書く暇がなくて気づけば早4ヶ月・・・待っていた皆様本当に申し訳ありません!
こんな亀更新小説ですがどうかこれからもよろしくお願い致します!
では10話です!
バッキィィィン
「ぐうぅ!」
「フン・・・」
光輝達が通っているカードショップのスタジアム。そこでは1人の男と黒い服装に身を包んだ青年がバトルをしていた。だが男のライフはすでに1つ。ブロッカーも存在せず、対する青年の場にはまだアタック出来るスピリットが3体おり、勝負はみえていた。
「大口叩いておいてこの程度とは話にならんな。イチバンスピアー、やれ!」
青年の場のスピリット、イチバンスピアー青年の声に応えるように突撃していき、男の最後のライフを砕いた。
「ウワァァァァァ!」
・
「ふぅ〜、終わった終わった。明日行けば夏休みだな」
「あぁ、そうだな」
場所は変わって光輝達が通う学校。既に放課後になり光輝と慎吾はショップに向かおうとしていた。
「でもこの夏休み中にチャンピオンシップの予選が始まる。龍牙と戦うためにも、ちゃんとデッキ調整しないとな」
「気合い入ってるじゃねぇか。ん?おいアレ太陽君じゃないか?」
「えっ?」
光輝が校門に目をやるとそこには太陽がいた。
「お〜い、どうしたんだ?」
「あっ!光輝!慎吾!」
「俺達のこと待ってたのか?」
「あぁ!今すぐショップに来てくれ!」
「「?」」
・
「それでどうしたんだ?学校まで来て、何があったんだ?」
「大変なんだよ!俺達がショップにいたらいきなり黒宮 真也ってバトラーが来たんだ」
「黒宮 真也?」
「あぁ、ソイツ物凄く強い奴なんだよ!しかも光輝と同じS級バトラーで、ショップにいた腕利きのバトラーを片っ端から倒して、1番強いバトラーを出せって言ってるんだ」
「成る程ね。黒宮 真也か・・・光輝知ってるか?」
「いや、俺の知ってる限りじゃ聞いた事ないな」
走りながら話している間に、光輝達は目的地のショップにたどり着いた。中に入ると翔太、大介、梨花の3人が待っていた。
「あっ!来た!」
「やぁ3人共。お待たせ」
「ハァ、ハァ、黒宮真也は?」
「スタジアムにいるよ。さっきもバトルを挑んだバトラーがいたけど、あっけなくやられちゃったよ」
大介の言葉を聞き、光輝はスタジアムへと足を運ぶ。中を見ると客席に負けたのであろう数人のバトラーが落ち込んだように座り込んでいた。バトルフィールドに目をやると、フード付きの黒いパーカーを着込んだ青年が腕を組み佇んでいた。
「あれが黒宮 真也か?」
「うん」
頷く太陽を見て、光輝は真也を見据える。すると視線に気づいたのか真也も光輝の方へと目を向けると、一度目を見開くと笑みを浮かべた。
「待っていたぞ。赤宮 光輝」
「!俺の事知っているのか」
「あぁ、お前を待っていた。さっきまで雑魚共と遊んでいたが、もう飽きた。俺の名は黒宮 真也。お前にバトルを挑む」
光輝は鞄からデッキケースを取り出すと、真也の待っているバトルフィールドに降り立つ。
「俺はお前が誰かは分からないが、バトルなら受けて立つ」
「そうこなくてはな」
真也は笑みを浮かべ、腕に装着している黒いデッキケースを手に取った。
「我がもとに来い!魔王剣!」
「来い!覇龍翼!」
上空から降り立った覇龍翼に、黒い機体に後部に赤黒い天輪が備わった魔王剣がフィールドに降り立ち、両者はそれぞれのマシーンに飛び乗る。
「「ゲートオープン、界放!」」
・
〜ターン1〜
「スタートステップ!ドローステップ、メインステップ!ブレイドラをLV3(3)で召喚してターンエンドだ」
手札5→4
リザーブ4→1
フィールドにドラゴンの幼体を思わせるスピリットが召喚され、可愛らしい声をあげた。
「ひとつ聞かせてもらう。お前は火野恭賀がどこにいるか知っているか?」
「恭賀?いや、悪いがどこにいるかまでは知らないな」
