“夜叉姫”斑鳩   作:マルル

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第五十二話 変化を告げる手紙

 打倒、冥府の門(タルタロス)のために集った魔導士たちは勝利に沸いた。

 

「イグニール!」

「こいつを片付けてからだ! 本を手に入れろ!!」

 

 一方、イグニールはアクノロギアとの決着をつけるため、再び空へと舞い戻る。あっと言う間に天高く昇り、ナツの言葉はすぐに届かなくなってしまった。

 メルディがイグニールの言葉に首を傾げる。

 

「本?」

「イグニールの依頼でENDの書ってやつを探してんだ。お前ら知らねえか?」

 

 ナツがエリックたちに尋ねると、すかさずリチャードが返答した。

 

「ENDの書といえば、冥王マルド・ギールが常に肌身離さず持っていることで、バラム同盟の間では有名デスネ」

「でも、僕がここに来る前に見たときは持っていないみたいだったよ」

 

 制御室で冥王と遭遇しているマクベスが首を横に振った。ソーヤーがその言葉を聞いて口を開く。

 

「だとすりゃ、あの冥王が書を手放さなきゃいけないほどの事態に遭遇したってことだろ。考えられんのは冥王獣(プルトグリム)が墜とされたことだが、落下する時にはむしろ本を落とさないようにするだろうし、冥王獣を斬った斑鳩との戦いに備えてどこかへ置いてきたってのはどうだ?」

「たぶん違うと思うゾ」

 

 ソーヤーの推論をソラノが否定する。

 冥王獣を墜とした斑鳩を倒すために本を手放したのなら、冥王が真っ先に制御室に向かっていることはおかしい。ソラノは斑鳩たちを連れてきて、制御室でマクベスを助け出すまでは一緒だったのだ。そこまでの間に冥王からの妨害はなかったし、制御室で初めて対面したときも冥王が備えていた様子は見受けられなかった。

 

「しょうがねえ。やっぱりしらみつぶしに探すしかねえか」

「いや待て。オレに心当たりがある」

「本当か!?」

 

 エリックがナツに頷いた。

 

「冥王はおそらく、墜落前にゼロとぶつかっている。少なくともブレインがそうするつもりだったのは確かだ。オレがこのことを聞いたとき、確かブレインは玉座の間に向かうと言っていたはず」

「じゃあ、そこにあんのか?」

「そこで戦いが始まっていたとすればの話だけどな。可能性はあると思うぜ」

「十分だ! 案内してくれよ!」

「──ちょっと待ちな。そういうことならオレも連れて行ってくれ」

 

 ナツとエリックの会話に誰かが割って入ってくる。声はその場にいた誰のものでもなかったが、ナツには聞き馴染みのある声だった。

 

「グレイ」

「オレもENDの書には用がある。破壊しなくちゃいけねえんだ」

「それはだめだ! 本はイグニールに届ける!!」

 

 ナツはグレイを睨み付け、グレイもまたナツに向かってにらみ返した。

 

「ふざけんじゃねえぞ。ENDはゼレフ書の悪魔の頂点にいるやつだ。破壊できるうちに破壊しておくべきだろう」

「イグニールと約束したんだ」

「オレだって約束がある」

 

 二人はお互いに一歩も譲らず、ともすれば戦いに発展しそうな雰囲気を出し始めた。周りの元六魔たちは呆れたように二人を見やり、代表してエリックが二人の仲裁に入った。

 

「今は喧嘩してる場合じゃねえだろ。とりあえず本を探してからにしようぜ」

 

 そう言った瞬間、エリックは周囲の気温が下がったような錯覚を覚えた。エリックだけではない。その場に居る全員に、気味の悪い悪寒が走る。

 

「探す必要はないよ。君たちには渡さない。この本は僕の物。大切な物なんだ」

 

 ゆっくりと、足音もたてずに男が一人歩いてくる。黒い髪、黒い瞳、漆黒の衣装。どこまでも暗く、虚ろな雰囲気を漂わせている。

 

