ではどうぞ
ショップから少し離れた場所にある公園の広場。そこで光輝はバトルを挑んで来た男、火野恭賀と向かいあっていた。周りには慎吾や太陽達の他にも、光輝達の会話を聞いていたのであろうショップにいた人達が大勢集まっていた。
「さぁて、ギャラリーも集まってきたんだ。そろそろ始めようか」
「あぁそうだな。俺もはやくお前とバトルしたいしな」
互いにデッキケースを出し、バトルの準備をする。
「なんだよ。折角のS級バトラー同士のバトル、どうせなら3Dバトルで見たかったのになぁ」
「あれ、お前知らないのか?S級バトラー同士のバトルにはスタジアムはいらないんだぜ」
「えっ?どういうことだよ」
「まぁ見てなって」
ギャラリーからそんな会話が聞こえてくる。光輝と恭賀、S級バトラー同士のバトルにはスタジアムは必要ない。なぜなら…
「行くぞ!来い、覇竜翼(はりゅうよく)!」
「来な!獅子王牙(ししおうが)!」
光輝と恭賀がデッキケースを掲げると光が空へ向かい、しばらくするとS級バトラーだけが持つことができる専用バトルマシーンが降り立った。光輝のマシーンは赤と青の色をベースとした、中心に龍の頭のようなものがついているものだった。対する恭賀のマシーンは赤と黒をベースとし、中心には獣の頭部をモチーフにしたものがついていた。二人はマシーンに乗ると、バトル開始のコールを宣言した。
「「ゲートオープン、界放!」」
コールとともにスタジアムでないにもかかわらず、バトルフィールドが現れた。
「なっ、バトルフィールドだ!」
「言っただろ?S級バトラー同士がバトルするのに、スタジアムはいらないんだ」
彼らの言う通りS級バトラー専用マシーンはただのマシーンではなく、スタジアムに設置されているマシーンと同じものをどこでも呼び出すことができる。つまりS級バトラー同士がバトルするのに、場所は関係ないのだ。
・
光輝SIDE
バトルフィールドが現れると周りのギャラリーから歓声があがる。
「頑張れ〜!光輝〜!」
「相手もS級だ!油断するなよ!」
太陽君や慎吾が俺を応援してくれている。みんなの期待を裏切るようなことはしたくない。
先行は俺からだ。
〜ターン1〜
「行くぞ!スタートステップ!ドローステップ!メインステップ!」
(手札4→5)
ターンシークエンスをメインまで進め、いまドローしたカードを含めた5枚の手札を見る。うん、悪くない手札だ。
「ブレイドラをLV3、ライト・ブレイドラをLV1で召喚!」
(リザーブ4→0)
俺の場に可愛らしい2体のスピリットが召喚された。
ブレイドラ
スピリット
0(0)/赤/翼竜
<1>Lv1 1000 <2>Lv2 2000 <3>Lv3 3000
シンボル:赤
ライト・ブレイドラ
スピリット(光)
0(0)/赤/星竜
<1>Lv1 1000 <3>Lv2 2000 <5>Lv3 3000
Lv1・Lv2・Lv3【強化】
アルティメット以外の自分の「BP破壊効果」の上限を+1000する。
シンボル:赤
「ターンエンドだ」
2体のスピリットを召喚し、ターンエンドを宣言する。
光輝 ライフ5
フィールド
スピリット
ブレイドラ LV3(コア3)
ライト・ブレイドラ LV1(コア1)
〜ターン2〜
「見せてやるぜ、俺のバトルをな!スタートステップ!コアステップ!ドローステップ!メインステップ!カキューソをlv2で召喚!さらに、ヤイバードをLV1で召喚!こいつにはソウルコアを置くぜ!」
(手札5→3)
(リザーブ5→0)
(トラッシュ0→2)
恭賀の場に赤い模様をしたネズミのような姿をしたスピリットと、尻尾に刀が付いている鳥の姿をしたスピリットが現れる。
カキューソ
スピリット
1(1)/赤/皇獣
<1>Lv1 2000 <2>Lv2 4000
シンボル:赤
ヤイバード
スピリット
2(1)/赤/皇獣
<1>Lv1 2000 <3>Lv2 3000 <4>Lv3 4000
Lv1・Lv2・Lv3『このスピリットの破壊時』
このスピリットに[ソウルコア]が置かれているとき、BP6000以下の相手のスピリット/アルティメット1体を破壊する。
シンボル:赤
「(カキューソにヤイバード・・・。多分皇獣中心のデッキだな)」
あの2体のスピリットの系統は皇獣。皇獣のスピリットは相手スピリットを破壊する効果が多い・・・。速めに決着をつけたほうがいいな。
「行くぜアタックステップ!ヤイバードでアタックだ!」
恭賀はアタックステップに入り、ヤイバードでアタックしてきた。
「えっ?ヤイバードでアタック?カキューソのほうがBPが上なのに」
「でもあれならブレイドラで倒せるよ!」
太陽君と梨花ちゃんがそう言う。おい聞いたかブレイドラ!やったな!お前小学生の女の子に期待されてるぞ!
