ToLOVEる もしナナに許嫁が居たら   作:M.K

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次回の投稿までかなり間が空くと思いますがご了承ください
課題がヤバイほど沢山出されたので
私用で遅らせてしまって申し訳ありません
多分二月辺りまで不定期になります
とりあえずこの話もオリジナル編です


第六話

ジュ…ジュ…ジュワァー…

 

音がたつ網の上でミューリとナナの二人は箸を構えて、焼かれているものが焼けるのを待っている。

 

制さなければすぐに飛びかかるであろう二人を一人の男が宥めていた

 

「まだだ……まだ待つんだ二人とも」

 

「「分かりました!」」

 

二人が待ってから数分が経った後……

 

「もう良いかな……じゃあ『スペースアニマルズ』トレジャー入選及び赤○ジャンプに読み切り掲載、更にジャンプス○エア連載を記念して担当の僕が飯を奢る……だからじゃんじゃん食べて!連載が決まった作家に飯を奢るのが編集者の暗黙の掟みたいなものだから……ほらっそこ焼けたよ」

 

その言葉を聞いた後、網の上は戦場と化した。

 

「あぁ旨い!こんな肉久し振りに食ったよ、本当にってナナ!俺が育て上げた肉取るなよ!」

 

「ハムッ……良いだろ別に、それに肉なんて私も久し振りだから沢山食べたいんだよ!」

 

「ハハッ……じゃんじゃん食べて良いって言ったけどここまで遠慮しないで食べる新人久し振りに見たよ……本当に……」

 

二人の食いっぷりに財布の中身を見ながら、……ヤバイ、お金降ろしてこなきゃ……、とミューリとナナの編集担当である弥子豊さん(通称ヤコさん)は呟く。

 

しかし二人はそんなヤコさんのことを気にしないで焼き肉を食べまくる。

 

「奥義、トング食い!」

 

「げっ……お前それで食べるなよ!すぐ無くなっちゃうじゃんか」

 

「ほれもひふははへはひんはほ!はひひひはろ(俺も肉が食べたいんだよ!だから良いだろ)」

 

「ハハハ……もう良いや……二人とも、もっとじゃんじゃん食べなさい!」

 

トングを掴んでそれを箸の代わりにして網の上に焼かれた肉をミューリは大量に取ってからバクバクと食べ、ナナはそんなミューリのトングから肉を奪い、ヤコさんはその光景を見て少し自棄になっていた。

 

なお、会計の金額が大変なことになり、ヤコさんが編集長に土下座をしてお金を借りたのは別の話。

 

 

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「ふぅ……」

 

「ゴチです、ヤコさん」

 

「うん……本当に沢山食べたね……二人とも」

 

ミューリとナナは焼き肉を食べた(その後にサイドメニューもすべて制覇した)後、そのようなことをヤコさんに対して言った。

 

対してヤコさんは少し頬をげっそりさせながら二人にそう返事を返した。

 

「ま……まぁ二人とも……集○社で話した通り、アシスタントとか仕事場の件とかは後日、都合の良い日に話すとするから」

 

「じゃあな」

 

「お疲れ様でした」

 

ナナとミューリはそう言って焼肉屋から出ていった……そして後に残されたヤコさんは火のついていないタバコを口元にくわえてそれを揺らしながら独り言を呟く。

 

「……内田が見つけたザスティンの次に見つけた期待の新人がまさか若とお嬢だとはな……最近の宇宙人の間では漫画のブームでも来てるのか?」

 

ニヤリと犬歯をさらしてからそう呟いて、ポケットからライターを取り出して、くわえていたタバコに火をつける。

 

「……ってやっぱり鼻と喉が痛ぇ……地球人はよくこんな吸い込むと痛いものを好んで吸ってるよな、マゾなんじゃねぇかってたまに思うぜ」

 

あまりの痛さにヤコさんは、……ゴホゴホ……、と咳き込んでタバコを口元からこぼす、そして咳き込んだ拍子に彼のズボンからふわふわの黒い尻尾が飛び出した。

 

