前回と引き続きオリ問題作りました。
(被ってたらすいません)
では7話目です。
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第七問
問 以外の問いに答えなさい。
『裁判制度で、一回目の裁判の判決に納得がいかない場合にもう一度裁判ができる制度の事を答えなさい』
姫路瑞希の答え
『三審制』
教師のコメント
正解です。日本では人権を守るため同一の事件を3回まで裁判が受けれる仕組みがあります。
吉井明久の答え
『恥の上塗り』
教師のコメント
それはあなたのことです。
木村秀頼の答え
『異議あり!』
教師のコメント
あなたの回答に異議ありです。
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キーン コーン カーン コーン
このベルの音が開戦の合図だ。
「よし、行って来い!目指すはシステムデスクだ!」
『サー、イエッサー!』
Fクラスは40人の戦力と姫路を投入しまずは敵の出鼻をくじくことが今回の目的だ。
「いたぞ、Bクラスだ!」
「生かして帰すなーっ!」
「(お前等はどこの民族だ!!)」
とても平和な日本に住んでるとは思えない物騒な台詞で戦闘が始まった。
「試獣召喚!」
『Bクラス 野中長男 数学 156点
VS VS
Fクラス 木村秀頼 62点』
「(二倍以上か…気を抜いたら一瞬だな)」
相手は召喚獣は甲冑を着込み、円盾とロングソードを持ち明らかに強そうな格好で、俺は相変わらずの格好だ。
「随分とみすぼらしい召喚獣だな…」
「うるせぇ!ほっとけ!」
確かに他に比べると貧そ…質素だがそこまでは…もう諦めよう。
今回は背中から鋤を取り、鋤先を下に構える。
「覚悟しろ!」
野中は盾を前に構え一直線に突進してきた。
「(明久だったら木刀で足を挫くことが出来るんだろうな…)」
いくら操作に慣れてきたとはいえ《観察処分者》の明久みたいに細かな動きはできないため、別の作戦を考えるため辺りを見渡す。
「何か障害物になるものは…あれだ」
消防用のホースが入った鉄の箱を見つけ鋤先を蓋の隙間になんとかいれ、野中がくるタイミングにてこの原理で思いっきり力を込めて開けた。
普通の召喚獣にとって学校の備品は動かせない障害物となり、薄いただの鉄でさえ動けば充分凶器となりえるものだ。
「クッ、小癪な!」
操作に慣れていないため蓋を大きく跳んで避け着地に失敗しバランスを崩す。
「隙あり!」
召喚獣の弱点でもあり甲冑の構造上守れない首めがけて鋤を全力で突き刺すがそれもギリギリで回避される。
「避けられた…」
俺の召喚獣のすぐ隣を赤い光線が通り過ぎ野中とその奥にいたBクラスの1人を一瞬で塵にし、奥のBクラスの相方はバランスを崩し姫路の大剣で武器ごと一刀両断された。
「(姫路が敵じゃなくて良かった…)」
料理もとい生物兵器や、あの召喚獣が敵の元にあると思うと背筋がゾッとする。
「い、岩下と菊入が戦死したぞ!」
「姫路瑞希、噂以上に危険な相手だ!」
「そう言えば野中もいねぇ!」
「野中はどうせ教室に戻ればいるだろ」
「(野中の扱い雑!)」
試召戦争で一瞬しか会っていないが野中の普段の様子が気になってしまう。
「中堅部隊と入れ替わりながら後退!戦死だけはするな!」
Bクラスの指揮官が叫ぶ。
「(さて、追撃戦と行くか)」
撤退していくBクラスを追いかけようとしたとき後ろから トントン と肩を叩かれ振り返るとムッツリーニがいた。
「……来てくれ」
ムッツリーニに言われたとおりについて行くと新校舎の三階と四階を繋ぐ階段の中腹に着た。
「なんだ?こんな所まで連れてきて」
「……Cクラスの動きがおかしい」
「ならいつも通り、盗聴すればいいだろ」
「……盗聴機が壊れて動かない…」
普段は表情は表に出さないが、珍しく悔しそうな顔をしている。
