Infinite Stratos 〜WORLD re:CREATION〜   作:MZMA

1 / 2
まぁ、思いつきで書いたので続くかどうかはわかりません。

ギアスの小説の為にこの間買ったギアスのBlu-ray見つつのプレメモやってて思いつきました。

そして、これ書いて、勉強して、ギアス見て、結果ギアスが書けないっていう…


序章
嵐の前の静けさ


燃える、燃える。

世界が燃える。

 

目の前に広がるのはただただ燃え、滅び行く街並みで。

だが、その町で幼い頃から暮らし、育ってきたその少年にとっては、その場所こそが世界の全てだった。

 

世界規模で見れば決して大きくは無いーーむしろ小さい部類にはいるーー街では無くいっそ村と呼ぶべきであろうその場所が、自分の居場所が目の前で燃えていくというのは、その少年の幼い心にとっては、世界が燃え滅んでいく様を見せつけられるのと同義でだった。

そして、炎の魔手は少年の肉体をも徐々に徐々に蝕んでいく。

 

「××××…」

 

そんな、身も心ももボロボロに擦り切れた少年の耳に少女のか細く、今にも消えて無くなってしまいそうな声が届く。

 

体中を炎が蹂躙していく少年とは違い、何か重たい物で頭を殴られたのか、頭が本来は動かないような方向にねじ曲がっている少女は最早痛みすらも感じる事が出来ないのか、一切の辛さを感じさせない様な声で精一杯、少年に語りかける。

 

ーーー大丈夫、きっと助けが来てくれる。

 

と。

もちろんそんな希望的観測を抱ける様な状況は既に過ぎており、まだ会話をする余裕が残っている様に見える少女はもう、絶対に助からないだろうし、少年の肉体が焼き尽くされるのも時間の問題だ。

 

そうこうしているうちにも、少女の瞳からはどんどん生気が失せていき、少年の体はもう取り返しのつかないレベルまで炎が広がっていた。

 

そして、

 

 

そして、

 

 

そしてーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「何度呼べば起きるのだ‼︎ シルク・ラビットイヤー‼︎‼︎」

 

「痛ってぇェェェえーーーーー‼︎‼︎」

 

その頭に拳骨が落ちた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ったく、あの暴力教師め! オレが成敗してくれる!」

 

フランスの某所、ジュニアハイスクールの帰り道、シルク・ラビットイヤーと呼ばれた少年が頭を擦りながらしきりにぼやいていた。

 

「ま、まぁ、先生の授業中に寝ちゃったシルクが悪いんだしね?」

 

「いや、シャルロットよ。日本にはこういう格言があるらしいぞ。『生徒が寝るのは教師の授業がつまらないからだ』という素晴らしいお言葉だ」

 

「なんて暴論…」

 

シルクの隣を歩いていた少女、シャルロット・デュノアはその言葉を聞いて頭を抱えた。

 

「いや、でも実際にアイツの授業ってつまんねーだろ?」

 

「う……。確かにあんまり面白いとは言えないけど…」

 

「だろ? やっぱそう思うだろ⁉︎」

 

我が意を得たり! とばかりにシルクの顔が輝き、ずいっとシャルロットの方へ顔を近づける。

握りこぶし一つ分ほどの距離まで縮まった顔の位置にシャルロットは赤面する。

 

「ちょっ…! シルク! 近いって!」

 

「くくっ! 照れてやんの! かっわいーー!」

 

「か、かわいいってそんな…」

 

「なになに? オレに惚れた?」

 

「ふぇっ⁉︎ そ、そんなことは…ゴニョゴニョ」

 

シャルロットの好意に薄々気づいていながらも、それをダシにしてからかっている所からして、シルクの性格の良さが伺える。

 

「まぁ、良いや。そんな事よりさぁ」

 

「そ、そんな事って!」

 

そんないつも通りのやり取りをしながらも二人は自分の家でもあり職場でもある、デュノア社の本社ビルへと足を進めるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

◉◉

 

 

 

 

 

 

 

 

デュノア社、本社ビルのロビーから顔パスでゲートを潜ると、エレベーターを使い、地下の技術研究者達の勤務フロアーーーではなくそのさらに下。

 

エレベーターにカードキーを通さなければ入る事の出来ない、デュノア社の最奥部。

デュノアが世界にひた隠しにしなければならないモノが、理由が此処にはある。

 

事情を知らないデュノア社に正式採用された技術者達からは、所属人員はおろか、場所すらも定かではないために『無人の第二技研』とも呼称されるその場所こそが、『彼女達』の(いえ)であり、シルクとシャルロットの職場兼自室となっている、シルク達関係者たちが『兎の巣(ラビットラボ)』と呼称する場所だった。

 

エレベーターを降りれば、そこに広がるのは真っ白な床、壁、天井が広がる奥行きが500メートル程もある巨大なラボでーーー

 

「おえっ! ゴホゴホッ! 何だよこれ⁉︎」

「け、煙⁉︎ 何があったの⁉︎」

 

今現在、大量の煙が充満しているフロアだった。

エレベーターのドアが開き、更に兎の巣の厚い金属扉が開いた瞬間に、シルク達が乗っていたエレベーターに大量の煙が進入してきたのだ。

 

「ごめん、ごめん! 実験の途中でさー! まぁ、とりあえず、お帰りなんだよ! しーくん! しーちゃん!」

 

そして、その煙の向こうにーーーウサ耳の様なシルエットを浮かび上がらせる女性は、ニシシと笑いながら悪びれる様子もなく謝罪の言葉を述べるその女性はーーー

 

 

世界の価値観を根こそぎ破壊し、創り出した、史上最高の《天災》

 

 

ーーーーーー篠ノ之 束、その人だった。

 

 

 

 

 




はい、やさしいたばねん

SSのわりとテンプレートなのを踏襲してみまし(笑)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。