた、知らないの?固体種、神獣種と他の龍種、精霊種、聖獣種、魔獣種、妖怪種の最上級クラスの契約獣は、擬人化することができるのよ」

「へえー。そうだったの。知らなかったわ」

「ちょっと待って。それって、あの4人は、擬人化できるくらい強い契約獣で、その契約獣と一緒にしいるということは、あの4人全員《第3世代》の契約獣だって言うの?」

「けど、神獣種の狂獣を倒したんだし、その可能性は否定できないわよ」

「それじゃあ、《第3世代》の契約している契約獣は4体だったはずだから、契約している契約獣全てが、擬人化できるくらい強い契約獣と契約しているのね」

 

 何故、こんなことになっているのかというと、一週間一緒に寝るという罰の期限が過ぎたから、契約獣全員がせめて登校と下校は一緒に帰ろうと懇願されたからである。優里は、このお願いを断ったら何をするか不安だったから了承した。それに、もう神獣種の狂獣であるシムルグを倒してしまったので、もう別に契約獣が、全員固体種か、神獣種というぐらいばれてもかまわないと言う理由もあった。

 

「周りが騒がしいですねマスター。せっかくのマスターとの時間を。マスターあの人間共を氷付けにしましょうか?」

 

「絶対にそんなことはするなよリレア」

 

 リレアは、優里以外の人間を鬱陶しく感じながら冷気を少しだしたので、優里がまずいと思いリレアを止めた。

 

「それは、やりすぎじゃねえかリレア?まあ騒がしいのは、本当だけどよ」

 

 ガイアも、リレアにやりすぎと注意しながらも、周りの人間が騒がしいことに少し、イライラしていた。

 

「私は、マスターが隣にいるから周りは別に気にしないな~」

 

 ウェンディが、そういいながら優里の右腕に抱きつく。

 

「・・・・・・・・・・」

 

 ウルは、他の契約獣達と違い何も言わず、ただ頬を少し紅く染めて、幸せそうに優里の左腕に抱きついている。ウルの尻尾は、凄く動いている。

 

「抜け駆けは卑怯ですよ。ウェンディ、ウル」

 

「あんた達こんなところで何をしてるの」

 

 リレアが、ウルとウェンディに抜け駆けするなと言った後に、ある1人の人物が、優里と契約獣達のところに来た。

 

「ユーリこんなところで、何どうどうとイチャイチャしてんのよ!」

 

 その人物は、ツーサイドアップの紅髪の美少女のアウローラだった。

 

「優里様少しは、自重してください」

 

 アウローラに続いて、長髪の黒髪の美少女の輝夜も優里達の前に現れた。

 

「そうですわ。もっと自重してくださいな」

 

 輝夜に続いて、金髪のロングでウェイブがかかっている髪の美少女のエレナが優里達の前に現れた。

 

「「「ユーリ(優里様)少し話しがあるの(あります)(ありますわ)」」」

 

 優里は、アウローラ、輝夜、エレナから禍々しいオーラのようなものが身体から溢れているように見える。

 

「落ち着けよお前ら」

 

 優里は、アウローラ、輝夜、エレナに落ち着くように言うが、

 

「「「問答無用!契約武器(アーティファクト)!!」」」

 

「おい、戻れ!ウル、ガイア、リレア、ウェンディ」

 

 アウローラ、輝夜、エレナは、契約武器を権限させ、優里に問い詰める。優里は、アウローラ、輝夜、エレナから逃げるために、ウル、ガイア、リレア、ウェンディを聖痕(スティグマ)に戻ってもらい、神威を足に纏わせ、テスタメント学園に向かって逃げた。

 

「「「逃がさないわよ(しません)(しませんわ)」」」

 

 アウローラ、輝夜、エレナは、優里を直ぐに追いかける。

 

「凄い光景ね。あれが修羅場というものかしら?」

「もうあの《第3世代》、もう7人も篭絡していますの?」

「それに、レイア様にもすでに手を出しているという噂もありますわ」

「まだ、入学してきてから、2ヶ月しか経っていないのにもうそんなに」

「でも、おかしくはないのよね。顔も良いし、レイア様でも倒せなかった狂獣を倒すほど強いしね」

「けど、淫獣って言う噂があるのよね」

「けもど私、優里様だったら別に大丈夫」

 

 優里達が、テスタメント学園に向かった?逃げた?後、その場所は、しばらくテスタメント学園の生徒が、優里達のことについて話していた。

 

 




 次回は、優里達の敵の組織を少しだけだします。
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