第四特異点前の幕間の物語。
マシュとマシュー・ペリーの話になります。ただ名前が似てるから、書きたいとかではないのですよ。
ペリーの名前がマシューだったのはホントに予想してない偶然でした。
もし、ペリーが迎撃された場合の日本はどうなるかと考えてみた話になります。
世界規模だと単なる小さな話かもしれないが、日本史としては大きな特異点になる可能性がありました。
サーヴァントの力で日本が鎖国を決めてしまっていたらと……。
それでは少しずつの更新になりますが、よろしくお願い致します。
私は第三特異点のオケアノスで聖杯を無事に回収し、自室のベットに寝転び休息していた。
それにしても、今回は二体のサーヴァントを召喚出来て満足感にどっぷりと浸っている。
エウリュアレはアーチャーのクラスだが、戦力としては全く期待していない。しかし、アイドル性は初期に召喚したエリザベート・バートリー以上な為、連れていく事にした。
勿論、エリザちゃんも可愛いから嫌いになったわけじゃないの。
もう一体は、フランシス・ドレイクを召喚した。
お姉さまて感じじゃないけど、私のメンバーにはいないタイプの姉御肌で、戦力的には一番頼りになるの。
不可能な事ばかりしている私には、これほど適任なサーヴァントは今後見つからないと言っても過言ではない。ほんと、女の子に囲まれる旅は最高よ。
次はどんな旅になるかワクワクしていた時だった。
可愛い後輩から呼び出しを受ける。
「先輩、至急管制室にきてください」
自室のドアモニターに、息をハァハァと切らしているマシュが写し出されていた。
ベットから立ち上がり、ドアのロックを解除し扉を開閉する。その瞬間にマシュは私の手を握り、急ぎ走り出す。
「マシュどうしたのそんなに急いで?」
「先輩、いままでとは違った異常を観測してしまい大変なのです」
正直、マシュの胸に目がいく。一部分が異常に揺れている。
オケアノスで全力で走った時には観測する余裕はなかったが、今回はバーサーカーに追いかけられている訳でもないのでゆったり楽しむ。
それに比べて私は……。
いや、それより握られた手の感触を堪能することにした。五分程走ると管制室に着く。
「マシュ、緊急時なのに随分と楽しそうだね」
「ドクター何を言ってるんですか?私は真面目ですよ。先輩からも何か言ってください」
「そうだよ。マシュは可愛い」
私は率直に思っている事をロマンとマシュに伝えた。
「えっ……。先輩は何を言ってるんですか?」
こちらをチラッと見て、頬を少し赤らめてうつむく。その姿も可愛い、とにかく可愛いマシュ。
「う~~ん。僕としてはもう少し百合展開を見ていたいけど、ちょっと緊迫した状況なんだから注意してよ」
「そうでした。先輩、とにかく大変なんです」
「マシュ、僕から説明するよ、今の君はちょっと冷静じゃないからね」
そのロマンの言葉を聞き、少し冷静になったのか握っていた私の手を離してしまう。
「今回、聖杯の出現は確認出来てないけど異常な程の魔力を観測してしまった」
「先輩ちゃんと聞いてますか?」
「聞いてないよ。とにかく私は現地に行って確認すればいいだけでしょ?」
詳しい事は知らない。聞いても対してわからないので、いつも行動あるのみ。それより、サーヴァントとまた旅が出来るのに胸が高鳴っている。
「先輩、なんだか頼りになるのかならないのか判断に困ります」
「じゃあ、マシュには説明するけど今回は今までの特異点と比べると、世界的には影響力は小さいかもしれないけど見過ごす事も出来ないものだよ」
「ドクター・ロマン異常な程の魔力はサーヴァントによるものなのですか?」
「恐らくはそうだよ。時代は1853年の日本になる……」
「また冬木ですか?」
「違うよ。今回は横浜みたいだね」
「冬木ではないなら、聖杯の可能性は低いかもですね。先輩準備は出来てますか?」
「じゃあ、レイシフトするね。今回の転送先は大丈夫だと思うから安心していいかな?かな?」
「どんな事が起きても、先輩は私が必ず守ります」
ビューーン(レイシフトの効果音)
今回はここまでになってしまった。
次回更新は来週末ぐらいになります。
果たして何処にレイシフトするのか?
また、どちら側になるか……。