「そうか、残念だ。零を倒すほどのやつだから是非とも顔を合わせたかったが」
「零だと?お前三河零の知り合いなのか?」
「そう受け取ってもらって構わん。カードハンターなどと下らんことをしていた事は奴に代わって詫びよう。まぁ恭賀がいなくても、俺のやることは変わらん」
〜ターン2〜
「スタートステップ。コアステップ、ドローステップ、メインステップ。召喚、イチバンスピアーをLV2(2)だ」
手札5→4
リザーブ5→1
トラッシュ0→2
真也のフィールドに白と青を基調とした体に自身の身の丈ほどあるスピアーを持ったスピリットが現れる。
イチバンスピアー
スピリット
2(白1赤1紫1)/白/機巧・武装
<1>Lv1 3000 <2>Lv2 4000
Lv1・Lv2
このスピリットの色とシンボルは赤としても扱う。
Lv1・Lv2
自分の手札にある[天魔王ゴッド・ゼクス]すべてをコスト6にする。
Lv2【超装甲:赤/白/青】
このスピリットは、相手の赤/白/青のスピリット/アルティメット/ネクサス/マジックの効果を受けない。
シンボル:白
「白のスピリットか」
「ターンエンドだ」
〜ターン3〜
「俺のターン。コアステップ、ドローステップ、メインステップ。ブレイドラをLV2にダウン(3→2)して、ワン・ケンゴーを召喚(S)!」
手札5→4
リザーブ2→0
トラッシュ0→2
次に現れたのは頭部に刀を備えた赤い体毛を持つ犬のスピリット、ワン・ケンゴーである。
「バーストセット(手札4→3)!ワン・ケンゴーの効果によりバーストをセットしている間このスピリットをLV3として扱う。アタックステップ!ワン・ケンゴーでアタック!LV3効果により【激突】だ!」
「LV2のイチバンスピアーは【超装甲:赤/白/青】を持っている。よって【激突】は効かん」
イチバンスピアーが槍を掲げると周りに自身を守るように赤いバリアが張られた。
「ライフで受ける」
ライフ5→4
リザーブ1→2
「ターンエンドだ」
〜ターン4〜
「コアステップ、ドローステップ、リフレッシュステップ、メインステップ。さまよう甲冑をLV1(S)で召喚」
手札5→4
リザーブ5→2
トラッシュ0→2
続いて真也のフィールドには紫の鎧を身にまとった赤いひとつ目を不気味に輝かせる落ち武者のようなスピリットだった。
さまよう甲冑
スピリット
3(紫1白1)/紫/魔影
<1>Lv1 2000 <3>Lv2 3000
Lv1・Lv2『このスピリットの召喚時』
自分はデッキから1枚ドローする。
Lv1・Lv2
このスピリットの色とシンボルは白としても扱う。
シンボル:紫
「紫のスピリットだ!」
「彼奴、白と紫の混色デッキか!?」
「まぁ相性がいい色同士だからな。それにしてもさまよう甲冑ねぇ・・・なんかドラ○エを思い出す名前だな」
慎吾の言葉にはあえて突っ込まないでおこう。
「さまよう甲冑の召喚時効果発揮。デッキからカードを1枚ドローする(手札4→5)。更にネクサス、旅団の摩天楼をLV1で配置する」
手札5→4
リザーブ2→0
トラッシュ2→4
真也の後ろに不気味な雰囲気を漂わせた巨大な建造物が出現した。
旅団の摩天楼
ネクサス
3(2)/紫
<0>Lv1 <2>Lv2
Lv1・Lv2『このネクサスの配置時』
自分はデッキから1枚ドローする。
Lv2『自分のアタックステップ』
系統:「無魔」を持つ自分のスピリットがアタックしたとき、相手のスピリットのコア1個を相手のリザーブに置く。
シンボル:紫
「旅団の摩天楼の配置時効果発揮。カードを1枚ドローする(手札4→5)。更にバーストをセット(手札5→4)し、アタックステップに入る。さまよう甲冑でアタック」
「ライフで受ける!」
ライフ5→4
リザーブ0→1
さまよう甲冑の持つ刀が光輝のライフを砕いた。
「ターンエンド」
〜ターン5〜