と言いたいがヤイバードにはソウルコアがあるため、無闇に破壊はし辛い、だが放っておくわけにもいかない。
俺の選択は・・・・・・
「ブロックだブレイドラ!逝け!」(誤字に在らず)
ブロックを選択した。ブレイドラはヤイバードに立ち向かい炎をヤイバードへと放つ。炎を浴びたヤイバードは破壊されるが・・・
「ヤイバードの破壊時効果!ブレイドラを道連れだ!」
突然火の玉が出現すると、それはブレイドラへと向かう。突然のことに驚いていたブレイドラはそのまま火の玉に当たり、破壊されてしまう。すまないブレイドラ、だがいいだろ?シンボル持ちリザーブと言われるお前がBP勝負で勝てたんだから・・・。結局破壊されたけど。
「ヤイバードはソウルコアが置かれた状態で破壊された時、BP6000以下の相手スピリットを1体破壊するのさ!」
「ヤイバードの破壊時効果は分かっていたさ。だが放っておいてもいられないからな」
「なるほどね、だから速めに始末したって訳か。だがまだだ!続けてカキューソでアタックだ!」
恭賀はもう一体のスピリット、カキューソでもアタックして来た。残ったライト・ブレイドラではBP勝負には勝てない。そうなると俺の選択は・・・
「ライフで受ける!」
光輝 ライフ 5→4
カキューソの攻撃が、俺のライフを砕く。
「これでターンエンドだ」
恭賀はフルアタックをしてターンエンドを宣言した。
恭賀 ライフ5
フィールド
スピリット
カキューソ LV2(コア2)
〜ターン3〜
「コアステップ、ドローステップ、リフレッシュステップ、メインステップ!バーストセット(手札4→3)!」
「!」
「続けてアシガルラプター、鬼武者ライザンをLV1で召喚!アシガルラプターにはソウルコアを置く!」
(手札3→1)
(リザーブ5→0)
(トラッシュ0→3)
アシガルラプター
スピリット
2(2)/赤/地竜
<1>Lv1 2000 <2>Lv2 3000
Lv1・Lv2『このスピリットのアタック時』
このスピリットに[ソウルコア]が置かれているとき、自分はデッキから1枚ドローする。
シンボル:赤
鬼武者ライザン
スピリット
4(2)/赤/家臣・武竜
<1>Lv1 4000 <2>Lv2 5000 <5>Lv3 7000
Lv1・Lv2・Lv3【真・激突】『このスピリットのアタック時』
相手は可能ならスピリット/アルティメットでブロックする。
Lv1・Lv2・Lv3『このスピリットのアタック時』
自分はデッキから1枚ドローする。
Lv2・Lv3『自分のアタックステップ』
系統:「武竜」を持つ自分のスピリットが相手のアルティメットにブロックされたとき、そのスピリットをBP+10000する。
シンボル:赤
「アタックステップ!アシガルラプターでアタック!アタック時効果発揮!ソウルコアが乗っているので、デッキから1枚ドローする!」
(手札1→2)
「ライフで受けるぜ!」
恭賀 ライフ 5→4
「まだだ!ライザンでアタック!アタック時効果で1枚ドロー!」
(手札2→3)
「これもライフだ!」
恭賀 ライフ 4→3
「まだまだ!ライト・ブレイドラ、お前も行け!」
「ライフだ!」
恭賀 ライフ 3→2
「ターンエンドだ」
3体のスピリット全てでアタックし、俺はターンエンドを宣言した。
光輝 ライフ4
フィールド
スピリット
ライト・ブレイドラLV1(コア1)
アシガルラプターLV1(Sコア)
鬼武者ライザンLV1(コア1)
〜ターン4〜
「いいねぇ!攻められたら攻め返す!バトルはこうでなくなきゃ面白くねぇ!コアステップ!ドローステップ!リフレッシュステップ!メインステップ!カキューソをLV1で召喚!更にもう一体!」
「!」
「凶々しくも猛々しきその牙で、歯向かう敵を食らいつくせ!凶龍爆神ガンディノスを召喚!」
(手札4→2)
(リザーブ7→0)
(トラッシュ0→5)
フィールドの地面に亀裂が入り中から恭賀が召喚したスピリット、凶龍爆神ガンディノスが姿を現す。
凶龍爆神ガンディノス
スピリット
7(赤2青2)/赤/地竜・皇獣
<1>Lv1 6000 <3>Lv2 10000 <5>Lv3 12000
