バカと農家と召喚獣   作:暁魔

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皆さんお久しぶりです。
今回は裏側的な事もできず苦戦する一方で筆があまり進みませんでしたm(_ _)m
それにしても本当合宿偏難しいですね…


染み付いた癖はなかなか抜けないもの

第四問

問 以下の文から連想される作品名を答えよ

『御釈迦様は地獄の容子を御覧になりながら、この犍陀多には蜘蛛を助けた事があるのを御思い出しになりました。そうしてそれだけの善い事をした報むくいには、出来るなら、この男を地獄から救い出してやろうと御考えになりました。』

 

姫路瑞希の答え

蜘蛛の糸

 

教師のコメント

正解です。この作品は芥川龍之介が児童向けに書いた短編小説になります。

 

吉井明久の答え

暇をもて余した

 

教師のコメント

この流れを一瞬で理解できたのはあなたたちに毒されたからでしょうか。

 

土屋康太の答え

神々の

 

教師のコメント

やはり繋げて来ましたか。

 

木村秀頼の答え

遊び!

 

教師のコメント

あとで吉井くん、土屋くんと一緒に職員室まで来てください。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

合宿先が山の近くだからなのか、昔の早起きするという感覚が戻り、まだ明久達がぐっすり眠っているなか目が覚めてしまったこともあり現在暇を持て余している。

外はまだ日が登り切ってないのと必要最低限の明かりしかない外は薄暗いため山中を散歩するわけにも行かず。宿一階のロビーで雑誌の類を読み漁りに向かった。

 

「こんな時間から起きてるのはお前ぐらいだぞ……」

しばらくロビーのソファーにもたれ、だらだらと雑誌を読んでいると大きなため息が聞こえ持っていた雑誌が視界から消え変わりに我らがFクラス担任の鉄拳先生が片手で頭を抱えてるのが目に入った。

 

「…鉄け…西村先生こそこんな朝早くから見回りですか」

名残は惜しいものもソファーから体を起こし、固まった身体を伸びでほぐしたあと取り上げられた雑誌を受け取り元あった場所に返す。

 

「お前みたいなやつがいるからこその見回りだ」

そう言われるとぐうの音も出ない。

 

「木村、今は楽しいか?」

 

「はい」

突然の問にも不思議と答えはすぐ心に浮かんだ。

常識や一般とは程遠い学園生活を送っているがこれが今の日常で、昔よりも『日々を生きている』実感が湧く。

 

「なら、これ以上何もするな。でないと……「わかってますよ」…ならいい」

向こうもこれが形式だけだとわかっているだろうが、ここで長々と説教しないのは悪いことをしたらその場で断罪するというスタンスと、絶対的な自信からなのかと思う。

 

「じゃあ、俺はこ…「まぁ、待て木村。合宿のしおりは読んだか?」

流れに任せて部屋に戻ろうとするが筋肉質な手でしっかりと肩をつかまれる。

 

「………はい」

 

「なら、起床時間以前にロビー使用は……「い、嫌だ!朝から鬼の補習なんて嫌だ!」

全力で手を払いどけようとするが補習の呪縛は振り切れず。そのまま今日一番の受刑者となった。

 

☆☆☆

「…ヅガレダ」

補習が終わった頃には朝食の時間になり、満身創痍の俺はマナー違反ではあるが朝食が並べられたテーブルに顔を突っ伏せる。

 

「秀頼大丈夫?」

 

「これが大丈夫に見えるか?あぁ、もう勉強したくねぇ…」

明久にうなだれた声で返事を返し、伏せた状態から頬杖に切り替え、窓の向こう側にある遥か先の青い空を眺める。

 

「お前も朝から災難だったな」

 

「お前もってことは雄二もか?」

 

「………明久が寝起きの雄二を襲った…」

いったい俺が補習していた間に何があったのだろうか。

 

「…………明久……」

 

「ちょっとムッツリーニ!その言い方だと誤解を招くからやめてよ!」

 

「誤解もなにも襲ったのは事実じゃろ…」

 

「違うんだ秀頼!いや、間違ってはいないけど違うんだ!えーと、なんだろうな…こう…「さて、朝食にするか」…僕の話を聞いてよ!!」

これ以上騒ぐと本格的に朝食を食いっぱぐれる危険があるので適当な辺りで明久の話を止める。

 

「あ、そう言えば昨夜工藤さんに『脱衣所にまだ見つかってないカメラが一台残っている』って言われたんだ」

 

「へー、脱衣所にカメラか……なんだと?」

さっきと同様に軽くあしらい聞き流しそうになったが、箸を一旦止めて明久に向き直る。

 

「怪しいよね。やっぱり彼女が犯人じゃないかな?」

 

「いや、それならわざわざ怪しまれるようなことを言うとは思えん」

 

「………確認するしかない」

 

「結局今までの方法か…」

重要だと思っていた情報も証拠不十分で振り出しに戻り、期待していた分余計に肩を深く落とす。

 

「そこで昨日の反省だ。明久、昨日の敗因はなんだと思う?」

 

「向こうが女子の半分を防衛に回してきたことじゃないかな?」

 

「………敵側には工藤愛子もいた」

 

「質でも量でも負けてるな…」

こちらの戦力はFクラスのみ相手はAクラスを含む2年女子半分の戦力。

明らかに負け戦である。

 

「そこで、こちらも他のクラスを吸収し戦力を増強しようとおもう」

敵を欺くような奇策を基本戦術にする雄二にしてはあまりにも単純で直線的な作戦に違和感を覚えた。

 

「勿論この戦力増強には裏の意味がある。それは俺たちの保身だ」

 

「雄二は霧島さんに見つかると危ないもんね」

 

「明久も他人事じゃないぞ」

楽観的に言ってるが雄二が霧島のみの罰を受けるのに対し明久お前は姫路と島田の両方だからな。

 

「秀頼お主も姉上に見つかれば同じ末路を辿るのは明白じゃぞ」

 

「優子がか?そんなのあり「……敵側に最近AクラスでFクラスと同じ空気が流れることがある…」

ムッツリーニの補足のせいで一瞬ではあるが明久の拷問と同じ様なことを受ける情景が浮かび背筋がゾッとした。

 

「盛り上がってるところ悪いが俺が指す保身は犯罪者にならないためものだ」

 

「………覗きは犯罪。だから誰が覗いたかわからなくする必要がある」

ムッツリーニが言っても説得力がイマイチだと感じたのはきっと普段の行いのせいだろう。

 

「そうと決まれば今日の午前中の目的は他クラスの勧誘だな」

 

「Aクラスは久保を落とせばいけるだろう。明久出番だ」

 

「なんで僕なの!?」

 

「………明久はこの中で一番久保に好かれている」

ムッツリーニ。罪悪感はあるだろうがせめて明久の顔を見ながら言ってやれ。

 

「………ただし、いざという時はこれを使え」

雄二がそう言って手渡したのはスタンガンで明久は戸惑いながらも受け取りポケットにしまう。

 

「まずは腹ごしらえじゃ。腹は減っては戦はできんというくらいじゃぞ」

秀吉の一言をきっかけに止まっていた箸が動きだし朝食は再開した。

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