「……だからこれをCクラスの天井に設置してきて欲しい」
そう言って手渡されたのは小さな盗聴機と紙でできた球体であった。
「この丸いのは何だ?」
「……特製煙玉」
「良く作れるな」
「……紳士のたしなみ」
「(そんな紳士はいない)」
と心の中でツッコミをいれる。
「……ここから行け」
ムッツリーニは背伸びをしてAクラスが奥にある壁を軽く叩いて外し、そこに現れた穴を指差す。
「お、おう。行ってくる」
ムッツリーニが開けた入り口に腕の力でよじ登り、1人がギリギリ通れる穴を抜け作業用の足場がある天井裏に着いた。
「(せっかくだからAクラスでも覗いてくか)」
好奇心に負け比較的近くにある一枚のパネルをずらし休憩中のAクラスを覗く。
「(さて、どんな奴がいるかな…アイツは勉強が出来そうだな)」
最初に目に付いたのは休憩にもかかわらず参考書を片手に勉強している眼鏡をかけた男子生徒であった。
「(勉強ができるだけで特に変わりは…ン!?)」
参考書の間をよく見てみるとバカな友人の写真があり、
『相手は男だというのに、なぜ僕は…』
それ以上は見ていられず目を反らす。
「(あ、あれは見間違いだ。次だ次!次の対象は木下姉にするか)」
『うーん、これでも無いな』
ノートを開き考え事をしながら何かを書いている途中であった。
「(やっぱりAクラスだから勉強するよな)」
『アイツのプリン何が入ってるのかしら』
「(プリンの解析かよ!!)」
思わず声にでそうになり慌てて口を押さえる。
「(Aクラスの面子でまともな奴はいないのか…)」
『代表そういえば。またFクラスが試召戦争してるらしいよ』
『……知ってる』
「(あの声は霧島か?)」
声のした方を覗くと髪をショートカットにした、ボーイッシュな女子生徒とAクラス代表である霧島がいた。
『へー、以外だったなFクラスのそんなに気にしてるなんて』
『……そう?』
首を軽く傾げたあといきなり周りをキョロキョロと見渡し始める。
『どうしたの代表』
『……愛子…誰かに見られてる気がしない』
『気のせいだよ代表』
愛子と呼ばれる女子生徒は気のせいと言いながらも笑顔でこちらを見て、
『(バレテルヨ)』
とクチパクで伝えてきた。
「(…………)」
俺は極力音を立てないように慎重にAクラスを後にし、Cクラスへと向かい盗聴機をCクラスの天井裏中央に設置した。
「(終わったぜ…一応働いたんだ、少しくらい寝てもいいよな)」
最近はプリンの仕込みであまり寝ていなかった事やAクラスでの極度の緊張のせいもあり、俺は睡魔に負けその場で横になった。
☆
目を覚ますと天井の隙間から夕陽の光が差し込んでいた。
「(やべ、今何時だ!)」
慌てて来た道を戻ろとすると下から戦闘音が聞こえ、隙間からCクラスの様子を確認する。
「(あれは須川か…)」
須川がでBクラス1人と戦っているのが見え。急いで足場を伝って教室に残ったBクラスの背後に気がつかれないよう飛び降りムッツリーニから貰った煙玉を地面に叩きつける。
「試獣召喚!」
煙に紛れ須川と戦っていた召喚獣を不意打ちで一撃で倒し須川を引っ張ってCクラスから脱出した。
「何でお前がここにいるんだ!」
「理由はあとだ、まず教室に戻るぞ」
俺と須川は少し回り道をして教室へと戻った。
☆
「おっす」
「あ、秀頼と須川君ってなんで須川君が!?」
「木村に助けられてな、ありがとな木村、じゃ先帰るな」
須川は俺に感謝の言葉を告げ帰路につく。
「それにしても秀頼よ、試召戦争中は一体どこで何をしていたのじゃ?」
「まぁ、企業秘密ってやつだな」
天井裏で寝てましたとか言えるはずがない。
「……頬にあとがついてる」
「やべ、天井裏で寝てたとき寝跡…あ」
ムッツリーニよ誘導尋問はひどいぞ。
「言い残すことはないか」
雄二が笑顔のまま拳に力を込めて言った。
「手加減…おねがいします…」
その後どうなったかは言うまでもない。