「ゼレフ」

「こいつが……」

 

 ナツの呟きでエリックたち元六魔の五人はその正体を知る。その姿を脳裏に焼き付けるようにじっと見つめるが、ゼレフには視線を気にするようなそぶりもない。ゼレフはただ、ナツだけを優しく見つめていた。

 

「僕は今日、君と決着をつけるつもりでいたんだ」

「あ?」

「だが、アクノロギアという邪魔が入った。彼がもう一度歴史を終わらすのか、奇跡が起こるのか、僕には分からない」

「何言ってやがる」

 

 ゼレフは空で戦う二頭のドラゴンを見上げ、再び視線をナツに戻すと淡い笑みを浮かべた。

 

「もしもこの絶望的な状況を生き残れたら、その時は僕が更なる絶望を与えよう」

 

 一瞬、ゼレフは瞳に冷酷さを浮かび上がらせる。そして身を翻して背を向けると、どこかへと消えてしまった。

 

「あの野郎、本を持って行きやがった……」

 

 グレイは悔しそうに呟いた。

 ナツたちは言葉も発さず、しばらくの間ゼレフが消えた場所をみつめていた。

 

 

 

 

 

 *******

 

 

 

 

 

「敗北……」

 

 冥王は呆然と、制御室に浮かぶ“FACE SIGNAL LOST”の文字列を見つめていた。

 斑鳩たちは今度こそ終わったのだと安心して息をつく。そこに、急な悪寒が三人を襲った。

 

「マルド・ギール、君はよくやったよ。ENDが甦るまで後一歩だった。もう眠るといい」

 

 ゼレフが冥王と斑鳩たちの前に姿を現わした。ゼレフは冥王を見下ろしている。

 その存在感、冥王に対する態度から、斑鳩たちも目の前の男がゼレフなのだと理解した。

 冥王はどこか泣きそうな表情を浮かべて身体を振わせると、弱々しく右手を天へと差し伸ばした。

 

「マルド・ギールは……あなたの、望みを叶えることは…………」

「君には無理だ」

 

 ゼレフが指をひとつ鳴らすと冥王の姿は本へと戻り、煙をあげて燃えると灰になった。

 その様子を唖然と見つめ、斑鳩は眉間に皺を寄せてゼレフを睨む。

 

「そんな……。あなたが作った悪魔でしょう」

「もういらないからね」

 

 夜叉閃空・狂咲をくらいながらも立ち上がった冥王の執念。ゼレフにかける凄まじいほどの想いは敵ながら斑鳩を感嘆せしめる程のものだった。だというのに、目の前の男は冷たくあっさりと捨ててしまった。憤りを感じずにはいられない。

 ゼレフは冥王に突き立っていた神刀を見つめると目を細める。

 

「月の神刀か。懐かしい」

「知ってはるんどすか……?」

「アンクセラム神の呪いを解けはしないかと、昔頼ったことがある。いつごろだったかも詳しくは思い出せないけれど、結局解けなかったことだけは確かだよ」

 

 斑鳩が神刀とゼレフの意外な接点に少し驚いていると、エトゥナの意思が語りかけてきた。

 

『あの男には生と死を司る最高位の神、アンクセラムの呪いがかけられている。矛盾の呪いによって死をまき散らし、奴自身は不老不死になっている』

『本当に解けないんどすか?』

『呪いはかなり強固だ。今のお前が引き出せる月の雫(ムーンドリップ)の威力では百年浴びせ続けたところで解けはしない。可能ではあるが実質不可能といったところだ』

 

 エトゥナが言う百年は二十四時間三百六十五日百年間浴びせ続けても、という話である。そんなに長時間維持は出来ないし、担い手の斑鳩も寿命で死ぬ。かといって、斑鳩が死んですぐに次の担い手にたる人物が出てくるとは限らない。次の担い手が斑鳩ほどの力を引き出せるか、そもそもゴッドソウルに至れるかすらも分からない。それを考えれば百年どころか千年経っても呪いを解けはしないだろう。