「コアステップ、ドローステップ、リフレッシュステップ、メインステップ!六分儀剣のルリ・オーサをLV1(1)で召喚!召喚時効果発揮!ボイドからコア1個ずつを自分の赤のスピリット2体に置く」
手札5→4
リザーブ4→0
トラッシュ0→3
ブレイドラ(2→3)LV2→LV3
ワン・ケンゴー(S→S+1)
「ワン・ケンゴーのSコア(1+S→1)をルリ・オーサに移動してLV2(1→S+1)にアップ!アタックステップ!ルリ・オーサでアタック!」
「イチバンスピアーでブロックだ」
イチバンスピアーは槍を突き出してルリ・オーサへ向かうが、ルリ・オーサは体を捻らせ槍を紙一重で躱し、イチバンスピアーの背後を取ってその体を切り裂いた。
「相手によるスピリット破壊により、バースト発動!大龍城・本丸!バースト効果によりBP10000以下の相手のスピリット1体を破壊する!」
表向きになったバーストカードから火球が飛び出し、その火球はワン・ケンゴーへと向かって行き、そのままワン・ケンゴーを焼き尽くす。
「効果発揮後、このネクサスをLV2(2)で配置する」
旅団の摩天楼と並ぶように現れたのは、四足歩行で歩く龍であった。しかしその体は正に城そのものであり、それは意志を持っているかの如く動いており、まるでハ○ルの城のようである。
大龍城・本丸
ネクサス
6(3)/赤
<0>Lv1 <2>Lv2
【Sバースト:相手による自分のスピリット消滅/破壊後】
BP10000以下の相手のスピリット1体を破壊する。
この効果発揮後、このネクサスカードをコストを支払わずに配置する。
Lv1・Lv2『自分のアタックステップ』
自分のスピリットすべてをBP+3000する。
Lv2『自分のドローステップ』
ドローの枚数を+1枚する。
シンボル:赤赤
「今度は赤のカードだ!」
「彼奴・・・ただの白紫のデッキじゃないな」
「・・・ターンエンド」
〜ターン6〜
「コアステップ、ドローステップ、ここで大龍城・本丸LV2の効果によりドローするカードを1枚増やす。リフレッシュステップ、メインステップ。イチバンスピアーをLV2(2)で召喚。さまよう甲冑をLV2(2+S)にアップ」
手札6→5
リザーブ5→1
「バーストをセット(手札5→4)してターンエンドだ」
〜ターン7〜
「コアステップ、ドローステップ、リフレッシュステップ、メインステップ!マジック、双翼乱舞!デッキから2枚ドロー(手札4→6)!更にバーストセット(手札6→5)!アタックステップ!ルリ・オーサでアタック!」
「ライフで受ける」
ライフ4→3
リザーブ1→2
「・・・・・」
「バーストは動かないか。ターンエンド」
〜ターン8〜
「コアステップ、ドローステップ、リフレッシュステップ、メインステップ。もう一体さまよう甲冑をLV1(1)で召喚。召喚時効果で1枚ドロー(手札5→6)する。アタックステップ、イチバンスピアーでアタック!」
「ライフで受ける!」
ライフ4→3
リザーブ3→4
「ライフ減少によりバースト発動!」
光輝のバーストカードが表向きになり、そのカードから火柱が上がる。
「自分のライフが3以下の時、BP15000以下の相手のスピリット1体を破壊する!」
炎がさまよう甲冑へ降り注ぎ、その身を焼き尽くした。
「出でよ!赤き龍の王!紅蓮の刃で天を裂け!!龍の覇王ジーク・ヤマト・フリードをLV2(3)で召喚!!」
天空が裂かれそこから赤い体の龍の覇王がフィールドに降り立ち、剣を掲げ咆哮をあげた。
「来たぁ〜!ジーク・ヤマト・フリードだ!」
「こっから逆転だ!」
ジーク・ヤマト・フリードの登場に歓喜の声をあげる太陽達。一方真也は、
「・・・ターンエンド」
「!」
キースピリットを召喚されたというのに、一瞬不敵な笑みを浮かべた真也を光輝は見逃さなかった。
〜ターン9〜
