Muv-Luv Alternative ~Eines Tages, glauben, dass die Reichweite 作:neunzehn
「」会話
『』通話
()思考
一応、こちらで変更あり。独自性満載
「…はぁ、はぁ、はぁ、……さすがにしんどいね。兵装も時間も残り僅か、か…みんな-」
彼の網膜にプラチナヘアの女性が写し出された。
「それ以上は言わないで下さいね。ここには私達が残り奴らの足止めを行いますので先を急いでください」
「そうそう。私達に任せて先に行った行った!直ぐ追い付くからさ!」
凛々しい声の女性と明るい声の女性が彼にそう告げた。その二人の女性は姉妹である証、プラチナヘアを煌めかせ彼に先に行くように促す。
自身の想いをその胸の内にかくして…
「…わかった。ここは任せるよ」
彼は何も言わなかった。わかっていたからだ、もう会うことが出来なくなると、最後なんだと…迷えば彼女達の想いを踏みにじることになる。彼女達だけじゃないここに来るまでに散っていった戦友達。だから-
「……行きましたね」
「うん」
二人は遠ざかる二機の気配を背後に感じ、前方を見据えた。
ここは敵地の奥深く…通称[前室]メインホール通路前。ここに間もなく憎き敵…BETAがやって来るだろう-我々を殺しに。
「…良かったのフィン伝えなくて?」
「そう言うリアは良いの?」
何が、とは言わない。二人ともわかっているからだ。ここで彼の負担になるようなことをしてはいけない。
「大丈夫よ。それにサクヤが言わなかったのに私が先に…っていうのはフェアじゃない。そうでしょ?」
「…だね。それに-」
「ええ、彼には私達の隊長様が付いている。任せましょう」
-----
戦術機が二機重頭脳(メインブレイン)級BETAの前に居た。
気味の悪い触手がうねってユラユラと揺れ、目前の獲物をどうしてくれようかと…
「もう、何度目になるかなコイツを相手にするのは…」
彼の機体【E×E】どことなく【Type00】武御雷を連想させる。
鋭意なフォルムだが第3世代機からするとかなり大型だ。
「都合14です。でも、目的はコイツではないんですよね?
」
もう一人の女性の機体【天津神】こちらもやはり武御雷を連想させるフォルムである。
「ああ。敵はコイツじゃない。…居るんだろう!こんな殻に籠ってないで出てこい‼」
その瞬間、目の前のBETAが痙攣したかとおもうと内側から爆発して<手>が出てきた。
何故、それが<手>だとわかったのか…どうみても人間の手と酷似していたからである。しかしこの離れた位置ではっきりと解ったのは機体のセンサーでの拡張……ではない。巨大な人間の手にしか見えない<ソレハ>BETAの内から出てきたのだ。
「…フフフ、聞こえてルヨ人間。しかし驚いたネまさかワタシの存在二気付くなんテ、なんダおマえは?」
「応える気はない。貴様だけは、ここで確実に消す!」
すると彼は即座に<ソレニ>斬りかかり、そして……-
-----
「…繋がりました、博士」
銀髪の女性…腰近くまで届く綺麗な髪、スタイルも良くすれ違う男はみな、好色な視線を彼女に向けるが側に居るもう一人の女性を見るとすぐさま視線を外して足早に去っていった。
もう一人の女性も凄まじくスタイルが良いが銀髪の彼女よりかは大分年齢が離れているようだ。
その女性…名を【香月 夕呼】という
「そう、ありがとう霞。…しっかし昔からは考えられないくらい変わったわね~そんなに胸も成長して、見る男見る男が振り返ってって、そんな事言ってる場合でもないか……霞、少し席を離れるからなんか来たら適当にお願いね」
そう言うと夕呼はその場を後にした。
霞と呼ばれた女性…名を【社 霞】という。容姿と名前が一致していないとおもうが今は割愛する
霞も早々に離れて知り合いの所に向かう。ここに居ても身体目的の男性しか居ないと<読める>からだ。護身術は学んでいるがウサギがオオカミの中にいる必要はない。
それに、ここに居ても夕呼は戻って来ないだろうから…
-----
「…そっちはどう?って画像が見えないわね。なに、故障!?まったく何やってるのよ。……ん?こっちはさっきまで会場に居たけど今回はエロオヤジ共の相手ばっかりで大変だったわ。霞もだんだん綺麗になっていくからあの子も大変ね……当然じゃない、でも最近はオヤジ共のあしらい方も上手くなってきたから安心してるわ。それより聞きなさいよ、また-」
夕呼は通信相手と会話をしながらも地には滴がポタポタとおちていた。少しでも彼の声を自身に遺すように……
2015年12月31日-その日、人類は<月>と<火星>を取り戻した。多大な犠牲を払い、それでも一人一人の想いが〔力〕をよび成功した二面作戦。
一人は生還-名を【白銀 武】
一人は戦死-名を【霧月 雪兎】