こんなに時間かかるとは思ってなかったんです(←理解してるのに見苦しい言い訳する屑の鏡)
とりあえず、メリークリスマス。
4話:夢のち起床。時々報告
夢……否。これは
だからこれは、私の
相対するは、最後の敵。
“アイツ”は圧倒的に強かったが、私たちは怯むこともなく戦った。だが、それでも実力の差は大きく、やられるのは時間の問題だった。
そこで、
『行こう。デクちゃん』
『私と共に!沈めええええええ!!』
『この一撃に、全てを賭ける!!』
『ボクが出来るのはこれだけです…!』
4人が逝った。
『巨神召喚』
『爆熱ランスドライバー』
『天地断ち』
『アースブレイカー』
このそれぞれの奥義を使って、自爆特攻をしたのだ。
それで起きた事といえば、“アイツ”が第二形態になっただけ。そして絶望する暇もなかった。
『今逝くよ。お兄ちゃん』
『あの人みたいに、なれたかな……』
『貫けえええええええ!!』
『これが私の、全力全開!』
『サクリファイス』
『インドラの炎』
『オーディンの怒り』
『ジエンドオブワールド』
皆が皆、自分の命を使って、“アイツ”を倒す為に死んでいった。
私は一人残され、“アイツ”は第三形態を通り越して、第一形態になっていた。
私は絶望した。だが呆けている暇はなかった。“アイツ”を倒さねば、皆が報われないから。
私は最後に、死ぬ覚悟をした。
戦った時間は憶えてない。数分……或いは数ヶ月か。
やがて血塗れになり、傷だらけになりながらも“アイツ”を倒した私は、もう私以外に
だから、
『願えええええええ!!』
願った。
______
目が覚める。
辺りは真っ暗で、夜だということが分かる。
たしか私は……そうだ、医務室で倒れたんだった。
……何か、夢を見ていたような気がする。
ふと、閉まったカーテンの向こう側に、気配を感じた。
生気の無い気配…まさか、
「レイブンさん?」
「!…起きてしまったか」
当たりだ。
「何故、ここに?」
「君が倒れたって聞いてね…」
「そうですか…」
「………」
「一年ぶり、ですね」
「…そうだね」
「………」
「………」
沈黙が流れる。
ヨリトモさん、ユウマ、レイブンさんとは、実に一年ぶりに会ったことになる。
一年前に何があったかといえば、
昨年三月に、祖父母が死んだ。死因は老衰、つまり寿命だった。
狩る者としての力を持っていた二人は、50を過ぎてもまだまだ若く、20代程度の容姿だったらしい。ちなみに母もその時に産まれたそうだ。
だがしかし、そんな二人も還暦を迎えると、急速に衰弱し、老いていったらしい。
そしてその20年後、私が産まれ、私の15歳の誕生日に双剣・零式を遺し、翌月三月に亡くなった。
その後、葬式や高校入学でドタバタし、高校での寮生活で、三人に会う機会が取れなかったのが、事の顛末である。
「そういえば、どのくらい私は寝てましたか?」
「…30時間くらいだね」
私が眠っていた時間を尋ねると、思ったよりも長いことを知る。
30時間。やはり、奥義の反動にはまだ耐えられませんか。これからも精進せねば。
…おや。
「もう行くんですか?」
「ああ。そろそろお暇させてもらうよ」
「分かりました。それではまた」
「うん。…また会おう!キッズよ!」
そう言って、最初から最後まで顔を会わせることなく、医務室から去って行った。
…ふふ。キッズですか……これでも、あなたの半分は生きているんですよ。
さて、筋トレしますか。
________
『……では、ムツミが【
「そうです」
『そうか……ムツミの映像はあるな?』
「はい」
『送ってくれ。こっちで詳しく解析しよう』
「了解しました。しかし何故ムツミがあれを…」
『そうだな……そもそも、『乱れ散々桜』は
「ですが、ムツミは一刀でした」
『その辺はまたおいおい探っていけば良かろう。
もう報告はいいぞ』
「では。失礼します」
________
翌朝。
最後に目を覚ましたのは、どうやら私だったようで、今は診察を受けている真っ最中。
「うーむ…
信じられん。切れていた筋肉が全て治っている…」
実は私が医務室で倒れた時、慌てて診察したところ、全身の筋肉という筋肉がズタズタだったそうだが、昨夜筋トレできたことを鑑みれば、なんの問題も無いようだ。
ちなみに筋トレのメニューだが、腹筋、スクワット、腕立て伏せを各百回。
ランニング10kmだけは、室内ではできないので断念した。
「…もう、大丈夫でしょう」
「ほっ!