 

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↓

↓

↓

 

 

「トレジャーに出した作品がまさか連載になるとはな……ナナの絵が良かったんだろうな」

 

「私の絵よりミューリの話が良かったんだろ、私はただ話に合ったと思った絵を描いただけだしさ」

 

二人でそのようなことを言い合いながら、ヤコさんから貰ったジャンプス○エアの見本本を取り出してそれを読んで自分達の作品及び他の作品の感想を出しあったりなどをして帰路についた。

 

「……で、やっぱ「ナナ~♪」ってなんでモモが家から出てくるんだよ!出てくるときに鍵閉めたはずだぞ!どうやって入った!」

 

「ナナったら……そんなの決まってるじゃない♪」

 

そう言ってモモは腕に着けている腕輪を指差して言う。

 

「お姉様の作った『ぴょんぴょんワープくん』を改良したこれで部屋に入りました♪時間制限があるけど好きなところに自由に行ける優れものなのよ♪」

 

「姉上~モモに何てもの持たせてるんだよ!絶対にヤバイって!」

 

「まぁ……お義姉さんのそういうのは昔からあったけどなんだかんだ言ってすぐ解決するから良いんじゃないか?別に」

 

モモの言ったことに対してナナは空に向かって姉であるララに向かってそう苦言を叫び、それをミューリは宥める。

 

そんなナナを他所にモモはミューリとナナの腕に自身が着けている腕輪と同じものを、ガシャッ、と着ける。

 

「おい第三王女、これは何のつもりだ?」

 

「私たちに何させるつもりなんだよ!」

 

二人の問いに、フフフ、と黒い笑みを浮かべながらモモは腕輪を着けた理由を話す。

 

「実はですね……ララお姉様から二人をビーチに連れてきてもらうよう頼まれたんです、だから強制連行します♪」

 

「「ハァ?」」

 

二人がそう呟いた次の瞬間、玄関前から二人の姿が消え、そこには二人の衣服だけが残っていた。

 

そしてモモは残っているナナの服を掴んでから、キョロキョロ、と周りを見渡す、そして誰もいないことを確認するとその服に思いっきり自身の鼻を押し当てて深呼吸をする。

 

「……やっぱり……ナナの匂いは格別だわ……匂いだけで頭がくらくらするほど身体が熱くなるもの……」

 

ハァハァと荒い息をたてながらモモはそう呟いた。

 

 

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↓

↓

↓

 

 

モモは気づいていなかった、自身がその行動を見ているものが居たということを。

 

「あれってなんなんだろうね?」

 

「わからないなっし、だけどわかることがあるとすればあの子はナナ嬢が大好きだってことじゃないなしか?」

 

「病気みたいな感じに見えたけど……」

 

「……ジーサーが言うなら病気なのかもしれないなしな?」

 

建物の裏で、ジーサーとシーザーがモモの奇行を一部始終見ていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おまけ

 

ミューリとナナ、そしてヤコさんが焼肉屋から出た後、その店にモモが来店していた。

 

「ここからナナの匂いがするわ……ビンゴ♪」

 

先程まで三人が座っていたテーブルを見つけ、テーブルの上に置かれているコップからはナナの匂いがするコップが置いてあり、モモはそのコップを持って頬を赤くした後、その飲み口を自身の唇に当て、中に残っていた少量の液体を飲んで、ハァァァ、と興奮して息を吐き出す。

 

「ハァァァ……ナナと間接キスしちゃったわ……考えただけで興奮して、身体が火照って頬が紅潮しちゃうわ」

 

そう呟いて、モモはコップを鞄に入れて持ち去った。




ミューリとナナ、漫画家デビューしました
まぁ……それよりヤバイことが後半書いてあったような気もしますが

ヤコさん
バクマンで言うところの瓶子副編集長的立場の人
読んでわかる思いますが彼は……

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