「コアステップ、ドローステップ、リフレッシュステップ、メインステップ!ジーク・ヤマト・フリードをLV3(4+S)にアップ!さらに、刃狼ベオ・ウルフをジーク・ヤマト・フリードマンに直接合体(コスト8+5=13 BP13000+3000 シンボル赤+緑)だ!」
手札6→5
リザーブ5→1
トラッシュ0→2
フィールドに獣人の姿をしたベオ・ウルフが現れると、ジーク・ヤマト・フリードの元へ走り出すとその姿が消え去り、両手に持っていた刃がジーク・ヤマト・フリードの両手に収まる。するとジーク・ヤマト・フリードの肩についてある水色の装飾が緑に染まり、合体スピリットへと変貌を遂げた。
「バーストセット(手札5→4)!アタックステップ!合体スピリットでアタック!LV3のアタック時効果でさまよう甲冑を破壊!」
「甘いな!フラッシュタイミング!マジック、エメロードバリアを使用!」
手札6→5
リザーブ4→1
トラッシュ1→4
「緑マジックだと!?」
エメロードバリア
マジック
4(緑1白1)/緑
フラッシュ:
相手のスピリット2体を疲労させる。
【連鎖:条件《白シンボル》】
(自分の白シンボルがあるとき、下の効果を続けて発揮する)
[白]:このターンの間、コスト4以上の相手のスピリット/アルティメットのアタックでは、自分のライフは減らない。
緑の風が光輝のフィールドにいるブレイドラとルリ・オーサを包み込み、2体は疲労してしまう。
「さらに白のシンボルがあることにより【連鎖】が発揮。このターンコスト4以上のスピリット/アルティメットのアタックでは自分のライフは減らない。」
合体スピリットの刃が真也へ降りかかるが、真也の周りに出現した緑色のバリアによって刃は弾かれて、合体スピリットは後退する。
「ターンエンド」
〜ターン10〜
「コアステップ、ドローステップ、リフレッシュステップ、メインステップ。大龍城・本丸をLV1にダウン(2→0)し、ソードールをLV1(1)、さまよう甲冑をLV1(1)で召喚。召喚時効果で1枚ドロー(手札5→6)する」
リザーブ9→6
トラッシュ0→1
真也のフィールドに刃状の両手を持ったスピリットと3体目のさまよう甲冑が召喚された。
ソードール
スピリット
1(紫1白1)/紫/無魔
<1>Lv1 1000 <3>Lv2 3000
Lv1・Lv2
このスピリットの色とシンボルは白としても扱う。
シンボル:紫
「赤宮光輝、噂どおり中々の実力だ。少なくともさっきまでの雑魚共よりよほど楽しめるバトルだ。だが、ここで終わりだ」
「!?」
「イチバンスピアーの効果!手札のこのスピリットのコストを6にする!」
真也は手札の1枚を手に取り天に掲げる。
「魔界の門より顕現せよ!六天を統べる全知全能の魔王!天魔王ゴッド・ゼクス、LV3(4+S)で召喚!!」
手札6→5
リザーブ6→0
トラッシュ1→2
突如フィールドが暗雲に包まれそこから光が大地に降り注ぎ、あたりに大きな衝撃波が発生する。しばらくすると天空から光と共に巨大なスピリットが腕を組みながらフィールド降り立ち、神々しい姿を持ちながら圧倒的な存在感を放つスピリット、天魔王ゴッド・ゼクスがその姿を露わにする。
天魔王ゴッド・ゼクス
スピリット
8(白2紫2赤2)/赤紫緑白黄青/天魔王
<1>Lv1 10000 <2>Lv2 12000 <5>Lv3 18000
Lv1・Lv2・Lv3
このスピリットは、相手のスピリット/マジックの効果を受けない。
【六天連鎖:条件《シンボル3色》】
自分のシンボルが3色以上ある間、相手のスピリットとアルティメットすべては回復できない。
Lv2・Lv3『自分のアタックステップ』
このスピリットに[ソウルコア]が置かれている間、色を2色以上持つ自分のスピリットがアタックしたとき、
相手のスピリット/アルティメットのコア2個を相手のトラッシュに置く。
シンボル:白
「天魔王・・・ゴッド・ゼクスだと!?」