Lv1・Lv2・Lv3【強襲:2】『このスピリットのアタック時』
このスピリットは、ターンに2回まで、自分のネクサス1つを疲労させることで回復できる。
Lv1・Lv2・Lv3『このスピリットのアタック時』
BP5000以下の相手のスピリット1体を破壊する。
この効果で相手のスピリットを破壊したとき、自分はデッキから1枚ドローする。
シンボル:赤
「ウオォ!裏Xレアだ!!」
「すげぇ!」
強力なスピリットが召喚されたことで周りのギャラリーも湧く。
「デケェ・・・!」
「ガンディノスか、厄介だな。」
太陽君と慎吾がガンディノスを見て言う。ガンディノスは大会優勝者だけが手にすることができるレアカード、裏Xレアに該当するスピリットだ。大会優勝のカードだけあってその効果は強力だ。
「ガンディノスは俺のキースピリットの1体だ!こいつでお前をぶっ倒す!アタックステップ!ガンディノス行け!」
ガンディノスは雄叫びを上げ、俺に向かって走り出す。
「ガンディノスのアタック時効果発揮!相手のBP5000以下のスピリット一体を破壊する!消えな、鬼武者ライザン!更にこの効果でスピリットを破壊した時、デッキから1枚ドローする!」(手札2→3)
ガンディノスの口から炎が放たれ、炎を浴びたライザンは破壊される。だが、俺にとってこのアタックはチャンスだった。
「ライフで受ける!」
光輝 ライフ4→3
ガンディノスの爪が俺のライフを砕く。これで条件は整った。
「今度は俺の番だ!ライフ減少によりバースト発動!」
フィールドに巨大な火柱がたつ。
「自分のライフが3以下の時、BP15000以下の相手スピリット一体を破壊する!ガンディノスを破壊だ!」
火柱はガンディノスへと向かい、炎に包まれたガンディノスは破壊された。
「効果発揮後、このスピリットを召喚する!赤き龍の王!その剣はすべてを薙ぎはらう!龍の覇王ジーク・ヤマト・フリード召喚!!」
天空から雲を裂き俺の一番の相棒、ジーク・ヤマト・フリードが姿を現した。
「「「「ジーク・ヤマト・フリード
キタ━━━(゚∀゚).━━━!!!」」」」
ジーク・ヤマト・フリードが召喚され、太陽君達も嬉しそうに叫んでいる。
「ガンディノス・・・!チッ、ターンエンドだ!」
キースピリットが破壊され、逆に俺のキースピリットの召喚を許してしまったことに苛立ちながら、恭賀はターンエンドを宣言する。
恭賀 ライフ2
フィールド
スピリット
カキューソLV1(コア1)
カキューソLV2(コア2)
〜ターン5〜
「コアステップ、ドローステップ、リフレッシュステップ、メインステップ!一気に決めるぜ!アシガルラプターをLV2に、ジーク・ヤマト・フリードをLV3にアップ!」
アシガルラプター LV1→LV2(コア1 Sコア)
ジーク・ヤマト・フリードLV1→LV3(コア5)
「続けてバーストをセット(手札4→3)!アタックステップ!ジーク・ヤマト・フリード行け!LV3のアタック時効果発揮!バーストをセットしている時、このスピリットのBP以下の相手スピリット一体を破壊する!カキューソを破壊!更にLV2からのアタック時効果!相手スピリット一体を指定しアタックする!残り一体のカキューソにアタックだ!」
ヤマトの炎がカキューソを破壊すると、もう一体のカキューソに剣を突き立てる。
「よし!これで恭賀のブロッカーは0だ!」
「光輝さんにはまだスピリットが2体残ってる!」
「相手のライフは2!このターンで決められる!」
「いけぇ〜!光輝さ〜ん!」
太陽君達の言う通り、このままいけばこのターンで勝負を決められる。そう思っていると、恭賀が口を開く。
「このターンで決めるつもりだろうが、そうはいかねぇよ!フラッシュタイミング!マジック、ドラゴニックウォール!」(リザーブ3→0)
「何!?」
ドラゴニックウォール
マジック
4(赤2極1)/赤
【バースト:相手のスピリット/アルティメットのアタック後】
このターンの間、自分のスピリット/アルティメット1体をBP+5000する。
その後コストを支払うことで、このカードのフラッシュ効果を発揮する。
フラッシュ:
自分の赤のスピリット1体を破壊することで、このバトルが終了したとき、アタックステップを終了する。
