書こう書こうと思いながらも1ヶ月近くだってしまいました。ごめんなさいm(_ _)m
最近はもう一つの方を集中して書いていたのでキャラがブレてないかとても心配です(もしブレてたら感想でお願いします)。
それでは20話目です。
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第三問
強化合宿二日目の日誌を書きなさい。
木村秀頼の日誌
『学習合宿なだけあり朝から夕方はもちろん、更に睡眠時間を削る勉強尽くしな1日だった』
教師のコメント
睡眠時間を削ってまで勉強するのはあなた達のクラスだけです。
須川亮の日誌
今日が無理でも明日がある!明後日がある!俺は楽園に到達するまで絶対に諦めない。
教師のコメント
その努力を違うことに向けて下さい。
霧島翔子の日誌
合宿に入ってから雄…婚約者が積極になってきて嬉しい。ただ私だけを目的としてないのが残念。…少し教い…強調が必要。
教師のコメント
合宿で様々な事件が起こり疲れのせいで先生も幻覚が見えるようになったのでしょうか。今日はゆっくりと寝て明日に備えるようにします。
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強化合宿二日目、FクラスはAクラスと合同自習が表のイベントだ。
「なぁ、今日はもういいだろ…」
「駄目よ」
部長が毎回赤点でテスト後しばらく残される事態を避けるため優子に1対1で教えて貰っているが俺の精神力は限界に近い。
「頼む!」
「まだ始めてから15分もたって無いじゃない。ほらさっさとやる」
精神的な限界といっても勉強自体の集中力が切れた訳ではなく、
「違うんだ優子。このまま続けると俺が裁かれるんだ」
外部からのいつでも刑が執行できる準備をしているクラスメイトと一部Fクラスに感染されはじめたAクラス男子の目線がガリガリと俺の精神力を削っていく。
「知ってるわよ。それはあとで秀頼が何とかしなさいよ」
なんて鬼畜な所業なんだろうか、例えるなら腹ペコの狼がいる檻に兎を放り込む並みに非道な選択だ。
「工藤さん。キミが…キミが僕にお尻を見せてくれると嬉しいっ!」
いきなり明久が大きな声でセクハラ宣言を放ちA、Fクラスの視線を集めた。
「………死んだな」
昨日の出来事から工藤がこんなに美味しいネタを見過ごす訳がなく、そっと目を閉じ冥福を祈る。
「続きやるか」
明久が社会的地位を犠牲にして審問会の注意をそらしているうちに勉強を始めようとするが
「秀頼。そんな所で勉強してないで早く僕《にお尻を見して》って違う!」
火の粉は望まずとも降りかかってきた。
「《次からは》他に当たれよ。…って、やめろ工藤!!!」
昨日録音されたものが残ってたらしく火の粉は燃え移り対岸の火事ではなくなった。
「……秀頼×吉井くん…ありかも…でも」
ブツブツ呟きながら次々と表情を変える優子や、刻々と黒いオーラを放つ姫路と島田など二次災害でさらに部屋はカオスとかす。
「……工藤愛子おふざけが過ぎる」
今まで黙っていたムッツリーニが立ち上がり工藤をまっすぐ見据える。
「ムッツリーニさえいれば怖くない!」
「俺はさらにひどくなると思うぞ…」
一応忠告はしておいたが明久は自信満々にしゃべりだす。
「姫路さん。美波。よく聞いて。さっきのは誤解で、僕は《お尻が好き》って言いたかったんだ。《特に雄二》《の》《が好き》ってムッツリーニィィー!!」
「だから言っただろ《今日は》《俺》だって。…工藤ぉぉぉお!」
これでは完全に俺は同性愛者になってしまうため反論したいのは山々だが、抗議を始めた瞬間玩具になるのは目に見えている。
せめて少しでも誤解が解けるよう悪戯がされにくい小声で頼みに工藤の方に向かうが
「木村バリア」
島田の声と共に見えていた景色が変わり、目の前に抱擁体勢の清水が現れた。