「な、何だよあれ・・・」
「あんなスピリット、見たことない・・・」
「行くぞ!アタックステップ!ゴッド・ゼクスでアタック!LV2、3のアタック時効果発揮!このスピリットにソウルコアが乗っている時、2色以上の色を持つスピリットがアタックした時、相手のスピリット、アルティメットのコア2個をトラッシュに置く!ルリ・オーサのコア2個をトラッシュに!」
ゴッド・ゼクスの手のひらから光線が放たれ、それを受けたルリ・オーサは消滅してしまった。
「ライフで受ける!」
ゴッド・ゼクスの背部の天輪が分かれゴッド・ゼクスの両手に収まる。ゴッド・ゼクスはそれを双剣の如く振るう。
ライフ3→2
リザーブ1→2
「簡単にはやられない!ライフ減少によりバースト発動!自分の赤のスピリット1体につき、BP6000以下の相手のスピリット1体を破壊する!おれの場には赤のスピリットが2体、よってソードールとさまよう甲冑を破壊する!」
天空から剣がソードールとさまよう甲冑に降りかかり破壊する。
「来たれ!蒼き炎を纏いし黒き龍王!天剣の覇王ジーク・スサノ・フリードをLV2(3)で召喚!!コストはヤマトをLV2(4+S→3+S)にダウンして確保!」
天から8本の剣が円を描くように大地に降り注ぎ、そこから炎と共に黒き龍が剣を振るい現れる。
「ターンエンドだ」
〜ターン11〜
「よし!今度は光輝の番だ!」
「コアステップ、ドローステップ、リフレッシュステップ「跪け!【六天連鎖】発揮!!」!?」
ゴッド・ゼクスの背部の天輪から鎖が放たれ、光輝の場の疲労状態のスピリット2体を縛り付ける。
「スピリットが、回復しない!?」
「これがゴッド・ゼクス唯一無二の力、【六天連鎖】だ!俺のフィールドに3色以上のシンボルがある限り、お前のスピリットとアルティメットは回復出来ない!!」
「何だと!?」
真也のフィールドには赤のスピリットとして扱うイチバンスピアーと赤のネクサス大龍城・本丸、紫のネクサス旅団の摩天楼、白のシンボルを持つゴッド・ゼクスが存在している。赤、紫、白のシンボルにより、【六天連鎖】の発揮条件を満たしているのだ。
「スピリットの回復を封じるだと!?」
「これじゃあブレイドラとヤマトがアタック出来ない!」
疲労状態のブレイドラとジーク・ヤマト・フリードは回復することが出来ず、地面に跪いている。
「くっ!まだだ!まだ勝機はある!合体スピリットとブレイドラをLV1(3+S→1)(2→1)にダウンし、スサノ・フリードをLV3(4+S)にアップ!更にカグツチ・ドラグーンと森林のセッコーキジをLV1で召喚!」
手札5→3
リザーブ7→3
トラッシュ0→2
「バーストセット(手札3→2)!ジーク・スサノ・フリードLV3効果!バーストをセットしている間このスピリットに赤シンボルを1つ追加(赤→赤赤)!アタックステップ、ジーク・スサノ・フリードでアタック!!」
ジーク・スサノ・フリードが攻撃を仕掛けると同時に、光輝は手札の1枚を手に取る。
「フラッシュタイミング!マジック、ストームアタック!イチバンスピアーを疲労させ、スサノ・フリードを回復させる!!」
手札2→1
リザーブ3→0
トラッシュ2→5
ストームアタック
マジック
4(2)/緑
フラッシュ:
相手のスピリット1体を疲労させる。その後、自分のスピリット1体を回復させる。
「そう来たか。だがゴッド・ゼクスの【六天連鎖】によってスサノ・フリードは回復できない。更にフラッシュタイミング!マジック、エメロードバリア!コストはゴッド・ゼクスをLV2にダウン(4+S→1+S)して確保」
手札5→4
トラッシュ2→5
「もう1枚握ってたのか!?」
「カグツチ・ドラグーンとセッコーキジを疲労させ、更に【連鎖】発揮!このターンの間、コスト4以上のスピリット/アルティメットのアタックでは自分のライフは減らない!ライフで受ける!」