この効果は、『相手のアタックステップ』でしか使えない。
「ブロック中のカキューソを破壊!これでお前のアタックステップは終了だ!」
ジーク・ヤマト・フリードがカキューソに剣を振るうが、カキューソが消えジーク・ヤマト・フリードを阻むかのように炎の壁が出現する。
「・・・ターンエンドだ」
「止められた!」
「チャンスだったのに!」
「でも相手のスピリットはいなくなった。ヤマトもいるから光輝のほうが有利だ!」
光輝 ライフ3
フィールド
スピリット
ジーク・ヤマト・フリード LV3(コア5)
アシガルラプター LV2(コア1 Sコア)
ライト・ブレイドラ LV1(コア1)
〜ターン6〜
「コアステップ、ドローステップ、リフレッシュステップ、メインステップ!やるじゃねえか、俺をここまで追い込むとはな。特別だ、お前にとっておきを見せてやるぜ!バーストセットだ!」
(手札4→3)
「!」
「ヤイバードを召喚!更に、小さき体に秘めたるは勇敢な心、虎の子タイガをLV3で召喚!」
(手札3→1)
(リザーブ11→1)
(トラッシュ0→5)
恭賀の場に召喚されたのは、小さな体をした獣のようなスピリットだった。
虎の子タイガ
スピリット
4(2)/赤/起導者・家臣・皇獣
<1>Lv1 3000 <3>Lv2 6000 <4>Lv3 7000
Lv1・Lv2・Lv3『このスピリットのアタック時』
自分はデッキから1枚ドローする。
Lv2・Lv3【起導:赤】『このスピリットのアタック時』
このスピリットの[ソウルコア]を自分のトラッシュに置くことで、自分の赤のSバースト1つをただちに発動させる。
シンボル:赤
「可愛い〜」
「あれがとっておき?」
「いや、多分違うな。気になるのはあのバーストだ」
慎吾の言う通り、あのバーストが気になる。いったい何をするつもりだ・・・。
「アタックステップ!行けタイガ、アタックだ!」
タイガでアタックして来た。どんな効果をもっているんだ・・・?
「タイガのLV1からのアタック時効果、デッキから1枚ドローする。(手札2→3)そして、見せてやるぜ!ガンディノスに続く俺のキースピリットをなぁ!タイガのLV2、3のアタック時効果!【起導:赤】を発揮!」
「何!?起動だと!」
「熱き獣よ!荒々しきその力、今解き放て!S(ソウル)バースト発動!!」
恭賀がタイガのソウルコアをトラッシュへと置く。Sバースト、それは【起動】と言う効果を持つスピリットのアタック時、そのスピリットのソウルコアをトラッシュへと置くことで発動するカード。恭賀のセットしたバーストが開かれ、フィールドに炎があがる。
「Sバーストの効果、相手スピリットを合計BP20000まで好きなだけ破壊する!」
「何だと!?」
炎が俺のスピリット全てを包み込む。俺の場のスピリット全ての合計BPは17000。よってライト・ブレイドラ、アシガルラプター、そしてジーク・ヤマト・フリードが破壊されてしまう。
「あぁ!光輝のスピリットが全滅した!!」
「この効果発揮後、コイツをコストを支払わずに召喚する!荒々しき猛牛よ!立ちはだかる壁を突き破り、勝利の道を突き進め!戦国覇王ギュウモンジをLV1で召喚!!不足コストはタイガをLV1にして確保する!」
タイガ LV2→LV1(コア3→2)
フィールドから炎が吹き出し、その中から武将の鎧をまとった闘牛のような姿をしたスピリット、戦国覇王ギュウモンジが召喚された。
戦国覇王ギュウモンジ
スピリット
8(4)/赤/主君・皇獣
<1>Lv1 7000 <3>Lv2 12000 <4>Lv3 15000
【Sバースト:相手の『このスピリット/ブレイヴの召喚時』発揮後】
BP合計20000まで相手のスピリットを好きなだけ破壊する。
この効果発揮後、このスピリットカードをコストを支払わずに召喚する。
Lv2・Lv3『このスピリットのアタック時』
BP15000以下の相手のスピリット1体を破壊する。
このスピリットに[ソウルコア]が置かれているとき、この効果でスピリットを破壊したら、さらに、相手のライフのコア1個を相手のリザーブに置く。
シンボル:赤