 ゼレフはもう用事は済んだと、背を向けてその場を去ろうとする。その背中に斑鳩が声をかけた。

 

「うちらにとどめはささないんどすね」

「君たちの命に興味はない。この状況で生き残れたとしても同じ事だ。近いうちに君たちは滅ぶことになる」

 

 ゼレフは斑鳩たちに振り返ることもなくそう答えると姿を消した。後には斑鳩たち三人だけが残される。

 

「滅び……。一体何を企んでいるのでしょうか」

 

 その問いに答えられる者は誰もいない。呟きは拾われることなく空へと消えていった。

 

 

 

 

 

 *******

 

 

 

 

 

 空で繰り広げられる二頭のドラゴンによる決戦は、イグニールの敗北という形で幕を閉じた。イグニールは胴体を半分以上えぐり取られ、アクノロギアの咆哮を受けて絶命した。

 アクノロギアもまた無傷とはいえず、左腕を食いちぎられて撤退した。炎竜王の最期の執念といえるだろう。

 

「人間たちよ。争い、憎しみあっていた記憶は遠い過去のもの。今、我々はこうして手を取り合うことができた」

 

 グランディーネ、メタリカーナ、バイスロギア、スキアドラム。四頭のドラゴンもまた消えゆこうとしていた。ドラゴンたちはすでに四百年前、アクノロギアによって魂を抜かれている。子である滅竜魔導士の体内に宿って竜化を防ぐための抗体を作り、アクノロギアを倒すための機を伺っていたが、姿を現わしたことでもう戻ることは出来ない。そのことを伝え、子に別れを告げると飛び立った。

 

「我々ドラゴンの時代はひとつの終焉を迎えた。これからの未来をつくるのは人間の力。四百年前、人間とドラゴンの間で交わされた盟約、大憲章(マグナカルタ)にのっとり、我々ドラゴンは人間を見守り続けよう。永遠に」

 

 そう言い残し、ドラゴンたちは光となって消えていく。イグニールの亡骸もまた、同じように消えだした。

 

「オレはもっと生きていく! オレはもっと強くなる!! オレがアクノロギアを倒してやるんだ!!!」

 

 ナツはイグニールの前で涙を流しながらも力強く立ち上がり、そう宣言したのだった。

 

 

 

 

 

 *******

 

 

 

 

 

 戦いが終結し、身動きがとれなかった斑鳩たちは妖精の尻尾によってマグノリアまで運ばれ、病院に入院することとなった。

 それから八日、斑鳩はいまだにベッドに伏せっていた。

 

「すみまへんなぁ。カグラはんにサギはんまで付き合わせる形になってしまって」

「いえ、お気になさらず」

 

 ベッド脇の椅子にはカグラと青鷺が腰掛けている。二人は入院後一日で退院したのだ。もっとも、青鷺はまだ松葉杖をついている状態であるが。二人は今、マグノリアで宿をとって滞在している。斑鳩が退院できるまでは待つつもりなのだ。

 

「肩を並べておきながら、いつも斑鳩殿に無茶をさせてしまう己の未熟を恥じるばかりです」

「そんなことはありまへんけど」

「……せめて入院中の世話ぐらいはさせてもらうよ」

 

 二人に斑鳩の意見を聞き入れるつもりはないようだった。斑鳩も二人の好意に甘え、それ以上は何も言わなかった。

 ふと、斑鳩は先程窓から見えたものについて二人に尋ねた。

 

「そういえば、エリックはんとソーヤーはんが病院を出て行くのが見えましたけど」

「ああ。昨日ラクサスが無事目覚めましたので、もう用はないと先程帰ったのですよ」

「なるほど」

 