スサノ・フリードのコストは9。よってスサノ・フリードのアタックはエメロードバリアに阻まれ真也へ届かなかった。
「くっ!ターンエンド!」
〜ターン12〜
「コアステップ、ドローステップ、リフレッシュステップ、メインステップ。さすがにやるな、わざわざ出向いた甲斐があった。楽しませてくれた礼にもう一ついいものを見せてやろう」
「いいものだと?」
「召喚!水晶龍アメジスト・ドラゴン!LV2(3)だ」
手札5→4
リザーブ8→0
トラッシュ0→5
真也のフィールドに現れたのはその名の通り紫色のアメジストのような体を持つ龍だった。
水晶龍アメジスト・ドラゴン
スピリット
6(3)/紫/死竜
<1>Lv1 5000 <3>Lv2 8000 <6>Lv3 13000
Lv1・Lv2・Lv3『このスピリットの召喚時』
自分の手札かトラッシュにある系統:「異魔神」を持つブレイヴカード1枚を、コストを支払わずに召喚できる。
この効果でブレイヴが召喚されたとき、自分はデッキから2枚ドローする。
【合体時】Lv2・Lv3『このスピリットのアタック時』
このスピリットが合体しているブレイヴの【合体時】効果で、相手のスピリットを消滅/破壊したとき、相手のライフのコア1個を相手のリザーブに置く。
シンボル:紫
「アメジスト・ドラゴンの召喚時効果発揮!手札又はトラッシュの系統:「異魔神」を持つブレイヴカード1枚をコストを支払わず召喚する!」
「異魔神!?」
「その眼に焼き付けろ!全てを破壊せし紅蓮の王の力!異魔神ブレイヴ、炎魔神召喚!!」
真也の背後に赤い魔法陣が現れそこから炎と共にロボットを思わせる姿をした赤いブレイヴが出現し、轟音を立てながらフィールドに降り立った。
炎魔神
ブレイヴ
5(赤2白2)/赤/異魔神・機竜
<0>Lv1 5000 <0>合体+5000
このブレイヴは、疲労せず、スピリット状態のとき、アタックとブロックができない。
右合体条件:コスト4以上
左合体条件:コスト4以上
【右合体時】『このスピリットのアタック時』
このスピリットのBP以下の相手のスピリット/アルティメット1体を破壊する。
【左合体時】『このスピリットのアタック時』
相手のバースト1つを破棄することで、このターンの間、自分のスピリットすべてをBP+5000する。
シンボル:赤
「アメジスト・ドラゴンの効果で2枚ドロー(手札 3→5)。そして炎魔神!右側にゴッド・ゼクス!左側にアメジスト・ドラゴンと合体だ!
炎魔神の両手から赤い光がゴッド・ゼクスとアメジスト・ドラゴンへと放たれ、2体のスピリットは赤い光に包まれた。
「2体のスピリットと合体するだと!?」
「これが異魔神ブレイヴだ!アタックステップ!アメジスト・ドラゴンでアタック!ゴッド・ゼクスの効果発揮!消えろ!カグツチ・ドラグーン!ヤマト・フリード!」
ゴッド・ゼクスから放たれた光がカグツチ・ドラグーンとヤマト・フリードに命中し、消滅する。
「追撃だ炎魔神!左合体時効果発揮!相手のバーストを破棄することで、このターン俺のスピリット全てをBP+5000!」
「バーストを破棄だと!?」
炎魔神の肘に装着されていた拳型のカバーが下ろされ、炎を出しながら回転したそれは光輝のバーストへと向かいセットされていた絶甲氷楯が破棄される。
「まだだ!フラッシュタイミング!マジック幻影氷結晶!コストはスサノ・フリードをLV2にダウンして確保(4+S→2+S)!アメジスト・ドラゴンを指定!このターンアメジスト・ドラゴンのアタックではライフは減らない!」
手札1→0
トラッシュ5→7
幻影氷結晶
マジック
2(1)/白
【バースト:相手による自分のスピリット破壊後】
このバースト発動時に破壊された、自分のトラッシュにあるスピリットカード1枚を手札に戻す。