「な、何だよあれ!」
「Sバースト・・・!【起動】と呼ばれる効果を持つスピリットによって即座に発揮が可能なバーストだ。だがSバーストは数あるバトスピのカードの中でも数少ない枚数しかない。しかもあのギュウモンジはXレア・・・、あんなものを隠し持ってやがったのか!」
「それにまずいよ、光輝さんのブロッカーは0!恭賀さんはギュウモンジに加えて3体のアタッカーがいる!」
「光輝さんのライフは残り3!このままじゃ負けちゃう!」
「タイガのアタックはまだ続いているぞ!さぁどうする!」
「くっ!ライフだ!」
光輝 ライフ 3→2
「まだ負ける訳にはいかない!ライフ減少によりバースト発動!絶甲氷盾だ!」
「白のカード!」
絶甲氷盾
マジック
4(1)/白
【バースト:自分のライフ減少後】
ボイドからコア1個を自分のライフに置く。
その後コストを支払うことで、このカードのフラッシュ効果を発揮する。
フラッシュ:
このバトルが終了したとき、アタックステップを終了する。
「バースト効果によりライフを1つ回復(ライフ2→3)!さらにコストを支払いフラッシュ効果発揮!アタックステップはここまでだ!」
「今度はそっちが防いだか。ターンエンドだ」
「な、何とか凌いだ・・・」
「だが、光輝のスピリットは0。このままじゃマズイぞ」
恭賀 ライフ2
フィールド
スピリット
戦国覇王ギュウモンジ LV1(コア1)
虎の子タイガ LV1 (コア2)
ヤイバード LV1(コア1)
〜ターン7〜
「コアステップ、ドローステップ、リフレッシュステップ、メインステップ」
手札を見るが、この手札では恭賀を倒せない。
「ブレイドラとライト・ブレイドラをLV1で召喚。マジック、双翼乱舞を使用!デッキから2枚ドローする!」
(手札4→3)
(リザーブ11→7)
(トラッシュ0→2)
双翼乱舞
マジック
4(2)/赤
【バースト:相手の『このスピリット/ブレイヴの召喚時』発揮後】
自分はデッキから2枚ドローする。
その後コストを支払うことで、このカードのメイン効果を発揮する。
メイン:
自分はデッキから2枚ドローする。
新たに引いたカードを見るがダメだ。これではこのターンはブロッカーを出すしかない。
「カグツチ・ドラグーンをLV2で召喚。バーストをセットしてターンエンドだ」
(手札3→1)
(リザーブ7→2)
(トラッシュ2→4)
カグツチ・ドラグーン
スピリット
4(2)/赤/古竜
<1>Lv1 3000 <3>Lv2 6000
Lv1・Lv2『このスピリットのアタック時』
自分はデッキから1枚ドローする。
Lv2【激突】『このスピリットのアタック時』
相手は可能ならばスピリットでブロックする。ただし、アルティメットでブロックしてもよい。
シンボル:赤
「アタックしないでターンエンド?」
「相手のブロッカーは2体、スピリット3体じゃライフを削りきれないからな」
光輝 ライフ3
フィールド
スピリット
ブレイドラ LV1 (コア1)
ライト・ブレイドラ LV1(コア1)
カグツチ・ドラグーン LV2(コア3)
〜ターン8〜
「コアステップ、ドローステップ、リフレッシュステップ、メインステップ。さぁて、仕上げにかかるとするかね!タイガとギュウモンジをLV3にアップしてヤイバードを召喚」
ギュウモンジ LV1→LV3(コア3 Sコア)
タイガ LV1→LV3(コア4)
(手札4→3)
(リザーブ4→2)
(トラッシュ0→1)
「アタックステップ!行けギュウモンジ!アタック時効果発揮!相手のBP15000以下のスピリット1体を破壊する!消えろ、カグツチ・ドラグーン!」
ギュウモンジの頭部から、カグツチ・ドラグーンめがけて炎が放たれる。カグツチ・ドラグーンはそのまま炎に焼かれて破壊されてしまう。
「どうだギュウモンジの力は!だがこれで終わりじゃないぜ?さらにこの効果で相手スピリットを破壊した時、ギュウモンジにソウルコアが置かれていればライフを1つ破壊するのさ!」
「何!?」
ギュウモンジが今度は俺めがけて炎を放ち、ライフを砕く。
光輝 ライフ 3→2
「くっ!ホントに強いな恭賀、もう俺の手札には打つ手がない。だが俺は諦めない!スピリット破壊によりバースト発動!双光気弾!」