「その豚野郎がお姉さまを阻む壁なら破ってみせます!」
開いていた腕をクロスさせ熱烈な抱擁は猛烈な突進へと変わり、無防備な腹部にクリーンヒットした。
「ふ、不幸だ…」
意識があったのはここまでで、この騒ぎはさらに人を巻き込み鉄拳先生が来るまで続いたそうだ。
☆☆☆
「僕は工藤さんが犯人だと思うんだけど」
覗きを決行する事前のミーティングに明久がそう切りだした。
「賛成だ。俺も工藤が絶対犯人だと確信している」
「その可能性は高いだろうな。だが秀頼お前の理由は他にあるんじゃないか」
「そ、そんなことないぞ」
雄二の質問に一瞬詰まって答えてしまう。
「本音はなんだ」
「犯人とかはどうでも良いからボイスレコーダーを回収したい…」
脅迫も怖いが同性愛者と勘違いされこの青春を彼女なしで過ごすの怖い。
「……チャンスは一度きり。失敗は許されない」
「だよな…」
明久達の人生がかかっているので渋々諦め気持ちを切り替える。
「覗くにしても大浴場に行くにはあの一本道しかないじゃろ。作戦は正面突破以外に無いと思うのじゃが?」
秀吉の言うとおり作戦という作戦は無いに等しい。
「大丈夫だ方法はある」
雄二がそう言い終えると同時に部屋がノックされ返事を聞く前にFクラスの男子が部屋へと入ってきた。
「坂本、俺たちに話って何だ?」
戦闘にいた亮が代表する形で雄二に訪ねる。
「よく来てくれた。実は皆に提案がある」
雄二の発言に対し聞こえてくるのは『ダラダラしたい』などの声でやる気は微塵も感じられない。
「女子風呂の覗きに興味はないか?」
『『『詳しく聞かせろ』』』
やはりこのクラスにいると暇しない。
☆☆☆
先程集まったFクラス男子は5つのグループに分けられ、現在5つめにあたるE班の班長を勤めている。
「俺達のやることは道を作ることだ!戦死だけは絶対にするな!」
『『『おぉぉぉぉ!』』』
覗きが目的なだけあり指揮はかなり高く、やる気と数なら圧倒的にこちらが優勢だ。
『いたぞ!布施だ!』
『待ち伏せとは卑劣な奴だ…』
「いろいろ言いたいことはありますが絶対にここは通しません…試獣召還っ!」
布施先生の召還獣は通路の真ん中に陣取りいつでも迎撃ができる体勢だが
「左右別れて突破しろ!」
E班の目的は足止めではなく道を作るための囮のためまともに戦いに行く必要はない。
「分かれましたか…ならせめて片方だけでも」
布施先生の出した答えは予想通り片方のみの迎撃で右側を抜けようとしたグループに矛先を向ける。
「今だ秀吉!残ったE班は先に行くぞ!」
「任せるのじゃ!C班布施先生を囲むのじゃ!」
戦友を置いて先に行くのは心苦しいが前を向き残ったメンバーで進軍を再開した。
『前方敵影多数!女子2クラス分の戦力!』
「クッ、どこかに召還フィールドを張ってる教師がいるはずだ!できるだけそこから女子を引き離せ!」
そうは言ったもののこの戦力差では焼け石に水で殲滅されるのも時間の問題だ。
「アウェ…「秀頼。今は使うな」
最後の抵抗として腕輪を起動させようとするが止めに入ったのは反乱の総司令である雄二だ。
「今回は俺たちの負けだ。力を温…「……浮気は許さない」翔子待て!落ち着ぎゃぁぁぁぁあっ!」
たった今目の前で本丸が落とされ敗北が決定した。
それも未来の雄二の嫁により。
「あら、秀頼こんな所で奇遇ね」
「…そ、そうだな優子」
いつもと同じトーンなはずなのに悪寒が感じるのはきっと想像で浴室にはいり湯冷めしたのであろう。
「で、こんな所に何の用?」
「い、いやー風呂入りろうと思ったんだけど道間違えたみたい…」
ドス←優子の近くの床がへこむ音
「正座」
「いや、俺は…「正座」…はい」
隣のようなことにならないために素直に正座し、反乱が鎮圧されるまで優子からの説教は続いた。
もちろんその後の鬼の補修は見逃されることもなく合宿二日目が終了した。