その後コストを支払うことで、このカードのフラッシュ効果を発揮する。
フラッシュ:
相手のスピリット1体を指定する。このターンの間、
ブロックされなかったそのスピリットのアタックでは、自分のライフは減らない。
「ライフで受ける!」
アメジスト・ドラゴンのアタックは氷の壁によって阻まれた。
「最後まで諦めないのは見事だが、これで終わりだ。ゴッド・ゼクスでアタック!追撃だ炎魔神!右合体時効果発揮!このスピリットのBP以下の相手のスピリット/アルティメット1体を破壊する!」
「!?左右で効果が違うのか・・・!」
再び炎魔神から炎の拳が発射され、ジーク・スサノ・フリードを破壊した。
「ジーク・スサノ・フリード!」
「これでお前を守るものはいない!やれ、ゴッド・ゼクス!!」
「!!」
ゴッド・ゼクスの背部の天輪が宙に浮き天輪の中心に光と共に炎魔神の炎が収束していく。ゴッド・ゼクスが拳を振るうと同時に天輪から光と炎が巨大なレーザーとなって光輝へと放たれた。
「ぐっ!うあぁぁぁぁ!!」
ライフ2→0
・
「光輝!」
「そんな・・・」
「光輝が・・・負けるなんて・・・」
慎吾を除き、光輝の敗北する姿を初めて見た太陽達はフィールドに跪いた光輝を唖然としながらみていた。
「残念だったな」
「ぐっ・・・」
光輝は俯いていた顔をあげ、真也を見据える。
「だが中々楽しめるバトルだった。さすがに白夜龍牙に勝利しチャンピオンシップで頂点に立っただけのことはあるな」
真也はそう言うと踵を返し出口へと歩を進める。
「今年のチャンピオンシップにはお前も出るのだろう?ならばまた戦うことになるかもな。その時は今より強いお前と戦うことを望んでいる。だが覚えておけ、天を取るのはお前でも龍牙でも誰でもない。この俺だ!」
真也はそう言うと出口へと向かいそのままショップから出て行った。
・
「・・・・・」
真也がショップを出てからしばらく。光輝はショップのテーブルの上で自分のデッキを広げていた。
「・・・なぁ、光輝」
「ん?」
デッキを見ていた光輝に太陽は少し遠慮気味に話しかけた。
「その・・・残念だったよな」
「あぁ、そうだな」
「そ、そうだなって!悔しくないのかよ?」
「そりゃ悔しいさ。彼奴のゴッド・ゼクスと炎魔神には手も足も出なかった」
けど、と続けながら光輝はジーク・ヤマト・フリードのカードを手に取る。
「一度負けたからって、いつまでも立ち止まっていたらそれこそダメだ。負けたらどうして負けたか、次に戦うときはどうすればいいか考えるんだ。少しの失敗や敗北で諦めたら先へは進めない。父さんがよく言ってたよ」
「赤宮博士が?」
「あぁ。父さんが3Dバトルを作るって決めた時、周りの人は無理だとかやるだけ無駄だとか言ってたらしいんだ。俺だって最初、俺のせいでそこまでやる必要ないって思ったよ。でも父さんたちは失敗しても諦めないで少しずつ前に進んでいった。そしたら周りの人達も俺も次第に応援してたんだ。その結果父さん達は3Dバトルを完成された。ずっと進んで、ゴールまでたどり着いたんだ」
「・・・・・」
「それにまだチャンピオンシップに出るって決めたばっかりだ。いつまでもへこたれてたら応援してくれる父さんや母さんに優香、もう一度戦うって決めた龍牙の事も裏切る事になる。だから俺は立ち止まったままでいるわけにはいかない。今より強くなってチャンピオンシップで恭賀や龍牙、そして真也と戦う。そして勝ってみせるさ!」
太陽が見た光輝の顔には、落ち込んでいるような雰囲気は全くなく、次に進むもうとしている強い意志がある。そう感じた。
「変わらないなお前は。まぁそれでこそお前って感じだけどな」
「そりゃどうも」
慎吾の言葉に光輝そう返した。お互いの顔には心から信頼している証拠であろう笑みが浮かんでいた。
「よ〜し!」
「!」