双光気弾
マジック(制限1カード)
3(1)/赤
【バースト:相手による自分のスピリット破壊後】
自分はデッキから2枚ドローする。
その後コストを支払うことで、このカードのフラッシュ効果を発揮する。
フラッシュ:
相手の合体スピリットのブレイヴ1つを破壊する。
または、相手のネクサス1つを破壊する。
「バースト効果により、デッキから2枚のカードをドローする!!」
俺はデッキの上に手を置く。これが俺の最後のチャンスだ。
「(俺にはもう後がない。このドローで恭賀のアタックを止めるカードが来なければ、フルアタックで俺の負けだ。だが、諦める訳にはいかない!俺のカード達、頼む!力を貸してくれ!!)ドロー!!」
(手札1→3)
俺は2枚のカードをドローし、恐る恐る引いたカードを見る。
「・・・・・・・・!!」
引いたカードの中に、勝利の1枚があった。
「お前が来てくれたか!行くぞ恭賀!!フラッシュタイミング!マジック、救世神撃覇!!」
(手札3→2)
(リザーブ6→4)
救世神撃覇
マジック
4(3)/赤
【バースト:自分のライフ減少後】
BP合計6000まで相手のスピリットを好きなだけ破壊する。
その後コストを支払うことで、このカードのフラッシュ効果を発揮する。
フラッシュ:
自分はデッキから1枚ドローする。
その後、自分の手札にあるバースト効果を持つカード1枚をセットできる。
「救世神撃覇の効果で1枚ドロー!そして、バーストセットだ!!」
「バースト!」
「いったい何をセットしたんだ?」
「最後の悪足掻きか、嫌いじゃねぇぜ!だがこのターンで終わりだ!行けギュウモンジ!」
「ライフで受ける!!」
光輝 ライフ 2→1
ギュウモンジが俺に突進し、ライフを砕く。だが、これで条件は満たした!!
「行くぞ恭賀!ライフ減少によりバースト発動だ!!」
バーストを開くと、タイガとヤイバードの上空に蒼い炎に包まれた剣が現れる。
「自分のライフが3以下の時、自分フィールドの赤のスピリット1体につき相手のBP6000以下のスピリット1体を破壊する!!俺の場には2体の赤のスピリットがいる!更にライト・ブレイドラの【強化】によりBP破壊上限を1000プラス!7000以下のスピリットを破壊する!!ヤイバードと虎の子タイガを破壊!!」
「何だと!?」
ヤイバードと虎の子タイガが剣に貫かれ、破壊される。
「効果発揮後、このスピリットをコストを支払わず召喚する!天空を切り裂く蒼炎の剣!黒き覇王よ!王者の力を示す時だ!天剣の覇王ジーク・スサノ・フリード!!LV3で召喚!!」
天空から8つの剣がフィールドに円を描くように降り注ぎ、中心から炎とともに黒い体に巨大な剣を構えたスピリット、ジーク・スサノ・フリードが出現する。
天剣の覇王ジーク・スサノ・フリード
スピリット
9(3)/赤/覇皇・古竜
<1>Lv1 6000 <3>Lv2 10000 <5>Lv3 15000 <7>Lv4 20000
【バースト:自分のライフ減少後】
自分のライフが3以下のとき、自分の赤のスピリット1体につき、BP6000以下の相手のスピリット1体を破壊する。
この効果発揮後、このスピリットカードを召喚する。
Lv2・Lv3・Lv4 『このスピリットのアタック時』
このスピリットをBP+10000する。
Lv3・Lv4
自分のバーストをセットしている間、
このスピリットに赤のシンボル1つを追加する。
シンボル:赤
「あれは!?」
「天剣の覇王ジーク・スサノ・フリード!?」
「光輝の奴、土壇場でヤマトに続くキースピリットを引きやがった!!」
慎吾の言う通り、ジーク・スサノ・フリードはヤマトに続く俺の第2のキースピリットとも言える存在だ。
「チィ!ターンエンドだ!」
恭賀は苛立ちながらターンエンドを宣言した。
恭賀 ライフ2
フィールド
スピリット
戦国覇王ギュウモンジ LV3(コア3 Sコア)
ヤイバード LV(コア1)
〜ターン9〜