 魔障病のワクチンを作るため、魔障粒子を体内に含む悪魔の血が必要だった。しかし、エリックが瘴気の性質を手に入れたので直接血を提供していたのだ。一番重病だったラクサスが目を覚ましてワクチンの効果も実証出来た。故に、役目を終えて今日帰っていったのだという。

 

「わざわざ一週間も協力してくれるとはありがたいことどすな」

「むしろ妖精の尻尾に思い人がいる奴には渡りに船だったでしょう」

「ふふ、確かにそうかもしれまへん」

「……また色々聞いて満足してるんじゃない?」

 

 青鷺がやれやれと肩をすくめる。

 そこに、病室の扉をノックしてエルザが入ってきた。

 

「具合はどうだ」

「会話をするくらいは苦じゃありまへんよ。身体も少しずつ動かせるようになってきてますし」

「順調に回復しているようで喜ばしいな」

 

 エルザはカグラに促され、二人と同様にベッド脇の椅子に腰をかけた。

 

「そちらもラクサスはんが目を覚ましたようで」

「聞いていたか。しかし、目を覚ましはしたが、あまり手放しに喜べる状況じゃなくてな」

「というと?」

「実は、ラクサスは魔障粒子の汚染が強すぎて、内臓の多くは未だに蝕まれているのだ」

 

 エルザの話はカグラと青鷺も初耳のようで驚いていた。

 

「とはいえラクサス以外の患者はワクチンで完治可能だ。ラクサスも今日から普段通りの生活を始めている。そこまで心配する必要はない」

 

 エルザは斑鳩たちを安心させるように迷いのない口調ではっきりと話す。斑鳩は少し考え込むと口を開いた。

 

「魔障粒子による汚染ならうちがなんとかできるかもしれまへん」

「本当か!?」

「ええ。魔障粒子も月の権能で浄化できると思いますよ。よければ力を貸しますけど」

 

 エルザもやはり心配だったのか、その話を聞いて胸を撫で下ろした。

 

「ありがとう。その話は私から伝えておこう。雷神衆は飛び跳ねて喜ぶだろうな」

「うちが完治するまではゴッドソウルもできまへんから、待ってもらうことにはなりますけど」

「そんな贅沢は言わないさ。治る見込みがあるというだけで感謝が尽きん」

 

 斑鳩は少し気恥ずかしくなって曖昧な笑みを浮かべると、話題を変えて気になっていることについて尋ねた。

 

「そちらのギルドの様子はどうどすか?」

「いつも通り、とはいかないな。皆それぞれに思うところがあるようだ」

 

 親のドラゴンと別れることになった滅竜魔導士たち。ナツにいたっては先日旅に出てしまったという。グレイは故郷に戻り、ジュビアも暗い顔をして着いていった。他の面々もどこか浮かない顔をしている。

 

「だが、いつまでもこのままというわけではないだろう。皆、立ち直れるだけの心の強さは持っている。一人では難しくとも支え合える仲間がいる。何も心配はいらないさ」

 

 エルザは誇らしげにそう語った。その言葉に斑鳩たちも笑みを浮かべる。

 

「そう言うエルザはんはもう大丈夫そうどすな」

「まあな」

 

 斑鳩の言葉にエルザが頷く。

 すると、隣に座っていたカグラが悪戯っぽく口の端を釣り上げた。

 

「ふっ、斑鳩殿、エルザに心配は無用ですよ。なにせジェラールに励ましてもらったらしいですから」

「んなっ……!?」

「あらあら」

 

 突然のカグラの言葉にエルザは言葉を失い、頬を赤らめる。

 

「ななななにを言っているんだ!」

「川の土手で会ったんだろう?」

「お、お前がなぜそれを……」

「……さっき、エリックとソーヤーが楽しそうに話してたよ。ジェラールがかっこつけた事を言ってたとかなんとか」

「あいつら聞いていたのか。く、次に会ったときはただではおかん!!」

 