オオゴトじゃなくてよかったよー!」
「しっかし、外傷はないのに何故、全身の筋肉が断裂してたのかしら…」
「そうだね…
まあ、戦って分かったと思うけど、現実の世界で戦うのってやっぱりゲームとは違うんだよ。
人の命や、想いを背負う。それは重くて、怖くて…ツラいものだよ」
「重々承知してます」
それを四回もすれば、慣れもするというものです。
「うん。
だけどみんなを救うためには、ドラゴンクロニクルを解明するしかない。
だからこそアリーたちに、キミの…狩る者の力を、貸して欲しいんだ」
「気持ちが固まったら、3Fの会議フロアまで来て。
待ってるわよ、ムツミ」
そう言い残して、ジュリエッタとアリーが退室した。
その後も診察は続き、最終的に、医務員___ホリィという名前だ___に問題無いと通告される。
診察も終わったので、隣のベットに居るというミオの様子を伺うと、いきなり驚かれた。
「あ…あの、ムツミ、もう…大丈夫なの?」
「ええ。元気百倍、です」
「よかった…」
どうやら、心配してくれていたようです。
まあ、人が一日中眠っていたら、普通は心配します。
その時、ドアが開く音が鳴り、そちらの方へ振り向くと、ヒメノとカナエが部屋に入ってきたところだった。
「ムツミ、大丈夫なのか?」
「問題ありません」
「もう、シンパイしたんだから…!」
「ふふ。ありがとう、カナエ」
そうやって、二人と言葉を交わしていると唐突に、ミオが話しかけてきた。
「あのさ…」
「ミオ?」
「…ムツミは、やっぱり、あの計画に協力するの?」
そう聞いてくるミオ。胸中には、まだドラゴンの恐怖が残っているのか、手が震えているのが分かる。
あの計画とはおそらく『code:VFD』のことだろう。それに対する答えならば、
「イエスです。
ですが、死ぬつもりはありません」
「…本当?」
「本当ですよ。
だって、死んだらミオに会えないじゃないですか」
「ふふっ、何それ…
なんだかムツミらしいや」
クスクスと笑うミオ。
少しして、笑いが収まる。
「ありがとう、ムツミ。なんだか勇気付けられちゃった。
それと一昨日も、ありがとね。助けてくれて。
わたし、まだ怖いけど、絶対、 あなたの傍に立って見せるから…!
それじゃあまたね。ムツミ」
そんな嬉しい言葉を言って去ったミオの手は、もう震えてはいなかった。
『
最終決戦。
想像してるメンバーは作者の一周目のメンバー。
『サクリファイス』だけ奥義じゃないのはご愛嬌。だって回復する奥義だし。誂えたかのように自爆技あったし。
『レイブンさん邂逅シーン』
祖父母が13班なので必然的に知り合いに。
原作で描写だけだった夜のシーンに「何かあったのかなあ」的な思い付きが湧いたから書いたシーン。
『謎の会話』
ぶっちゃけヒメノの報告。相手はアクツ。
『怪我の内容』
原作との違いは外傷か内傷かの違い。
怪我の理由は奥義の反動。ムツミのレベルは25程度なので、奥義を使うにはまだ弱い(ステータスが低いとは言ってない)
『筋トレメニュー』
伝説のワンパンマン、サイタマ先生の強さの秘密。
あの世界の強さに表すとこうなる。
雑魚ドラゴン→災害レベル虎
帝竜→災害レベル鬼。一部竜
真竜→災害レベル神
狩る者→ボロスさんの十分の一
S級→Sランク下位
『元気百倍』
○ン○ン○ン!
ワンパンマン入れたんだから入れなきゃ(使命感)
『ミオとの会話シーン』
ミオの魂には、欠片とも言えない様な小さな“モノ”が残っている。それを無意識下で認識したからこそあの反応、そして「ムツミらしい」というセリフである。