「コアステップ、ドローステップ、リフレッシュステップ、メインステップ!バーストをセット(手札3→2)!さらにカグツチ・ドラグーンをLV2召喚!アタックステップ、カグツチ・ドラグーンでアタック!アタック時効果で1枚ドロー!(手札2→3)更にLV2からの効果【激突】発揮!相手は可能ならスピリットで必ずブロックする!」
「まだだぁ!フラッシュタイミング!サジッタフレイム!BP5000まで相手スピリットを好きな数破壊する!!ブレイドラとライト・ブレイドラを破壊だ!!」
(手札3→2)
(リザーブ7→4)
サジッタフレイム
マジック
5(赤2青1)/赤
フラッシュ:
BP合計5000まで相手のスピリットを好きなだけ破壊する。
または、相手のネクサス1つを破壊する。
空から炎の矢が降り注ぎ、ブレイドラとライト・ブレイドラを破壊する。
「あぁ!また破壊された!」
「これじゃあライフを削りきれない!」
「心配いらないさ、ジーク・スサノ・フリードがいればな!」
カグツチ・ドラグーンがヤイバードと激突し、口から炎を出しヤイバードを破壊する。
「これでお前のアタッカーはスサノ・フリードだけ。俺のライフは2つ、このターンは凌いだぜ「それはどうかな?」何!?」
「ジーク・スサノ・フリードのLV3、4の効果!自分のバーストがセットされている時、このスピリットに赤のシンボル1つを追加する!よってダブルシンボルだ!!」
「なっ、ダブルシンボルだとぉ!!?」
ダブルシンボルであることは、一度のアタックで相手のライフを2つ破壊できるということだ。
「これで決まりだ!天剣の覇王ジーク・スサノ・フリードでアタックだ!!」
ジーク・スサノ・フリードが剣に蒼い炎を纏わせ、恭賀の残り2つのライフを切り裂く。
恭賀 ライフ 2→0
「うおおぉぉぉ!!」
・
「「「「ワアァァァァァ!!」」」」
バトルの決着がつき、周りから歓声が沸き上がる。
「光輝が勝ったぁ〜!」
「やったぜ!」
「今回のバトルは本当にギリギリだったな・・・。大したやつだ」
太陽君達も俺の勝利を喜んでくれている。俺は勝負を決めてくれたジーク・スサノ・フリードのカードを手に取る。
「あの時双光気弾の効果でコイツを引けなかったら、俺が負けていた。恭賀!お前本当に強かったよ!」
「チッ、まさかギュウモンジまで出したってのに負けちまうとはな。お前の勝ちだ赤宮光輝、完敗だ」
「いや、俺はまだお前のギュウモンジを倒せていない。だから次戦うときは必ずギュウモンジを倒して勝利を掴むからな!」
「次か、俺に勝ったってのに随分と強欲じゃねぇか。まぁいいぜ!俺も負けっぱなしはゴメンだ。次に戦う時は俺が勝つ!」
「あぁ!望むところだ!」
俺と恭賀はそう誓い、拳を合わせる。その後恭賀は何処かへと立ち去っていった。
「やったな光輝!」
「すごいバトルだったよ!」
「S級バトラー同士のバトルってあんなに凄いのね!」
「僕も手に汗握ったよ!」
太陽君達が俺に寄ってくる。彼等もずっと俺を応援してくれていたんだ、感謝しないとな。
「俺もあんなスゲェバトル見たの久しぶりだぜ。お前がチャンピオンシップに出場してた時以来だな」
慎吾が俺に言う。俺もあのバトルはよく勝てたと思っている。
「えっ!?光輝ってチャンピオンシップに出たことがあるのか!?」
「あぁあるよ、何回かね」
「何言ってんだよ。3年前のチャンピオンシップでは優勝した癖に」
「「「「えぇぇぇぇぇぇぇ!??」」」」
慎吾がそう言うと、知らなかったようで太陽君達が驚いている。
「チャンピオンシップで優勝!?だからあんなに強いのか!」
「アハハ、まぁね。あの時は本当に嬉しかったな」
「3年前ってことは、もしかして去年と2年前も?」
「いや、2年前の時は優勝したからいいかなって思って参加しなかったんだ。それにその時は、一度頂点に立ったからバトスピに対する熱意が少し薄れてたんだ。でも父さん達が発明した3Dバトルシステムの影響で全国に強豪バトラーが沢山現れて、俺も父さん達が作ってくれた3Dバトルによって行われるバトルでもう一度頂点に立ちたいと思ったんだ」
「そうなんだ。じゃあ去年のチャンピオンシップには出場したのか?」
「あぁ。去年は参加して、決勝大会まで行ったんだ」
「決勝大会まで?そこで負けちゃったの?」
「いや・・・、去年はそこで棄権しちゃったんだ」