「俺、先に帰る!家に帰ってもう一回デッキを組み直す!光輝!俺だって光輝や恭賀にだって負けないバトラーになってチャンピオンシップで光輝と戦う!光輝は俺の師匠だけど、チャンピオンシップではライバルだからな!」
「あぁ!望むところだ!チャンピオンシップで戦おうぜ!」
光輝は拳を突き出すと、太陽も拳を突き出す。それは師匠と弟子ではなく、ライバルとしての2人がいた。
・
その日の夜。光輝はリビングでデッキを組み直していた。
「(ゴッド・ゼクスに炎魔神、あの2枚のカードはあまりにも強力だ。回復を封じられたら、いくら強いスピリットでも意味がない。ネクサスを破壊するカードを少し増やすか・・・それとも・・・)」
「あ、またやってる」
顔を上げると風呂から上がり可愛らしいパジャマを着た優香が髪を拭きながら近づいてきた。
「またデッキ調整?」
「あぁ、どうやら今年のチャンピオンシップの強敵は龍牙達だけじゃないみたいだ」
「どういう事?」
「俺、今日バトルで負けちゃったんだ」
「えっ!?」
「黒宮真也っていう奴とバトルしたんだけど、完敗だったよ。そいつもチャンピオンシップに出るっていってたから、デッキを見直そうと思ってな」
「・・・・・」
「・・・ゴメンな、優香」
「えっ?」
「この前応援に来てくれって言ったばかりなのに、こんなすぐに負けてさ」
「そんな・・・お兄ちゃんが謝る事ないよ!私凄く嬉しかったんだよ!応援に来てくれって言ってくれた時!」
「うん、ありがとな。俺だって負けたままでいるのは御免だ。必ず勝ち上がって、リベンジするさ」
「うん!・・・あっ!」
優香は何か思いついたように声をあげ、少しイタズラな笑みを浮かべる。
「どうした?」
「お兄ちゃん負けちゃったんだよね?だったらさ、負けちゃった罰受けてもらおうかな?」
「へ?罰ってなんだよ」
「今日一緒に寝よ?」
「なんだよそれ?」
「いいじゃん!お兄ちゃん最近一緒に寝てくれないじゃん」
「意味が分からない。それにもう来年中学生だろ?そろそろ兄離れしたほうがいいぞ」
「いーの!ねぇ、いいでしょ?」
「はいはい、分かったよ」
一緒に寝る権利を得て喜ぶ優香を見て、光輝にため息をつきながらも優しい笑みを浮かべた。
「あっ、そういえばお兄ちゃん宛にお届け物が届いてたよ」
「俺宛に?誰からだ?」
「それが、書いてなくて」
「差出人不明ってことか?」
「うん。持ってくるからちょっと待ってて」
優香はリビングを出て行き、しばらくして小さな小包を持って来た。
「これだよ」
「確かに俺宛だな。何が入ってるんだ?」
「開けるの?」
「まぁ、開けない訳にもいかないからな」
光輝はハサミを使いながらその小包を開けていき、中身を確認する。
「これって、バトスピのカード?」
「みたいだな」
中にはバトスピのカードが入っていた。それも1枚ではなくデッキごとのようだった。光輝はそのカードの束を手に取り確認する。
「お兄ちゃん、このカード知ってる?」
「いや・・・どっちも見たことないカードだ」
光輝は1番手前にあったカードとその後ろにあったカードの2枚を手に取る。その2枚のカードは優香はおろか光輝も見たことがないカードだった。
「獄炎の四魔卿ブラム・ザンド、獄風の四魔卿ヴァンディール・・・」
それは、いずれ光輝の大きな力となるカードだった。
最近、スサノがオニマル・真打の下位互換だと気づいてショックを受けました。
さて最新話。ゴッド・ゼクスが登場した直後にまた新しいメガデッキの使者達が・・・。
ブラム・ザンドは2つ買いました。新イラストの三龍神がかっこよすぎてヤバイ!とりあえず三龍神もいれたデッキを作って大会に行って優勝しました。邪神域がノヴァの召喚にかなり役立ちました。でもMVPは間違いなくメタリフェルです(汗)
もうすぐ4章が発売します!ちなみに作者はヴァンディールとサッポロが一番の狙いです。てゆうかリバイバル12宮Xレアが最早別物になっててワロタw