天使が裁く!   作:らんらんタワー

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サリエル「どうも皆さん。前回は私の帝具入手についての過去を聞いてくれてありがとう。今回からは帝国の将軍として行動している現在の私の話になるから一気に話が変わるけどごめんね」
らんらん「などと容疑者は供述しており作者側として・・(ちょ、サリエルさん光の剣は洒落にならないから!)」ドガバキゴキドンガラガッシャーン





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第二話 

「はぁ・・・・」

 

帝都にいくつもある路地裏にいる少女はため息を漏らす。

彼女の姿は十人中8人は振り向くほど綺麗である、どちらかと言うと可愛いか。

髪は絹のようにさらさらしており、風で靡くたびに金色の髪は暗い路地裏に光をもたらすようだ。

服装は何にも染まっていないような白のワンピースで、体型は胸は絶壁、15歳にしてはいささか細すぎるのではないかと疑われるほどの体の細さ。

顔も整っており一般人から見れば美少女のカテゴリーに当てはまる。

しかし何故そんな一見見ればか弱そうな少女がこんな路地裏にいるのかと言うと・・・。

 

「死刑囚ルジャルナ。あなたは獄中に入る前に3人も罪もない民を殺し、脱獄後も2人を殺害。よってここで刑を執行します」

 

「はっ!お嬢ちゃんみたいな子に何が出来る!!!」

 

少女の2倍ほどある大男が腕を振り上げて少女に殴りかかる。

しかし男の目の前にいた少女がいきなり目の前から消えた。

 

「・・人を見た目で判断すると痛い目に遭いますよ」

 

「なっ!?」

 

男が驚くのも無理はない。目の前から少女が消えたと思ったらいつの間にか自分の後ろに回りこんでいたのだから。

 

「苦しまないように1撃で仕留めてあげましょう」

 

そう言うと彼女の左手に光り輝く槍が現れる。

男は咄嗟にそれを避けようとするがもう遅い。

彼女は槍を男の心臓に突き刺し、今度は右手に槍と同じように光り輝く剣を出して男の首を落す。

首を失った男の体は血を噴き出しながら倒れる。

そして男の首を落とした少女は・・。

 

「うわっ、せっかく買った新しい服が血まみれに・・・」

 

男から噴き出た血で彼女の全身は真っ赤に染まっていた。

もちろん真っ白なワンピースも例外ではない。

一般人が見たら卒倒ものである。

 

「トライ~、どうにかこの血を流せない?」

 

『厳しいな、第一主の中では様々なことをタイプ変更無しで使えるのはまだ主の技量に当てはまらないから使えないぞ』

 

「え~じゃあこのまま宮殿に戻れって事?」

 

『そうなるな、まあ主がそのままの姿で歩いていてもあの異名がさらに決定的になるだけだろうに』

 

「私はあの異名嫌だよ!?何さ!革命側には”血濡れの天使”とか言われてるし、帝国側からは私の名前が天使と同じだからって”神の代行者”なんて呼ばれる側の気持ちにもなってほしいのよ!」

 

『我としてはこの帝具を作った理由のひとつに当てはまるから”神の代行者”と言う名前は気に入っているんだがな』

 

「そんなこと言われてもねぇ・・・、私だって好きで人殺しをしているわけじゃないんだけど、まあいいやさっさと宮殿に戻らないと」

 

「(そういえばトライが作られた理由のひとつってなんだろう?)」

 

 

 

―――――――――――――――少女移動中―――――――――――――――

 

 

 

歩き始めてから大体30分くらい経った今、サリエルは兵舎の前を通りかかった。

すると兵舎の中から大きな音が聞こえてきた。

最近は入隊希望者が多くて大変だと言うことを聞いた事があるなとサリエルは思った。

しかし基本は荒事に発展するようなことはないはず。

不思議に思った彼女は兵舎の扉を開けた。

 

中には受付の担当者だろうか黒い軍服を着た中年の男と、多くの入隊希望者がいたがその中でも特に目立っていた少年がいた。

見ると少年は机に手を置いていたため、さっきの音は机を叩いた音だったのかと彼女は気づいた。

しかし問題はその少年の行動だ。少年はいきなり鞘から剣を抜こうとしてたのだ。

これは危険だと判断したサリエルは光の剣を生み出して目にもと留まらぬ速さで少年の近くに行き、少年に話しかけながら首元に剣を突きつける。

 

「少年、手荒な真似はしたくないんだよね。剣を抜くのをやめてくれない?」

 

「へっ・・・?」

 

「全身真っ赤で光の剣・・・、はっ!サリエル将軍!?何故このようなところに!?」

 

中年の男は慌てながらも立ち上がり敬礼をする。

 

「宮殿に戻る途中にここから大きな音が聞こえてきたから確認しにね」

 

「あ、あのう・・・、誰ですか?」

 

「ん?ああ少年、自己紹介が遅れたね。私の名前はサリエル・ディレイニー、ちょっと今は諸事情こんな姿になっているけどよろしく」

 

おっとこれ以上の長居は無用かな、さっさと帰って血を洗い流さないと。

そういえばあの子よくよく考えてみれば主人公のタツミだったね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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