「えっ、棄権!?どうして?」
「それは・・・「あっ、もう昼だ!早くしないと店が混んじゃうな。太陽君達も後から光輝とバトルすんだろ?一緒に来いよ、おごってやるからさ」
「ホントに!?やった!」
「ありがとう慎吾さん!」
「早く行こう、僕腹ペコだよぉ!」
「私アイスも食べたいな!」
慎吾の言葉を聞き、太陽君達は公園の出口へ歩き出す。
「慎吾、お前・・・」
「気にすんな。あの時のことはあまり言いたくないだろ?」
「すまない・・・」
「だから気にすんなって。ほら、太陽君達が先に行っちまうから俺達も行こうぜ」
「あぁ」
慎吾にそう促され、俺達も歩き出す。
「あっ、太陽君達の分お前も出せよ」
「・・・分かってるよ」
そういうところはしっかりしてるよなお前は。
・
あれから夕方になるまで太陽君と何度もバトルし、明日もショップで会う約束をして家に帰った。裕香と一緒に調理をし夕食を済ませた俺は、リビングでデッキを広げ恭賀とのバトルを思い出す。
「恭賀は強敵だったな。特にSバーストを持つギュウモンジは厄介だったし、まだギュウモンジを倒せていない。少しデッキ調整しようかな」
しばらくデッキを眺めていると、可愛らしいパジャマを着た裕香が俺の隣に座ってきた。
「あれ?どうしたのデッキ広げて」
「あぁ、今日すごく強いバトラーと戦ってな。俺と同じ赤属性使いのS級バトラーだったよ」
「ホントに?勝ったの?負けたの?」
「ギリギリだったけど、なんとか勝ったよ」
「そうなんだ、やっぱりお兄ちゃんは強いんだね!」
そう言って裕香は俺に可愛らしい笑顔を見せる。兄の俺から見ても、この笑顔は純粋に可愛いと思う。
「ただ完全には勝っていないけどな」
「どういうこと?」
「キースピリットを倒せなかったんだ。俺にとってはキースピリットを倒して勝利することが、本当の勝利だからな」
「変わらないね、それ」
「まあな。チャンピオンシップでも充分決勝大会までいける強さだったよ。俺ももっと強くならないとな」
俺がそう言うと、裕香は悲しそうな顔をして俯いてしまう。
「裕香?どうしたんだ?」
「・・・ゴメンお兄ちゃん。去年のチャンピオンシップ、私のせいで・・・」
「・・・何度も言っただろ?あれはお前のせいじゃない。気にすることないさ」
「でも・・・」
俺は今にも泣きそうな顔をする裕香の頭を優しく撫でてやる。
「大丈夫だ、俺はお前を責めてなんていない。だからそんな顔するな」
「うん・・・」
そうだ。去年のあの出来事は裕香のせいなんかじゃない。もしそれが裕香のせいだと言うのなら、俺にも責任がある。この子が責任を負う必要なんてないんだ。
「・・・ねぇお兄ちゃん」
「ん?」
「今日も一緒に寝てもいい?」
「はい?」
いきなり何言い出すんだこの妹は。しかも昨日一緒に寝たばかりじゃないか。
「いや・・・裕香、いい加減それは・・・。それに昨日一緒に寝ただろ?」
「・・・ダメ?」
「うっ!」
俺が拒否しようとすると、裕香は上目遣いで俺を見上げる。甘やかしてはいけないと思いつつも、この表情に俺は弱いのだ。
「はぁ・・・分かったよ。でもそろそろ兄からは卒業しないとダメだぞ?」
「うん」
俺が許可すると、裕香は嬉しそうに返事をした。この調子じゃ兄離れは程遠いな。
・
「ほら、おいで」
俺は先にベッドに入り、布団をあげて裕香に来るよう促す。裕香が俺の隣に入り込むと布団を掛け俺も横になる。するとすぐに裕香は俺に甘えるように擦り寄って来たので、俺は裕香の背に両手を回して抱き寄せ、背中を優しくポン、ポンと叩く。裕香が小さかった頃から俺はよくこうして寝かしつけてきた。始めてものの数分で、裕香はゆっくりと目を閉じて意識を手放していく。
「おやすみ、裕香」
「おやすみ・・・お兄ちゃん・・・」
その後すぐに寝息が聞こえ、裕香が眠りについたことを確認する。俺の腕の中で気持ちよさそうに眠っている妹は、さっきまで泣きそうなくらい悲しい顔をしていたとは思えない。
「チャンピオンシップか・・・」
俺はそう呟くと、瞼を閉じて眠りについた。
如何でしたでしょうか?最後がちょっと妹とのイチャイチャになってしまいましたが・・・。
次回はヒロインを登場させたいと思います!