 エルザが身体をわなわなと震わせて拳を握りこむ。その様子をみて斑鳩たちはくすくすと笑った。その後もエルザをからかいつつ、四人で談笑をして過ごす。

 

「長居してしまったな。私はそろそろ戻ろう」

 

 しばらくしてエルザが席を立った。

 

「ラクサスはんによろしくお願いします」

「ああ、伝えておく。雷神衆にもな」

 

 そう言って、エルザは病室から退出していった。

 

 

 

 

 

 *******

 

 

 

 

 

 斑鳩の見舞いを済ませたエルザは、爆発によって倒壊したギルドの様子を見に行こうと歩を進めていた。ギルドを視界にとらえたところでエルザは眉をひそめた。

 

「ギルドメンバーが集まっている?」

 

 見覚えのある面々が集まってざわめいている。あまり良い雰囲気とはいえない。不吉な予感を胸にエルザは走り出した。

 

「おい、何を騒いでいる! 一体どうしたんだ!!」

 

 エルザが声をあげて近づいていくと、何人かが気がついて走り寄ってくる。その一人、マックスが息を切らせながら叫んだ。

 

「大変だエルザ! マスターが妖精の尻尾を解散させるって!!」

「──な、なんだと!?」

 

 エルザは人だかりの先に立つマカロフを見つめる。その時、マカロフは丁度騒ぎ立てるメンバーたちを黙らせ、解散を宣言したところであった。

 

「本気なのですか、マスター…………」

 

 エルザは想像だにしていなかった事態に、一瞬言葉を失った。

 

 

 

 

 

 *******

 

 

 

 

 

 エルザが退出してから間もなくして、再び病室のドアがノックされた。

 

「もう雷神衆でも来たか?」

 

 そう思うカグラだったが予想は外れ、扉を開けて入ってきたのは担当の看護師だった。

 

「斑鳩さんにお手紙です」

「手紙どすか?」

 

 ベッドに伏せる斑鳩に代わってカグラが手紙を受け取る。看護師は手紙だけ渡すと退出した。

 

「……ギルドに何かあったのかな」

「だとしたら宛先がうちだけとはならないでしょうけど」

「ふむ」

 

 差出人の心当たりがなく、斑鳩と青鷺が首を捻る。カグラが封筒を裏返して差出人を確認した。

 

「こ、これは──!!」

「ど、どうしたんどすか!?」

 

 カグラが差出人の名を見ると、驚いたように声をあげて固まった。斑鳩と青鷺が何事かと声をかける。そんな二人に、カグラは僅かに緊張を滲ませつつ、差出人の名を告げた。

 

「これは聖十大魔導序列二位、ハイベリオン卿からの手紙です」

 

 思いもよらない名を耳にして、斑鳩たちは無言で視線を交わし合う。

 

「カグラはん、手紙を読んでもらえまへんか」

「では、失礼して……」

 

 斑鳩に促され、カグラは手紙に目を通していく。読み進めるにつれて、カグラがその身を震わせていった。

 

「か、カグラはん。その手紙には一体何が書かれてはるんどすか」

「す、すみません。では要件の部分を簡潔に読ませて頂きます」

 

 カグラはごくりと唾を飲み込み、ハイベリオンの手紙を読み始める。

 

「評議院なくして魔法界の秩序は保てず、魔導士ギルドの運営もままならない。そこで我々聖十大魔導が集結し、再建をはかろうと思う次第。ひいては聖十大魔導序列六位、斑鳩殿にも新たな評議員として名を連ね、協力して頂きたい所存である、と」

「────は?」

 

 妖精の尻尾解散。評議院再建。

 時代はひとつの終わりへ向けて、大きくうねりだそうとしていた。




スティングとローグはセイバーのギルドで親のドラゴンと別れを済ませました。

さて、これにて冥府の門編完結!
残すは黒魔術教団編とアルバレス帝国編だけとなり、終わりが少しずつ見えてきました。よければこれからも本作にお付き合いください。

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